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  5. お塩使わず長期保存可能な発酵野菜を作ろう
 6月 16, 2022  PawPawClub, PawPawお勉強室  * 食材について・選び方  * 食事の基礎知識 * 栄養素のこと

 
  スマホでは横にして見て頂くと読みやすいです 
 
長期保存できる発酵野菜を作ってみよう!!
 
6月も半ば、みんなのエリアはもう梅雨入りしたかな?
みんな元気に過ごしていますか?
 
マイアミは連日、うだるような蒸し暑さが続いています。
お散歩していても息苦しくなりそうな蒸し風呂状態です。
とにかく湿気が高い!!これってけっこうキツイです。
 
日本もこれから夏に向かってじわりと気温が上がってくる季節、
体力を消耗しがちな季節に向かって今回のテーマは再び「腸活」です。
 
今回はあまりにも簡単すぎる 「お塩もお酢も使わない発酵野菜の作り方・その2」です。
 
1年前にもあまりにも簡単な発酵野菜の作り方を載せたのですが、
今回、大量に作って長期保存できるかテストしたところ
冷蔵庫保存で7カ月ももったので、ご紹介させて頂きます。
 
「こんなに長持ちするならたくさんの種類のお野菜を使えるね~!」って嬉しくなったので、
7カ月近く前に撮った動画を探し出して現在の発酵野菜の状態を加えて動画を作りました。
 
材料はお野菜と果物だけ!
シニアさんになってくると心臓や腎臓に問題のある子も増えてきますから
もちろん「塩分もホエイも使わないお野菜と果物だけの発酵野菜の作り方」です。
 
切って詰めて、あとは放置するだけ。誰にでも作れます。
 
室温約24℃で3日間放置して出来上がり。
発酵時間は室温によって調節してください。
今回ご紹介する動画のようにお水と空気がしっかり抜けたら完成です。
 
これから気温が上がってきて消化機能が弱ってくる季節には特にお勧め!
毎日少しずつ摂ることで腸の中の善玉菌を応援してくれて腸内環境が整ってきます。
腸内環境は免疫力の要ですよ!
 
今の時期からみんなしっかり「腸活」して、
免疫力アップしてこれから来る暑い季節に備えようね!
 
 
 
 
  わんこに発酵野菜をお勧めする理由
 
わんこたちは本来肉食ですが、野菜や果物もとっても大事!
以前にお勉強室で「お野菜や果物の有益性」を取り上げました。
 
 
そして、そんな有益食材たちを発酵させることで
さらにたくさんの恩恵を増やす方法が「発酵野菜」作りです。
 
「最初は少量のお野菜で試してみたいです!」の方は
私も初心者でドキドキしながら作った以下のお勉強室もご参考になさって下さいね。
 
 
 
 
 
  発酵野菜の有益性
 
 
以下は前回の発酵野菜の作り方のページでもご紹介させて頂きましたが、
発酵させたお野菜や果物がわんこにどのように有益であるかの理由です。
 
 野菜や果物を発酵させることにより、含まれるビタミン・ミネラル・酵素が
身体により取り入れやすい形になります。
 
 発酵食品に含まれる乳酸菌は腸の善玉菌の餌になることで腸内環境を整えます。
 
 植物に含まれる自己防衛のための植物性タンパク質であるレクチンの毒性を下げます。
レクチンとは炭水化物と結合する粘着性の植物タンパク質で、
炭水化物や糖と結合し、ビタミンやミネラルの吸収を助ける酵素の働きを阻害します。
 
 発酵野菜にはメラトニンの働きを高める作用がありますので
熟睡を助け、精神を休ませることで抗不安にも役立ちます。
 
 ニンジン、ビーツ、 ダンディライオン、チコリ、ガーリックなどは
プロバイオティックの働きを促進させるプレバイオティクスを多く含みます。
 
「プロバイオティックスとプリバイオティックスってなに?」は
以下の記事で説明していますのでご参考になさってくださいね。
 
 
 
 
 
  発酵野菜をあげてはいけないケース
 
 
 イースト感染のある子には発酵食品をあげない方が良い理由
 
健康な子にとって発酵野菜やケフィア、ヨーグルトは非常に価値があります。
しかし、腸に問題を抱えている子や、感染症や酵母菌と闘っている子にとって、
発酵食品は良いことよりも害を及ぼす場合があります。
 
細菌と酵母は食品中の炭水化物と糖を餌として発酵をします。
発酵食品に含まれるプレバイオティクスは、腸内の善玉菌の餌になりますが、
同時に酵母(イースト菌)の餌にもなります。
 
イースト感染がある子にはイースト(酵母)をやっつけなくてはいけないので
イースト菌の問題がなくなるまで全ての発酵食品は避けてください。
 
 
 アレルギーで痒い痒いのある子には様子を見ながら
 
発酵食品は発酵中、タンパク質を分解し、ヒスタミンを生成します。
このことは発酵食品と一緒にヒスタミンを摂取しているということになります。
 
* ヒスタミンとは食品のタンパク質を構成するアミノ酸の一種であるヒスチジンに
ヒスタミン産生菌の酵素が作用し、ヒスタミンに変換されることにより生成します。
ヒスタミン含有量の特に多い食品はパルメザンチーズですが、
お野菜ではホウレンソウやトマトに多く含まれます。
 
なのでアレルギーで痒い痒いのある子には様子を見ながらあげてくださいね。
もしも痒みがひどくなるようでしたら発酵食品の有益な部分
プロバイオテックスで腸内細菌を活性化して免疫力を高める効果よりも
ヒスタミンによるマイナス因子に反応していると考えて中止してください。
 
そういった子にはアシドフィルス菌でのサポート
アシドフィルス菌とフルーツ酵素の消化酵素をお勧めします。
 
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  簡単すぎる「発酵野菜の作り方」
 
 
今回も瓶を煮沸して野菜と果物切って詰めて放置するだけ!
究極にシンプルです。コツさえもありません。
 
しいて言うなら、お野菜はしっかり洗うことと、
詰める瓶は煮沸消毒してね!くらいです。
 
フードプロセッサーもミキサーもなんにもなくても大丈夫。
包丁とまな板だけで作りました。特別なものは何も必要ありません。
 
材料はお野菜と果物だけ!お塩もお酢もホエイもな~~んにも使いません。
この方法なら心臓病の子にも腎臓病の子にも安心して作ってあげられます。
 
 
それにしてももうすぐ7カ月なのになぜ腐らない?不思議です。
気を付けたことと言えば、
最初の2カ月は熱湯にくぐらせたスプーンで取り出していました。
 
その後、しばらく忘れて放置。
(この肝、冷蔵庫の野菜室の上の一番冷える場所の奥に入れていました。
奥過ぎて見えなくなって忘れて放置・・・笑)
 
3カ月ぶりくらいに出してチェックしたら全く大丈夫!
お味は「塩気を洗い流したお漬物みたい」になっていました。
 
発見後1か月は熱湯につけたスプーンで取り出していましたが
その後は消毒もしないスプーンで平気で取り出していますが
不思議と腐ったりしていません。本当に不思議・・・
 
そう言えば、20年以上前に韓国食材店に手作りキムチを買いに行った時に
消費期限を尋ねたら「永遠に腐りません。カビが生えても食べられます。」
・・・って言われたことを思いだしました。
発酵食品ってすごいんだなぁ~!って感心しました。
(もちろん怖いので1か月くらいで食べきりましたが)
 
今回、長期保存ができたので、その時のことをふっと思い出したのですが
「塩も使っていないのに」という部分でやっぱり不思議です。
 
数カ月忘れて放置していたにもかかわらず(これが良かったのかな?)
塩も酢も使用しないで7カ月も大丈夫なんてホント感激です!
 
こんなに長く長期保存可能なら
チビ犬にだってたくさんの種類のお野菜を使って作れます。
 
↓↓の動画でチェックしてね~!
 
 
 
 
 Youtube動画で作り方をまとめてみました
 
 
 
  大きく見たい方は ↓ をクリックしてね!
 
 
 
あげる量は毎日のごはんの10%から15%程度を目安にします。
(ご飯に他のお野菜など足している場合は5%-10%にしてくださいね)
 
刻んで詰めて放置するだけ!簡単すぎて失敗なし。
 
簡単なのでみんなも作ってもらってね!
毎日の腸活でみんな一緒に元気に過ごそうね!
 

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PawPawClubとしての動画はまだ少ないですが、
わんこと一緒に暮らす楽しさ、手作り食の作り方、
毎日のごはんなどなど、これから動画を増やしてゆく予定です。
 
 
 
 
マイアミは今、雨季を告げるロイヤルポインシアナのお花が満開です。
雨季の始まりと同時にハリケーンシーズンにも突入したのですが
先週さっそく第一号のストームが通過してゆき、
今年も準備しなくっちゃ!とちょっと気が引き締まりました。
 
こちらでは来週06/21から暦の上では「夏」です。
日本では夏至にあたりますね。夏至は1年中で夜が最も短い日です。
夏至の夜は世界各地で照明を消してキャンドルを灯して過ごす
キャンドルナイトのイベントが行われます。
 
マイアミではハリケーンが直撃したら停電になる可能性は高く
必然的にキャンドルナイトにはなるので、
キャンドルはハリケーン用に準備しているのですが・・・
たまには「非常時ではないキャンドル」を焚こうかな・・・
 
日本もそろそろじわりと暑くなってくるこの季節、
雨の日はエネルギーを蓄えて、晴れ間のお散歩をいっぱい楽しんで
みんな元気いっぱいに過ごしていてね~!
 
Jun.2022
 
 
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