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漢方の考え方から見るアレルギー
気温が上がり花粉も飛び始める季節。
今回はTMC(漢方)の視点からアレルギーを緩和する食べ物を考察してみます。
(漢方はこちらではTMC=Traditional Chinese Medicineと略されます)
気温や湿度がどんどん上がる前にしっかりケアして
「今年こそ!痒い痒いなしで過ごしたい!!」の目標達成の応援団になれますように!
漢方の基本的な考え方・陰と陽
漢方の考え方は「身体の不調はバランスの崩れ」
いわば身体の「不調和」が原因となります。
これはホリスティック医学にも共通する考え方です。
漢方の考え方は全て「陰と陽」で説明がつきます。
陰と陽はどちらも体内に常在しているものです。
「陰」とは冷却、流体、静粛性、消極性、受動的行動の概念を表すのに対して
「陽」は熱、炎症、外向きのエネルギー、積極性、攻撃的な行動の概念を表します。
健康な状態では、この「陰」と「陽」のバランスは完璧に保たれ、
状況の変化に伴って、このバランスが最適に調節されています。
この「陰と陽のバランスが崩れた状態」を漢方では「病気」とみなします。
陰の症状としては、発熱や炎症の症状は少なく、
手足が冷たい状態で脈も弱い状態となります。(陰証)
陽の状態は逆に発熱や炎症などの熱性の症状が出て
脈の緊張は良い状態です。(陽証)
陰の状態は温めることで改善し、逆に陽の状態は冷やすと改善します。
漢方の概念・身体の構成要素
漢方において身体を構成する3つの成分は「気」「血」「水(津液)」で、
「気」が陽気、血と水(津液)が陰液
これらは互いにバランスを取りながら人体の成機能や代謝、免疫機能を維持しています。
漢方ではこれらが滞った状態が病気の原因の一つとなると考えられています。
(陽気)
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(陰液)
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(陰液)
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漢方の概念・五臓
また、漢方において内臓(五臓)の働きは西洋医学のとらえ方と少し違う部分があり、
臓器と器官の関連性も興味深い部分がありますので、触れておきますね。
漢方でいう五臓とは、上記で述べた気・血・水(津液)の生成や代謝を行うところとされており、
肝・心・脾・肺・腎に分けられています。
以下は、漢方のとらえ方による五臓の働きと影響を受ける身体の部位の説明です。
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肺 |
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腎 |
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アレルギーは「陽証」
アレルギーは口や鼻から入った物質(食物や吸入剤)に対する
身体の過敏反応です。
これらのアレルゲン(アレルギーの原因になる物質)は
免疫細胞に過剰な反応を起こさせることで、身体に熱を持たせます。
身体が熱を持つことで発生する症状として
皮膚の赤み、痒み、パンティング(ハァハァという息)、
落ち着きをなくす・・・などが現れます。
漢方では、「熱」と「冷」が出会ったときに「風」が起こると考えられています。
身体に熱を引き起こすアレルゲン「熱」が
犬の体温「冷」に触れて、体内に「風」の状態を引き起こし
それが激しい痒みなどを引き起こすと考えられています。
アレルギーが身体に与える別の要因として「痰」の蓄積もあります。
「熱」「風」「痰」
これらは全て「肝臓の気の停滞」に起因すると考えられています。
漢方では、肝臓は生命力を司る重要な「気」の流れに関与する
とても重要な臓器です。
肝臓は身体全体に「気(エネルギーの流れ)」を送り出す
ポンプのような役割を担っています。
アレルギー反応が起こると肝臓に「熱」が溜まり、肝臓が加熱することで
体内の重要な水分が蒸発し、その結果として「痰」が溜まります。
「痰」が溜まると(ここでいう痰とは「蓄積物、老廃物の蓄積」のことで
本来、流され浄化されるべきものが滞ってしまうという意味です)
犬の皮膚はべたつき、脂っこく、異臭を放つ状態になります。
「陽証」の改善には「冷やす!」
食べ物には身体を温める作用のあるもの、身体を冷やす作用のあるものがあります。
アレルギーの場合は、過敏症反応を引き起こす「熱(陽)」が過剰になった状態です。
このことは体内が「熱」を持っている状態と考えられるため
「冷却」と、熱によって失われた「水分の補給」が必要となります。
そのため「冷却ハーブ」や「冷却タンパク質」による治療が行われます。
わんこのアレルギー改善には、それらの作用を持つ食べ物を知り、
「避けるもの」と「取り入れるもの」「組み合わせるもの」を選ぶことが大切です。
以下は身体を温める作用のある食品、やや温める作用のある食品、
やや冷やす作用のある食品、冷やす作用のある食品をまとめてみました。
私たちの食事と同様、わんこご飯にもいろいろな食材を使われますよね。
バラエティーを考えると身体を温める食材を全て避けるというのも難しいです。
なので、身体を温める食材を完全に避けるというよりは
身体を冷やす食品と組み合わせて炎症が起こりにくい食事にするといった形で
上手に組み立ててあげる方法をお勧めします。
手作り食の食材やトッピングを選んであげるときにパパっと見てお役に立てますように。
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例として・・・CoCoっちご飯の場合・・・
CoCoっちご飯はチキンをメインにしています。
チキンは身体を温める食材ではありますが、骨付き肉をあげるという意味で
ビーフやポークは骨が固すぎてCoCoっちのような小型犬には無理なのです。
かといって、ラビットやダックは一般的ではないので、チキンを選んでいますが
その分、組み合わせるお野菜や果物は身体を冷やす食品を選ぶようにしています。
レバーを足すときはチキンレバーではなく、ビーフレバーやポークレバーを選ぶなど
ちょっとだけですが気を付けて中性食品を足すようにしています。
こんな風にみんなのご飯にも「ちょっと気を付けるアイデア」になって頂けたら嬉しいです。
漢方薬でアレルギー?!
最近は漢方薬が配合されているフードや
薬膳などで漢方薬に触れる機会が多い子もいらっしゃるかもしれません。
日本漢方生薬製剤協会の安全委員会が
食物アレルギーの患者さんに漢方薬を処方する際の注意点を挙げていました。
アレルギー改善のための漢方薬が実はアレルゲンだったということがないように
JKMA(日本漢方生薬製剤協会)の漢方薬と食材の比較表も添付させて頂きますね。
クリックで大きく見られます↓
みんな安全にアレルギー改善頑張ろうね~!
アレルギーにお勧めのサプリメントもいくつかご紹介!
免疫力をしっかり押し上げてくれるマッシュルームの爆弾!
霊芝・シイタケ・マイタケ・冬虫夏草のエキスがギュッと詰まったカプセル、
これはもはや「漢方」ですね!
パウダー状なので簡単にお食事に加えてあげられます。
ナチュラルキラー細胞を活性化させて免疫力を高めるMD-フラクションや
腫瘍の成長を抑制する働きをするエルゴステロールを含むマイタケ
血中の悪玉コレステロール値を下げたり、血流をサラサラにして血栓をを予防したり、
血圧を下げたりするエリタデニンや抗がん剤としての研究報告もある
β1.3グルカンのレンチナンを含むシイタケ
免疫力の調整作用に優れ、免疫力が下がっている場合には強化し、
過剰な場合には緩和し、肝機能を促進させ
アレルギーなどの体質改善にも効果を示すトリテルペノイドを含む霊芝
アガリスク茸の17倍、普通のキノコの約170倍と多量のβグルカンを含み
免疫増強作用・抗腫瘍作用・抗菌作用・鎮静作用・滋養強壮作用などに優れ
手術後、化学療法、放射線療法後の癌患者にも使用される冬虫夏草
これら4つのスーパーマッシュルームたちが
免疫力が落ちがちの身体をしっかりと守ります。
プラス、みんなの定番マルチサプリ、リキッドサラダで良くなった子もとっても多いです。
みんなのニコニコ元気なご感想や経過にやる気をいっぱいもらってね~!
新緑の香りを風が運び、若葉が眼に眩しい季節。
爽やかな風が吹く清々しい季節ですね!
みんな元気に過ごしていますか?
CoCoっちのお散歩道の木々にも淡い緑色の若葉がいっぱい!
きれいだね~!気持ちいいね~!って一緒にニコニコ見上げます。
マイアミはもうすっかり初夏の陽気なのですが
そんな中でも爽やかな若葉がそよぐと暑さを忘れます。
5月は我が家のバルコニーも命の息吹がいっぱい!
冬の間は葉を落とし、ただの棒と化していたフランジパニにも
葉っぱがいっぱい出て元気いっぱいに大きくなってきています。
フランジパニたちに花芽が付く季節になると
お散歩道に真っ赤なロイヤルポインシアナの花が咲き始め
もうすぐマイアミの雨季の始まりです。
みなさんはビージーズの「First of May」という曲はご存じですか?
私は若葉が生い茂るこの美しい季節になると必ず思い出す曲なんです。
邦題は「若葉のころ」で「小さな恋のメロディ」の挿入歌です。
とっても古い曲なので知らない方も多いかもしれませんね。
この季節にぴったりの素敵な曲なのでご紹介。
日本でも梅雨に入る前の爽やかな気持ちの良い季節を
みんな元気いっぱいに!今日もハッピーに楽しんでいてね~!
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