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  5. 暑い季節!こんな症状に注意!
 7月 15, 2011  PawPawClub, PawPawお勉強室  毎日のケア・元気に過ごすヒント,  * 元気に過ごすヒント

 
  スマホでは横にして見て頂くと読みやすいです 
 

chuchu-from-kakomie.jpg 暑い時期!問題解決して元気に過ごそう!

 

暑い季節、そう、とってもとっても暑い季節到来です!
みんな元気に過ごしていますか?
 
暑さで食欲ない子はいませんか?
蒸し暑さで皮膚がアルカリ性に傾いてしまっている子はいませんか?
脱毛に悩んでいる子はいませんか?
お腹を壊している子はいませんか?
今月はそんなトラブルを少しずつ改善しましょうね。
熱中症に関しては以前にお勉強室で取り上げていますので
そちらをご参考になさってくださいね。

 

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  暑い時期によくある問題

 

暑い時期は胃腸も弱りがち、
胃腸が弱ると免疫力も低下してしまいます。
(消化と免疫力の詳しい関係は「とっても大事!消化と吸収を読んで下さいね)
 
また食事に関する問題はお勉強室の「手作り食ご質問1-5」でも取り上げていますので
そちらもあわせてご参考になさって下さい。

 

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  お腹をこわす

 

暑い時期は、消化器機能も弱りがち、お腹を壊す子も多くなります。
ママたちのかき氷やアイスに付きあったり、身体を冷やしてくれるスイカの食べ過ぎにも注意!ですよ。

 

原因

チェックしよう!

対策

  • 消化器官に問題がある場合
  • 内臓疾患(膵炎や肝炎など)
  • 寄生虫
  • 食物アレルギー
  • ストレス
  • 脂肪の多い食事
  • 初めて口にしたものに対する過敏反応
  • 元気はある?
  • 下痢便に血が混じっていない?
  • 嘔吐もある?
  • 身体を痒がったりしていない?
  • 肛門の周りに寄生虫の卵は?
  • 食事の量は多すぎない?
  • お腹を触っても嫌がらない?
  • 牛乳飲んだ?
  • 絶食してみる
  • 食事を減らしてみる
  • 水だけあげてみる
  • 食事内容を見直す
  • ストレスの原因を探る
  • 下痢の状態によっては獣医さんへ
お腹を壊すことで疑われる病気と症状
 
  • 出血性胃腸炎:赤黒いべったりとした血便が出ます。
  • 慢性腸炎:下痢と嘔吐、または嘔吐だけ、下痢だけの場合があります。
  • 寄生虫症:腸に寄生虫(回虫・鞭虫・条虫・鉤虫など)が寄生することで起こり血便や粘液便が見られます。
  • 小腸の炎症:リンパ管拡張症・タンパク質喪失性腸疾患・突発性絨毛委縮症・腸内細菌の過剰な増殖などで、小腸が原因の場合は栄養や水分の吸収に影響するので体重減少や貧血などが起こります。
  • 大腸の炎症:慢性結腸炎
  • 急性膵炎:激しい痛みを伴う下痢と嘔吐
  • 急性肝炎:激しい下痢と嘔吐を繰り返し、酷い場合は意識混濁を起こします。
  • 感染症:パルボ・ジステンパー・レプトスピラ・アデノウィルス(全てワクチンで予防できる感染症)の場合、吐く・下痢をする(どちらも血液が混じることがあります)症状によっては命にかかわります。
  • コロナウィルス:パピーでは激しい下痢と嘔吐を繰り返します。
  • 食中毒:腸全体の蠕動運動が刺激されて激しい下痢を伴います。
  • 腹部の腫瘍:腫瘍の症状の一部として、下痢や嘔吐が含まれます。
  • 悪性リンパ腫:腹部のリンパ腫の場合は腫瘍の症状の一部として、下痢や嘔吐が含まれます。
  • 糖尿病:ケトアシドーシス(血中のケトン体が増える症状)になると食欲が低下し、下痢や嘔吐などの症状が出ます。

お腹をこわしても元気がある場合は一時的な場合も多いです。
食べ過ぎや食あたりのような場合もお腹を壊しますが、病気との違いの判断が大事です。
パピーの頃は大丈夫だったのに、成犬になってから牛乳がダメになる子もいます。
これは私たち人間と同じく、「乳糖不耐症(乳糖を分解する酵素が足りない)」の子もいるからです。
食べ物が身体に合わないのも一種の「不耐症」ということになります。
下痢の内容によっては寄生虫や感染症、消化器疾患の場合もありますので、
お勉強室の「ウンチくん元気かな?」もあわせてご参考になさってくださいね。

 

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  吐く

 

犬は良く吐く動物と言われます。
食べ過ぎや空腹過ぎても吐きます。

ただ、異物などを飲み込んだり中毒症状を起こすものを飲み込んだ場合、
何度も水を飲み、吐き、身体から異物を出そうとしますが、
程度によっては脱水になる場合もあるので要注意です。

 

原因

チェックしよう!

対策

  • 消化器官に問題がある場合(胃腸障害・胃捻転や腸閉塞など)
  • 頭部打撃によるもの
  • 内臓疾患(肝臓・腎臓・膵臓の機能低下など)
  • 子宮蓄膿症
  • 胃酸過多
  • 食事の量が多すぎる
  • 食事の量が少なすぎる
  • 異物を食べちゃった
  • アレルギー
  • ストレス
  • 伝染性の病気
  • 金属や薬品による中毒
  • 乗り物酔い
  • 元気はある?
  • 吐いた内容物は何?色は?血は混じっていない?匂いはウンチっぽくない?
  • 何度も吐いてる?頻度は?
  • 下痢もしている?下痢の内容は?
  • お散歩中に拾い食いした可能性
  • 最後に食べたのはいつ?
  • 食事は不規則ではない?
  • いつもと様子が違っていない?(頭をぶつけたなどの場合は要注意)
  • 吐き気なのか、それとも空咳なのか
  • 食事を小分けにしてみる
  • 絶食して安静にしてみる
  • 食事は規則正しく
  • 寝る前にスナックをあげる
  • 何度も繰り返し吐く場合は獣医さんへ

吐くことで疑われる病気と症状

 
  • 急性胃炎:異物を食べた場合や薬物などで胃の粘膜が刺激された場合、嘔吐を繰り返します。水を飲んでさらに吐き続けて異物などを体外に出そうとしますが、嘔吐が激しいと脱水症状になり、命にかかわります。
  • 巨大食道症:食道がなんらかの原因で拡がり、胃へ食べ物を運ぶ蠕動を止めてしまう為に勢いのある吐き方をします。
  • 慢性胃炎:急性胃炎が引き金となってそれが治らずに慢性化する場合があります。刺激が続くと胃潰瘍に移行する場合もあります。
  • 胃潰瘍:黒い血の混じったような茶色のものを吐く場合は胃の粘膜から出血している可能性があります。
  • 幽門狭窄:胃の入り口が狭くなっている(先天的や後天的に)場合、食後、未消化のものを吐きます。
  • 慢性腸炎:下痢と嘔吐、または嘔吐だけ、下痢だけの場合があります。
  • 急性膵炎:激しい痛みを伴う下痢と嘔吐
  • 急性肝炎:激しい下痢と嘔吐を繰り返し、酷い場合は意識混濁を起こします。
  • 感染症:パルボ・ジステンパー・レプトスピラ・アデノウィルス(全てワクチンで予防できる感染症)の場合、吐く・下痢をする(どちらも血液が混じることがあります)症状によっては命にかかわります。
  • コロナウィルス:パピーでは激しい下痢と嘔吐を繰り返します。
  • 腎不全:症状が進行し、尿毒症になると全身症状の一部として嘔吐します。
  • 腹部の腫瘍:腫瘍の症状の一部として、下痢や嘔吐が含まれます。
  • 悪性リンパ腫:腹部のリンパ腫の場合は腫瘍の症状の一部として、下痢や嘔吐が含まれます。
  • 糖尿病:ケトアシドーシス(血中のケトン体が増える症状)になると食欲が低下し、下痢や嘔吐などの症状が出ます。
  • 子宮蓄膿症:症状がかなり進行した場合の症状の一部として嘔吐します。
  • フィラリア症:症状が進むと席が誘因となって吐き気をもよおします。
  • 頭部打撃による吐き気

わんこの場合は長時間お腹が空きすぎると胃酸過多になって
胆汁が逆流したものと胃液が混じった黄色い液を吐きます。
なので食事時間はできるだけ規則的にあげるようにして下さいね。
特に暑い時期は消化機能も疲れ気味、いつもよりも気をつけてあげるようにしてください。

夕方の食事から朝の食事までの間が長く開いてしまう場合は
寝る前に軽いスナックをあげると良いかもしれません。
その場合、スイートポテトやカボチャ、その他のお野菜は繊維質を多く含み、
お腹の持ちが良いのでお勧めです。

お散歩中に道端の草を食べる場合もあります。
(除草剤などが使われている場合がありますので
道端の草は食べさせないに越したことはありませんが)
高タンパク・高脂肪の食事を続けていると胃酸過多気味になって、
それを抑えるために身体が食物繊維を求めるので、これは自然な行動です。
草を食べようとする行動をしたらお食事に食物繊維を増やしてあげましょう
異物を食べちゃうことは、100%飼い主の責任です。
CoCoっちもパピーの頃、耳栓と歯ブラシの先を食べちゃったことがありました。
耳栓はウンチにそのまま出てくれました。
歯ブラシの先は1カ月くらいかかってひらひら状態になったプラスチックの破片を吐きましたが、
それまではウンチっちに出てくれることを祈る毎日でした。
(食べた!という瞬間を確認できた歯ブラシの先の場合はすぐに濃い食塩水を飲ませたり、
塩をそのまま舐めさせたりして吐くように仕向けましたが1回は効果あり、2度めは効果なしでした。)
吐き気と空咳は似ています。
心臓病の場合の咳はものを吐くような姿勢で喉の奥から何かを吐きだすような咳をします
シニアの子の場合は、吐き気なのか空咳なのか、よく注意してみてあげて下さいね。
このことは心臓病の早期発見にもつながります。

たまに吐くという程度の場合は絶食で様子をみますが、
繰り返す場合や1度に大量に吐く場合、続けて吐く場合、
下痢を伴っている場合などは素人判断は禁物です。
できるだけ早く獣医さんにかかって下さいね。

 

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  食欲がない

 

暑さでぐったり、食欲も減退しがちな夏ですが、
食べないからと言って心配し過ぎは(病気でない場合)立場の逆転さえ招きます。
なぜ食べないかをしっかり見極めて、偏食にならないように注意してあげて下さいね。

 

 原因

 チェックしよう!

 対策

  • 病気の場合(口内炎・ウィルス性疾患・食道炎・悪性リンパ腫・腹腔腫瘍・心不全・肝硬変・子宮蓄膿症・前立腺肥大・尿路結石など)
  • 偏食(食べない子の原因で一番多いのが偏食です)
  • お口の中に異常がある
  • 元気はある?
  • お口の中に異常はないか?(傷や口内炎・歯周病など)
  • おやつなら食べる?
  • 体重減少があるかどうか
  • いつもと様子が違うかどうか
  • お熱はないか
  • 病気でない場合、おやつなら食べる場合はおやつ厳禁でお腹が空くまで様子を見ます
  • ご飯をママの手からあげてみる
  • 病気が疑われる場合は獣医さんへ

食欲がなくなることで疑われる病気と症状

 
  • 悪性リンパ腫:腫瘍の症状の一部として、症状が進むと食欲も低下します。
  • 腹部の腫瘍:腫瘍の症状の一部として、症状が進むと食欲も低下します。
  • 尿路結石:痛みを伴う場合、食欲も低下します。
  • 肝機能低下:肝機能低下により消化酵素がスムーズに作られなくなると食欲が低下します。
  • 前立腺肥大:症状がかなり進行した場合、食欲も低下します。
  • 子宮蓄膿症:症状がかなり進行した場合、食欲も低下します。
  • 心不全・肝硬変・腎不全:病気の進行に伴い、食欲も低下します。
  • ホルモン異常:アジソン病・甲状腺機能低下症など

病気の場合以外では、
「ご飯を食べない!」となると心配し過ぎてついついおやつなど
「とにかく食べてくれるもの」をあげてしまいがち。
そうなると「ご飯を食べなければ美味しいものがもらえる」とどんどん食べなくなります。
食べないとママが心配していつもよりもかまってくれるので食べない事を決行する子もいたりします。

病気で食べない以外は食べるまで食事抜きでも1日くらいの絶食は大丈夫
(この場合、食事は置きっぱなしにしないで食べなければすぐに下げます)

女の子の場合はヒートの周期によって食欲に影響が出る場合もあります。

運動量を増やしてあげることで健康的にお腹を空かせてあげましょう。
いっぱい運動して、うんといっぱい寝んねして、起きたらご飯を食べるという本来の生活に戻してあげます。

   

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  痒い痒いの悪化

 

気温は高いし、湿度も高いし、皮膚に悪いことだらけの夏ですが
できるだけ免疫力を低下させないことが、皮膚病を悪化させないキーとなります。
皮膚コンディションは一旦悪化してしまうとなかなか回復しにくい季節、
早期発見・早期対処で悪化予防を徹底しましょう。

 

 原因

 チェックしよう!

 対策

  • ノミ・ダニ
  • 真菌・細菌の繁殖
  • ホルモン異常
  • 皮膚の過度な乾燥
  • 脂肪分の不足
  • 栄養不良
  • アレルギー
  • とにかく徹底してノミ・ダニがいないかチェック
  • お目眼は充血してない?(結膜炎がある場合は接触性アレルギーの可能性あり)
  • 皮膚はべたついてないか(皮脂線の異常はないか)
  • 皮膚の乾燥はないか
  • ノミやダニが活発な時期、しっかり予防を
  • 湿気を部屋にためない、空気の入れ替え、掃除をこまめにしてダニを増やさない
  • 食事でしっかり栄養補給

痒い痒いで疑われる病気と症状

 
  • 寄生虫:ノミやダニ(ツメダニ・マダニ)、毛包虫(アカラス)・疥癬(ヒゼンダニ)・シラミ(ハジラミ)・真菌・酵母菌(マラセチア)・糸状菌(カビ)・白癬(リングワーム)などの繁殖は激しい痒みを引き起こします。
  • 脂漏症:アレルギーやホルモン異常、寄生虫(特にマラセチア)などが誘因となりやすい。油性と乾性があり、痒みを伴います。
  • 膿皮症:免疫力の低下で常在菌が増えすぎることで皮膚が化膿して強い痒みを引き起こします。
  • 肝臓病:肝機能が低下すると体内の解毒作用が低下しますので、痒みとなって症状が出ます。
  • 腎臓病:腎機能が低下すると体内の解毒作用が低下しますので、痒みとなって症状が出ます。
  • アトピー性皮膚炎:ハウスダスト・花粉・ダニ・マラセチアが原因となる場合が多く、激しい痒みを伴います。

暑い時期はわんこの皮膚はアルカリ性に傾きやすくなるので、皮膚症状が出やすい時期です。
外は暑いし湿気もあるし気持ち良く思い切り走りまわれる時間は短いし、
精神的にもストレスがかかりやすい夏、
ストレスが大きくなると免疫力が低下して皮膚コンディションも悪化してきます。
食事で腸内の善玉菌を増やして免疫力を低下させない工夫が大切です。
詳しくは「とっても大事!消化と吸収」をご参考になさってくださいね。


シャンプー後、自然乾燥する子もいるようですが、
高温多湿の時期こそしっかり乾かしてあげないと
雑菌が繁殖しやすくなりますのでしっかり乾かしてあげて下さい。
お散歩あとのあんよ洗いも同様です。
痒い痒いに関しての更に詳しい原因に対しては
「痒い痒いとアレルギー」の項目をご参考になさってくださいね。

 

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  脱毛してきた・毛づやが悪い

 

換毛期でもないのに毛が抜ける・シングルコートなのに毛が抜ける
目に見えて抜ける場合となんとなく薄くなってきたと感じる抜け方
ピカピカのコートをしっかり守りましょう!

 

原因

チェックしよう!

対策

  • 内分泌障害:毛根に近い部分の毛包の活動が停止して脱毛します。(痒みはありません)
  • シャンプーによる皮脂の落としすぎ
  • ビタミン不足
  • 必須脂肪酸の不足
  • ストレス
  • ヒートの周期によるもの
  • 脱毛の状態をチェック(左右対称か・全身か部分的か・手で簡単に抜ける場所はあるか・周期的や季節的に抜けたりするか)
  • シャンプーは強すぎないか
  • 消化器症状はないか
  • 皮膚に炎症はないか
  • フケが出ていないか
  • バランスの取れた食事(特にビタミンA,D,Eバランスと必須脂肪酸)
  • 皮膚の健康を保つ
  • 規則正しい生活を
  • 必須脂肪酸を食事に追加
  • 毎日のブラッシングで皮膚の新陳代謝を活性化
  • 左右対称の脱毛はホルモン異常が疑われるので獣医さんへ
食欲がなくなることで疑われる病気と症状
 
  • 甲状腺ホルモン分泌低下:左右対称に脱毛し、地肌が見えるほど抜ける場合があり、皮膚が色素沈着を起こします。また、マラセチアやヒゼンダニなどに感染しやすくなります。
  • 性ホルモン分泌過多または減少:生殖器・肛門の周りが脱毛します・ヒートの周期も狂います。
  • 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群):ドライヘアになって左右対称に脱毛します。残った毛もごわついた感じになります。
  • アレルギー:毛根に近い部分に炎症を起こして脱毛します。(痒みを伴います)
  • 感染症(真菌・細菌・寄生虫):毛根に近い部分に炎症を起こして脱毛します。(痒みを伴います)
  • リングワーム:円形脱毛症のような抜け方をします。

リノール酸・リノレン酸、EPA、DHAなどの脂肪酸を食事に加えてあげることは
毛質の改善に役立ちます。
脂肪分の補給で植物油を加えてあげる場合は中型犬で小さじ1/2程度、
大型犬でも小さじ1杯くらいを目安にします。
脂肪分をあげすぎるとウンチっちが柔らかくなりますので
ウンチっちの状態をチェックしながら身体に合った量を決めてあげて下さいね。

またビタミンや亜鉛(ジンク)は皮膚のコンディションに欠かせない栄養素です。
私たちと同じようにわんこもβカロチンを体内でビタミンAに変えることができます。
我が家のCoCoっちはβカロチンたっぷりのニンジンをおやつにしていますが、
これはコートに良いおやつでもあります。
ストレスが原因の場合は涼しい時間帯にお散歩をうんと楽しむ、
お家の中で思い切り遊んであげるなど運動量を増やしてあげることも大事です。
適度な日光浴・規則正しい生活・適切なバランスのとれた食事で
みんな脱毛をしっかり防いで、ピカピカコートを保ってね。
女の子の場合はヒートの周期(ホルモン)と関係している事も多いので
ヒートのたびにどんな変化があったか記録しておきましょう
皮脂線の詰まりや皮膚の新陳代謝の衰えはコートの健康に大きく影響します。
毎日のブラッシングやマッサージで皮膚の新陳代謝を促進させてあげましょう。
脱毛はホルモン異常などの場合もありますし、
寄生虫による場合でも治療が長引くケースが多いのでできるだけ早く診断を受けて下さいね。
急に毛がばさついてきた・毛づやがなくなってきたという場合も病気の可能性があるので要注意です。

 

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お勉強室もどんどん項目が増えて今月で90項目となりました。
実は毎月マガジン前はいつもテーマが決まるまで悶々としてしまう
「マガジンブルー」な時期を過ごすのですが、
今月は本当にテーマが決まるまでの時間が長く、
決まったのが、マガジン発行2日前でした。
…というわけで、今月は(今月も?)バタバタでした~~。
 
最近、頂いた中で、シニアになってきていろいろな症状が出てきたことで
手作り食に自信がなくなり、そして且つ、
獣医さん選びに疑問を持ってらっしゃるママさんからのメールが気になりました。
みなさんの中にも同じようなギャップを感じてらっしゃる方もいらっしゃるかも知れませんと
メールを頂いたママさんから載せて下さいと了承を得ていますので、
こちらでご紹介させて頂きますね。
 
可愛いわが子の為に手作り食も一生懸命続けてきたのに
シニアになってくると次々といろんな症状が出て来て、
いろいろな部分で自信が持てなくなる時だってありますよね。
めげちゃう時、落ち込んじゃう時だってありますよね。
私もチュ~ちゃんが病気になった時、同じ思いでした。
 
だけど・・・ママの精神状態は実は一番大事です。
ママが元気なら愛犬は元気、ママが元気じゃないと元気がなくなる。
私は自分の子は自分を映す鏡だと思っています。
元気で明るくポジティブに、「どんなに辛い状況の中でも
愛する我が子の為に、ママは不屈の精神で強く笑って過ごす」のです。
どんなに厳しい状況でもしっかり前を向いて自信を持って
笑っていられる強い精神力を持つこと、これは私の目標です。
みんな頑張れ、頑張れ!です!!!(私自身にもです)
 
獣医さん選びに関しては、
「今の動物病院へサプリメントの内容成分の説明をしたのですが、
病院側はあまりいい顔をされませんでした。
私が暮らしている町はまだまだ田舎で、動物への思考にズレがあるように感じました。
上手く説明出来ないのですが、赤ちゃんの時から約9年お世話になっているし、
信頼したいのですが、病院の方針と自分の方針のギャップに少し戸惑いを感じました。
飼い主としては病気になる前の処置と考え。病院側は、病気になってこそ来て下さい。
そんなギャップがまだまだ大きいですね。」とのメールを頂きました。
 
みなさんはどんな基準で獣医さんを選んでらっしゃいますか?
以下は私の考えです。

時代は「予防医学」です。(これは言い切れます)
CoCoちゃんの獣医さんを選ぶ時も「自分はどうしたいか」が一番大事なことでした。
なので「ママさんがどうしたいか」です。
私は「できるだけナチュラルで身体に負担の少ない方法で
病気にならない(なりにくい)身体を作ってあげたい。
そのためのアドバイスをちゃんともらえる獣医さんを選びたい」でした。

もちろん緊急時対応の病院もありますが、
まだパピーで、既往歴などがあるわけではないので
その時はその時でデータのコピー(血液検査など)を
もらっておけば自分で説明できる範囲であるというのが前提です)
CoCoちゃんの場合は、去勢手術の後も抗生物質は使いませんでした。
自然治癒です。
徹底したホリスティック医学の先生だからです。
今年の検診も際も「じゃ来年まで来なくていいようにね!」です。

チュ~ちゃんの場合はホリスティックドクターではなく
24時間緊急体制の病院にホームドクター、
それ以外に心臓専門医、お目眼の専門医にかかっていました。

なので獣医さんは「目的や我が子の年齢・症状によって選ぶ」ものです。
そしてそれは「愛する子の命を一緒に守ってくれる役割の方を選ぶ」ということです。

充分に納得して安心して任せられる事は「最低条件」です。
 
・・・と、お返事させて頂きました。
みなさんも納得できて一緒に考えて下さる獣医さんを選んでくださいね。
ママが納得して信頼できることイコール我が子の安心にも繋がります。

  

暑い暑い季節だけど、みんな気持ち良くお昼寝して
充分に身体を休めて、涼しい時間のお散歩を楽しんで、美味しくご飯を食べる。
そんな基本的な毎日を元気に幸せに送っていてね。
 
シニア組さんはどうかくれぐれも無理をしないように、
今年の夏も穏やかにのんびり過ごして乗り切りましょうね!
 
Jul.2011

 

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