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 9月 15, 2020  PawPawClub, PawPawお勉強室  手作り食と食材・栄養のこと,  * 写真で見る手作り食・実践編,  * 食事の基礎知識

  
 CoCoっちのごはん・再考とポイントのまとめ
 
CoCoっちを迎えてからずっと作り続けている手作りごはん。
今回、ベースになる生食の作り方を動画にしてみました。
 
その際に、基本に戻ってポイントをおさらいしながら
最近追加した注意点なども加えてまとめておきたいと思います。
 
CoCoっちは現在、心臓病はありますが、
11歳の現在までそれ以外の病気は一切したことがありません。
いつも元気はつらつ、やる気満々!
ご飯はいつも完食で、食欲いっぱい。
 
これからも元気で!と願いながら
ママは今日もせっせと愛情込めてごはん作りです。
 
CoCoっちご飯のベースは生食ですが、
ポイントのいくつかは加熱食にも共通していると思いますので
みんなの美味しいごはん作りに、ご参考にして頂ければ嬉しいです。
 
 
 
 
  生食を続けている理由
 
CoCoっちを迎えたときにまず
「どんな食事で育てていくか」を考えて
生食と加熱食の利点と懸念される部分を徹底比較しました。
 
そこで出した結論は・・・
「腸の健康を一番に、消化に最も負担のない食事」
「新鮮なものをそのままの形でバリバリ食べさせる」
「手間がかからず、長く続けられるものを」
この3点から生食を選び、11年間続けています。
 
先住犬チュ~ちゃんは加熱食で育てていました。
加熱食も多くの利点があるのですが
煮たり茹でたりと、生食よりも手間がかかるかな。
 
CoCoっちの元気や血液検査の結果、コートや皮膚の状態から
生食はCoCoっち身体に合っているんだと思いますが、
なによりも「喜んで美味しそうに食べてくれる!!」
これが一番の理由です。
 
 
 
 
まずは作り方を動画で見てね!
 
 
 
お野菜とフルーツのピューレ動画も作りました!
 
 
 
 大きく見たい方は ↓ をクリックしてね!
 
 
 
 
 
 
line-03.gif
 
 
  復習するよ!大切なポイントたち
 
 
  バランスをしっかり!
 
 生食のバランスは以下となります。
 
骨付き肉 50-55%
筋肉としての肉や魚 20%
内臓肉 5-10%
潰した野菜や果物 10-15%
その他としてヨーグルトやリンゴ酢、サプリメントなど 5%
 
 
  今回のベースの割合を分析
 
 
チキン(皮と脂肪を除去・骨と肉、内臓を含む) 62.4%
サーディン 18.4%
お野菜と果物のピューレ 16.5%
その他(リンゴ酢・モラセス・GSE) 2.7%
 
アバウトにはバランスが取れていますが、
バランスが気になる部分は毎日のごはんで調整します。
(ベースに不足しているものを加えてあげます)
 
我が家では内臓肉の割合がやや不足気味なので
心臓やレバーを足してあげます。
 
(心臓が悪い子には心臓を、肝臓が悪い子には肝臓を、
腎臓が悪い子には腎臓をあげることが推奨されています。
CoCoっちは心臓病なので心臓をあげているのと、
心臓のお薬を飲んでいるので神増強化のためにたまにレバーを追加です)
 
またシニアになってくるとお肉を若干減らしてお野菜を多くするのですが、
CoCoっちはお野菜や果物をおやつで食べていますので、
その点では充分な補充はできていると思います。
  
 
 
 
   チキンの脂肪はオメガ6脂肪酸過多!注意!
 
以前は気にしていなかったチキンの脂肪ですが、
最近はしっかり取り除くようにしています。
 
皮も脂肪分が多いのと、最近消化されないで
うんちに交じっていることがあったので、取り除くようにしています。
 
チキンの脂肪を取り除く理由は
「オメガ6とオメガ3の割合が良くないから」です。
 
理想的なオメガ6とオメガ3の割合は 5:1 以下ですが、
チキンの脂肪の対比は 21:1 (豚肉は更に悪く24:1) です。
オメガ6脂肪酸が過剰になると「炎症を引き起こしやすくなります」
なのでしっかり取り除きます。
 
皮はウンチにそのまま混じっていたのを発見してからは
消化酵素を加えてあげて改善していたのですが、
よく考えてみたら皮も脂肪をいっぱい含むので
最近はできる限り取り除いています。
(買ってくるときに骨ごとある程度の大きさに捌いてもらうのですが、
その時に皮も取ってねとお願いします)
 
 
   オメガ3脂肪酸を足してバランス改善
 
11歳のCoCoっちの場合は、チキンの脂肪や皮はしっかり取っていますが、
年齢によっては、ある程度の取り方でオッケーです。
CoCoっちの食事も以前は脂肪分も皮も取っていませんでした。
これは以前からサーディンを加えていたからというのが理由です。
 
オメガ3脂肪酸はシニアの子には特に必須。
はつらつボケないシニアを目指しましょうね!
 
CoCoっちの場合は心臓病があるので、特に必須!
なので以前よりもサーディンの割合を多くしました。(以前の倍量)
それに加えてクリルオイル(Krill oil オキアミオイル)をあげています。
 
サーディンやクリルオイルを選んでいるのには訳があります。
それは「大きなお魚ほど水銀汚染のリスクが高いから」
水銀汚染を受けるほど長い寿命のないサーディンやオキアミなら安心。
 
オメガ6脂肪酸過剰が良くない理由やオメガ3脂肪酸の有益性は
「パパっとわかる脂肪酸」でも取り上げています。
ご参考になさってくださいね。
 
 
 
 
 
 お野菜はピューレで!地上野菜と地中野菜を半分ずつ
 
お野菜や果物はすべてピューレにします。
これは肉食動物の歯は食物繊維を砕くことができないから。
「草食動物の胃の中の状態にまで細かくしてあげる」という意味です。
 
お野菜や果物はその季節のものを含んだもの10種類くらいを。
旬のものには旬のパワーがあります。
 
お野菜のバランスは地上野菜と地中野菜(根菜類)を
半分ずつあげるとバランスが取りやすいです。
なので、我が家ではニンジンもビーツもラディッシュも
全て「葉付き」で「葉も茎も皮も全てを無駄なく使います」
 
 
 ピューレって大変?いえ、簡単です。
 
ピューレっていうと特別なものに聞こえますが、
要はお野菜やフルーツをミキサーにかけるだけです。
 
ただ、その際に葉野菜などは水分が充分でない分、
水やリンゴ酢を足してあげながらミキサーにかけます。
また、水分の多いトマトやベリー類、根菜類などを先にピューレにして
それらから出た水分をミキサーに戻してそこに葉野菜を入れてかけても。
 
 
 
 
 
 丸い骨はしっかり小さくする!
 
関節の骨は丸く、うっかりするりと飲み込んでしまったときに
喉につかえやすいということを忘れないでください。
関節に限らず、飲み込みやすい形状の骨は
全て「万が一飲み込んでも喉につかえない大きさ」に
カットするか砕くかしてください。
 
うちのCoCoっちは「慎重派」なのでよく噛んで食べます。
その子の性格もあるので、どうしても食べ急いじゃう子は
手羽先などの骨はママが手で持って
見守りながらかじらせてあげるのも良いかも知れません。
  
 
 
 
  基本は「生食の検討」をご参考に!
 
今回は「動画投稿」なので多くは語りません。(^^ゞ
生食と加熱食の基本の考察は以下でチェックしてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
PawPawClubとしての動画はまだ少ないですが、
わんこと一緒に暮らす楽しさ、手作り食の作り方、
毎日のごはんなどなど、これから動画を増やしてゆく予定です。
 
ぜひチャンネル登録やコメントをして頂ければ嬉しいです。
 
 
 
 
 
 
 
日暮れの時間が少しずつ早く、日が短くなってゆくこの季節。
まだまだ日中は暑いけれど、見上げれば空には秋の雲。
朝夕の風に秋の訪れをちょっとずつ感じ始める季節ですね。
 
少し涼しくなってくると、なんだかお腹が空いて仕方ない。
CoCoっちにとっては、もう食欲の秋が始まっています。
食欲は生命力!食欲旺盛なのは嬉しいことです。
 
少しずつ少しずつ気温が下がり、過ごしやすくなって、
体調も整ってくるこの季節。
美味しいものをいっぱい食べて夏の疲れを吹き飛ばしましょう!
 
暑かった季節から過ごしやすい季節への移行期、
みんな元気いっぱいに秋を迎えましょうね!
 
 
Sep.2020
 
 
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