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愛すべきシニアな子たち
人間では65歳からシニアですが、 わんこの場合は、小型犬で12歳以上、大型犬で6歳から8歳以上、 にゃんこの場合は12歳くらいからシニアと呼ばれます。 (以前はもっと若い年齢からシニアと呼ばれましたが、 最近は寿命も延びているので、こちらの獣医さんの指標も変わってきました) シニアになってくるとお耳が遠くなったり、白内障でお目眼が見えにくくなったり、 関節が弱ってきたり、腫瘍におかされたり、心臓病を発症したり、 糖尿病になったり、消化機能が衰えたりします。 ちょっとした変化、こんな部分に注意してみてあげて下さいね・・・という部分は 「ハッピーシニアへの道」 に詳しく書かせていただいていますので、 ご参考になさって下さいね。
シニアになっても元気な子はいっぱいいます。 いつまでもお散歩が楽しいこと、いつまでもご飯が美味しいこと、 いつまでも幸せ感がいっぱいで過ごせること、 その為には「痛いこと」や「苦しいこと」にならないように 徹底した予防をしてあげる必要があります。
私たち人間でもこれは同じですね。ある程度の年齢に達し、今まで平気だった動きができなくなったりすると え?と肉体的な衰えを実感して、急に精神的にも老けこんでしまいそうになります。 病は気からと同じように、老化も気持ちの影響するところは非常に大きいですね。 (おばさんと呼ばれ続けると本当におばさんになってしまうのと同じですね) わんこの場合は、まず身体の元気さに加えてママの気持ちも影響します。 もちろん気をつけるところはうんと気をつけてあげながら 「もうシニアだから」ではなく、「まだまだシニアなんて呼ばせない!」です。 一緒にいつまでも転げまわってじゃれあいましょう。 わんこは私たちよりもうんと元気ですものね~! 私は最近、腰痛をかばう格好でいたら太ももの筋肉に影響が出て内股の肉離れ、 その後その筋肉ををかばっていたら、今度は膝の関節に影響が出てしまいました。 今はヨガで筋力作りです。・・・が、バランスを崩して手首を捻挫・・・ふぅぅぅ チュ~ちゃんがママの年齢の時はとってもピチピチだったのに・・・
シニアになると、食事の量が減ったり、ビタミンやミネラル、腸管を通る電解質などの 代謝吸収能力が落ちたり、腎臓機能の低下からも栄養素を失いやすい状況になります。 こういった加齢による変化に対しては、サポート的な栄養素が必要となってきます。 以下は各症状やテーマ別のサポート栄養素やハーブたちです (わんこにもにゃんこにも使えるものと、わんこだけの記載のものがあります) ハーブには禁忌もありますが、ここでは「シニアに注意な部分」だけを記載しています。 ハーブに関しては 「Paw's ハーブデータ」、 食材については 「症状別食材」 もご参考になさって下さいね。
各ハーブ別のデータへはお勉強室のメインメニューから飛んで下さいね
通常の細胞の活動の副産物としてのフリーラジカルの蓄積は 老朽化している内臓機能を弱らせることで、免疫システムを弱めてしまいます。 ビタミン・ミネラル・抗酸化食品などは、免疫システムを正常に保ちながら 心臓循環系・肝臓・脳神経系のサポートに役立ちます。 しっかり抗酸化=しっかりアンチエイジング これはどんな年齢であってもまず第一ですね! 抗酸化食品については 「ガンに負けるな!」 もご参考になさって下さいね。
抗酸化と免疫力のキーワードとなる栄養素たち |
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アシドフィルス乳酸菌Lactobacillus Acidophilus |
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関節の問題は老化が進めば進むほど深刻かつ複雑になってゆきます。 かなりのパーセンテージのシニアの子は、関節炎、股関節形成不全、 膝関節亜脱臼やその他の関節や骨の問題に苦しみます。 早期発見、早期ケアが、予後を大きく左右させますので お散歩の時、いつもの階段を上り下りする時、座ったり立ち上がったりする時、 注意深く観察して、最初のサインを見逃さないようにしましょう。 ジャーマンシェパード・セントバーナード・ロットワイラー・レトリエバーなどは 先天的に股関節形成不全がある犬種なので、年齢と共に特に注意が必要です。 マルチーズ・チワワ・トイプードル・ポメラニアン・ヨーキーなどの小型犬では、 膝関節の脱臼が起こりやすく、これは遺伝的なものと後天的なものがあります。 これは最近私自身がなったかも?と、一瞬ドキッとしたものですが(大丈夫でしたが) 膝の靭帯を痛めてしまうことも最近のわんこには多いと言われています。 シニアになってきて弱くなってきた靭帯に急激な負担がかかって切れるというものです。 (膝蓋骨脱臼を放置していると、急な動作で変な力が加わって切れたりすることもあります。 痛みのある個所をかばう動作が身に着くと変な動きもとっさに出てしまいます。<実感) 普段からの適度な運動とサポート、加えて過度な負担が関節にかからないよう おデブさんは、しっかりダイエットもしてね! シニアな年齢に向かう前から筋力もしっかり付けておくことが大事です。 筋肉犬であるかないかは、シニアになった時にその違いがはっきり出ます。 スタミナも骨への影響も病気への抵抗力もすべて違ってきますよ。 詳しくは 「筋肉犬のすすめ」 を見てね。
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SAMe
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尿失禁(膀胱でおしっこをホールドできないこと)は シニアな子にとって決してまれな出来事ではありません。
決定的な原因は特定されていませんが、避妊手術や去勢によるエストロゲンやテストステロンといった ホルモンバランスの崩れ(不足)も影響しているとも言われます。 これは膀胱がホルモンのバランスに依存する平滑筋でできているためで これらのホルモンが少なくなると平滑筋の弾力が失われることによります。
シニアになってくると腎臓機能も低下してきますのでおしっこの回数が増えることで、間に合わない状態にもなりやすくなります。 男の子の場合は前立腺に炎症が起こったりするとおしっこの回数がさらに増えたり 尿失禁を起こしたり、排尿時に痛みを感じるようになったりします。 尿失禁は原因となる病気(糖尿病や脳神経系機能障害、 膀胱炎や腎臓病など)の一つの症状である場合も多いので 少しでも気になることがあればできるだけ早く獣医さんの診断を受けて下さい。 おしっこは絶対におんもで!の子もシニアになってきたら 少しずつお家でできるように準備をしてみましょう。 シートの上におしっこをすることでおしっこの異変にも気づきやすいことと、 もしも万が一、本当に万が一、病気になって身体がしんどくなった時に 「いつもの場所」がそこにあればそこまで行くのに頑張る体力が少なくて済みます。 その分、間に合わなかったりして自信を失わなくてすみます。 「自分でできるんだという自信」はシニアにとって気持ちを支えてくれる大切な要素です。 少しずつ少しずつ、元気なうちから、ちょっとだけ準備です。
膀胱機能を衰えさせないためにキーワードとなる栄養素たち |
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パンプキン種
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* キドニーブースターはシニアになってきて腎機能が落ちてきた子の
ママさんたちからのリクエストを頂き
どうかみんなの腎臓がしっかりと守られますように・・・の願いを込めて商品化したものです。
細胞の酸素効率を高めるリキッドサラダとの併用が効果的です。
「腎臓病なんかにさせてたまるか!」です。
お勉強室で最初にシニアの子たちの家庭でのチェックポイントをまとめたのは 2004年の10月、チュ~ちゃんが16歳の頃でした。 愛しい愛しいチュ~ちゃんを毎日見つめながら 「1日でも長く一緒にいたい、最高に幸せな一生を送ってほしい」と そう強く願いながら「ハッピーシニアへの道」という題でまとめました。 あれから4年・・・18歳で旅立ったチュ~ちゃんは 天国の神様の御許でもうすぐ天使2年生になります。 地上での年齢はもうすぐ20歳のお誕生日です。 8年前に天使になったチャ~くんはもうすぐ21歳のお誕生日です。 今年も命日が近づき、いろいろな思いがあふれながらも 気がつけば、写真に向かって毎日自然に繰り返している言葉は 「幸せだったね!本当に幸せだったね~!ありがとう!」
目を閉じるだけでこの腕に抱っこの感触が戻るほど今もずっとそばにいて見守ってくれていることを強く感じ
大きく暖かい幸せな気持ちがあふれてきます。今までも、そしてこれからもずっと永遠に変わることのない絆、 かけがえのない My Precious です。 みんな誰かの大切な大切な My Precious 毎日を元気に、ご飯がおいしくて、お散歩が楽しくて、 そして大好きがいっぱい!嬉しいがいっぱい! 一緒にいるだけでハッピーが次々に溢れてくるハネムーンな日々。 みんなもそんな幸せな幸せなシニアライフを過ごしてね。
Sep.2008
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