毎日のご飯が全てです!
私たちの身体もわんこの身体も「食べ物」で作られています。 身体を構成するのに必要なタンパク質 健康的に維持するためのビタミン・ミネラル・補酵素など 全てのベースは食事から!です。 毎日新陳代謝をくりかえす細胞、 身体を支える骨だって毎日新陳代謝を繰り返し 数年で生まれ変わっています。 元気でピチピチした細胞を維持するために 毎日のお食事で気をつけることを押さえておきましょう。 パーフェクトじゃなくてもいいんです。 「ちょっと気をつける」 それだけでも充分ですので難しく考えずに できることから始めてみてくださいね。
新鮮なお野菜や果物は「生きた酵素」そのものです。
丸ごとのお野菜や果物は食物繊維も豊富で消化をサポートし、元気うんちの応援団になってくれます。 元気なうんちが出ることは腸内環境が良いこと、 腸内環境が良いことは免疫力の維持に必須です。 手作り食の方は実践されてらっしゃると思いますが、 市販のドライフードの子も毎日のお食事に新鮮なお野菜や果物を 加えてあげてみてくださいね。
自然な食品には私たちやわんこの身体に働く「栄養補助因子」が含まれています。 これらは身体が栄養素を吸収し、身体が栄養素を有効活用するのを助けます。 食べ物はそれを摂取するだけではなく「吸収すること」が最も大切です。 各食品に関しての知識も必要です。 例えばブロッコリーの茎の部分には 花芽の部分よりも栄養価が高いなど。 また、本来肉食であるわんこの身体は 野菜や果物はそのままではうまく吸収できないので ピューレにして草食動物の胃の中の状態にしてあげるなど そういった工夫が大切です。 詳しくはお勉強室の 「症状別食材データ-1」 や 「症状別食材データ-2」 「生食の検討」 の中の 「プラスいろいろな食材をバランスよく」の項目をご参考になさってくださいね。
旬の野菜には「身体をその季節に合わせて整えるパワー」があります。
特に新陳代謝が活発になる春は冬の間に身体に溜め込んだ老廃物を排泄する季節。 旬のお野菜や果物の力を借りてしっかりデトックスしましょう。 春キャベツ・アスパラガス・小松菜・菜の花 ルッコラ・サヤエンドウ・ブロッコリー・からし菜など 季節の旬をご飯に取り入れてあげてくださいね。
炎症を起こす因子は身体の老化を早めます。 プロセスフード(加工食品)は基本的に 「炎症因子」と言われています。
これが「加工食品」ではなく丸ごとの生きた食材「Whole Foods」を食べようという考え方です。
加工食品を食べ過ぎると、膵炎や関節炎が起こりやすくなります。
療法食が必須でどうしても加工食品(市販のフード)に頼らなくてはいけない場合も 新鮮な生きた食材を加えることでそのリスクを軽減できますので ドライフードだからとか療法食だからと諦めないでくださいね。
天然の新鮮な丸ごとの食材は「抗炎症性食材」です。また「抗酸化物質」を多く含む食材を加えることで 生き生きと若い身体を維持することができます。
ここ何年かヒトでも「生食の利点」が取り上げられていますね。 それは「自然な酵素を破壊しないまま摂取できる」という利点。 調理することで有益な栄養素が 破壊されてしまうという考え方です。 実際に、高熱で処理した肉の危険性については お勉強室の 「ガンに負けるな」 で触れています。 ここでは同時に 「抗酸化食品」 についても触れています。 このことから考えると「高熱で処理されたフードってどうなの」 ・・・という考えに至るのです。 そういった意味から市販のフードを食べている子は 手作り食の子よりも多くの「抗酸化物質」が必要です。 また調理された食べ物はIgAとIgMの抗体レベルを高めますので アレルギーの原因因子を高めるという研究結果もあります。
これは調理することでタンパク質の一部が新しいタンパク質を形成し、脂肪も酸化することで新しい抗原を形成する 「ネオアレルゲン形成」という変化で 調理により新しいアレルゲンを作るということです。
うちのCoCoっちは迎えてからどんな食事で育てるかを いろいろ試行錯誤した結果、「生食」を選びました。
あと1週間で9歳になりますが、アクシデントで歯を折ったり、 1年にわたるバルコニーの工事のストレスで 膿皮症になった以外は病気をしたことがありません。 そう考えると今の食事が身体に合っているのだと思います。 生食って難しくないですか?・・・というご質問をよく頂くのですが、 うちの生食は「作って冷凍」なのでとても簡単です。 せっかく新鮮な生食なのに冷凍?! お野菜やフルーツの酵素って冷凍したらどうなるの? それもCoCoっちご飯を始める時に考えてみたことでした。
食物に含まれる酵素は冷凍することで「一時的に活動を休息する状態」になります。 そして「自然解凍」することでまた目覚めて働く形になります。 そして更に毎日の食事に発酵食品や酵素を多く含む食品の 「ちょっと足し」をしてあげることで更に腸を元気にしてあげられます。 「やってみたら意外に簡単!!」 ・・・と続けてらっしゃるママさんも増えてきました。 簡単に始められる生食、 最初は検討に検討を重ねて慎重に始めたCoCoっちのご飯が みんなの健康のヒントになってもらえたら嬉しいです。
今日売られているオーガニックではない食品は そのほとんどが遺伝子組み換えをされていると言っても過言ではありません。 先日もとっても大きな赤ピーマン(パプリカ)を選んでいたら 「これってホルモン使われているよね」とアラブ系の女性に質問されました。 確かに大きすぎる・・・。
現在はラベルでわかるものも多くなっていますがローカルで採れたお野菜などは まだ1個1個に遺伝子組み換えの表記がないものも多いので 不確か・・・というのが正直なところです。 GMO食品(遺伝子組み換え食品)は もちろん身体に良いものではありませんし、 それが起因する病気も多く指摘されています。 わんこの命はヒトの命の1/8と考えると やはり「より安全なもの」を選んであげたいですよね。 なので我が家ではCoCoっちの食材だけはオーガニックなのです。
・・・とは言え、全てをオーガニックというのが 無理な場合もありますよね。 うちも朝あげるバナナはオーガニックではありません。 バナナは洗いませんが その他の生でそのまま口にする食材は 殺虫剤などの有害物質を洗い流す必要があります。 そのためには表面を柔らかいブラシでこすり落としてから りんご酢1:水4に1分間浸けてください。
りんご酢はとっても有益な食材ですので我が家も生食に加えているのですが 小さじ1/4-1/2を加えることで 皮膚のかゆみを減らしてくれる効果もありますので アレルギーなどでかゆいかゆいの子は試してみてね。 我が家では天然の消化剤や抗炎症食材として食事に加えています。
基本的に手作り食をお勧めしますが、 まだまだ手作り食に自信がなくて市販のフードなんです ・・・そういった方も多いと思います。 その場合はしっかりと「ラベルを読むこと」から始めてください。 市販のドライフードは「誇大広告」が大半です。 実際に何がどういう形で入っているか ラベルには「入っている量が多いものから」記載されています。 ヒューマングレードだから大丈夫!という安心も 例えば仮に「オレンジ」が含まれているとします。 それは人の為のジュースを絞ったあとの絞りカスであったとしても それでも表記は「オレンジ」なのです。 療法食だから他にチョイスがないという場合もありますね。 それでもやはり「ラベル」を読んでください。 そして内容に疑問が湧いた場合は メーカーに問い合わせをしてみてくださいね。 それでもバランス的にはAAFCOの基準に沿ったものとなっていますが 生きた酵素を含まない「調整食品」そのものなのです。 これは私たちが毎日シリアルだけで生活できるか 栄養的にバランスが取れていると言われてもそれと同じです。 私が昔食べてたシリアルをやめた理由は BHTが保存料として使われている事だけでなく ブルーベリーやクランベリーの絵が書いてあるのに ラベルには表記がない!! ・・・結局、安価なリンゴを着色し、 フレーバーを付けたものだとわかりました。 (ラベルを読むことで理解できます)
わんこは穀類を全く必要としません。 野生の時から穀類を食べて生きてこなかったのです。 そして多くのわんこたちが小麦に対するアレルギーを持っています。 もしもお米などの穀類を勧められた場合は タンパク質豊富な豆類で代用ができます。
緑レンズ豆は特に栄養価が高くおすすめできる食材です。タンパク質の含有量が高く、繊維も豊富であり、 鉄とマグネシウムの含有量が高く、 免疫系を強化するアミノ酸であるリジンをみます。
その栄養価の高さはアスリートがパフォーマンス向上の為に使うほどです。 パワフルわんこを目指すならお米をやめて緑レンズ豆!です。
最近は市販のフードでも グルテンフリーのものが増えてきましたね。
それでも未だ多くのフードにはコーンミール(とうもろこしから作られた粉のようなもの) が加えられています。 コーンはGMO(遺伝子組み換え)の最たるもの、 そしてそれは安価なのでドッグフードに多く使用されます。 コーンはわんこのアレルギーの最も多い誘発因子です。
なのでフードを選ばれる場合はやはりラベルをチェック!グルテンフリーのものを選ばれるか、 コーンミールが使われていないものを選んであげてください。
各目的によってママさんたちは いろいろなオイルをお食事に加えてあげてらっしゃると思います。 その中でもココナツオイルは肝臓にすぐに取り込まれ、 素早くエネルギーに変換されます。 エネルギーが満ち溢れているとよく運動するので 太りにくい身体つきになりますので、 肥満が原因となる病気の予防になります。 またココナツオイルには抗ウィルス性・抗菌性・ 抗真菌性があるので、お口の清潔を保つことにもお役立ちです。 またオメガ3必須脂肪酸をあげることもとても大切です。 フィッシュオイルは非常に酸化しやすいオイルなので 新鮮なイワシをあげることの方がオススメできます。 また、チアシードやフラックスシードでも代用できます。 以前にお勉強室でもいろんなオイルについて比較しています。 詳しくは 「パパッとわかる脂肪酸」 をチェックしてくださいね。
どんなに良い食材でも 健康な歯でしっかり噛むことが必要です。 できれば毎日ブラッシングをして 歯周病をきちんと予防してあげてください。
歯周病菌は口腔内だけの問題ではなく心臓病や腎臓病の誘発因子となります。 そういった意味でも時々はお口を開けてもらって 歯と歯茎の間の歯石が溜まりやすい部分を ママの爪でガリガリやってあげてくださいね。 ブログに「おうちで歯垢取り」のビデオを載せています。 うちではこんな風に取っています。 定期的にやっていると「歯石になる前の柔らかい状態」で取れます。
お家で歯石取り CoCoっちは毎朝ニンジンをあげているのですが ニンジンなどの固めのお野菜は歯垢を取るのにもお役立ちです。
これは昔の文献でも言われ続けていることなのですが フィルターを通したアルカリ水をあげてください。 その昔、まだPawPawClubを立ち上げた頃の話、 文献でよく目にするWillard Waterってなんだろう・・・ と、思っていました。 その時は説明から「お水をスペシャルにするもの」 という感覚でしかなかったのですが、 このお水、お水を浄化してアルカリ性にして 栄養素の吸収を高めるのに役立つお水なのです。 今はCoCoっちの飲み水に少し加えてあげています。
日本でも売っているので、気になるママさんはチェックしてみてくださいね。 匂いがあるので私は苦手ですがCoCoっちは平気みたいです。
肥満は全ての病気の素となりえます。 おデブさんになっちゃダメですよ! おいしく食べたらよく運動して 引き締まった筋肉犬でいましょうね。 筋肉犬でいることが健康にどんなに大事か! 「筋肉犬のすすめ」 もぜひご参考になさってくださいね。
我が家のCoCoっちも来週には9歳になります。
今まで病気もせず元気でいてくれていることに感謝しかありません。
これからも毎日の手作りご飯をしっかり続けてあげようと思います。春は気持ちもルンルン! お散歩道にも小さな春があちらこちらに顔を出す季節。
みんなおいしくご飯を食べてご機嫌に元気にお散歩して、楽しい春の気配をいっぱい見つけてね! Mar.2018
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