• ミルクシッスルは肝臓の治療薬としての長い歴史を持っているハーブです。慢性肝炎や、肝機能障害、肝細胞の代謝促進効果があるので、化学療法で肝臓に負担の多い投薬を受けている子にも推奨されるハーブで、肝臓病の治療薬としてだけでなく、化学療法からの肝臓保護として一般に併用されるハーブでもあり、 肝臓の指標となるGOPやGPTが高い場合にも効果があるとされています。
• 肝臓を活性化することで、体内浄化作用を高めるという重要な意味があります。ミルクシッスルの種子にはシリマリン(私たちやわんこの体内にもある抗酸化物質のグルタチオンを活性化する働きをするバイオフラボノイドの集合体のこと）が大量に含まれていて、さまざまな毒性を軽減する作用があります。シリマリンは、肝細胞に有害な毒素が入り込むのを抑えたり、フリーラジカルをやっつけたり薬物や化学物質などを解毒するグルタチオンを増やして肝細胞から毒素を取り除くことで肝臓を守ると言われています。
• シニアになってくると身体の代謝機能が落ちる分、毒素を身体に貯めないできちんと浄化する事が大切です。そういった意味では毒素浄化工場の肝臓を守ってあげることはシニアわんこたちにはとても大切なことです。
• パパやママのストレスや喫煙・アルコールなどによる肝細胞の損傷を保護して、肝臓の細胞再生速度を速める効果があります。また化学療法で肝臓に負担の多い投薬を受けている人にも効果があります。
• 既に肝臓障害や肝硬変がある人に対する薬物代謝異常の予防にも効果があり、こちらではC型肝炎の治療にインターフェロンと併用されているハーブでもあります。
• ミルクシッスルの学名は聖母マリアのミルクという意味。その名前のとおり母乳の出を良くしてくれるハーブでもあります。赤ちゃんがお腹にいるママに使えるくらい優しく副作用のないハーブです。浄化に必須の肝機能を強化することで毒素の排泄を助けて身体を優しく守ってくれます。
• 糖尿病のわんこに1週間に1回、ミルクシッスルをあげたらインシュリンの量が減ったという報告もあります。
• 最近の研究ではミルクシッスルは膵炎の症状を緩和するという報告もされています。
• 感染により腎臓の組織が破損した場合、ミルクシッスルは腎臓組織の回復にかかる時間を短縮できると言われています。

• アーティチョークには、ミルクシッスルに含まれる植物栄養素であるシリマリンだけでなく、カフェ酸誘導体のシナリンも含まれています。これらの2つの化合物は、肝臓の再生を促進し、胆汁産生を増加させ、胆嚢機能を正常化し、毒素、環境汚染物質、発癌物質から肝臓を保護する働きをします。
• 肝臓によって十分な胆汁が産生されない場合、毒性の過負荷によって引き起こされる肝疾患やその他の疾患のリスクが高まります。胆汁は肝臓で作られ、胆嚢に蓄えられ、消化過程を助けるために分泌されます。それは消化と栄養素の吸収を促進するために胃酸と混合します。胆汁は、破壊された赤血球からのヘモグロビン、毒素、過剰なコレステロールなど、身体から不要な老廃物を取り除く役割も果たします。アーティチョークにはこの重要な働きをする胆汁の産生を高めてくれる効果があります。
• アーティチョークはプレバイオティクス繊維であるイヌリンが豊富で、マイクロフローラ（腸内の微生物叢＝腸内フローラ）のバランスを取り、腸内の善玉菌（プロバイオティクス）に栄養を与えます。プロバイオティクスは、有害な病原体から消化管を守るため、多くの働きをします。彼らはまた食物を分解して身体から毒素を排除するのに役立ちます。
• アーティチョークの生物活性成分はシナリン、ルテオリン、シナルドシド（ルテオリン-7-O-グリコシド）、スコリモシド、クロロゲン酸です。
• アーティチョークの葉には、アーティチョークのすべての効能が高濃度で含まれています。
• アーティチョークとその葉は、さまざまな方法で心臓に利益をもたらします。体内の過剰なナトリウムを中和することで血圧を正常化するのに役立つ必須ミネラルであるカリウムが豊富に含まれています。高血圧の男性98人を対象に研究が行われ、アーティチョーク抽出物を12週間摂取した後、拡張期血圧と収縮期血圧の両方で有意な低下が報告されています。
• アーティチョークに含まれる植物化学物質のシナリンは、心臓病の発症や脳卒中や心臓発作を引き起こすコレステロール値を正常化することもわかっています。
• アーティチョークは、胃の中の塩酸の健康的なレベルを維持するための重要な栄養素であるチアミン（ビタミンB1）も多く含んでいます。

• タンポポの根には、フルセミドという薬品に匹敵する強い利尿作用があり、自然の利尿剤として何世紀にもわたって使用されており、腎臓への血流を増加させるとともに、尿の生成と排出を増加させますが、根に含まれる天然のカリウムが腎臓に負担をかけないバランスの取れた安全な作用を発揮して他の利尿剤のように体内カリウムレベルを低下させることはありません。血中カリウム濃度を低下させない利尿作用は心臓病のわんこにも非常に重要な効果となります。（カリウムは心臓と脳にとっての重要な化学物質です）
• 適切なカリウムレベルは腎臓結石のある人にとって重要です。低カリウムは、身体から排泄されるカルシウムの過剰量につながり、腎臓結石の形成を促進します。タンポポの根はカリウムが自然に豊富に含まれているので他のほとんどすべての利尿剤のように、カリウムを過剰除去しません。
• またタンポポの根は抗炎症作用もあり、痛みを和らげ、腎臓結石の通過を和らげます。
• タンポポの根にはラキサシン・イヌリン・配糖体・コリン・ビタミン類・カリウムなどのミネラルが含まれ、肝臓、胆のうの修復および機能亢進作用があります。
• タンポポの根には肝臓の胆汁の生成と循環を刺激することが証明されていて、わんこを対象としたある研究では、タンポポの根の投与後に胆汁産生が3-4倍増加したと報告されています。肝臓から出た胆汁を蓄える胆のうも刺激され、消化管に胆汁を放出することで消化を助けます。
• タンポポの根を使用した臨床研究では、タンポポは胆石を含む肝臓や胆嚢の炎症性疾患の治療に効果的であることが報告されています。
• 利尿作用による体内毒素排出の機能により泌尿器疾患、筋肉性リウマチにも有効とされるハーブで、肝臓や胆嚢の炎症だけでなく、うっ血、鬱滞性黄疸の特効薬ともいわれます。

• ターメリックは生姜の仲間で、日本ではウコンと呼ばれています。オレンジ色をした有効成分は「クルクミン」です。アーユルベーダや漢方では古くから体内、体外ともに使用されてきたハーブです。
• ターメリックに含まれるクルクミンはミルクシッスルに含まれるシリマリン同様に胆汁生産を促進し、脂肪分解を促進させます。アクティブな若い犬には食事中に約20％の脂肪が必要です。その脂肪の分解になくてはならないのが胆汁であり、その生産を担うのが肝臓であり、その機能をブーストするのがミルクシッスルやターメリックなのです。
• ターメリックは心臓病のリスクとなるLDL(悪玉コレステロール）レベルを低下させる働きがあります。このことは肝臓の負担も軽減してくれます。
• さらに、ターメリックには血液サラサラ効果がありますので脳卒中や心臓発作の原因となる血栓の予防に役立ちます。ただ、病気があって血液抗凝固剤を飲んでいるような場合は血液をサラサラに薄めすぎるのは問題となりますので投薬中の子は必ず獣医さんに相談してくださいね。
• ターメリックの強力な抗酸化作用は抗がん作用もあるという報告も出ています。UCLAの研究資料によると、クルクミンが頭頸部癌の発生に関与する（癌細胞の成長を促進する）酵素の働きを阻害すると報告されています。また、小動物臨床化学者の研究報告によるとクルクミンが腫瘍の増殖を抑制し、既存の腫瘍を縮小させる可能性があることを示しています。American Cancer Societyはクルクミンの癌細胞に対する効果を「クルクミンは癌の発生、成長および拡散や転移を防ぐ」クルクミンは腫瘍の大きさを縮小し、ガン細胞を殺す作用があることで注目されています。」と述べています。
• アジアの伝承医学では、身体を解毒するため血液を浄化、肝臓の胆汁生成を刺激、創傷の消毒、胃の強壮剤としてターメリックを使用してきました。タイでは、下痢や他の胃の病気の治療に、また真菌感染の原因となる白癬を根治するためにも使用されます。アフガニスタンやパキスタンではバクテリアからの感染を防ぐために創傷に直接塗ったりもします。

さらに詳しいことは 「ターメリックをあげよう！」 を見てね。

• ビーツは、肝臓の酵素を活性化し、胆汁を増加させるための治療薬として伝統的に使用されてきました。ビーツに豊富に含まれているベタレイン（ビーツの赤い色の素となっている栄養素）やその他の化合物は、炎症を軽減し、酸化ストレスから保護し、肝臓の損傷のリスクを軽減し、肝臓の解毒機能を助けます。ビーツジュースは肝臓と胆のう機能を押し上げるための最高の飲み物です。
• ギリシャの研究では、ビーツ100gに127mgも含まれるベタインが心臓病と慢性炎症のマーカーであるC反応性タンパク質レベルを低下させることを報告しています。
• ビーツは別名、食べる輸血とか奇跡の野菜と言われるほど栄養豊富なスーパーフードです。

• この商品は多量摂取によって効果が倍増するものではありません。１日の摂取量を守って正しく使ってくださいね。
• ナチュラルな安全性を重視した商品ですが、効果などは個体差もありますので、処方薬との併用をお考えの場合はかかりつけのお医者様に御相談の上でご使用ください。
• 数種のハーブサプリを併用する場合は、必ずオーダーフォームのわんこ情報にご記入ください。ハーブは組み合わせによってその効果が増したり、逆に逆の効果がある場合がありますので、PPCの取り扱い商品に関しましては、オーダーを頂いた段階でその子に必要のないものはアドバイスさせていただいております。

PPCの取り扱い商品は全てナチュラル素材のものを選んでおりますが、
私たちでも体調が悪いときなどはなんでもないものに反応してしまう場合がありますよね。
そういった事から、たとえナチュラルなものであってもその子の体調や状態によってお使いくださいね。

これはPPCの商品だけを対象にしているわけではなく、
全てのものに対してそういったことを常に心がけて下さいというPPCからのお願いです。