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  5. 春のお口ケアと匂いでわかる身体のサイン
 4月 14, 2026  PawPawClub, PawPawお勉強室

 
  スマホでは横にして見て頂くと読みやすいです 
 
 
  春のお口ケアと、匂いが教えてくれる身体のサイン
 
春爛漫、お花たちが咲き誇り、生命の息吹を感じる季節。
お散歩も楽しくエネルギーが満ち溢れる季節ですね。 
この季節は新陳代謝が盛んになる分、体調変化も起こりやすい季節とも言えます。
 
春の風が新しい気づきを運んでくれるように、
今月は「お口の匂い」という小さなサインに耳を澄ませてみたいと思います。
 
実は「匂い」は、体の内側の変化をいち早く教えてくれる大切なメッセージ。
 
ちょうど先日「A Dog's Journey」という映画を観ていたのですが、
その中でガン検知犬の訓練シーンがありました。
 
ガン検知犬が呼気から病気を見抜くように、
私たちの愛犬のお口の匂いにも、身体からの「そっとした声」が隠れています。
 
その小さな声に気づけるように、
どんな匂いがどんな変化につながるのかを一緒に見ていきましょう。
 
 
 
 
 自律神経が揺らぎやすい
 
春は寒暖差や気圧の変化が大きく、自律神経が乱れやすい季節。
自律神経が乱れると、唾液の量や胃腸の動きにも影響が出て、
お口の匂いが強くなることがあります。
 
 
 肝臓・胆のうががんばる季節
 
東洋医学では、春は「肝(かん)」の季節。
肝臓や胆のうが活発に働くことで、解毒や代謝が進む一方、
負担がかかると アンモニア臭のような匂い が出ることも。
 
 
 代謝が上がる=老廃物も増える
 
代謝が活発になると、体の中で生まれる老廃物も増えます。
その老廃物がうまく排泄されないと、
呼気やお口の匂いに“サイン”として現れることがあります。
 
 
 
 
  お口の匂いの種類でわかるサイン : 実際に我が子のお口をクンクンしながらチェックしてね

 病名

 どんな匂い?


 歯周病

 生臭い・腐ったような匂い
 歯垢や歯石の菌が増えると、この匂いが強くなります。


 胃腸トラブル

 酸っぱい匂い、発酵したような匂い
 胃酸過多や消化不良のサインになることがあります。


 肝臓病

 アンモニアのようなツンとした匂い
 解毒が追いつかないと、呼気に出ることがあります。


 腎臓病

 おしっこのような匂い
 身体の中の老廃物がうまく排泄できない時に現れます。


 糖尿病

 甘い匂い(アセトン臭)
 エネルギー代謝がうまくいかない時に出ることがあります。


 免疫低下

 複数の匂いが混ざったような「なんとなく変」な匂い
 口内環境が乱れやすくなります。

 
 
 
 
  お家でできる簡単チェック : 普段からお口の中を触らせてくれる関係でいましょう

 チェックポイント

 正常?それとも異変がある?


 歯茎の色

 健康な歯茎は薄いピンク色。
 赤く腫れていたり、白っぽくなっている時は炎症や
 貧血のサインになることがあります。


 唾液の粘り

 サラサラの唾液は健康の証。
 ネバつきが強い時は、脱水や口内環境の乱れが起きていることがあります。


 舌の色

 薄いピンクが理想的。
 白い苔(舌苔)が厚い時は、胃腸の疲れや免疫低下が隠れていることも。


 お口の中の乾燥

 乾燥していると菌が増えやすく、匂いも強くなります。
 春は気温差で脱水しやすいので、こまめな水分補給が大切。


 食べ方の変化

 片側だけで噛む、食べるのに時間がかかる、ポロポロ落とす。
 これらは歯や歯茎の痛みのサインになることがあります。


 お口を触られるのを嫌がる

 普段は平気なのに急に嫌がる場合、
 歯の痛み・口内炎・歯周病の進行などが隠れていることがあります。

 
 
 
 
 お家でできるケア
 
お口の匂いは、毎日の小さなケアで大きく変わります。
「完璧じゃなくていい”」を合言葉に、できるところから始めてみましょう。
 
 歯磨き
 
理想は毎日、難しい日は週に数回でも十分。
歯ブラシが無理な子はガーゼで優しく拭くだけでも、菌の増殖を抑えられます。
 
 歯ブラシ習慣を付けるのにこんな方法も!
 
その昔、Coっちゃんがパピーの頃に歯ブラシにチーズ風味の
デンタトリートを付けてあげて渡したら、
両手で上手に歯ブラシを持って自分でガジガジしていました。
 
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その後は「歯磨き=美味しい!」のイメージがついて
匂いだけでぺろぺろしたーい!って気持ちが先走って
デンタトリートを付けたブラシで磨くのが大好きな時間になりました。
 
注意点としては、自分でガジガジさせているときは目を離さないこと!
パピーの頃、うっかり目を離したら、夢中になり過ぎたのか
歯ブラシのブラシの部分と柄の部分少しを食べてしまっていました。
 
自力で吐いたのと細かいブラシの毛はウンチに交じって出たので事なきを得ましたが、
プラスチックがレースのようにふにゃふにゃになっててビックリしました。
なので「自分で歯磨きをさせる場合は絶対に目を離さない」を徹底してください。
 
このデンタトリート、「歯磨き絶対無理~!!」な子には
ご飯に振りかけるだけでも構内環境を整えてくれるサポートにもなります。
 
 
 デンタルガムの選び方
 
お口のケアに市販のデンタルガムを選ばれる方も多いですね。
その場合、硬すぎるものは歯を傷めることもあるので「適度な弾力」と
「噛み切れるタイプ」が安心です。
 
ただ、モノによってはプラスチックが混ぜてあったり、
膠(ニカワ)の加工過程での薬品処理や化学物質の残存が気になる
そんな方もいらっしゃるかも知れません。私もそうでした。
 
 デンタルガムの代用としてこんなものも!
 
Coっちゃんがパピーで歯の生え代わりの頃、歯が痒くて仕方ない時
何が良いかいろいろ試して最終的にたどり着いたのが
「固く乾燥させた自然なお芋」でした。
 
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これはもう夢中でガジガジガジガジ!
生涯を通じて大好きおやつでした。
 
16年前、このおやつにたどり着くまで多くの商品をチェックし
原材料がMade in Chineでないものにたどり着くのに
すごく時間がかかったのも懐かしい思い出です。
 
 
 生の骨が勧められるポイント
 
「より自然なケアをしたい」という方には生の骨もおすすめです。
素材そのものなので加工が少なく、
噛むことで歯垢が落ちやすいというメリットがあります。
 
● 生の骨は「自然の歯磨き」です。
 
噛むことで歯垢が物理的に落ち、
唾液がしっかり出るので口内環境が整いやすくなります。
 
● デンタルガムより「加工が少ない」
 
膠で固めたり、薬品で漂白したり、
香料・着色料が入っているガムも多く売られています。
その点、生の骨は「素材そのもの」なので安心感があります。
 
● 選ぶなら「生」「大きめ」
 
* 加熱骨は割れやすく危険なので、与えるなら「必ず生」がお約束。
 (特に「加熱された鶏の骨は鋭利に裂ける」ので絶対にNG!)
* 小さすぎる骨は丸飲みリスクがあるので避けましょう。
* 鶏の細い骨は喉につかえるリスクや丸飲みリスクがあるので
 牛・鹿の大きめの骨が安全性が高いです。
 
 (一般的には歯磨き目的で鶏の小さな骨だけあげるのはNGですが、
うちは生食だったので、食事として鶏の骨もあげていました。
その場合、小さくて喉につかえるリスクがあるものは必ず砕いてあげていました)
 
● 与える時間は短めでOK

歯磨き目的であれば10-15分程度で充分です。
(目を離さず見てられる時間としても充分)
逆に長時間与えると、シニアさんやチビ犬さんたちの中には歯に負担がかかる子もいます。
 
● 初心者さんには「週1回」くらいから
 
毎日じゃなくて良いので「ご褒美兼ケア」として
週一くらいから取り入るのもお勧めです。
パパやママがお休みの日にゆっくり目を離さずに
見ててあげられる時間を選んであげて下さいね。
 
 
 生の骨が苦手な飼い主さんへ:やさしい代替
 
生の骨はメリットが大きいけれど、「怖い」「不安」
「うちの子には合わないかも」と感じる方も多いかもしれません。
そんな時に 「安心で身体に優しいお野菜」は良い選択になります。
 
 歯をきれいにしてくれるお勧め野菜 : 「安心お野菜デンタルケア」
 
● ニンジン(大きめカット)
 
・硬さがちょうどよく、噛むことで歯垢が落ちやすくなります
・繊維質が歯の表面を軽くこすってくれます
・低カロリーで安心です
・喉に詰まらない大きさにするのがポイント!
 
● 大根(生 or 軽く茹で)
 
・水分が多くて噛みやすいのでシニアさんにもお勧め
・繊維が歯の表面をやさしく掃除してくれます
・消化が心配なら軽く茹でてもOK!
 
● きゅうり
 
・歯茎が弱い子にも優しいのでシニアさんにもお勧め
・シャキシャキ噛むことで唾液が出やすくなります
・夏場の水分補給にもなります
 
 
  Coっちゃんのニンジンボールちゃん
 
うちではパピー教室で与えられる市販のおやつも怖かったので、
うちではニンジンやセロリを小さく切ったものを持参していたのですが
パピー期を過ぎてからはそれを小さな穴の開いたIQボールに詰めて
転がして遊びながらサイコロ状のニンジンをガジガジ噛むことも
良いデンタルケアになっていたと思います。
(プラス遊びの要素が大きかったのでストレス発散効果も!)
 
 
この場合、注意が必要なのは「喉につかえない大きさである事」
Coっちゃんはとても注意深い子だったのと、焦って食べるという事をしない子だったので
「慣れてから」は「必ず噛まないと飲み込めないやや大きめのサイコロ」に切ることも多かったのですが
これはあくまで「ママが常に見てあげてられる時だけ」でした。
 
その子の性格によっては慌てて飲み込んでしまう子もいるかと思いますので
性格や可能性に合わせて、大きさを工夫して安全にあげて下さいね。
 
 
 
 
 こんな匂いは要注意!
 
お口の匂いは、ただの「くさい」ではなく、
身体の中からの 小さなSOSサイン になっていることがあります。
 
すでに最初の項目でも取り上げましたが、
ここでは「病院に相談した方が良い匂い」をより分かりやすく整理しています。
 
 
  気づいてね!身体が発するSOSの匂い

 こんな匂い

 考えられること


 生臭い・腐ったような匂い

 お魚が傷んだような、生ゴミのような強い匂いは要注意!
 歯周病・口内炎・歯肉の炎症などが考えられます。
 歯茎が赤く腫れていたり、ヨダレが増えている場合は要注意です。


 酸っぱい・
 発酵したような匂い

 ヨーグルトが傷んだような、酸っぱい匂いは要注意!
 胃酸過多・胃腸の不調・消化不良などが考えられます。
 吐き戻しが増えたり、うんちの状態がいつもと違う時は、
 早めに獣医さんに相談してみるのがおすすめです


 アンモニアのような
 ツンとした匂い

 おしっこや洗剤のような、鼻にツンとくる匂いは要注意!
 肝臓や腎臓の負担が隠れていることがあります。
 元気がない・水をよく飲む・痩せてきたなどの変化があれば早めに受診を。


 甘い匂い
 (アセトンのような匂い)

 甘いフルーツのような、マニキュアの除光液のような匂いは要注意!
 糖尿病など、エネルギー代謝のトラブルが隠れていることがあります。
 急にたくさん水を飲む・おしっこの量が増える・痩せてきたなどがあれば
 早めに受診を。


 「なんとなくいつもと違う」
 複雑な匂い

 一言では表現しにくい、いろいろ混ざったような「変な匂い」にも注意!
 免疫力の低下・体全体のバランスの乱れなどが考えられます。
 はっきりした原因がわからなくても、「いつもと違う」と感じたら、
 早めに獣医さんに相談してあげてください。

 
 
  迷ったときの合言葉
 
「匂いが急に変わった」「前より強くなってきた」
「匂い+他の不調(元気・食欲・体重の変化など)がある」
こんな時は、「様子を見る」より「一度相談してみる」 が安心です。
 
ママが「なんとなく気になる」と感じたその直感は、
一緒に暮らしてきた時間の中で育った、とても大切なセンサーです。
どうか、その小さな違和感を大事にしてあげてくださいね。
 
 
 
 
 
毎日の小さなケアは、「完璧にやらなきゃ」ではなく、
「できる日だけ、できることを」 の積み重ねで十分です。
 
お口の匂いは、その子の身体や心の状態をそっと教えてくれる大切なサイン。
 
今日の匂い、昨日との違い、
ふとした瞬間に感じる「なんとなく気になる…」という直感は、
一緒に過ごしてきた時間の中で育まれた、
ママだけが持っている特別なセンサーです。
 
もしそのセンサーが小さく光ったら、どうかご自身を責めず、
まずは「気づけたこと」を褒めてあげてくださいね。
 
そして、必要な時は早めに獣医さんに相談してあげることで、
愛する大切な我が子の未来の安心につながります。
 
春は、身体も心もゆっくりと目覚めていく季節。
お口のケアも、ママと愛する我が子のペースで、
あたたかい春の光の中を歩くように続けていけますように。
 
みんなが今日も幸せに穏やかで優しい時間を過ごせますように・・・
 
Apr.2026
 
 
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