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発酵野菜を作ってみよう!
春ですね~!
そろそろ桜の蕾も膨らんでくる優しい季節。
みんな元気に過ごしていますか?
春と言えば「健康診断」の季節。
健康診断に向けて、今月のテーマは「腸活」です。
免疫力の要は腸の健康!というのは今や常識ですね。
そんな腸の健康にお役立ちなのが「発酵食品」です。
今月は「レシピ」と呼ぶにはあまりにも簡単すぎる
「発酵野菜の作り方」をご紹介します。
シニアさんになってくると心臓や腎臓に問題のある子も増えてきますね。
そんな子たちのために「塩分を使わない発酵野菜の作り方」です。
消化機能が少し弱ってくるシニアさんには特にお勧め!
毎日少しずつ摂ることで腸の中の善玉菌を応援してくれて
腸内環境が整ってきます。
みんなしっかり「腸活」してベストコンディションで検診に臨もうね!
そして、みんなが今年も自分なりの花丸をもらえますように!
みんなの腸内環境と元気のお役に立てますように!
わんこに発酵野菜をお勧めする理由
わんこたちは本来肉食ですが、野菜や果物もとっても大事!
先月のお勉強室ではお野菜や果物の有益性を取り上げました。
そして、そんな有益食材たちを発酵させることで
さらにたくさんの恩恵を増やす方法が「発酵野菜」作りです。
以下は、発酵させたお野菜や果物がわんこにどのように有益であるかの理由です。
野菜や果物を発酵させることにより、含まれるビタミン・ミネラル・酵素が
身体により取り入れやすい形になります。
発酵食品に含まれる乳酸菌は腸の善玉菌の餌になることで腸内環境を整えます。
植物に含まれる自己防衛のための植物性タンパク質であるレクチンの毒性を下げます。
レクチンとは炭水化物と結合する粘着性の植物タンパク質で、
炭水化物や糖と結合し、ビタミンやミネラルの吸収を助ける酵素の働きを阻害します。
ニンジン、ビート、 ダンディライオン、チコリ、ガーリックなどは
プロバイオティックの働きを促進させるプレバイオティクスを多く含みます。
「プロバイオティックスとプリバイオティックスってなに?」は
以下の記事で説明していますのでご参考になさってくださいね。
発酵野菜にはメラトニンの働きを高める作用がありますので
熟睡を助け、精神を休ませることで抗不安にも役立ちます。
簡単すぎる「発酵野菜の作り方」
今回ご紹介するのは、「あまりにも簡単すぎる発酵野菜の作り方」です。
うちのCoCoっちは心臓病がありますし、それに伴う高血圧も心配です。
シニアさんの入り口12歳なので「お塩」を使用しないで作りました。
材料はお野菜と果物だけ!お塩もホエイもな~~んにも使いません。
この方法なら心臓病の子にも腎臓病の子にも安心して作ってあげられます。
切って詰めて、あとは放置するだけ。誰にでも作れます。
フードプロセッサーもミキサーもなんにもなくても大丈夫。
包丁とまな板だけで作りました。特別なものは何も必要ありません。
ケールとニンジンとリンゴをみじん切りにして合わせたものを
煮沸した瓶に入れてリンゴをすりおろしたもので覆い、
室温で3日放置しただけでできちゃいました。
瓶を煮沸して野菜と果物切って詰めて放置するだけ!
究極にシンプルです。コツさえもありません。
お野菜も果物もいつも食べてる好きなもので大丈夫!
ほとんどのお野菜と果物が発酵可能です。
初めての簡単発酵野菜!そのお味は・・・
動画の中のCoCoっちのすっごいおねだりと食べっぷりから
「めちゃくちゃ美味しい!!」らしいです。
(ママにはただの酸っぱいお野菜ですが・・・)
こんなに喜んでくれるならいつでも作ってあげよう!
だって切って瓶に詰めて放置するだけだし!
↓の動画でチェックしてね~!
Youtube動画で作り方をまとめてみました
大きく見たい方は ↓ をクリックしてね!
動画の中に発酵に使えるお野菜や果物のリストも載せています。 (02:40あたりです)
ほとんど何でも使えますが わんこにNGのお野菜や果物は避けてくださいね。
注意する点はリンゴなど果物の種は必ず取ること。
(シアン化化合物が含まれますのでNGです)
消化機能が少し弱ってくるシニアさんには特にお勧め!
毎日少しずつ摂ることで腸の中の善玉菌を応援してくれて腸内環境が整ってきます。
あげる量は毎日のごはんの5%から10%程度を目安にします。
美味しい健康ご飯作りと「初めての発酵野菜作り」にお役に立てますように!
毎日の腸活でみんな一緒に元気に過ごそうね!
PawPawClubとしての動画はまだ少ないですが、
わんこと一緒に暮らす楽しさ、手作り食の作り方、
毎日のごはんなどなど、これから動画を増やしてゆく予定です。
「本格的に仕込みたい!」という方向けレシピもおまけ!
材料
新鮮なお野菜や果物・お塩(シーソルトか岩塩)・ホエイ(乳清)
お塩には殺菌作用がありますので、雑菌の増殖を予防し
発酵を促進する乳酸桿菌を守ります。
お塩を選ぶ際には「イオダインソルト(ヨウ素化合塩)」を避けてください。
ヨウ素化合塩は、発酵に関わる有益なバクテリアの働きを阻害します。
推奨されるお塩としては、シーソルト(海水から採った塩、特にケルト海塩)と
ヒマラヤンソルト(岩塩)です。
これらのお塩はミネラルがとても豊富で野菜の発酵に適しています。
ホエイはケフィアやヨーグルトなどを水切りしたときに出る「乳清」のことで、
乳酸菌の働きによって発酵を促進させる働きがありますが
乳製品に過敏な子は避けてください。
作り方
フードプロセッサーでほぼピューレになるまで材料を細かくし混ぜ合わせます。
細かくすればするほど発酵は早くなります。
1クォート(qt=約0.946リットル)のお野菜や果物に対して
お塩を大さじ1-2の割合で加えます。
ホエイ(乳清)を加える場合は1/4カップ(60ml)を加えます。
ホエイは、牛乳、ヨーグルトやケフィアから分離することで作れますが
牛乳からカテージチーズを作る際にも分離することが可能です。
お塩を加えて混ぜたあとも野菜が乾いてる感じであれば
蒸留水やスプリングウォーターを加えます。
瓶に詰めるときはいっぱいいっぱいまで詰めないでください。
パンパンに詰めたものが発酵して空気の逃げ場がなくなると爆発します。
瓶に詰めたら野菜の上を水で満たし、
野菜が空気に直接触れないようにします。
毎日蓋を開けて空気を逃がします。
室温で2-3日発酵させた後は冷蔵庫で保存します。
ただしお野菜を大きく切った場合や大量に仕込んだときは
全て発酵するには更に1週間前後かかる場合もあります。
弥生3月、新芽が顔を出し始め春の訪れを告げる季節。
命の息吹があふれ、桜の蕾もそろそろほころび始める季節ですね。
みんなのお散歩道にはもう春の足音が聞こえていますか?
3月を示す「弥生」という言葉、
弥(いや)は「ますます」とか「いよいよ」という意味を持ち、
「生(おい)」には草木が芽吹くという意味があるのだとか・・・
旧暦では3月下旬から5月が「弥生」
新しい息吹があふれ、お花が咲き乱れ、そして新緑の季節へ!
コロナ禍でいろいろなことが滞りがちですが、
そんな中、エネルギー溢れる季節の到来だと思うだけで、
気持ちがぱぁ~っと明るくなります。
春はお花たちが咲き乱れ、風がふんわりと香り、
そして暖かい陽だまりにほっこり。
ほんわりとした陽だまりの中は、優しいエネルギーがいっぱい。
ちょっといろいろ気になるところが出てきたシニアさんも
なにもかもに興味津々なパピーちゃんたちも
元気いっぱいでいつもいたずらを考えてるやんちゃさんたちも
毎日一生懸命に頑張って病気と闘っている子たちも
みんなみんなほんわりと暖かい日差しに包まれて
心も身体も優しく癒されて、元気いっぱい幸せに過ごしていてね!
Mar.2021
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