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  5. シニアのメインテナンス- 1・免疫・関節・尿路系
 9月 15, 2008  PawPawClub, PawPawお勉強室  毎日のケア・元気に過ごすヒント,  * ハッピーシニアになろう

 chuchu-from-kakomie.jpg 愛すべきシニアな子たち

 

人間では65歳からシニアですが、
わんこの場合は、小型犬で12歳以上、大型犬で6歳から8歳以上、
にゃんこの場合は12歳くらいからシニアと呼ばれます。
(以前はもっと若い年齢からシニアと呼ばれましたが、
最近は寿命も延びているので、こちらの獣医さんの指標も変わってきました)
 
シニアになってくるとお耳が遠くなったり、白内障でお目眼が見えにくくなったり、
関節が弱ってきたり、腫瘍におかされたり、心臓病を発症したり、
糖尿病になったり、消化機能が衰えたりします。
 
ちょっとした変化、こんな部分に注意してみてあげて下さいね・・・という部分は
「ハッピーシニアへの道」 に詳しく書かせていただいていますので、
ご参考になさって下さいね。
 
 
 
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iiko.gif いつまでも一緒にうんとハッピーに

 

シニアになっても元気な子はいっぱいいます。
いつまでもお散歩が楽しいこと、いつまでもご飯が美味しいこと、
いつまでも幸せ感がいっぱいで過ごせること、
その為には「痛いこと」や「苦しいこと」にならないように
徹底した予防をしてあげる必要があります。

私たち人間でもこれは同じですね。
ある程度の年齢に達し、今まで平気だった動きができなくなったりすると
え?と肉体的な衰えを実感して、急に精神的にも老けこんでしまいそうになります。
病は気からと同じように、老化も気持ちの影響するところは非常に大きいですね。
(おばさんと呼ばれ続けると本当におばさんになってしまうのと同じですね)
 
わんこの場合は、まず身体の元気さに加えてママの気持ちも影響します。
もちろん気をつけるところはうんと気をつけてあげながら
「もうシニアだから」ではなく、「まだまだシニアなんて呼ばせない!」です。
一緒にいつまでも転げまわってじゃれあいましょう。
わんこは私たちよりもうんと元気ですものね~!
 
私は最近、腰痛をかばう格好でいたら太ももの筋肉に影響が出て内股の肉離れ、
その後その筋肉ををかばっていたら、今度は膝の関節に影響が出てしまいました。
今はヨガで筋力作りです。・・・が、バランスを崩して手首を捻挫・・・ふぅぅぅ
チュ~ちゃんがママの年齢の時はとってもピチピチだったのに・・・
 
  
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iiko.gif  「加齢」をしっかりサポートしてあげる栄養素たち

 

シニアになると、食事の量が減ったり、ビタミンやミネラル、腸管を通る電解質などの
代謝吸収能力が落ちたり、腎臓機能の低下からも栄養素を失いやすい状況になります。
こういった加齢による変化に対しては、サポート的な栄養素が必要となってきます。
 
以下は各症状やテーマ別のサポート栄養素やハーブたちです
(わんこにもにゃんこにも使えるものと、わんこだけの記載のものがあります)
ハーブには禁忌もありますが、ここでは「シニアに注意な部分」だけを記載しています。

ハーブに関しては 「Paw's ハーブデータ」
食材については 「症状別食材」 もご参考になさって下さいね。

 各ハーブ別のデータへはお勉強室のメインメニューから飛んで下さいね
 
 
 

  

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iiko.gif  免疫系をしっかりサポート

 

通常の細胞の活動の副産物としてのフリーラジカルの蓄積は
老朽化している内臓機能を弱らせることで、免疫システムを弱めてしまいます。
 
ビタミン・ミネラル・抗酸化食品などは、免疫システムを正常に保ちながら
心臓循環系・肝臓・脳神経系のサポートに役立ちます。
 
しっかり抗酸化=しっかりアンチエイジング
これはどんな年齢であってもまず第一ですね!
 
抗酸化食品については 「ガンに負けるな!」 もご参考になさって下さいね。
 
 

 

 抗酸化と免疫力のキーワードとなる栄養素たち 

 

ビタミンA,C,E
Vitamins A,C and E
 
    • ビタミンA,C,Eはフリーラジカルをやっつけるという意味では、人、わんこ、にゃんこに共通して有益です。
    • ビタミンAはビタミンCやビタミンEの応援団です。みんな抗酸化ビタミンですが、ビタミン自身が酸化して細胞の酸化を防いでいます。
    • ビタミンCやビタミンEがフリーラジカルと戦って壊れそうになると、ビタミンAが応援に来て自分が身代わりになってビタミンCやビタミンEを守ります。逆に身体の中でビタミンAが少なくなるとビタミンCやビタミンEが身代わりに酸化されてビタミンAを守ってくれるといった防御グループです。
    • こういったことがビタミンAをたっぷり摂ってもビタミンCやビタミンEと一緒に摂れば過剰摂取にならない理由となります。
    • シニアになると細胞の酸化が進むので抗酸化ビタミントリオはしっかり摂って連携プレーで頑張ってもらいましょうね。
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ベータカロチン
Beta-carotene
 
  • ベータカロチンは、わんことにゃんこに対して、白血球の凝縮を助けて、免疫システムを保ちます。ベータカロチンは細胞膜の破損を防止してくれる働き(上皮細胞の保護作用)もあります。
  • 目に不可欠なビタミンであり、視力の低下を防ぎ、神経細胞の活性化を促してくれます。 
  • βカロチンは熱に強い抗酸化栄養素で体内でビタミンAに転換されます。

 

SAMe
(Sアデノシル
Lメチオニン)
S-adenosylmethionine
 
  • SアデノシルLメチオニン(Lメチオニン)は、わんこの免疫系をサポートしてくれます。
  • 抗酸化作用がとても優れていて肝臓や動脈への中性脂肪の付着を予防して、脂肪肝、動脈瘤、高血圧などを予防しながら、腎臓の循環機能を高めてくれる役割があります。

 

コエンザイムQ-10
Conzyme Q10
CoQ-10
 
    • CoQ-10は正常な免疫機能を刺激して、慢性疲労症候群やその他の免疫系障害を助ける働きがあります。
    • 全ての細胞のエネルギー触媒で、それ自体が天然の抗酸化物質です。エネルギーの産出、血管の強化、歯槽膿漏を改善したり、肥満の予防と改善に関与します。
    • ミトコンドリアの機能を活性化する作用をもっており、細胞膜を安定させることで代謝のプロセスを改善し加齢のプロセスを遅らせる働きをしてくれます。
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DMG
N.N Dimethylglycine
 
    • 身体の中で細胞に直接働きかけ、効率的な酸素利用を促し、筋肉回復を支援しながら抗原への免疫反応を強化するとともに微生物からの感染を予防してくれます。
    • ビタミンEと同様の強力な抗酸化力がありますので、ビタミンAやビタミンCと一緒に摂ることでより効果的に働きます。 
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グレープシード
Grape Seed Extract
 
    • グレープシードには、抗酸化作用の強いカテキンの結合体であるプロアントシアニジン(PCOs)を含んでいるよ。プロアントシアニジン(PCOs)は抗酸化作用が非常に強いため、細胞の隅々まで行き渡る特徴を持っており、細胞の老化の原因となるフリーラジカル(活性酸素や過酸化脂質)を敏速に隅々までやっつけてくれる作用があります。
    • 強力な抗酸化力はビタミンEの50倍、ビタミンCの20倍とも言われ 全身の細胞内で発生した活性酸素を速やかに効果的に除去することで全身の細胞の老化を防ぎます。
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リポイックアシッド
Lipoic acid
 
  • リポイックアシッド(リポ酸・αリポイック酸)は、わんこの免疫系をサポートしてくれます。(にゃんこは過剰摂取に注意)
  • 強力な抗酸化作用を持っていて、ビタミンC、E、CoQ-10、グルタミンなどの働きを助けて細胞の新陳代謝やエネルギー産生を活性化させながら、それらの抗酸化作用を高める働きがある強力な抗酸化応援因子です。

 

セレニウム
Selenium
 
  • セレンは抗酸化作用としては、過酸化脂質などの分解酵素の必須成分で、細胞膜を過酸化物から守ってくれます。
  • 特にビタミンEと一緒に働いた時に相互の効果を高めます。
  • セレニウム不足は、心筋症、心房性細動、筋ジストロフィー、脊柱側彎症、肝硬変などの病気の原因ともなるといわれています。特に心臓病との関係は深く、心筋症などはセレニウムの補給で改善するという報告も多くあります。
  • 抗酸化作用で細胞の悪性変換を抑え、がん細胞の増殖を抑制する作用も認められています。免疫機能に直接働く大食細胞やキラー細胞を活性化することで抗体の産生に役立ち、免疫システムを向上させる働きをします。
  • CoQ-10のの生成を助ける働きがあります。

 

ジンク(亜鉛)
Zinc
 
  • 免疫機能を正常に保つ上でなくてはならないミネラルです。免疫機能に関与するので、アメリカではエチネシアが流行るずっと以前にはジンク(亜鉛)を飲むと風邪をひかないと、サプリメントの代表みたいに飲まれていた時期がありました。
  • インシュリンを構成する成分でもあるので糖尿病予防にも役立ちます。 
    鉛や水銀など有毒物質の毒性を弱める力がありますので、環境汚染の中でシニアの身体をしっかり守る働きをしてくれます。

 

バイオフラボノイド
Bioflavonoids
 
    • 抗酸化作用、殺菌作用、抗菌作用、抗ウィルス作用があります。抗酸化ビタミンであるビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果を発揮します。
    • バイオフラボノイドは抗癌剤プロポリスの主成分でもあります。活性酸素を除去してDNAの破壊を防ぎいだり、感染に対する免疫力を高めてくれます。バイオフラボノイドは大豆にも含まれます。
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アシドフィルス乳酸菌Lactobacillus Acidophilus

 
    • アシドフィルス乳酸菌で元気になる腸内善玉菌の中には、免疫機能を活性化させてウイルスや細菌、癌から僕たちの身体を守ってくれるインターフェロンの生産を助けるものや癌細胞を殺すキラー細胞と呼ばれる免疫細胞を活性化するものもあります。 
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iiko.gif  関節をしっかりサポート

 

関節の問題は老化が進めば進むほど深刻かつ複雑になってゆきます。
かなりのパーセンテージのシニアの子は、関節炎、股関節形成不全、
膝関節亜脱臼やその他の関節や骨の問題に苦しみます。
 
早期発見、早期ケアが、予後を大きく左右させますので
お散歩の時、いつもの階段を上り下りする時、座ったり立ち上がったりする時、
注意深く観察して、最初のサインを見逃さないようにしましょう。
 
ジャーマンシェパード・セントバーナード・ロットワイラー・レトリエバーなどは
先天的に股関節形成不全がある犬種なので、年齢と共に特に注意が必要です。
 
マルチーズ・チワワ・トイプードル・ポメラニアン・ヨーキーなどの小型犬では、
膝関節の脱臼が起こりやすく、これは遺伝的なものと後天的なものがあります。
 
これは最近私自身がなったかも?と、一瞬ドキッとしたものですが(大丈夫でしたが)
膝の靭帯を痛めてしまうことも最近のわんこには多いと言われています。
シニアになってきて弱くなってきた靭帯に急激な負担がかかって切れるというものです。
(膝蓋骨脱臼を放置していると、急な動作で変な力が加わって切れたりすることもあります。
痛みのある個所をかばう動作が身に着くと変な動きもとっさに出てしまいます。<実感)
 
普段からの適度な運動とサポート、加えて過度な負担が関節にかからないよう
おデブさんは、しっかりダイエットもしてね!
シニアな年齢に向かう前から筋力もしっかり付けておくことが大事です。
筋肉犬であるかないかは、シニアになった時にその違いがはっきり出ます。
スタミナも骨への影響も病気への抵抗力もすべて違ってきますよ。
 
詳しくは 「筋肉犬のすすめ」 を見てね。

 

 元気な関節を保つためにキーワードとなる栄養素たち 

 

グルコサミン
コンドロイチン
Glucosamine
Chondroitin
 
    • グルコサミンとコンドロイチンは、関節軟骨をサポートすることにより加齢による足腰の衰えをできるだけ遅延させるために、単体で摂っても一緒に摂っても有効です。
    • 骨の内部は、コラーゲンという固い線維が網の目のように張りめぐらされていて、これを「クッションのようなのり」でしっかり固め、その周りをカルシウムやリンを主にしたミネラルでコンクリートのようにガチガチに固めた(石灰化)ものといった感じです。その「クッションのようなのり」の役目をしっかりしてくれるのがグルコサミンやコンドロイチンです。
    • 神経痛にもグルコサミンやコンドロイチンが効く理由は、神経系の結合組織であるグリア細胞や末梢神経線維の外側を包む結合組織性の膜に作用して、神経線維に加わる刺激を和らげると同時に、痛みを起こすブラディキニンなどの発病物質を吸着除去することによるものと考えられています。
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MSM
Methylsulfonylmethane
 
    • サルファ(イオウ)を含む栄養素の中で最も注目されているのが MSM (methylsulfonylmethane) です。MSMは結合組織、酵素、免疫グロブリンの合成に必須のイオウの基で、体内でイオウを必要とする物質や組織の生成過程で、必要なイオウを提供します。
    • 鎮痛、腫れや炎症を押さえる作用、皮膚や細胞膜を通過する作用、神経インパルスの伝達を促進(伝達を抑制する酵素コリンステレ-ズの作用を抑制)して、腸の動きを活発にする作用、筋肉の痙攣やつりを押さえ筋肉を弛緩する作用、結合組織のコラーゲンを構成するタンパク質の構造を正常化して、傷跡を目立たなくする作用、リュウマチ、狼瘡、膠原病などの自己免疫症を軽減する作用があります。
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グリーンマッスル
Green-lipped Mussel
 
  • グリーンマッスルには関節のメインテナンスに役立つグリコサミノグリカン(GSGs・グルコサミンの構成成分の一つ)、微量ミネラル、脂肪酸などが含まれています。
 
ヒアルロン酸
コラーゲンタイプⅡ
Hyaluronic acid (HA)
Collagen type Ⅱ
 
  • ヒアルロン酸やコラーゲンはグリコサミノグリカンの結合を刺激して、関節を潤し、動きを潤滑にするのを助けます。

 

ホワイトウィローバーク
White Willow bark
 
  • 関節の炎症を抑える効果があります。
  • リウマチや腰の痛みを緩和してくれる事で有名で、その効用は「ハーバルアスピリン」とも呼ばれているくらいです。
  • わんこには全く問題がないハーブですが、にゃんこにはサリチル酸(アスピリン)はフェイタルコンディション(致命的な状態)になるので、プロの指示を受けながら使用する必要があります。

 

ボスウェリア
Boswellia
 
  • 関節の炎症を抑える効果があります。
  • 緩和作用が筋肉や関節へ働きかけて筋肉組織に直接働いて組織液を増やし、その流れをスムーズにし、痛みを和らげてくれるので、主にリウマチ系の疾患に使われます。
  • ボスウェリアは、時に下痢やスキントラブル、吐き気などの症状が出ることがあるのでシニアには注意して使って下さいね。

 

ユッカ
Yucca
 
  • 関節の炎症を抑える効果があります。
  • ユッカは自然界で最も強カなステロイドサポニンを含んでいます。(ステロイドサポニンとはステロイドそのものではなく副腎にステロイドを作らせるのを促進するもので、身体の中で自然に産出されるコルチコステロイドのもとになるもの)このステロイドサポニンが、関節炎、骨・関節の障害、柔軟組織の腫れに効果があります。
  • 適量を正しく使えば安全なハーブですが、過剰摂取や長期摂取で胃や腸の粘膜を刺激するので、15%以上の含有量のものは避けて下さいね。

 

ジンジャー
Ginger
 
  • 関節の炎症を抑える効果があります。
  • 筋肉と関節のこわばりを緩和し、皮膚の赤みを取り除き、鎮痛作用があります。
  • 心臓病・糖尿病・血液凝固の為に投薬治療を受けている場合は、ごくごく少量しか使えません。チュ~ちゃんの場合は心臓のお薬を飲んでいたのでほんのちょっぴりだけ、時々食事に混ぜていました。
  • ジンジャーは漢方のとらえ方の中では、長期に渡る大量の摂取で痔核や目の充血性障害が起こる可能性があると言われてます。でも薬効もきわめて高くていろいろなハーブの代用ハーブとして勧められているハーブでもあるので、シニアに使う場合はごくごく少量を!がお約束ですね。

 

アルファルファ
Alfalfa herb
 
  • 関節の炎症を抑える効果があります。関節炎、リウマチ、痛風に対してはベストハーブとも言われています。
  • ビタミンA,B1,B12,C,D,E,Kと血中の酸素の運搬をスムーズにさせるクロロフィルが多く含まれていて、関節炎のわんこやにゃんこ、ウサギ、リス、馬に対してディりーフードサプリメントとして使われています。栄養価が高いのでシニアなわんこへの摂取が推奨されているハーブでもあります。

 SAMe

(S アデノシル
L-メチオニン)
S-adenosylmethionine
 
  • 生理活動や代謝に有効なアミノ酸で関節の炎症をや痛みを抑える効果があります。

 

オメガ3脂肪酸
Omega-3 fatty acids
 
  • オメガ3脂肪酸にはEPA、DHA、αリポイック酸などがあり、これらは関節の炎症を防ぐ働きがあります。
  • 心臓病にも効果のあるEPA、脳細胞の脂質でもあるDHA、強力な抗酸化作用と、グルコース代謝をコントロールする作用は、体内のたんぱく質とグルコースが結びつく事で起こるコラーゲン変質を予防してくれる効果のあるαリポイック酸、これらの循環改善効果や神経伝達効果、フリーラジカル除去効果などが、シニアの関節の新陳代謝も高めてくれます。

 

ビタミンA,C,E
Vitamins A,C and E
 
  • ビタミンA,C,Eはフリーラジカルをやっつけるという意味では、人、わんこ、にゃんこに共通して有益です。
  • ビタミンCには、傷の治りを早める作用、皮膚、腱、骨に必要なコラーゲンの合成、抗ストレスホルモン(副腎腺で)のアドレナリンを作る作用、フリーラジカルによる脳と脊椎のダメージを軽減する作用があります。
  • ビタミンEは、筋肉細胞や関節を保護する役目や循環を改善する作用があります。

 

亜鉛
Zinc
 
  • 免疫機能を正常に保つ上でなくてはならないミネラルです。フリーラジカルをやっつけて関節の障害を防ぎます。
  • 身体の中の細胞を構成するたんぱく質やDNAの合成にかかわる大事なミネラルで、身体の中の300以上の酵素の主成分として細胞分裂の鍵となるミネラル。新陳代謝を活発に行う上でなくてはならないミネラルです。

 


Copper
 
  • ビタミンCが体内で利用されるときには銅が必要となります。健康な関節の維持に必要なコラーゲンの生成にも関与して骨を強化する働きをします。

 

マンガン
Manganese
 
  • 骨の石灰化に働いて、カルシウムやリン、その他のミネラルやビタミンと一緒に骨を作る働きをします。
  • 骨の結合組織に必須の酵素の補酵素として働くことで、骨や関節を丈夫に保ってくれます。

 

大豆タンパク
Soy protein
 
  • 大豆タンパクにはイソフラボンを含みます。エストロゲンの分泌が少なくなると、新しい骨を作る細胞の働きが悪くなり、骨からカルシウムが溶け出します。イソフラボンにはエストロゲン同様、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ作用があります。

 

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iiko.gif  膀胱機能をしっかりサポート

 

尿失禁(膀胱でおしっこをホールドできないこと)は
シニアな子にとって決してまれな出来事ではありません。

決定的な原因は特定されていませんが、
避妊手術や去勢によるエストロゲンやテストステロンといった
ホルモンバランスの崩れ(不足)も影響しているとも言われます。
これは膀胱がホルモンのバランスに依存する平滑筋でできているためで
これらのホルモンが少なくなると平滑筋の弾力が失われることによります。

シニアになってくると腎臓機能も低下してきますので
おしっこの回数が増えることで、間に合わない状態にもなりやすくなります。
男の子の場合は前立腺に炎症が起こったりするとおしっこの回数がさらに増えたり
尿失禁を起こしたり、排尿時に痛みを感じるようになったりします。
 
尿失禁は原因となる病気(糖尿病や脳神経系機能障害、
膀胱炎や腎臓病など)の一つの症状である場合も多いので
少しでも気になることがあればできるだけ早く獣医さんの診断を受けて下さい。
 
おしっこは絶対におんもで!の子もシニアになってきたら
少しずつお家でできるように準備をしてみましょう。
シートの上におしっこをすることでおしっこの異変にも気づきやすいことと、
もしも万が一、本当に万が一、病気になって身体がしんどくなった時に
「いつもの場所」がそこにあればそこまで行くのに頑張る体力が少なくて済みます。
その分、間に合わなかったりして自信を失わなくてすみます。
「自分でできるんだという自信」はシニアにとって気持ちを支えてくれる大切な要素です。
少しずつ少しずつ、元気なうちから、ちょっとだけ準備です。

 

 膀胱機能を衰えさせないためにキーワードとなる栄養素たち 

 

ソウパルメット
(ノコギリヤシ)
Saw palmetto
 
  • 前立腺肥大の治療薬として利用されるので有名なハーブです。ステロイドサポニンやタンニンを含んでいるので、消炎、抗菌、利尿、生殖器系の機能調整に役立ちます。
  • 去勢した男の子や避妊した女の子は、シニアになってくるとホルモンのバランスの崩れからおもらししちゃったりする子も増えます。ソゥパルメットは、そんなシニアの身体の中で特に頻尿、排尿障害やホルモンのバランス調整をしてくれるハーブです。

 

ワイルドヤム
Wold yam
 
  • ワイルドヤムは植物エストロゲン(phytoestrogens=エストロゲン様ホルモン物質)を含んでいるので、体内でエストロゲンと同様の働きをすることで、膀胱の筋肉をリラックスさせてくれます。

 

クランベリー
Cranberry extract
 
  • クランベリーは食物繊維とビタミンの含有量が高く、その抗菌作用によって尿路感染症の補助的療法として効果があります。豊富に含まれるビタミンCは免疫活性作用もあります。
  • クランベリーには、リンゴの約6倍、ブルーベリーの約2倍の量のビタミンCが含まれていますので、強力な抗酸化食品と言えます。尿を酸性にし、細菌の住みにくい環境にしてくれます。
  • 含まれる固有の化学物質キニン酸は大腸菌の成長を阻止して、それらが膀胱や腎臓の壁へ粘着するのを防ぐとともに結石の原因となる結晶の凝集を防ぐ働きをします。
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ホーステイル
Horsetail
 
  • 膀胱炎・前立腺炎などの泌尿器系疾患、むくみに効果があります。
  • 尿失禁のある場合には、ホーステイル、オーツ麦、プランテイン、コーンシルク、ネトルまたはソゥパルメットをすべて同じ割合にした濃いティを体重20パウンドに対してティスプーン1杯を1日2回使います。
  • 腎臓、膀胱、尿路系のサポートには刺激を抑えて抗菌作用のあるマーシュマロゥや、その他プランテイン、クリーバーズ、チックウィード、コーンシルクまたはコーシュグラスなどのハーブとあわせて使うことが最も効果的だと言われています。
  • 高血圧や心臓疾患がある子には使用できないハーブです。

 

大豆タンパク
Soy protein
 
  • 大豆たんぱくにはイソフラボンを含みます。イソフラボンには女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きがあり、卵巣の働きが衰えてエストロゲンの分泌が少なくなったシニアの女の子の膀胱のメンテナンスに役立ちます。
  • エストロゲンの分泌が少なくなると、新しい骨を作る細胞の働きが悪くなり、骨からカルシウムが溶け出します。イソフラボンにはエストロゲン同様、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ作用もあります。

 パンプキン種

Pumpkin seed
 
  • パンプキンシードはおしっこをしている間、膀胱の筋力を強化する働きがあります。

 

レーマニア
Rehmannia
 
  • あまり聞きなれないハーブですが、尿失禁のハーブとして紹介されている文献もありますので、ちょっと覚書としてここに書いておきますね。
 

 
* キドニーブースターはシニアになってきて腎機能が落ちてきた子の
ママさんたちからのリクエストを頂き
どうかみんなの腎臓がしっかりと守られますように・・・の願いを込めて商品化したものです。
 
細胞の酸素効率を高めるリキッドサラダとの併用が効果的です。
「腎臓病なんかにさせてたまるか!」です。
 
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お勉強室で最初にシニアの子たちの家庭でのチェックポイントをまとめたのは
2004年の10月、チュ~ちゃんが16歳の頃でした。
 
愛しい愛しいチュ~ちゃんを毎日見つめながら
「1日でも長く一緒にいたい、最高に幸せな一生を送ってほしい」と
そう強く願いながら「ハッピーシニアへの道」という題でまとめました。
 
あれから4年・・・18歳で旅立ったチュ~ちゃんは
天国の神様の御許でもうすぐ天使2年生になります。
地上での年齢はもうすぐ20歳のお誕生日です。
8年前に天使になったチャ~くんはもうすぐ21歳のお誕生日です。
 
今年も命日が近づき、いろいろな思いがあふれながらも
気がつけば、写真に向かって毎日自然に繰り返している言葉は
「幸せだったね!本当に幸せだったね~!ありがとう!」

目を閉じるだけでこの腕に抱っこの感触が戻るほど
今もずっとそばにいて見守ってくれていることを強く感じ
  大きく暖かい幸せな気持ちがあふれてきます。
今までも、そしてこれからもずっと永遠に変わることのない絆、
かけがえのない My Precious です。
 
みんな誰かの大切な大切な My Precious
 
毎日を元気に、ご飯がおいしくて、お散歩が楽しくて、
そして大好きがいっぱい!嬉しいがいっぱい!
一緒にいるだけでハッピーが次々に溢れてくるハネムーンな日々。
みんなもそんな幸せな幸せなシニアライフを過ごしてね。
 

Sep.2008

 

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