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春の健康診断に備えてお家でできるチェック項目12
3月に入り、暖かい日も増えてきて、お散歩の楽しい季節ですね。
みんなはお散歩道に小さな春をもう見つけたかな?
春風に乗ってそろそろ健康診断のお知らせが届く頃ですね。
「もうすぐだね」の子も多いかもしれません。
今回は「健康診断前にお家でチェックする項目」をまとめました。
日頃気になっていることを少しメモしておいて、
健康診断のときに獣医さんに伝えて説明を受けることで、
安心につながることも多いと思います。
そして、「日頃の様子を記録として伝えること」で
以前との変化や小さなサインに気づきやすくなります。
健康診断が、「意義の多いもの」「不安解決の場」になるように
今回は「お家でできるチェック項目」を一覧にしました。
準備万端で、みんなの健康診断が良い結果になあれ…そんな願いを込めて。
お家でできるチェック項目一覧
1. 安静時の呼吸数
2. 飲水量
3. 食欲の変化
4. 排尿(色・量・回数)
5. 排便(色・形・におい)
6. 歩き方・動き方(疲れやすさ・ふらつき)
7. 皮膚・被毛の状態
8. 体重の変化
9. お口のにおい・よだれ・食べ方の変化
10. 目の状態(涙・充血・白さ)
11. 耳の状態(におい・かゆみ・汚れ)
12. 行動の変化(元気・落ち着き・睡眠)
以上の12項目の正常値と「はかり方」「なぜ必要なのか」
「どんな病気につながるのか」などを、以下の表にまとめました。
健康診断前にお家でチェックすべき12項目
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チェック項目と正常値
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はかり方・必要な理由と関連する可能性のある病気
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安静時の呼吸数
• 小型犬:15〜30回/分 • 大型犬:10〜30回/分
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- 寝ているときやリラックスしているときに測ります。(ハァハァしているときは測定不可)
- 胸・お腹の上下運動を 1回で1呼吸 とカウントし1分間数えます。(20秒x3 または30秒×2でもOK)
- 呼吸のリズムが乱れていないかも観察してください。
- 呼吸は心臓と肺の状態を反映しやすく変化が出やすいので、心臓や呼吸のトラブルの早期発見につながります。
- 1分間に40回を超えたり、ハァハァと口呼吸をしていたり、胸が大きく上下するなどの異常がある場合は、念のため早めに獣医さんに相談を。
- 関連する可能性のある病気:心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)、肺水腫、肺炎、気管虚脱、アレルギー
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飲水量
• 体重1kgあたり40-60ml/day
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- 1日を通して1回の給水で済む場合は、朝決まった量のお水を器に入れてあげて、翌朝、残量を計ります。
- 途中で足す場合も大丈夫です。途中でお水を足す場合は、足した量との合計量から残量を引きます。
- 多頭飼いの場合は難しいかもしれませんが、個別に測れるように工夫(別の部屋・別のボウルなど)して計ってあげて下さいね。
- 腎臓・ホルモン・代謝の異常がある場合はお水を飲む量が増えることもあるため、1日に飲むお水の量をチェックすることは大切です。
- 特にシニアさんになると代謝や内臓機能が低下するためとても大事なチェックポイントとなります。
- 関連する可能性のある病気:腎臓病、糖尿病、クッシング症候群、子宮蓄膿症、高カルシウム血症
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食欲の変化
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- 毎日の食欲をチェックしましょう。食欲は生命力の証で、全身の不調の最初のサインになります。食べるスピードの変化はないか、好きなものを残してないか、食べる量が増えた、または減った、食べ方が変わっていないか(片側だけで噛む、こぼすなどの変化)をチェックしてあげて下さい。
- 多頭飼いの場合は、ちょっと難しいかもしれませんが、個別に測れるように工夫(別の部屋・別のボウルなど)してください。
- 関連する可能性のある病気:胃腸炎、歯の痛み、腎臓病、肝臓病、膵炎、ホルモン異常
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おしっこの色・量・回数
• 色:薄い黄色〜透明 • 回数:1日3-5回
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- おしっこの色は朝の尿が一番分かりやすいので、できれば朝起きてすぐにトイレシートにしみ込む前の色をチェックしましょう!
- 量や回数は「いつもより多い、少ない」で大丈夫ですが、シニアさんで腎臓病や心臓病のある子は飲水量とのバランスも大切な段階もあるので、ペットシートでしている子は排泄前のペットシートの重さと排泄後の重さの差を計ります。
- おしっこの色や量、回数は、腎臓・膀胱・ホルモンの状態が反映されます。外で排泄する子は色が確認しづらいので、特に注意が必要です。外でしかしない大型犬の子の場合、お散歩にペットシートを持参し、しそうな時に素早く敷いて、色や量を確認すると良いです。
- 関連する可能性のある病気:膀胱炎、尿石症、腎臓病、糖尿病、クッシング症候群
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うんちの色・量・回数
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- うんちの色や量、回数は、消化器から毎日届く最もわかりやすいメッセージです。
- コロンとした茶色いうんちが1日1-3回出るのが目安です。
- 出たうんちに未消化物がないかもチェックすることで、お食事の見直しのきっかけにもなります。
- 関連する可能性のある病気:腸炎、寄生虫、食物アレルギー、膵外分泌不全、消化不良
うんちくんの状態による病気との関係については以下を読んでね!
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歩き方・走り方・動き方
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- 歩き方などの動作の観察は、痛み・関節・神経の異常の早期発見につながります。散歩中の疲れやすさ、段差や階段を避けがちか、立ち上がりに時間がかかっていないか、立ち上がるときに踏ん張っていないか、歩き方が左右で違わないかなど、お散歩の時だけでなく日常の動きもよく見てあげてね。
- シニアさんになってソファに飛び乗れなくなったりした場合も「年齢のせい」と思わずに、検診の時に獣医さんに伝えてみてくださいね。
- 関連する可能性のある病気:関節炎、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼、心臓病、筋力低下
関節の問題や筋肉強化の記事も読んでね!
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皮膚・被毛
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- 皮膚や被毛の状態は、ホルモンバランスや栄養状態、アレルギーの有無などを教えてくれる大切なサインです。
- かゆみのある子はかゆがる回数、フケの量、毛のベタつき・パサつきなども併せてチェックしてあげて下さい。
- 毎日のブラッシングでは、抜け毛が増えていないか、皮膚のただれや発赤はないか、ノミやダニに噛まれた跡がないかなど、注意深く見てあげて下さいね。
- 肉球のチェックも忘れずに!乾燥によるひび割れがないか、異物を踏んでないかなど、毎日チェックしてあげましょう。
- 関連する可能性のある病気:アトピー、ノミダニ、甲状腺機能低下症、クッシング症候群、食物アレルギー
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体重の変化
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- 体重や体形は代謝・ホルモン・栄養状態が反映されます。食欲と合わせてチェックすることで病気との関連性も判断しやすくなります。
- 小型犬の場合は抱っこして体重計に乗ることで測れますが、普段から体重を計る習慣がない大きな子は見た目だけでは判断しにくいので、BCS(ボディコンディションスコア)でチェックします。身体を上から見て腰のくびれがゆるやかにあって引き締まっている感じで、肋骨部分を触ると薄い皮下脂肪に覆われて肋骨が触れるけど浮き出ていない状態が、理想的な形です。体重測定は月に1回くらいのチェックで十分です。
- 関連する可能性のある病気:甲状腺機能低下症、糖尿病、腎臓病、心臓病、クッシング症候群
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お口の匂い・よだれ・食べ方
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- お口の気になる匂いやよだれの増加、ご飯の食べ方は、お口の問題だけでなく、全身の病気のサインである場合があります。
- お口を開けなくても、鼻先に近づけたときのにおいで十分チェックできますので、毎日チェックしてね!
- よだれの量は増えてないか、ご飯を食べる時にいつもと違う食べ方をしていないか(片側だけで噛む、こぼすなど)、歯磨きのときの嫌がり方が変わっていないか、歯茎の色は普段と比べて変色していないか、ぐらついているはなないかも要チェックです。
- 関連する可能性のある病気:歯周病、口内炎、腎臓病(アンモニア臭)、糖尿病(甘いにおい)、肝臓病、胃腸の不調
できる範囲で毎日の歯磨き習慣をつけて、歯周病を予防しましょう!
美味しく歯磨き習慣にはデンタトリート、歯周病予防にはCoQ10
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お眼目の状態(涙・充血・白目)
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- 春は身体のバランスが変わりやすく、目のトラブルが出やすい季節と言われます。また、埃っぽい季節なので、お眼目の大きなシーズーちゃんやパグちゃんなどは時に注意が必要な季節です。
- 涙の量が増えていないか、目やにの色はどうか、白目に濁りがないか、充血していないかなど、毎日見つめあってチェックしてあげましょう。
- シニアさんの場合は核硬化症や白内障がないかなどもチェック。いつもと違う動きや、見えにくそうな様子がないかも見てあげて下さい。早めの気づきがとても大切です。
- 関連する可能性のある病気:結膜炎、ドライアイ、白内障、緑内障、アレルギー
お勉強室の白内障のページも読んでね!
埃っぽい季節は>ハーバルイアウォッシュもお勧めです。
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お耳の状態(匂い・痒み・汚れ)
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- 外耳炎は季節の変化で悪化しやすく、一度なると繰り返しやすいので、毎日のお耳チェックで匂いや汚れがないか見てあげてください。早めに気づいて、軽いうちにケアしてあげましょう。
- お耳の常在菌であるマラセチアは、湿気・温度・免疫の変化などでバランスを崩して増えることがあります。悪化して広がることもあるので、イースト臭には特に注意してください。頭を振る動作も、お耳の炎症が関係している場合があります。
- 関連する可能性のある病気:外耳炎、マラセチア、アレルギー、耳ダニ
お勉強室の外耳炎を防ごう!も読んでね!
外耳炎予防はハーブでケア!ハーバルイアウォッシュもお勧めです。
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行動の変化
(元気・落ち着き・睡眠)
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- 一緒に暮らしていると、ちょっとした変化にも気づきやすい反面、いつも同じだと思い込んでしまうと見逃してしまうサインもあります。
- 今日は少し元気がないかな? 落ち着きがない? 触れ合ったときの反応はどうかな? よく眠れている? 最近あまり活動的じゃない?そんな日常の小さな変化も気にかけて、気づいたことを少しメモしておくと安心です。
- 毎日の行動の変化には、痛み・不安・ストレス・認知機能の変化が反映されることもあります。特にシニアさんになると、体調や環境の変化が大きな問題につながることが増えてきます。小さな変化に気づいてあげることがとても大切です。。
- 関連する可能性のある病気:認知機能低下、痛み、ホルモン異常、ストレス、心臓病
お勉強室の認知症やシニアの変化ページも読んでね!
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春は肝臓と胆のうの値に注意してね!
「5エレメント=五行相生説」では、春は肝臓と胆のうがゆらぎやすい季節。
この時期に身体のバランスを整えておくことで、次の季節も元気に過ごせると言われています。
ホリスティックでは、季節ごとの臓器のつながりを大切にしながら、
全体のハーモニーを整えていきます。
そんな理由で、春は肝臓の数値が少し高く出ることもある季節。
結果が気になっても、まずはやさしく受け止めてあげてくださいね。
大切なのは、今回の結果をきっかけに、ゆっくり整えていくことです。
検査項目の見方や、検査データの読み方についてはこちらを参考にしてね!
(数詞は計測機によって多少変わりますので、
病院のデータに表記されている正常値をご参考になさってください)
もうすぐ春ですね~!
日本の春分の日は、こちらでは「Spring bigins」--春の始まり!
お花たちが咲き誇る美しい季節の幕開けです。
いつもCoっちゃんのお誕生日03/21が春の始まりだと思っていたのですが、
春分の日は03/20だったり03/21だったり、年によって変わるようです。
(今年は3/20が春の始まりの日です)
今回は健康診断前のチェック事項について考察しているうちに
昔、毎年来ていた「お知らせハガキ」をふと思い出しました。
今はデジタル時代で、テキストやWeb予約が主流ですが、
20年くらい前、チュ~ちゃんの時代は「お知らせハガキ」が届いていたんです。
その内容がとっても可愛いかったでここでご紹介!
「チュチュさんへ
今年も健康診断の予定が近づいてきました。
飼い主さんにお願いしてアポを取って連れてきてもらってください」
チュ~ちゃんに読んで聞かせると
「あ!それ無視してください!」って顔をしていたのも懐かしい思い出です。
もちろん強制的に連れていかれましたが・・・(笑)
うちの子たちはみんな「病院は大嫌い!」で車に乗った瞬間から震え始めていましたが
みんなはどうかな?病院が苦手な子は多いよね。
ちょっと頑張って、また1年、元気で過ごせる花丸をもらってきてね!
みんなの良い結果と可愛い笑顔のご報告を楽しみにしています。
Feb.2026
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