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わんこは肉食なのになぜお野菜や果物が必要なの? そんな素朴な質問に対しての答えがここにあります。 お野菜や果物を多く取る人ほど、ガンや糖尿病、 心臓病や他の成人病が少ないというのは、 ヒトにおいて1900年代に既に理論的に証明されていますが、 その理由としてポリフェノール(特にフラボノイド)のパワーが挙げられます。 野生の肉食動物たちは、お肉や骨だけでなく内臓も食べます。 これはつまり草食動物の胃の中の植物も食べているということです。
ポリフェノール(フラボノイド)のパワーで長生きするためわんこご飯にもしっかり取り入れて、みんな元気に過ごしましょう!
ターメリックに含まれるクルクミン・
ポリフェノールの中でも植物が紫外線の害から自己を守るためや
フラボノイドには、その種類によって強い抗酸化作用(活性酸素除去作用)、
PawPawClubの商品たちにもフラボノイドが含まれています。
以下はフラボノイドの種類と損も働き、含まれる食材たちです。
毎日の食事に取り入れて元気いっぱいに過ごしましょうね!
「いつもお野菜食べているよ!元気パワーがあると知って嬉しいな!」
「あ、これってこんな効用があるんだね!!」・・・って
ニコニコみんなに元気になっていただけますように!
PawPawClubわんにゃんたちはサプリメントを摂ってらっしゃる子も多いので
サプリを摂ってない子もケア商品に入っているフラボノイドがあるので載せました。
フラボノイドの種類と効果・摂れる食材
アントシアニン
- 植物の色素であるフラボノイドで、加齢による変化にも拮抗する強い抗酸化作用があります。ベリー類やナスなどの鮮やかな赤、青、紫などの色がアントシアニンで、意外に知られていない部分ではほとんどのお花の色もアントシアニンなのです。
- 眼の中の網膜には紫色のロドプシンという色素があります。このロドプシンに光が当たって脳に信号が送られ目が見え、同時に再合成されるというシステムです。この再合成を助けるのがアントシアニンで、同時に年々もろくなる網膜の毛細血管の強化や角膜や水晶体を構成するコラーゲンの保持効果もあると言われています。
含まれる食材たち - ビルベリーやブルーベリーなどのベリー類・カシス・紫芋・小豆などに多く含まれます。
サプリメントのビルベリーはアントシアニンの塊です
プロアントシアニジン
- プロアントシアニジンはアントシアニンに似ているものですが、紫色のブドウの皮や種に含まれる渋み成分であるカテキンの結びついた物質のことです。
- グレープシードに含まれるプロアントシアニジンは特に強力でビタミンEの50倍もの抗酸化力を持つと言われるのはとても強い抗酸化力のカテキンの集合体だからなのです。
- 歯垢を作る酵素グルコシルトランスフェラーゼ(グルカン合成酵素)を阻害する働きもあります。
- 以下はヒトの記事なのですが、わんこのメタボにも有効かな?と思ったのでここに載せておきますね。「2018年06月15日に発表された東京医科歯科大学と東北大学の研究報告で、ポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンを豊富に含むブドウ種子エキス(グレープシードエキス)が、閉経女性のモデルである卵巣摘出マウスにおいて、腸内フローラを改善し、肥満や糖尿病を予防・改善する効果を発揮することを見出しました。
日本人女性平均寿命は 86.99 歳(厚生労働省 第 22 回生命表)に到達し、閉経後も多くの女性は20~40年と長生きをします。しかし、閉経は内臓脂肪増加とそれに伴う血糖上昇、いわゆるメタボリックシンドロームのリスクを高めることが知られています。東京医科歯科大学と東北大学の研究グループは、閉経女性のモデルである卵巣摘出マウスでは腸内フローラにおいていわゆる「デブ菌」と呼ばれるファーミキューテス門に属する細菌が増加すること、プロアントシアニジンを多く含むブドウ種子エキスを投与することにより、腸内フローラの変化が抑制され、脂肪蓄積による肥満および血糖調節機能の低下、すなわちメタボ化が予防されることを明らかにしました。この研究結果研究成果は、2017年12月および2018年2月に本邦 科学誌 Journal of Medical and Dental Sciences と米国科学誌 Journal of Food Science 4月号、Journalof Medical and Dental Sciences 6月号に掲載されました。」この記事が発表されたのと同じ時期に、PMC(PubMed Central)でもリグナンというポリフェノールの一種が腸内の善玉菌を増やすという記事が載っていました。シニアわんこにも効果があるかな?と思うと興味深いですよね。私自身は抗酸化のためにずっとグレープシードを飲み続けていますが、そういえばメタボ体系にはなってないかな。もちろんシニアになったチュ~ちゃんにもあげていましたし、ミドルエイジになったCoCoっちにもあげています。
含まれる食材たち - ブドウの皮や種に含まれる色素なので、ブドウの種や皮をそのままわんこにはあげられませんが、エキスとしては安全にあげられます。(安全性についてもグレープシードのページに説明を載せています)
ルテイン
- ルテインとは濃い緑黄色野菜に含まれるカロチノイドという強い抗酸化力を持つ色素のことです。お花のマリーゴールドの鮮やかなオレンジ色や黄色もこのカロチノイドです。
- ルテインには青色の光(ブルーライト)を吸収する働きがあります。
含まれる食材たち - 濃い緑色のほうれん草やケールやブロッコリー・濃いオレンジ色のかぼちゃやニンジン・黄色やオレンジ色のパプリカなどに多く含まれています。また動物性脂肪や卵黄にも含まれています。うちのCoCoっちはパプリカやニンジンが大好きなので切ったものをおやつとしてあげていますが、毎日のご飯にはブロッコリーやケール、パセリなど緑色の濃い野菜をペーストにしたものを取り入れてあげています。濃い緑のお野菜をみんなもいっぱい摂ってね!
- ほうれん草はシュウ酸が強いのでシュウ酸カルシウム結石のある子にはあげないでくださいね。
カテキン
- カテキンは最も耳にすることの多いフラボノイドですね。緑茶のタンニンという渋み成分の主成分がカテキンです。血糖値の上昇を緩やかにしてインシュリンの過剰分泌を抑える作用があることで最近はダイエット効果があるとして注目を浴びていますね。
- 抗菌作用や抗ウィルス作用があるので食事と一緒にお茶を飲むことで食中毒を防ぐ働きもあります。
- 虫歯の原因となるミュータンス菌の増殖を防ぐ働きもあります。お茶ってすごい!
- カテキンには強い抗酸化力があるので身体をフリーラジカルから強力に守ってくれます。
- ハーバルスプラッシュにも入っていますが、消臭効果とともに、殺菌作用、抗ウィルス作用、抗酸化作用で肌とコートを細菌からも紫外線の害からも守ってくれます。
ハーバルバスとハーバルスプラッシュにはカテキンが入っています
含まれる食材たち - カテキンといえば緑茶!ですが、緑茶にはカフェインも多く含まれていますのでわんこにはお勧めしません。
- お茶以外には小豆や大豆にも含まれています。
ヘスペリジン
- ヘスペリジンというフラボノイドには抗アレルギー作用があります。アレルギーには4つの型があるのですが、最も多い1型はアレルゲンが体内に入ると過剰に反応するIgEという物質が作られて、このIgEがという抗体がマスト細胞(肥満細胞)のレセプター(受容体)と結合します。そこにアレルゲン(抗原)が結合すると抗体からの命令でマスト細胞がヒスタミン等の化合物を産生して、それが炎症を起こします。花粉症やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどはなどはこの1型です。ヘスペリジンは、この1型アレルギーに対して、マスト細胞の膜を強力にする働きがあるので、マスト細胞の膜が破れないことでヒスタミンの放出を抑えられます。(ちなみに2型は自己の細胞に結合した特異抗体(IgG)が抗原への抵抗性をに刺激して起こる自己免疫疾患などを引き起こす型です。3型は、抗原抗体反応によって産生される免疫複合体が細胞に沈着して起こります。薬物アレルギーはこの3型にあたります。4型は1-3までとはまったく別でリンパ球が起こすものです。)
- 肝臓で脂肪酸が合成されるのを抑えて、エネルギーに変えることで脂肪酸を分解してくれます。
- ビタミンCの吸収を高めるので、ビタミンCと一緒に摂ると相乗効果があります。ビタミンCがコラーゲンを作るのをサポートして毛細血管を丈夫にしてくれます。
含まれる食材たち - 柑橘類の皮や房や皮の内側の白いスジのような部分に多く含まれますので、おみかんをあげるときはこの白い部分も一緒にあげてくださいね。我が家ではおみかんの房を半分にして房ごとあげています。もちろん白いスジみたいな部分も取り除きません。
- ミカン以外には柚子やレモンなどの柑橘類に含まれます。アレルギーのある子はせっせとおミカンを白いスジの付いた房ごと食べよう!
フォーエバーパップとママ用サプリにも含まれています
ルテオリン
含まれる食材たち - 春菊などのキク科の植物・シソ・エゴマ・ニンジン・セロリ・パセリ・ブロッコリー・ピーマン・リンゴに含まれます。ルテオリンは熱を加えても壊れないのが特徴です。
ケルセチン
- ケルセチンは植物フラボノイドで玉ねぎの皮に多く含まれる渋みのある黄色い色素のポリフェノールで、活性酸素を除去することで身体の炎症を抑えてくれる効果があります。
- ビタミンCの吸収を高めるので、ビタミンCと一緒に摂ると相乗効果があり、ビタミンCがコラーゲンを作るのをサポートして毛細血管を丈夫にしてくれます。
- ヒスタミンの生成や分離に関与して炎症を抑え込む作用があります。
- 強い抗酸化力を持ち、細胞の増殖に関与するある種の酵素を阻害することから抗がん作用も報告されています。
含まれる食材たち - 玉ねぎの皮はNGなので、アスパラガス・サニーレタス・ピーマン・トマト・ブロッコリー・モロヘイヤなどの緑黄色野菜・リンゴ・ラズベリー・クランベリー・イチゴから摂ってね。
クランベリーとフォーエバーパップとママ用サプリにも含まれています
イソフラボン
- イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに化学構造的に似ているので同様の働きがあり、エストロゲン補給として更年期障害に効果があるとして注目されているものです。女性ホルモンは、尿道粘膜を厚くして過敏性膀胱や尿失禁の予防に役立ちますのでシニアわんこにもお役立ちのフラボノイドでもあります。
- 骨の代謝にも深く関与して骨を強くする働きがあるので骨粗鬆症の予防に役立ちます。
- その他の作用として、中性脂肪を下げる働き、血圧を正常に保つ作用、動脈硬化などの成人病の予防などにも役立ちます。
含まれる食材たち - 大豆や大豆製品に含まれます。大豆そのもの、納豆、きなこ、お豆腐など、わんこご飯にも取り入れやすい食材たちです。チュ~ちゃんご飯(加熱食)やCoCoっちご飯(生食)にもお豆腐や納豆を取り入れています。きなこはクッキー作りの際のグレイン(小麦粉など)の代わりにも使えます。
ケンフェロール
- ケンフェロールというフラボノイドは耳にすることが少ないのですが、研究ではケンフェロールを含む食品がガンや心疾患の発生率を下げることがわかっています。
- その他、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、イソフラボン同様に骨強化作用、エストロゲンに似た作用なども報告されています。
含まれる食材たち - 緑茶・ニラ・ブロッコリー・大根・玉ねぎ・キャベツ・ケール・ショウガ・マスタードグリーン(からし菜)・グレープフルーツに含まれます。緑茶・玉ねぎとニラ以外はわんこたちにもオッケーです。
マイアミは1月の寒波が去って、穏やかな気候に戻りました。 日がゆっくりだけど少しずつ長くなってくるこの季節。 - お散歩時間も少しだけ遅い時間にシフトです。暖かい光を浴びて、フランジパニの花芽も膨らんできました。早く可愛いお花が咲くといいな・・・
少しずつ少しずつ春に向かうこの季節。 土の下では新しい生命たちがお顔を出すのを待っています。 寒かったり暖かかったりの季節ですが、みんな体調を万全に整えて 元気に小さな春を探しに行く準備をしていましょうね。
Feb.2019
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