痒い痒い!Help Me!
蒸し蒸し暑い時機到来! ただでさえ、おんもがむわぁ~~んとしてわんこには苦手な季節ですが、 皮膚トラブルを持ってるわんこには特に注意が必要な季節ですね。 梅雨の時期から夏の終わりまでのご相談で一番多いのが 落ち着いていた皮膚症状がまた出てきましたというご相談。 もうベテランのメンバー様になると「そろそろ注意の時期」と予防を始められます。 今までのお勉強室でも「痒い痒いとアレルギー」や「とっても大事!消化と吸収」や 「暑い時期!こんな症状に注意」や「皮膚病とできものいろいろ」などで 痒い痒いに対して書かせていただきましたが、 予防などは今までに考えてきましたので、 今回は「とにかく痒いの!!止めて~!!ヘルプミ~!!」の「対症療法」を中心として どんな方法があるか考察してみたいと思います。
(今回は身体の外側からのケアが中心です。身体の中からのケアは今回は最後に少しだけ取り上げていますが、 さらに詳しいことはこのページの下に書いてある 今までのお勉強室で取り上げた関連記事をご参考になさってくださいね)
痒いぃいい~!が発生すると、私たちだってわんこだって、まず「掻き」ます。 そして、これが「一番いけないこと」、そして「どうしても我慢できないで、やっちゃうこと」です。 掻くことで一瞬痒みが治まる気がするので、自然なことなのですが・・・。
私の場合でも同じです。最初はただの蚊の喰われ痕でした。まだ蚊はいないだろうと思っていた時期のこと、 インセクトシールドもせずにお散歩して蚊に刺されました。 で、めちゃくちゃ痒い!!とにかく痒い!お散歩に集中できないほど痒い。 お散歩から帰ってラベンダーを付けてその時は痒みが治まっていたのに お風呂上がりに何もせず、寝てる間に掻き壊して悪化、 翌日からのケアで良くなっていたのに ある朝、起きたら知らない間にかさぶたを掻き壊していました。 その後は徐々に治ってきていますが、 「最初のケアをしっかりして」「掻かなければ」もっときれいに早く治っていたはず。
とほほ・・・ですが、でもね、「だってだって、めっちゃ痒かったんだもん!我慢できないくらい痒かったんだもん!」です。 なので「仕方ない当然のこと」ではあります。 が!!!掻き壊すと当然、「治るのに時間がかかります」 掻き壊さなかった場合の10倍は最低時間がかかります。下手すればもっとかかります。 そして治りかけの(たとえばかさぶた期)が、また痒い。 ここまで回復しておいて、ここでまた我慢できずに掻いてしまうとまた悪化。 そして治りかける、痒い、掻く、悪化・・・という負のスパイラルに入ってゆきます。
わんこたちだって「だって痒いんだもん!!」です。寝てても痒くて起きる子だっています。 でもどうか忘れないでください。 掻くことで皮膚バリアが破れてアレルゲンも雑菌もどんどん侵入しやすくなるのです。 そして・・・それらによって、さらに痒くなる。
「痒みは掻くことで確実に悪化します」
もうどうしようもなく痒い!!! とにかく止めて!!の場合に出されるお薬としては、 抗ヒスタミン剤やステロイド剤などがありますが、 その内容や副作用も理解しておきましょう。 お薬の種類 何のために処方されるの?副作用はないの? 抗ヒスタミン剤 - 痒み止めとして処方されるお薬ですが、ステロイドのような強い薬ではありません。ただ、犬の痒みの場合は人間よりもヒスタミンが関与する率が低いために、20-30%くらいのケースにしか効果が出ないとも言われています。(逆に言えば、抗ヒスタミン剤だけで軽減すればラッキーということです)が、脂肪酸製剤と併用することで有効性を高めることができると考えられています。
- ステロイド剤と併用することでステロイド剤の量を減らすことができますので、ステロイド剤と併用される場合も多いです。
- こちらの市販薬で最も有名なのはBenadryl(べナドリル=Diphenhydramine ジフェンヒドラミン)という人間用のアレルギーのお薬ですが、副作用として眠気の起こるものをファーストジェネレーション、眠気を起きないようにしたものをセカンドジェネレーションと呼びます。犬に使用できるのはファーストジェネレーションのものだけです。
- べナドリルのセカンドジェネレーションのものは犬には使用できません。また、ファーストジェネレーションでもラベルの注意書きには鎮痛剤や血栓改善剤との併用は禁止されています。
- ジフェンヒドラミンは、心血管疾患、緑内障、前立腺の病気や甲状腺機能亢進症の場合は使用できません。また、子犬には適切でない場合があります。リキッド状のものはアルコール含有率が高いのでペットには使用できません。
- 人間の子供用のべナドリルをペットに与える人がいますが、リキッド状なので、アルコールを含みますし、且つ、飲みやすくするために砂糖が含まれています。このことはつまりナトリウムが含まれているということですので、ナトリウム制限のある疾患の子には有害です。
- ステロイドとの併用やハートワーム剤(フィラリアの薬)との」併用に関しては安全と言われていますが、用量を守っての使用に限ります。
- 一般的な副作用は 眠気と軽い方向感覚の喪失。 まれに口渇、下痢、嘔吐、尿閉、動揺、呼吸の乱れと食欲低下が起こります。 (副作用軽減のために必ず食後に与えてください) どんな副作用が生じた場合でも、獣医さんに連絡してください。
脂肪酸製剤 - 脂肪酸製剤とは皮膚の炎症性化学物質の産生を阻害する作用を持ち、抗ヒスタミン剤と一緒に使われることも多いもので、必須脂肪酸製剤とも言われるものです。
- 痒みが発生するメカニズムの1つに必須脂肪酸のアラキドン酸(オメガ6脂肪酸のうちの一つ)が関与していると言われています。必須脂肪酸を投与することは、このアラキドン酸の代謝を抑制することにつながり、痒み発生のメカニズムを阻止することができます。
- 必須脂肪酸製剤は、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などのオメガ3脂肪酸と、リノール酸、αリノレイン酸、γリノレイン酸などのオメガ6脂肪酸の両方もしくは片方を含む治療食やサプリメントの形でも処方されます。 治療食やお薬として処方されるくらいなら手作り食にフィッシュオイルを摂取した方が良いですね。
ステロイド剤 - 消炎や免疫抑制作用により痒みを抑える薬として、ステロイドホルモン(=副腎皮質ホルモン製剤のことで商品名としてはプレドニゾロンやプレドニンなど)が使用されますが、強力な効き目がありますが、副作用の非常に多い薬です。
- 副作用としては、異常な口渇、免疫抑制作用(自己免疫力の低下により感染症にかかりやすくなる)、異常な食欲増進、筋力の低下、膵炎の誘発、尿失禁、副腎皮質機能の亢進によるホルモン異常などがあります。
- 外用薬としても使用されますが、塗る際に直接指で塗らないなどの注意があることを考えてもその副作用の怖さが感じられます。
免疫抑制剤
- 免疫抑制剤は抗原刺激で活性化されたヘルパーT細胞に特異的に作用して、炎症作用を抑制すると考えられ、多量のステロイドを使わないように処方される薬です。シクロスポリンという薬がここ5年くらいの間に使われるようになりました。(商品名はAtopica=アトピカ)です。日本でも2008年あたりに認証されて、長期にわたるステロイド療法をされるアトピーなどに使用されています。
- 副作用としては軽いものでは嘔吐や下痢、重篤なものでは腎毒性や神経症状などの副作用が出るお薬であることも覚えておいてくださいね。
普通にやっていることの中にもちょっと変化を加えることで 痒みを抑えられることがあります。
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ここでは、家庭のキッチンの棚や冷蔵庫やスパイス棚や庭などにあるもので作れるものをご紹介します。 各ハーブの注意事項はお勉強室のハーブデータを参考になさってくださいね。
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* その他、お酢も効果があると言われますが(お酢を入れたぬるま湯に浸かる方法) りんご酢とお水を1:2や1:4で割って浸かる方法です。 匂いが気にならなければ、試してみてください。
ここでは、痒みに即効性のあるエッセンシャルオイルをご紹介します。 各ハーブの注意事項はお勉強室のハーブデータを参考になさってくださいね。
アロマオイル |
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セントジョンズワートオイル12:小麦胚芽オイル6: ラベンダーオイル3:ローズマリーオイル1:ローズゼラニウム1
上記の割合のブレンドを脱毛した箇所に塗ります。
このブレンドを付けてブラッシングをしても効果があります。ラベンダーオイルの詳しい説明は商品ページのラベンダーのページ、 ローズゼラニウムの詳しい説明は 商品ページのハーバルインセクトシールド(ハーブの虫よけ)のページ ローズマリーオイルの詳しい説明はハーバルスプラッシュ、ハーバルシャンプー、 ハーバルインセクトシールド(ハーブの虫よけ)のページにも書かせていただいていますので ご参考になさってくださいね。
アロマセラピーのブレンドを使ったブラッシング方法はお勉強室の「ナチュラルな虫除け」のページの
「ハーブな虫除けのいろいろ」でもご紹介しています。
ここでは、痒みを和らげる、原因となるシステムをブロックするなどの考え方から 食事に加えてみてねを軽くご紹介します。 (さらに詳しいことはお勉強室の「アレルギー食とハーブ」をご参考になさってくださいね) これらの食材を使用する以前に最も大切なことは 「栄養バランスのとれたナチュラルな食事」であることも忘れないでくださいね
有効な食材 |
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痒い痒いについてのお勉強室の他の項目も合わせてご参考になさってくださいね。 -

蒸し暑い時期、そして蚊のシーズンでもあり、 わんこもママも痒い痒いになりやすい季節。 できるだけ自然なもので身体に負担をかけないように 気持ちよくケアして、痒みが軽減するようにね。 ちなみに私はこの夏も蚊に刺されまくり。 ・・・というのも夜は夜風が気持ちいいのでエアコンをかけずに 窓を開けているのですが、その窓から蚊が・・・ お散歩の時しかインセクトシールドをしていないので いっぱい刺されてしまいました。 そんな時は刺されてすぐのラベンダー、 オフィスにいてラベンダーが手元にない時は刺されたところに セロテープを貼って空気を遮断することで 蚊の毒素が空気に触れて痒みが発生するのを防げます。 あとは、刺されたらすぐに石鹸で刺された個所をしっかり洗う。 (これは手のひらを刺され、ご飯の支度でラベンダーを塗れないとき役立ちました) 最近ちょっと「蚊に刺された後の痒みを取る方法のエキスパート」になりました。 夜もエアコンをかけて窓を開けなければ良いのですが、 やはり自然の風を感じたくてついつい窓を開けてしまいます。 痒い痒いに悩んでいる子たち、 「掻かないこと」が「かゆみから解放されることへの一番の近道」と思って エリザベス時代をしっかり乗り越えて、 早く「バイバイエリザベス、バイバイ痒み」になりましょうね。 みんな頑張れ~!!
Jun.2012
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