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  5. 免疫力アップのツボ
 10月 15, 2012  PawPawClub, PawPawお勉強室  病気のケア, 毎日のケア・元気に過ごすヒント,  * 病気と家庭でできること,  * ツボマッサージ

chuchu-from-kakomie.jpg症状別ツボをマッサージしよう

 

今月は先月に引き続き、毎日のナデナデをもっと効果的に!
ちょっこっと知っておこう、ツボのこと!をやります。
10年くらい前にも「ハッピーシニアへの道」という題でお勉強室を書いた時に
その中でチュ~ちゃんの心臓に良いツボの場所にも少し触れています。
ツボっていっぱいあるけれど、全てをいっぺんでマスターするのはとっても大変なので
少しずつ我が子に必要なツボを知ってゆければ良いですね。

今回は季節の変わり目なので、免疫力アップに効果のあるツボ、
アレルギーに効果のツボ、免疫力と非常に関係する胃腸を強くするツボをお勉強しましょう。
ツボマッサージと言っても大げさではなく身体をなでてあげるときに、
ちょっと意識して触ってあげるだけでも効果が違ってくればいいな・・・といったものです。

難しい知識はあと回し! 
リラックスしながらなでてあげるところから始めるビデオもアップしてみましたので、
まずは一緒にゆったりと始めましょう。
いっぱい触ってあげることで、身体の変化にもより気がつきやすくなりますし、
スキンシップで信頼関係もより深まります。

のんびりゆったりマッサージ生活でわんこもママもいっぱい癒されて、
仲良く一緒に免疫力アップしましょうね!

 

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iiko.gif どこどこ?ツボの探し方!

 

先月はわかりやすいお顔のツボを学習しましたが、
身体のツボって場所によってはとてもわかりにくくって
「もしかして間違った場所を押しちゃったらどうしよう」って思いがちですよね。
でも大丈夫!
「押してはいけない場所はちゃんと嫌がります」
 
ツボを探す時に大事なのは凹みを探すということです。
ツボは骨と筋肉のあいだに位置する凹みにあります。
盛り上がっている場所にはありませんので、
骨と筋肉や靭帯の間にある凹みを探します。

私も最初はうまくちゃんと正しい場所を押してるかな?ってドキドキしましたが、
始めてみると、「そうそう!そこそこ!」ってCoCoっちがちゃんと教えてくれました。
正しい場所を押すと気持ちよさそうにして間違った場所を押すと嫌がります。
それが多少ずれていて、他のツボかもしれなかったりというのは
素人ですから若干仕方ないですが、
「気持ちよさそうにする場所は押して効果のあるツボ」だと思えば
気楽にはじめることができます。
全て可愛い我が子と一緒に学んでゆきましょう。

 

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iiko.gif ツボを押す効果

 

ツボとは、気や血液や体液の流れの経絡にある「ポイント」です。
(気や血液・体液のことは先月のお勉強室の中の「ツボってなあに」を見てね)
ツボには、末梢神経や末梢血管が集まっていますので
ここを押してあげることで、気や血液やリンパの流れがよくなったり、
臓器の働きに刺激を与えたりすることができるのです。

 

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iiko.gif ツボを押してはいけない時とNGな場所

 

高熱が出ている場合・ショック時・傷から出血している場合はツボ押しはしないでください。
また、外傷・骨折・脱臼・腫瘍・腫れのある場所は触らないように注意してください。

 

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iiko.gif ツボを押す力と長さ

 

どれくらいのチカラで押してあげたらいいの?
どれくらい深く押したらいいの?は
先月のお顔のツボマッサージで体験されているように
「気持ちいいと感じる強さと深さで」が基本です。
 
押す時間は大体10秒から60秒、その症状に合わせて押します。
息を吐きながら押してあげると押される子のエネルギーが楽になるそうです。
押していたら「もういいですけど・・・」ってちゃんと反応してくれますので
「その子その子に合った強さと深さと長さ」で、
愛情をいっぱい込めて押してあげてくださいね。
 
場所によっては押すよりも円を描くようにマッサージの方が気持ちいいです!
・・・というツボもありますので、
押してもあまり気持ちよさそうでない場合はマッサージしてみてあげて下さいね。

 

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iiko.gif リラックスしながら押してあげる免疫力アップのツボ

 

写真の番号と照らし合わせて場所を確認してくださいね。
ママもわんこもリラックスしながらまったりと行ってください。
ツボを押す前に、まずは背中を上から下にゆったりと4-5回なでてあげて
緊張をほぐしてあげてから始めるのがお約束です。
 
(癌治療などをしている子はリンパ節などを刺激することで転移させてしまう可能性もありますので
必ず獣医さんや専門の方に相談してから行ってください)

 

 K

  三陰交(さんいんこう)

 Q

  湧泉(ゆうせん)

 L

  合谷(ごうこく)

 R

  後三里(ごさんり)

 M

  曲地(きょくち)

 S

  懸枢(けんすう)

 N

  大椎(だいつい)

 T

  百会(ひゃくえ)

 O

  気海(きかい)

 U

  内関(ないかん)

 P

  血海(けっかい)

 V

  前三里(ぜんさんり)

 

 

 代謝をアップ、免疫アップ、消化吸収を助けたり、アレルギーに効くツボたち

 

K
三陰交
(さんいんこう)
SP6/
Three Yin Intersection
  • 後ろ足の内側でチビ犬の場合は踵部分から指1本分上、後ろ足の内側(膝とくるぶしを結んだ線の下から2/5辺り)にあるツボです。
  • 三陰交は肝、脾、腎の三つの経絡が出会う場所なので、ここを押してあげることで消化器官が回復し虚弱体質の改善につながります。
  • 「血」と「水(体液)」を増やすツボなので、血行を改善し、身体の代謝を良くする効果があり、ホルモンバランスも整え、自律神経を安定させてくれます。
  • 熱を取り、消化機能を強化するツボでもあります。
  • ママの親指をツボに当てて、ママの手のひら全体で足首をつかむ感じでツボを優しく刺激してあげます。

 

L
合谷
(ごうこく)
LI4/Adjoining Valleys
or
Junction Valley
  • 狼爪(のあった部分)の付け根と親指の間の水かき部分というか膜というかの部分にあるツボです。(人間で言うと手を広げた親指と人差し指の間のへこみというか水かきというかの部分)
  • 大腸経絡のベースとなるツボです。万能ツボとも言われるツボで、眼の不調・頭部の不調・口腔内の炎症や歯痛・アトピー・湿疹・肩こり・大腸の不調などなど、ほとんどすべての症状に効くツボです。
  • 頭部の病気に効くツボで、脳の活性化にも効果がありますので、シニアの子のボケ防止にも良いツボです。
  • 白血球の生成と活動を刺激し、インターフェロンの生成を促すことで、免疫力を高めます。
  • アレルギーに効果のあるツボとも言われます。
  • 指でつまむように直接マッサージするか、ツボに綿棒を当ててピンポイントでグリグリって感じで刺激してあげます。

 

M
曲地
(きょくち)
LI11/
Pond at the Bend
  • 前足の外側で肘を曲げた時にできる皺の終わるところ(外側)にあるツボです。
  • 肝機能を調整してデトックス機能を高めるとともに白血球の生成を高めます。このツボは消化器系の働きも活発にしてくれ、消化器系のトラブルにも効果があります。上半身の炎症を沈めるツボでもあり、上半身の熱をとってくれます。
  • 身体全体の免疫システムのバランスをとってくれるツボでもあり、病原菌に対する抵抗力を高めます。
  • アレルギーに効果のあるツボとも言われます。
  • 腕をつかみながらツボにママの親指を当てて、そこで円を描くように親指を動かしながらマッサージします。

 

N
大椎
(だいつい)
GV14/Big Vertebra
  • 大椎は大きな椎骨の下にあるツボという意味、7頚椎と第1胸椎の間(首の骨と胸の骨の境目)で、肩甲骨と肩甲骨の間のくぼみから1-2センチ上に位置するツボです。
  • 白血球の活性を高めて、身体の抵抗力を高め、炎症などに役立つツボです。
  • 大椎→懸枢→百会はどれも主流血管のある場所なので順番にマッサージをしてあげると、血流を改善する効果があり、病気を予防する効果もあるそうですので、ナデナデの時は頭の付け根からしっぽの付け根までマッサージしながらナデナデしてあげると良いですね。
  • 神経痛・リウマチ・気管支炎・上腕部の痛み・腰部麻痺・後肢麻痺・発熱・強壮に効果があるとされています。また白血球の働きを刺激します。
  • 親指やひとさし指でツボを押したり、その部分をつまんだり、優しくなでたりします。

 

O
気海
(きかい)
CV6/Sea of Qi
  • おへそから指2本分下にあるツボです。おへそがわかりにくいのですが、うちは男の子なのでおちんちんの真ん中辺り、その左右をグリグリってしてあげます。
  • 「気海」と呼ばれていて、これは気の海という意味です。「気」の流れを良くして、免疫力や精神力、基本的な体力を強くします。
  • ツボにママの親指とひとさし指を当てて円を描くように優しくマッサージしてあげます。

 

P
血海
(けっかい)
SP10/Sea of Blood
  • 足の内側、ひざ頭よりやや上にあるくぼみにあるツボです。
  • 血液の循環不全を改善し、血や気に栄養を与え、皮膚の免疫力をアップするツボです。熱をとってくれるツボなので熱を持ったできものにも効果があります。
  • 血液の循環不全が改善するので貧血にも効果のあるツボです。
  • 足の内側のツボの部分にママのひとさし指、膝の外側に親指を当てて、あんよをつかむような感じでマッサージします。

 

Q
湧泉
(ゆうせん)
SI3/Back Stream
  • あんよの裏にあるツボです。足の裏は気が湧き出す場所という意味で湧泉という名前です。大きい肉球の真下にあるツボです。
  • 皮膚のコンディションを整えて脱毛に効くツボです。
  • ここはヒトでも「活力が湧き出るツボ」と言われています。足の裏にあるツボで青竹踏みして刺激するツボといえばわかりやすいかな?わんこは青竹踏みしないのでママが押してあげます。
  • 左右のお手手の下をリズミカルにモミモミしてあげます。

 

R
後三里
(ごさんり)
ST36/Foot Three Mile
  • 後ろ足の外側のひざと足首の間の上から1/4のところ(頚骨と腓骨の間で膝関節から下1/4くらいの位置)にあるツボで、気と血を強めてくれるツボです。ヒトだと膝小僧の少し下の外側、親指を膝小僧に当てたら小指が当たる場所で足三里と言います。ママの身体で位置を確かめるとわんこのツボの位置もわかりやすいかも。
  • 胃腸を丈夫にするツボで、胃腸炎・下痢・消化不良・虚弱・胃腸が弱い子、食欲がない子・便秘の子に効果があります。関節炎・腰痛などにも効果があります。
  • 身体全体の「気」を強化し、白血球の生成に役立ち、ヒトでも免疫力・抵抗力を高めるツボとして有名なツボです。
  • ツボに親指を当てて人差し指をその裏側(足の内側)に当てて、はさむ感じで刺激してあげたり、クルクルクルと小さくサーキュレーションを描くように10秒間マッサージをしてあげます。

 

S
懸枢
(けんすう)
CV12/
Middle Stomach Cavity
  • 肋骨を頭の方から手で触って、肋骨がなくなったところの背骨の部分(13胸椎のあたり)に位置するツボです。
  • 消化不良や下痢に効果のあるツボです。よく吐く子にも効果的なツボです。
  • 手のひらで押してあげます。小型犬の場合は片手で大型犬の場合は両手を重ねて手のひら全体で押してあげます。

 

T
百会
(ひゃくえ)
BL28/Bladdr's Hollow
GV20/Meeting of 100 points
  • (腰の一番広い部分と背骨が交差する部分にあるくぼみ(尻尾を持ちあげて尻尾の付け根のくぼみになっている部分で腰椎と仙椎の間の凹んだと所)が百会のツボです。(BL28)
  • ヒトでは頭のてっぺんにあるツボです。文献によってはヒトと同じく、頭のてっぺんの真ん中を位置するものもあります。その場合は頭のてっぺん、耳と耳の付け根の中央です。(GV20)
  • ここは万能ツボと言われ、万病に効果があるとされています。また、身体全体のバランスを整え、痛みをとるツボでもあります。
  • 身体の「陽気」を高めるツボです。陽とは、温めたり循環させたりするエネルギッシュな力で生体活動を司っているもののことです。部位としては、上半身・体表面、組織としては気・胃・小腸・大腸・胆嚢・膀胱、生理機能としては亢進・興奮・活動・熱となります。陽は常に陰とのバランスで成り立っています。
  • 我が家ではチュ~ちゃんの頃から、そして今はCoCoっちもなのですが、不思議にもなぜかこの部分にママの額やほっぺを当てているととても休まるエネルギーをもらえます。
  • 10秒くらい指で強めに押してあげたり、凹みの中で指を前後に動かしてマッサージしてあげます。
U
内関
(ないかん)
PC6/Inner Gate
  • 前足の手首関節のすぐ上の内側(ヒトだと手のひら側)に位置するツボです。同じ位置で外側は外関と呼ばれます。
  • 白血球の生成を促すツボで、後三里と一緒に押されることの多いツボです。
  • 病院嫌いな子で待合室でドキドキしている子には内関と外関をはさむようにしてもんであげると精神的なドキドキに効果のあるツボでもあります。心臓のドキドキに効果のあるツボなので、不整脈にも効果があります。
V
前三里
(ぜんさんり)
LI10/Arm Three Miles
  • 肘から先、2本の骨が交差しているところにあるツボです。ヒトでは手三里と呼ばれる位置のツボで、曲池のツボから指3本分手首側に下がった場所にあるツボで、押すとちょっと痛いです。
  • このツボは気の流れが集まる場所で、下痢やお腹の張りなど、大腸のコンディションを整える効果があります。腸の健康を整える=免疫力アップにつながりますね。また、目の充血や歯痛、腕の麻痺やシビレ、腰痛、気分の落ち込みにも効果のあるツボと言われています。
  • 片手で肘を支えながらもう片方の手でつまむようにして刺激してあげます。

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iiko.gif 身体にはツボがいっぱい!

 

全てをあげたらキリがないほど身体にはツボがいっぱい!
背骨の左右にもいろいろな臓器のツボが集まっています。
 
背骨の左右は上から
肺のツボ・心臓のツボ・肝臓のツボ・胆嚢のツボ・脾臓のツボ・
胃のツボ・腎臓のツボ・大腸のツボ・小腸のツボ・膀胱のツボと並んでいます。
なので、うちではとっても簡単なマッサージをします。
 
どこがツボだろう??と、真剣に探さなくても
反応を見ながらゆったりとマッサージをしてあげてくださいね。
心臓に良いツボに関しては 「ハッピーシニアへの道」 でもちょこっと触れていますので、
そちらも合わせてご参考になさってくださいね。

 

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iiko.gif こんな感じで反応をみながら仲良く試してね!

 

まずはまったりリラックスしてから始めます。
動画をアップしてみましたので、ご参考になさってくださいね。
ツボマッサージ初心者のママにCoCoっちは「そこ違うよ~!」って
ちゃんと言ってくれています。
こうやって一緒に「どこが気持ち良いツボかな?」って学習してゆきます。




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chuchu-from-kakomie.jpg

 

先月、今月とちょっとツボマッサージのことに触れましたが、
身体をなでてあげるときに、ちょっと意識して触ってあげるだけでも
効果が違ってくればいいな・・・といったものです。
 
我が家の簡単マッサージくらいなら
きっとみなさん無意識にやってらしゃると思います。
 
わんこのツボといっても人間のツボと同じ。
それが骨格の違いによって場所が違うだけです。
なのでご自分の身体でも確認されながら行うと一緒に元気になれて良いですね。
楽しくお勉強しながらママもわんこも一緒に元気になりましょう。


秋は体力も充実してきてご飯もおいしい季節!
実りの秋は美味しいものもいっぱい!
みんなの大好物はなにかな~?
うちのCoCoっちはリンゴのRoyal Galaが大好き!
レッドデリシャスだと食べないのに、Galaだとバクバク食べます。
旬のものって美味しいよね。
みんな、美味しいものをいっぱい食べて、いっぱい運動して筋肉つけて
いっぱいいっぱい元気をチャージしましょうね!
 
さぁ、季節は秋!
天高く、犬走る秋!!ですよ~!!(肥えないようにしっかり運動してね!)

 

Oct.2012

 

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