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 6月 15, 2015  PawPawClub, PawPawお勉強室  その他,  * BPAについて

 
  スマホでは横にして見て頂くと読みやすいです 
 

chuchu-from-kakomie.jpgBPAって何? 

 今月のお勉強室のテーマは「BPAについての論争」です。
最近こちらで、プラスチックの容器に
BPA Freeと書かれているものが目立ち始めました。

BPA・・・「あ、知ってるよ!気をつけてるよ!」のメンバー様も
たくさんいらっしゃると思いますが、
「初めて聞くよ!何?!」の方もいらっしゃると思います。

BPAはプラスチックや缶詰の内側に含まれる有機化合物で、
熱や酸などによって溶け出します。
これからの季節、車の中に開封してないペットボトルを置きっぱなしにしてて
熱くなってしまうこと、そして、常温に戻ったら飲んでしまうこと、ありませんか?
そんな時に「ちょっと待った!!」になるのがBPAの問題。

これからの時期、プラスチック容器の飲み物を摂る機会が増えるので
今回取り上げることにしました。

 

BPA(bisphenol A=ビオフェノールA)とは、プラスチックの原料で、
ポリカーボネートやエポキシ樹脂などのプラスチック容器や
缶詰の内側に使われている有機化合物です。
 
ポリカーボネートと言われてもピンときませんが、
エポキシ樹脂は接着剤や塗料に使われることが多いもので
歯科治療用の歯の詰めものにも使われています。

  

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  BPAってなぜ怖いの?

  

多くの商品に使用されているBPAですが、
その性質として、洗剤で洗浄した場合、酸性の液体に触れた場合、
高温の液体に触れた場合に、溶け出すことが知られています。
 
そもそも「BPAの危険性」が叫ばれ始めた元となったのは
「Our Stolen Future」という本の中で環境ホルモンについての
以下のエピソードからと言われています。
 
BPAは体内に入るとエストロゲン受容体(ER=Estrogen Receptor)を
活性化させることが実験によって証明されています。
こういった物質を環境ホルモン「内分泌撹乱物質」と呼びます。
(Our Stolen Futureの中では Endocrine Disrupting Chemical とか
Hormone Disrupting Substances とか Endocrine Disruptors と呼ばれます)

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、生殖に関わるホルモンですが、
「がん細胞の増殖を促進する作用」を持っていて、
乳癌や子宮癌の患者の組織では、健康な人と比較して
ERの値が上昇していることが報告されています。
(乳癌の患者ではER拮抗薬による抗エストロゲン療法が行われます)
 
アメリカでは2012年7月にFDA(米国食品医薬品局)が、
乳幼児がBPAを摂取すると、小児肥満になるという研究結果から
哺乳瓶や子供用の飲料カップへのBPAの使用を禁止しました。
 
FDAは以下の報告書を公表しています。
Bisphenol A (BPA): Use in Food contact Application
 
ヨーロッパ各国ではBPAを含む商品
(特に哺乳瓶などの乳児製品)のリコールが起こっており、
それを受けてヨーロッパの欧州食品安全機関
(EFSA=European Food Safety Authority)は
2015年4月にBPAのすべての年齢の健康に及ぼす被害を
否定したと伝えられています。
 
しかしながら「懸念されるものは避けるべき」という意識から
現在、一般のプラスチック製品もBPAフリーのものが増え、
「BPA Free」と書かれた製品が市場に増えてきているのも事実です。

 

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  どんなものに多く含まれているの?

 

缶詰の内側に使われていることが多く、
酸性の強い缶詰は注意が必要です。
 
食品の容器としては
保存用プラスチック容器・プラスチック食器・
哺乳瓶・飲料用ボトルなどに含まれています。
サランラップもBPAフリーとは書いていません。

 

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  どうやって気をつける?

 

book01.gif  プラスチック容器の加熱に注意!

  

食品に直接触れるプラスチック容器、
便利ですが、そのままレンジで加熱可能であっても
BPAは熱で溶け出しますので
必ずガラス容器やBPAフリー容器に移し替えて加熱してください。

  

book01.gif  飲み物はBPAフリーの容器に入れて!

 

わんこ用のプラスチックの水入れ、BPAフリーと書いてありますか?
チェックしてみてくださいね。
 
ママたち用のプラスチックの飲料用ボトルもチェック。
熱や酸によって溶け出すBPA、
夏の暑い車の中に置きっぱなしになってませんか?
 
哺乳瓶や飲料用のボトルは最近はBPAフリーのものが
どんどん増えています。
特に熱いお湯でミルクを溶かす哺乳瓶は
最も最初にBPAフリーになったものかも知れません。

おうちにある飲料用のプラスチックボトル、
ぜひチェックしてみてくださいね。

  

book01.gif  酸性の強い缶詰に注意!

 

酸の強いトマト缶は買わないで!
最近の危険食品のトップ10には常に入っているトマト缶。
その裏付けはBPAだったのですね。
 
ちなみにトマト缶で0.023~0.029ppmのBPAが検出されています。
その他、ミートソース缶で0.013~0.025ppm
ツナ缶で0.036~0.051ppm が検出されています。

 

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FDAの見解・EFSAの見解は理解しつつも
未だ多くの論争が続くBPA。
多くのプラスチック製品はメーカーに入る元々のものは
Made in Chinaも多く、何が入ってるかわからない中、
やはり「疑わしきは避けるべき」かも知れません。
 
我が家では、食品をレンジにかける時は
必ずガラスや陶製の容器に移してから。
CoCoっち外出用のお水はもちろんBPAフリー容器で。
外出する際はお水のボトルは保冷剤と一緒に。
 
しかし!!ママは・・・
熱々の炊きたてご飯をサランラップで包んで冷凍。
そのままチンして食べていました!
この記事を書いてからガラス製の容器で冷凍、
そしてそのままチン!に変更しました。
 
小さな子供やわんこへの被害は最小限に!!
・・・との提案でした。

 

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    さて、5エレメントでは、06/21から季節は夏!
夏は「小腸と心臓」に「気」が集まるシーズンです。
 
腸の健康は免疫力と深い関わりがあります。
腸の弱い子はしっかりサポートしてあげてくださいね。

 

「とっても大事!消化と吸収」 
「ツボマッサージで免疫力アップ」 にも消化のツボが載っています。

 
 
心臓の問題を抱えている子もしっかりメインテナンスをね!
再生しない臓器だからこそ、大事に大事にです。
  
 

 

これからの季節は梅雨から初夏に向かう季節。
本格的に暑くなる季節を前に、みんなしっかり体調を整え
基礎体力を充実させて、元気に夏を迎えましょうね!
 
Jun.2015

 

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