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環境にも負けないデトックス
春はワクチンやフィラリアのお薬開始の時期でもありますが
この季節は肝臓や胆嚢にエネルギーが集まる季節。
ワクチンやフィラリアのお薬に負けないように肝機能を強化とともに、
身体を浄化することで毒素からしっかり身体を守ってあげることが大切になってきます。
そこで今回は肝臓だけでなく、身体全体のデトックスに必要で
お家で簡単にできるちょっとしたことを取り上げてみます。
身体の中からしっかり浄化して、気持ち良いベース作りをして、
これから訪れる爽やかな季節に向かって元気に思い切り走り回る準備をしましょう!
シニアさんだって出来ることを無理なくやってみましょう。
チュ~ちゃんは12歳からダイエットに励みました。
注意深くやればみんなできるよ!大丈夫!大丈夫!
デトックスの最初の一歩「断食」
健康な子であれば一番簡単にできるデトックス方法
それは「断食」です。
やり方としては週に1回体力に応じてお水だけをあげます。
体力のない子はお水と
「お肉と骨、野菜を煮込んだあとの具なしスープだけ」
絶食の次の日は消化に負担がかかりにくいものをあげます。
1日2食の子は、最初のとっかかりとして
「半日絶食」から初めて見ても良いですね。
うちのCoCoっちも2食だったときは
そうやって時々半日絶食をやっていました。
今は空腹時間を多くするために1日1食です。
「断食」と消化管システム
消化管は単に食べ物を消化するだけではなく、
腸の環境は免疫系の80%を司っています。
腸には、細菌、ウィルス、寄生虫、化学物質などの毒素を破壊する力があります。
免疫システムは内部情報システムのようなもので、
腸に負担がかかると、そこから出る伝達物質にも影響を与え、
免疫細胞に間違ったメッセージが送られることによって
正常な細胞と有害な侵入物との区別が付かなくなり
健康な細胞や組織を破壊し始めます。
この反応が、アレルギー、関節炎、過敏性腸症候群、食物アレルギー、
イーストの異常繁殖、肝臓病、癌など自己免疫疾患を生み出します。
絶えず食べ物を消化している状態が続くと
免疫システムはピークになる時間がありません。
こういったことから「定期的な断食」は
腸を休ませ、リセットし、溜まった毒素を排泄し、
正常な恒常性バランスを回復させるために必要なのです。
腸内をきれいにして、腸壁に溜まった宿便を排泄し
悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすことで
腸内環境が元気になって免疫力が高まります。
「断食」が身体に与える利点
脳疾患の予防
こちらの研究ではヒトの場合、週1-2日の断食は
アルツハイマーやパーキンソンの予防に効果的とされています。
シニア予備軍の子にはお役立ち情報かな。
この実験は毎日餌を与えたマウスと
隔日餌を与えたマウスの実験でも立証されており、
1日おきに餌を与えられたマウスの方が元気で長生きしたと報告されています。
「食べないことで細胞に経度のストレスを与えることで
より大きなストレスに対処する能力が増す」
この事は脳細胞の損傷や急性脊髄損傷後の回復にも同様の結論が述べられています。
心臓病や糖尿病のリスクの低下
断食は新陳代謝のスピードを増加させるので脂肪燃焼に役立ちます。
メタボな子は是非試してみてね。
マクロファージの上昇
マクロファージは白血球の一種で、
細菌、ウィルス、異物を包み込み破壊する「食細胞」です。
身体の内部に到達した有害な粒子に対して第一線で防御する役割を果たします。
また、マクロファージは疲れて変性した細胞や異常な細胞を取り込み、
様々な細胞から取り込んだ死んだ細胞をウンチの中に排泄する役割もあります。
そしてこの作業は空腹時に最も活発的に行われます。
免疫グロブリン(Ig)レベルの増加
免疫の中で大きな役割を担っているのが
一般的に抗体と言われる「免疫グロブリン」というタンパク質で
血液中や組織液中に存在しています。
免疫グロブリンは、異物が体内に入ってくると
その異物にある抗原と特異的に結合する抗体を作り、異物を排除するように働きます。
免疫介在溶血性貧血など様々な病気に対する受動免疫を作ります。
この免疫グロブリンレベルも断食によって高まります。
好中球殺菌活性の増加
好中球は白血球の約60%を占め、細菌や他の微生物を捕食します。
細菌が好中球によって捕食されると、
顆粒内の代謝プロセスとしては、過酸化水素と、取り込まれた細菌を破壊する
「スーパーオキシド」と呼ばれる高活性形態の酸素を産生します。
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性化
断食はナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させ、
特異変異した細胞を見つけ、徹底して攻撃をします。
この事は癌細胞をいちはやく見つけ守ってくれるということにもなります。
肝臓を保護して浄化!
肝臓は体内浄化機能を司る大切な「浄化工場」です。
肝臓保護には「シリマリン」がとても有効ですので
ワクチン摂取後だけ、フィラリアのお薬の時期だけ
ミルクシッスルを使用される子は多いです。
お食事にちょっと足してあげる食材として
ターメリック(ウコン)もお勧めです。
ターメリックをあげるときは胡椒とオイルと一緒にあげるのがコツ!
我が家ではこんな感じであげています。
すりおろしたターメリック(ウコン)は
手もおろし金も真っ黄色になるので
大量にすりおろしてBPAフリーのジップロックに平らに伸ばして冷凍。
使うときはバキバキって折っていつものご飯にトッピング。
オイルはいつものご飯にココナツオイルをプラスし、
ブラックペッパーをほんの少しパラリと振っています。
Coっちゃんご飯の写真でその量が分かるといいな・・・
肝臓保護にはお勉強室の以下のページを参考になさって下さいね。
腎機能をサポート!
肝臓と同じく、浄化に関わる大切な臓器が腎臓です。
腎臓は血液を浄化し、体内から老廃物を排泄してくれます。
腎臓を保護するには「浄水(精製水)」をあげることが何よりも大切です。
(Purified Waterのことですがフィルターを通した浄水です)
我が家では浄水にWillard Waterを少しだけ加えてあげています。
あと、腎臓をサポートするためにとってもお役立ちなのが「パセリ」です。
パセリにはビタミンCがとっても多く含まれています。
利尿作用もあり、腎臓だけでなく肝臓保護作用もあります。
ミネラルが豊富で腎臓病にも結石にも効果のあるハーブです。
我が家ではお野菜ピューレを作るときに必ず使うのですが、
毎日のご飯にちょっと刻んで入れてあげるだけでも効果があります。
ピューレにした場合(お水を足してピューレにします)
体重4.5キロあたり小さじ1/2程度あげてみてくださいね。
もっと強い効果を!!の場合はパセリのティを使用します。
沸騰させた240mlのお湯をパセリに注ぎます。
そのまま20分待ち、人肌くらいに冷めたものをあげてみてください。
パセリは腎臓のサポート以外にも以下の効果があると言われています。
関節炎(抗酸化力による効果)、尿路感染(利尿作用による効果)、
乳がん(アピゲニンによる効果)皮膚がん(ミリセチンによる効果)
シニアさんで腎機能がちょっと心配な子は
キドニーブースターも試してみてね!
プロバイオテックスをあげましょう
我が家ではケフィアをあげていますが、
良質のプロバイオテックスは腸の健康の最高の応援団です。
プロバイオテックスに関しては以下で詳しく取り上げていますので
是非ご参考になさってくださいね。
皮膚とコートはいつも清潔にね!
皮膚は最も広範囲のものですから
毎日のブラッシングで皮膚とコートを清潔に保ってあげてくださいね。
静電気を防いで汚れを吸着しにくくするハーバルスプラッシュもお役立ちです。
これはメンバー様から教えていただいたのですが・・・
花粉の飛ぶ季節に汚れを吸着するふわもこタオルを乾いたまま当てて拭き取るのも効果的です。
断食!!ってなかなか難しいですよね。
家族が食事をしているときに
「なんで自分だけごはんもらえないんだろう」ってなっちゃうので
我が家では半日絶食していた時はママも付き合っていました。
今度、1日絶食を親子で頑張ってみようと思います。
日本のこの時期はレンゲの絨毯や菜の花の季節でしょうか?
懐かしい景色が心に浮かびます。
少しずつ気温が上がってくるこの季節。
みんなしっかりデトックスしながら体調を整えて過ごしていてね!
Apr.2018
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