お客様からのご相談:
現在、僧帽弁閉鎖不全でベトメディン、ACE阻害剤、利尿剤を飲んでいます。
心臓が肥大してきているとの診断ですが、
これらのお薬と併用しても大丈夫でしょうか?
PawPawClubのお返事:
はい。大丈夫です。
うちの子も同じ僧帽弁閉鎖不全でベトメディン、ACE阻害剤、降圧剤を飲んでいます。
心臓専門医にもサプリの内容を確認し、安全性を確認の上、
更に足してあげる栄養素のアドバイスを頂き、
それらをお勉強室の下記の記事にまとめています。
ぜひご参考になさってくださいね。
お客様からのご相談:
心臓検査の結果が出ました。
心筋が厚くなっているのと、心電図異常らしいのですが、
サプリで1か月間様子を見ることになりました。
うちの子は食物アレルギーで
食事からタウリン、Lカルニチンをとることができない為、
サプリからしか摂取するしかできないのですが、
カーディオヘルスでは必要量に足りないそうです。(1000mgくらい)
それから、体重増えてまして5.5キロでした
その場合、カーディオヘルスの摂取量を増やしたりしてもいいのでしょうか?
PawPawClubのお返事:
心筋の肥大があるのですね。
心電図にも異常が見られるとのことですが、
サプリで1か月様子を見てるとのことですね。
獣医さんからはL-カルニチンとタウリン、
それぞれ1000mgを目安に摂取するようにとのことですね。
現在、体重が5.5キロとのことですので
カーディオヘルスは心臓病のある子の量として1日1.5カプセルとなります。
カーディオヘルス1.5カプセルには
L-カルニチン 375mg タウリン375mgが含まれます。
それぞれ1000mgを目安にすると1日4カプセルで1000mgとなりますが、
その場合、他の成分が過剰摂取にならないかを調べてみました。
その他の有効成分として、以下の成分が含まれます。
DMG
これは過剰に摂取しても20分で代謝されてしまいますので問題にはなりません。
EPA
これは心臓病の子には推奨されるオメガ3脂肪酸ですが
4カプセルを摂取したとしても100mg。
1日の推奨量は体重1キロあたり40mgですので
5.5キロの場合は1日の推奨量220mgとなり、それを超えません。
ビタミンE
1カプセルに30IU含まれますので
4カプセルで120IUとなります。
AAFCO(全米飼料検査官協会)推奨量は50 IU/kg/day/foodです。
(NRC推奨量はもっと低く、0.5 IU/kg/dayです)
細胞の老化を抑えるために、シニアの場合はやや多めに必要となります。
ビタミンEに関してはお勉強室の以下のページをご参考になさってください。
AAFCOの推奨量を参考にした場合、体重5.5キロであれば
50IUx5.5=275IUとなりますので、こちらも問題ありません。
また、弊社のサプリメントに含まれるビタミンEは天然のビタミンEで、
かつ水溶化処理がしてあるので、これが安心してあげられるポイントでもあります。
(天然のビタミンEの吸収率は合成のものの2倍です)
補酵素Q-10(CoQ10)
こちらは1カプセル中20mg含まれていますので4カプセルで80mg。
心臓病の子には不足する栄養素です。
うちのCoCoっちは2.7キロですが1日50mgを目安にあげています。
なので5.5キロの体重で80mgというのは過剰摂取にはなりません。
ガンマリノレン酸
1カプセルに10mg含まれていますので、4カプセルで40mgです。
他社様の犬用サプリには他の脂肪酸と一緒に32mg含まれるものがあり、
10キロまでの子とネコちゃんには1日1カプセルとなっていました。
いろいろと効用の多いγリノレン酸ですがオメガ6脂肪酸なので
多く摂る場合はその部分だけが気になる所ですが
動物性たんぱく質にアレルギーがあるとのことで動物性脂肪を摂ってらっしゃらないので
その部分では問題ないかなとも思ったりします。
葉酸(ビタミンB9)
1カプセル中に0.9mg含まれますので4カプセルで3.6mgとなります。
水溶性ビタミンですので過剰摂取分はおしっこで出てしまいます。
マグネシウム
1カプセル中に0.5mg、4カプセルだと2.0mgとなります。
1日の推奨量は体重1キロあたり8.0mgですので問題になりません。
カリウム
1カプセル中に0.1mg、4カプセルだと0.4mgとなります。
1日の推奨量は体重1キロあたり89.0mgですので、問題になりません。
セレニウム
1カプセル中に0.007mg含まれますので、4カプセルで0.028mgとなります。
これは28マイクログラムにあたります。
AAFCOの推奨量は体重1キロあたり0.35mgです。
NRC推奨量は、食事1000キロカロリーあたり87.50 mcg(0.0875mg)です。
体重5.5キロの場合、体重から割り出した食事カロリーは約445キロカロリーですので
半分よりやや少なめ。セレニウム推奨量も43マイクログラム(約0.04mg)となります。
AAFCOの推奨量とNRC推奨量の差が激しいので、どちらもリンクを貼っておきます。
AAFCOの推奨量
NRC推奨量
2004年以前に書かれた書籍では
AAFCOの推奨量は体重1キロあたり0.11mgとなっていましたので
2004年に書かせていただいたお勉強室のセレニウム推奨量とは違いが生じています。
また、食事1000kcalから割り出した方法というのは
食事の基礎の表を参考にしていますので、そちらのリンクも貼っておきます。
セレニウムは過剰症に注意すべきミネラルですので注意深く見てみましたが、
ここではNRCの推奨量に準じて考えると、基準値を超えないことが確認できます。
という、以上の事から、
L-カルニチンとタウリン各1000mg補充のために
カーディオヘルス4カプセルをあげても問題ないと思われます。
上記の内容を獣医さんにご確認の上、ご使用ください。