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 11月 15, 2005  PawPawClub, PawPawお勉強室  その他,  * 災害対策

 
  スマホでは横にして見て頂くと読みやすいです 
 

chuchu-from-kakomie.jpg わんこと一緒に災害準備

 

去る10/24/05、マイアミをカテゴリー3のハリケーン・ウィルマがヒットしました。

最初はカテゴリー1だったものが短時間でカテゴリー2へ、
そして最終的にはカテゴリー3となった為
避難する時間なくヒットされた形となりました。
幸い、短時間で抜けてくれましたが、
マイアミは最も風力の強いハリケーンの目の南側にあたり、
且つビルの密集するダウンタウン近辺でトルネードが発生しました。

ヒット中はビルが揺れて、その振動で
バスタブに溜めていたお水がボコンボコンと音を立てて抜け、
ビル内の気圧の変化で全てのドアがガタガタと音を立てる中、
ドキドキしながら過ごしました。

うちはハリケーンシャッターを閉めてしまうのですが
それでもあまりの風の音に怖くなり、
窓がない四方が壁のメインバスルームに閉じこもりました。
ヒットから抜けるまで最も強い風は3時間程度で治まりましたが、
その間「もしもシャッターが抜けたらどうしよう」
「ビルが崩れたらどうしよう」と本当にいろいろな事を思いながら過ごしました。

ハリケーンは地震と違って、何日の何時頃ヒットする・
どれくらいの風力が見込まれる・抜ける速度など
具体的にわかりますので、それなりに準備ができます。
ただ、今回のようにいきなり勢力を増すと
準備が足りないままヒットされる危険性も免れません。
今回はマイアミに来て最も怖い思いをしました。

日本も地震が多いですよね。
地震は突然予報もなくやってくるのでもっと怖いと思います。
その点はハリケーンとは違いますが、
日ごろからの準備やその後の停電に備える部分などは共通点も多いと思いますので、
今回は災害に備える上での準備、あったらよかったと思うものや
やっておいて良かったことなどを書いておきたいと思います。

もちろんもっと大きな震災などで
お家が崩壊してしまったなどの時にはこんなものでは足りないかもしれませんが、
そんな事はどうかどうかどうか起きませんように・・・

私はもちろん真っ先にチュ~ちゃんのお薬や水・食事などを準備しました。
わんこと一緒の災害対策に少しでもご参考になれば嬉しいです。

 

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  普段からの準備

 

これはハリケーンシーズンになるといつも普段から準備しておくものです。
マイアミではハリケーンが来ると予報が出た段階でストアは長蛇の列となります。
急いで準備しなくてはいけない時にそんな部分で時間を使わなくてはいけなくならないように
普段から万が一に備えましょう。
 
前回のカトリーナの時はニューオリンズでたくさんのわんこやにゃんこが置き去りにされました。
災害時にどうしたら一緒に逃げられるかを常に考えておくことが必要だと感じます。
うちのコンドでも我が子と一緒に!が当然の人たちが多いので、逃げるときも留まるときも一緒です。

こちらでは飛行機で遠くへ逃げる場合もシェルターに逃げる場合もどちらもワクチンの証明書が必要です。
17歳のチュ~ちゃんはワクチンを免除されて2年、どちらも無理ですので
次回の大型ハリケーンの時は車でうんと遠方に逃げようねと決めました。

 

 チュ~ちゃん用品の準備

 

飲み水
 
  • いつものお水に最も近いボトルウォーターを常に数本は用意しておきます。うちではボトルウォーターもミネラルウォーターではなく電気分解水を用意しています。慣れない環境に行った時や普段と違う場所では普段から飲み慣れたお水が一番です。

 

お薬など
 
  • チュ~ちゃんのお薬は常に多めにもらっておき、すぐに飲めるように半分に割って常に3週間分はピルケースに入れて用意しておきます。
  • ドライアイの目薬は冷蔵庫保存なので、避難時に忘れないようにします。

 

ご飯
 
  • 手作り食は常に6週間以上分はストックして冷凍しておきます。長期停電で冷蔵庫内の全てが完全にアウトになっても最後まで冷気の残る冷凍庫の一番下の段に常にストックしておきます。
  • ドライフードの子や缶フードの子はすぐにいつものご飯を持って出られますね。手作り食の子は「冷凍して保冷剤と一緒にどれくらい持つか」を常に考えておいて下さいね。
  • 最低でも2週間分の食事は常に確保されているのがベストです。

 

パワーバー
 
  • いつものご飯をパワーバーにしてしまいます。これなら腐る心配はありません。常に多めに焼いて冷凍しておいても良いですね。マイアミではハリケーンの心配だけで、且ついつ来るか時間的な予測が立ちますので予測が立った時点で多めに準備します。いつもフレッシュの状態でご飯に加えているお野菜なども全部一緒に加えて焼いてしまいます。朝昼晩、しばらくはこれとレバージャーキーと水だけで大丈夫!というものを用意します。
  • どんな手作り食でも「パワーバー」になります。うちのようにいつものご飯に全麦粉を加えて焼いてしまう方法、小麦アレルギーの子はおからやきなこを加えて焼いてもパワーバーになります。大豆アレルギーの子には昆布粉やおイモを加えて焼いたり、柔らかく炊いた雑穀米や玄米などを混ぜて焼くとおせんべい風のパワーバーになります。スープやお粥風のものは煮詰めて水気をうんと飛ばしてパウダー状のもの(スキムミルクでもオートミールでも全麦粉でもきなこでも)を加えるとりっぱなビスケット生地になります。手作り食だって非常食になるのです。普段からあれこれ工夫してみて下さいね。
  • 焼いたものは冷凍保存で半年は持ちますので「備えあれば安心」ですね。冷凍するときは冷凍用のジップロックなどにダブルに入れて匂いが移らないようにしてあげて下さいね。でも3カ月おきに食べて新しいものを冷凍してあげた方が冷凍庫の匂いが移らなくて良いかもです。地震は予知なく来ますので、普段から常に我が子の食料確保は考えておいて下さい

 

とにかく丈夫なキャリー
 
  • 今回本当に必要と感じたものです。ビルが揺れる中、バスルームに閉じこもった時に「象が踏んでも壊れないキャリーが必要だよね」と思いました。万が一、万が一、ビルが崩れたらチュ~ちゃんをキャリーに入れてママが身体で覆って守ろうと思いました。実際はビルが崩れたらそんなことでは守りきれませんが、何かが落ちてきたり、窓ガラスが割れて物が飛んできたりした時には安全です。今年のハリケーンシーズンはもう終わりなので、来年のハリケーンシーズンまでに用意しようと思います。
  • 「とにかく何を置いても持って逃げられるサイズであること」これが第一条件です。小さなわんこで多頭飼いの家庭はみんなが一緒に入れるサイズでキャリーが付いているものが良いかも。大型犬の子は歩いて避難できますがそれでもシニアで足腰の弱っている子の場合は、おんぶや抱っこででも一緒に逃げられる方法を普段から考えておいて下さいね。

 

ワクチンの証明書
 
  • マイアミではペット可のシェルターがあり、そこにはケンネルが並べられていますが、狂犬病ワクチンの証明書がなければ入れません。チュ~ちゃんは15歳からワクチンを打っていませんので当然そこには行けませんから、大型ハリケーンの時は早めにペット可のホテルに逃げる形となります。
  • 日本でも地震などの際にペットと一緒に避難できる場所はどこか、何が必要かを常に確認しておいて下さいね。シニアでワクチンを免除されている子は獣医さんからの免除書類をもらっておくとオッケーの場合もあります。

 

洗える軽いベッド・
ベッドカバー
 
  • チュ~ちゃんのベッドは丸洗いができて軽いタイプでスーツケースに入る大きさです。これならどこに逃げるときも持って行けますので、いつでもどこでも「自分の場所」として安らいで過ごすことができます。もちろん今回の避難時も持ってゆきました。
  • 大型犬の子の場合はベッドを持って逃げられないので、すぐに外せるベッドカバーをかけておくと便利です。カバーには自分の匂いが付いているのでどこでも安心できますし、カバーだけを外して逃げられます。

 

いつものタオルや
ぬいぐるみ
 
  • ベッドにいつも敷いてあるタオルももちろん一緒に持ってゆきます。ベッドが大きくて持って出られない場合も常に傍にあるぬいぐるみやタオルなど「自分の匂いがして落ち着くもの」を必ず持って逃げられるようにしてあげて下さいね。特にシニアの子にとって「いつもと違う」という状況は辛いものです。

 

ペーパータオル
 
  • 何にでも使えるので必需品です。普段と違う雰囲気の時は慣れない環境の中、お粗相もしてしまったりします。多めに準備しておきましょう。

 

使い捨てのおしっこシート
 
  • チュ~ちゃんは普段は36サイズの大きなプーチパッドを使っていますが、このサイズだと手洗いできる大きさではありません。なので、使い捨てのペットシーツをプーチパッドの上に敷いて用を足してもらいました。

 

ファーストエイドキット

 

  • 常に持ち歩ける程度のものでないとあれもこれもと大きくなって持って出られません。最低限のものだけを準備しておいたほうが良いです。うちはティツリー1本と小さな旅行用のケースに入れたハーブバターのみです。切り傷もやけども虫刺されもティツリーで殺菌してハーブバターを塗ればたいていの事はオッケーなのでママと兼用で、これだけです。

 

ケア用品

 

  • いつも使っているものをいつでも小分けできるように旅行用の小さなボトルなどを普段から準備しておくと役立ちます。

 

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生活に必要なものの準備

 

キャンドル
 
  • ヒット後の停電に備えて、大きな瓶や缶などに入ったキャンドル(安定性が良くて倒れにくいもので長時間使えるもの)が良いです。普通の立てるタイプのものは危険なので安定性の良いガラス瓶や缶などに入ったものを選びましょう。
  • ハリケーンヒット中は危ないので使えません。ヒット後の停電の際にのみ使います。

 

懐中電灯
 
  • 途中で何度も電池を換えなくてはならない小さなものではなく、大型電池の入る懐中電灯が良いです。ヒット中も手元においておきました。

 

簡易ライト数やランタン
 
  • 電池式で押す(踏む)だけで電気の付くライトは、停電中の各部屋の入り口に置いておくと便利です。
  • 電池式のランタンなどもあると便利。

 

ライター
 
  • マッチは水に濡れたらアウトです。ライターがひとつあれば便利。

 

電池
 
  • 普段から同じ方向に向けて保管していないと知らない間に減っていたり、中身が溶け出していたりして、いざという時に使い物にならない場合がありますので保存に注意して下さい。

 

アダプターなしの電話
 
  • 旧式の電話線を差し込むだけの電話機。最近の電話はほとんどのものが電気のアダプターが付いていますが、電気が切れたら使えません。1台だけでも旧式のオーソドックスな電話があると助かります。今回実感!でした。うちでは2台あったので、避難する時に連絡が取れるようにセキュリティデスクの電話としても貸し出しました。

 

車での充電アダプター
 
  • 携帯電話用は一般的ですが、ノートパソコンのもあると便利です。このノートパソコン用のアダプターは飛行機の中でもジャックがあればそこに差し込んで使えます。

 

飲み水
 
  • うちでは5ガロンの大きなボトルを常に3本は用意しているのですが、持ち運びに便利な小さなボトルに入った水も必要です。

 

生活水
 
  • 今回はハリケーン後の停電の中、ビルのジェネレーターも3日で燃料がなくなってしまいました。エレベーターが動かないのも大変ですが、それよりも何よりも給水ポンプが動かなくなりますので水が出なくなります。その為にバスタブにも水を張り、バケツやお鍋、タッパーや5ガロンの空きボトルに水をたっぷり用意しました。

 

ペーパータオル
 
  • 何にでも使えるので必需品です。多めに準備。冷蔵庫などは停電になると溶けた氷などの水が下から漏れてきます。新聞紙だと真っ黒になってしまうし、古いバスタオルは洗濯機でないと絞れないし、そんな時にも役に立ちます。

 

クイックドライタオル
 
  • 手前味噌ではありますが、ほかほかもこもこタオルは洗ってもすぐ乾くので重宝しました。身体を拭いたりできて手洗いできるSサイズを何枚も使いました。

 

使い捨てウェットタオル
 
  • お風呂に入れない時に身体を拭けるのでとても便利でした。身体を綺麗に保てることは災害時でも気持ちよく眠れる手助けになり、体力回復になります。

 

ブリーチ
 
  • 長期に渡る断水などで置き水を飲まなくてはいけない場合には、濁った水でさえも浄化することができます。水道水の塩素濃度の最低基準は0.1ppmです。これはバスタブに小さじ約 1/10杯のブリーチを落とした濃度となります。それを更に数分煮沸して飲み水とします。これは究極の場合であり、飲み水にはポンと入れるタイプの浄化フィルターに頼る方が便利かも。
  • 水漏れなどをして放置すると壁などにカビが生えてきます。そんな時に薄めて壁を拭いておくことで殺菌になり防カビ効果が期待できます。

 

ガスの卓上コンロと燃料
 
  • 停電中にお湯を沸かしたり缶詰スープを温めたりできます。これと水さえあればなんとかなる!というほど必需品です。
  • 今回マイアミではマイアミビーチ市のみボイルウォーターオーダー(水道水は沸かしてから飲みなさいという警告)が出ました。数日で解除になりましたが買い置きの水がなくなった場合には水道水を沸かして飲む必要も出てきます。そんな部分からも必需品です。

 

カップヌードルや缶スープ

 

  • 普段から食べ慣れているもので暖めるだけ、お湯を注ぐだけというものを。非常食にラスク(乾パン)などを買いましたが普段口にしないものはやっぱり口にしません。普段から食べ慣れたものは災害時にホッとさせてくれますので、その方が精神的に頑張れますよね。
  • 日本なら温めるだけのおかゆやご飯もありますし、レトルトのカレーも重宝します。

 

クラッカーやシリアル

 

  • ビスケットでもクラッカーでも何でも「すぐ食べられるもの」を用意。シリアルはまだ冷蔵庫の牛乳が冷たいときはとりあえず栄養バランスオッケーの食材です。牛乳がなければそのまま食べてもいいですし。バーになったものもありますのでそちらもお勧め。

 

使い捨て食器・アルミ箔・サランラップ
 
  • 使い捨ての食器はお水が止まったら・・・の時用ですがあると便利です。うちでは使ったことはありません。
  • 使い捨ての食器はかさばりますので、アルミ箔を食器代わりにできます。お皿の上にアルミ箔やサランラップを敷いて食器が汚れないように食べたりできます。使い捨てのフォークやスプーンはかさばらないのであると便利。

 

ティバッグなど

 

  • お茶や紅茶やハーブティのティバッグ、お湯を注ぐだけのドリップ式コーヒーなど、気持ちを元気にしてくれるお気に入りアイテムを用意しておきましょう。災害時だからこそ、1杯のコーヒーやゆっくり飲むお茶の1杯で元気だって出るのです。マイアミでハリケーンシーズンは涼しい季節ではありませんが、寒い季節は1杯のホットチョコレートが気持ちをうんと暖めてくれます。

 

ダクトテープ

 

  • 水道のパイプの接合部の水漏れなどを予防したり補強したりするためのテープです。万が一にも窓の隙間などから雨が入ってきた場合などにあると便利。

 

ガムテープ

 

  • 一般の透明なガムテープはダクトテープよりもはがしやすいので、窓の補強に便利です。ガムテープで窓をバッテンの形で放射状に止めておくと、強風から窓を守る上でも万が一割れた場合でも飛び散りません。うちはハリケーンシャッターを付ける前はハリケーンの度に、ガムテープで窓を止めていました。前のオーナーも同じようにしていたらしく、今でも取れない跡が一部に残っています。

 

電池式ラジオ

 

  • うちにはありませんがあると便利。電気が止まったら外部の情報が全く入ってきません。うちではエレベーターが動いている間は時々車まで行ってラジオを聞いていました。でもエレベーターが止まったらそれもできないのでやはり必要かも・・・と思ったものです。「でも今は携帯からウェブに繋がるから大丈夫!」とも思いますが、ハリケーン直後は一時携帯も繋がらない状況でした。

 

ファーストエイドキット

 

  • 常に持ち歩ける程度のものでないとあれもこれもと大きくなって持って出られません。最低限のものだけを準備しておいたほうが良いです。

 

ポリタンク

 

  • こちらではガソリンを入れるために使います。うちでは持っていませんが、マイアミはハリケーン後に氷や水や食料を得るためには全て車で移動しなくてはならない社会である事、ジェネレーターを回すのもガソリンが必要なこと、ハリケーン後はガソリンがすぐは補給されないことなどから事前にガソリンを買いだめする人も多いです。ガソリンさえあれば被害を受けない場所までなんとか辿り着けますので、来年は買っておこうかなと思います。

 

大きなサイズのゴミ袋

 

  • 丈夫で厚いプラスチックの大きなゴミ袋は万が一窓が割れたときに補正にも役立ちます。
  • 大きなものは切って拡げて床に敷き、外のものを家の中に入れるときに使います。

 

缶切り
 
  • 最近の缶フードはほとんどワンタッチで開けられますが、そうでないもの用に。

 

トイレ用品など
 
  • トイレ用品なども停電の中ですぐにわかる場所に置いておきます。
  • マイアミでは1件家などで屋根が飛んでしまった時を想定し、紙類はすべてプラスティックの袋に入れることを勧められますが・・・。

 

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被害に備えてこんなことも確認しておきましょう

 

コンドやアパートなどビルの場合

一軒家の場合

 
  • ジェネレーターがあるかどうかの確認:うちのようなコンドの場合、停電の場合はジェネレーター(自家発電機)が作動し、各フロアの廊下の電気・エレベーター・水のポンプ・セキュリティカメラ・ロビーの緊急用電源を動かします。しかしながらそのジェネレーターもガソリンで作動するためガソリンがなくなったらアウトです。(コンドなどでは構造上の安全の為に自家発電機は各自で持つのは禁止されています)
  • 保険の種類:避難中のホテル経費などの免責額・水による災害額・家全体の保険支払額などを確認しておきます。うちの場合はホームオーナー保険・水害保険(17階ですが火事や上の階からの水漏れなどに適応します)・風による被害保険に入っています。
  • 非常階段の位置:停電の時は懐中電灯を必ず持って避難
  • 保険の種類:避難中のホテル経費などの免責額・水による災害額・家全体の保険支払額などを確認しておきます。
  • もしもジェネレーター(自家発電機)が入手可能であれば持っておくと便利です。アメリカではジェネレーターは$850の支援金が出ます。日本での災害時の免除金なども確認されておくと良いですね。
  • 消化器の位置はすぐに使える場所に

避難警報の時に何を持って出るか・・・最低限はリストアップしておきましょう

 

  チュ~ちゃん関係

 会社関係

 家・ID・その他

 

チュ~ちゃんの心臓の薬

 

会社登記書

 

ID (SCS・パスポート・グリーンカード・ドライバーズライセンス)

 

チュ~ちゃんの目薬

 

仕事のデータバックアップ

 

権利書・保険

 

チャチャくんのUrnと写真

 

ノートパソコンと電源

 

大事な写真・写真のCD・DVD

 

チュ~ちゃんのベッド・タオル

 

携帯の電源

 

懐中電灯

 

水・パワーバー・ポークレバー
 

 

キャッシュ

 

食器とよだれかけ
 

 

水・食料

 

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 以下は我が家の経験からのこんなこと、あんなことです。
  状況は違ってもご参考になる部分があればいいなと思いました。

 

 ハリケーンが来る!2-5日前までの準備

 

ハリケーンが来る!早い人は1週間前から準備に取り掛かります。
刻々と進路が変わる場合は徒労に終わってしまう場合もありますが、
それでも「備えあれば憂いなし」です。

 

 チュ~ちゃん用の準備

 
  • うちは手作り食ですので、毎日加えるものなどの買い物をし、全て刻んでタッパーに入れて小分けにし、冷凍できるものは冷凍しておきます。
  • また、万が一避難して普段の手作り食が摂れない時の為に普段よりも多めにパワーバーを焼いておきます。
  • 心臓の薬やドライアイの目薬は多めにあるように準備しておきます。
  • チュ~ちゃんは心臓の薬は半分に割って1日2回飲んでいますので常に3週間分を半分に割ってピルケースに準備しています。ハリケーンが近づくと毎日あげた分を割って補充してゆきます。

生活品の準備

 
  • 冷凍庫・冷蔵庫温度:冷蔵庫・冷凍庫の温度を一番低い温度に設定しておきます。
  • 冷凍庫にできる限りの氷を作ります:停電に備えてあらゆるタッパーやボトルに氷を作ります。容器は大きければ大きいほど停電中の冷凍庫や冷蔵庫の中で溶けないで食品を守ってくれます。(閉めっぱなしの状況では2ガロンの氷は48時間以上持ちます)テイクアウトのバケツ型の大きなコンテナやガロンサイズのペットボトルなどが重宝します。作った氷はできた順に容器から外して漏れないジップロックなどに入れて冷凍庫に保管、更に入る余裕があればできるだけ多く用意しておきます。保冷剤も全て凍らせて用意します。(小さな保冷剤よりも大きなものの方が当然長持ちします)
  • 冷蔵庫や冷凍庫内の食品などの整理:食べきれるものは食べてしまいましょう。また、冷蔵庫や冷凍庫には必要ないものも入っている場合が多いです。うちではビタバターやハーブバターのストックやコーヒー豆やお茶なども冷蔵保存していますのが、これらは出してその部分に氷を入れられるスペースを作っておきます。また缶コーラやビールなども多めに入っている場合、冷蔵庫内の温度が常温に近くなるとこれらは逆に冷蔵庫内の温度を上げてしまいますので出しておきます。
  • 懐中電灯などの点検:長い間使っていないものは早めに点検してちゃんと使えるかどうか確認します。
  • 車のガソリンは満タンに:マイアミなどは車社会なので避難するにしてもなんにしても車が必要です。ハリケーン後の氷や水・食料の配給をもらいに行くにも車がなくては何もできません。ガソリンは満タンにしてハリケーン後にガスを求める長蛇の列に並ばなくても済むようにしておきます。
  • キャッシュ:停電イコールATMもクレジットカードのマシンも動きません。その為に避難してガスが入れられる額・ホテルに泊まれる額・氷や水や食料が買える額は現金をある程度用意しておくことが必要です。ヒット前日はATMも込みますので早めに準備します。
  • 緊急食料や水の買出し:ガスコンロの燃料・缶フード・ボトルウォーター・パン・シリアル・チュ~~ちゃんのヨーグルトなど当面の非常食や燃料を買っておきます。日が近づくにつれスーパーにも水などがなくなりますので早めの準備が必要です。・・・とは、言え、パニック状態になるのでやはり「あ!あれも、これも」とスーパーに走ってしまうのですが・・・
  • バルコニーの木なども部屋の中に入れなくてはいけないので、虫などが付いている場合はその駆除を早めにしておきます。

 

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 ヒットされる!前日の準備

 

あと何時間でヒットする!落ち着かない中、準備に追われます。

 

 チュ~ちゃん用の準備

 
  • 手作り食の材料(全て準備済みのもの)をトレーにひとまとめにして冷蔵庫からすぐに出せるようにしておきます。(停電中に冷蔵庫を何度もあけないように)
  • 停電になった時に冷蔵庫をなるべく開けたくないのと、暗い中で作業しなくて済むように3-4日分のご飯を作ってサプリメントまで全て加えて、常温に戻すだけで食べられるように1食ずつチビタッパーに分けて入れておきます。
  • 冷凍庫の氷をジップロックに入れて、冷蔵庫の一番下に移し、ドライアイの目薬と食材など冷蔵が必要なものを冷蔵庫の一番下の段に移します。(冷気は下に溜まるので冷蔵庫も冷凍庫も一番下の段が一番最後まで冷たいのです)
  • 作り置きの手作り食も普段から全て冷凍庫の一番下の段にまとめて入れておきますが、更にその上に作った氷のバケツなどを置いて閉めておきます。
  • ヒット10時間前にはお散歩・ご飯・お手入れを全て済ませておきます。

生活の準備

 
  • 冷凍庫に余裕があれば更に氷を作り続けます。
  • ガスコンロなどを準備して使いやすい所に置いておきます。
  • バルコニーの外のものを全て部屋の中に入れ、ハリケーンシャッターを閉めます。くいが1つでも外れていたらそこから風が入ってきますので全てがしっかり止まっていることを確認し、その上でガラス戸をしっかり閉めます。
  • コンドの場合、地下の駐車場の最下部は水が浸水する可能性がありますので、指示に従って上の階に車を移動させます。
  • リビングの机の上にキャンドル・ライター・懐中電灯を用意・各部屋とトイレの入り口にワンタッチライトを準備します。
  • 最悪の場合に持って出るものを全てまとめて紙類などはビニール袋に入れておきます。写真やCDなどは全てジップロックに入れておきます。
  • ゆっくり食事ができる最後かも・・・とご馳走を用意してゆっくり食べます。
  • ポテトサラダなどタッパーに入れておいて出すだけで食べられるものを準備しておきます。これらは電気が切れた後は保冷剤と一緒に出して保冷バッグに入れ、冷蔵庫をできるだけ開けないようにします。常温で保存できる煮物などがベターなのですが材料がなかったので今回はとりあえずのものでしのぎました。
  • ご飯をたくさん炊いてほとんどは1食分ずつ冷凍しておき(ヒットする前にちゃんと冷凍できる時間にやっておきます)、残りで2食分のおにぎりを握っておきます。中身は腐りにくい梅干などが良いようです。冷凍したご飯は常温で自然解凍してもポロポロになって食べられませんので、停電で電子レンジが使えない場合は携帯コンロでおかゆやお雑炊などの調理用に使用します。
  • 最後にゆっくりお風呂に入ってバスタブを洗い、お水を溜めておきます。
  • お風呂から上がったら電気がある間に汚れ物を全て洗濯しておきます。
  • 電気がある間に全て充電すべきものを充電しておきます。
  • 仕事のデータを全てCDやDVDに焼き付けてジップロックに入れ、ノートパソコンにもデータをアップデートしておきます。ノートパソコンの電源などのコード類・携帯電話の電源・車用のバッテリーチャージャーなどをまとめてジップロックに入れて持ち出せるように準備します。

 

 

 
 
ハリケーンシャッターを閉めた後、
普段と違う雰囲気に
落ち着かない様子のチュ~ちゃん
「心配しなくても大丈夫ですよ、
何があってもママが守ります!」

  

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 ヒット!本気で怖いよ~!

 

今回も前日夜遅くまで片付けや準備・仕事をしていました。
朝のハリケーンヒット時(朝7時くらい)はベッドで寝ていたのですが、
あまりに強い風の音と異様な気配で目が覚めました。
気が付くと全てのドアがガタガタと音を立て、ビルが揺れています。
いつもはマイペースのチュ~ちゃんが身体を寄せてきます。

あまりの風の音にハリケーンシャッターが万が一にも壊れたら・・・と、
急いでチュ~ちゃんとチャチャくんのUrnを抱いてマスターバスルームに移動、
リビングに走り、チュ~ちゃんのベッドとお水、父の写真、懐中電灯を持ち込み
風が静まるまでずっとバスルームでチュ~ちゃんを撫でながら過ごしました。

 

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 ヒット後・停電の中の生活

 

ハリケーン通過後、風が静まってからハリケーンシャッターを開けました。
表を見たら道の木がなくなっていました。
残った木々にも風に強いパームツリーにさえも葉っぱがなく、
やけに遠くまで見晴らしが良い景色になってしまっていました。
 
電気は当然ありません。
日中の明るいうちにできることをしておかなくてはいけません。
幸い電話は通じましたので、友人たちに電話をかけ合って無事を確認しあいました。
自宅の電話が通じなくなってしまった友人には携帯で連絡しましたが
ヒット後は携帯さえも通じない友人もいました。
こんな時、電源アダプターの付いていないクラシカルな電話がとても役立ちました。
 
停電中でもビルのジェネレーターは動いているのでエレベーターも止まらず一安心。
チュ~ちゃんのお散歩にも不自由なく行くことができました。
プーチパッドでおしっこしても洗濯機でお洗濯ができません。
なので朝は手洗いできる小さなサイズを使い、その後は使い捨ての
おしっこパッドをプーチパッドの上に敷いて使いました。
まだエレベーターが動き、お水が出ていて、廊下やロビーは明るい生活です。
お散歩後のあんよ洗いもまだお湯が出ます。
(お湯はユニットごとの温水器なので2日くらいは暖かいお湯が出ますが徐々に冷めてゆきます)
大切なお湯なのでチュ~ちゃんのあんよ洗いのみに使用し、ママのお風呂は明日にします。
冷蔵庫は空けたらすぐに閉める!まだ庫内は冷たいままです。
 
夕暮れが近づくと暗闇が訪れます。
キャンドルを何本も灯しながら食事をします。
部屋の中にキャンドルが何本も揺らめいて、なんだか怪しい宗教のようです。
明日からは明るいうちに食事は済ませよう・・・
 
冬時間に入り冬至の前なので6時過ぎには暗くなるので夜が長い・・・
あまりに暇なので小さな懐中電灯で本を読んで過ごします。
わんこマッサージの本を読みながらチュ~ちゃんをマッサージします。
朝日と共に起きようねと、キャンドルの明かりの中でチュ~ちゃんをブラッシングして寝ます。
 
停電2日目、夕方暗くなる前にいろいろなことを済ませました。
バルコニーをお掃除して家に入れたものを全て戻し、
電気もなく掃除機がかけられないので拭き掃除をし、
植木の土がこぼれたカーペットはガムテープで汚れを取りました。
全てきれいにしてから、お湯が出るうちに・・・とシャワーを浴びて生き返りました。
ガスコンロでお湯を沸かしてお茶を飲み、ホッと一息。

朝日と共に目覚め、夕日が落ちたら寝る・・・・
現代のライフサイクルはそんなに簡単には直りませんが、
徐々に「人間は本来こういった生活だったんだよね・・・」と
状況を受け入れる落ち着いた気持ちになってきました。

 

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 えっ!ジェネレーターがアウト?!

 

ヒットから3日目のお昼、エレベーターの中と各階に警告が貼られました。
 
ジェネレーターのガスがあと数時間でなくなります。
これは、以下のことを意味しますので準備してください。
1. エレベーターが動かなくなります
2. ポンプが止まりますので水が止まります
3. 明かりがなくなります
各自、安全の為に早めの準備に取り掛かってください。
 
うちは「仕方ないね、もうすぐ電気が回復するよね」と呑気に構えていたのですが、
夕方になってセキュリティが各部屋に、
ステイするかそれともどこかに避難するかを尋ねに回ってきました。
「もしもステイするなら誰かがドアをノックしても絶対に開けないように」との事。
これはすなわち、セキュリティカメラやセキュリティのいるフロアの電気も切れる為、
セキュリティシステムが全く作動しなくなるという意味です。

それを聞いたとたんに怖くなって、友人宅に連絡しました。
幸いにも友人宅には、その日の午後に電気が回復していました。
「その状況は危ないので、すぐにうちにおいで」と言ってくれたので
あわてて準備し、エレベーターの動いているうちに避難することができました。
自分の家もビルの水漏れで2部屋も使えない状況なのに、
そんな中でも暖かく迎えてくれた友人に心から感謝しました。
 
その時はすぐに戻ってこられると思っていたので
その後4日も友人宅でお世話になるとは思ってもみませんでした。

 

 大変!チュ~ちゃん避難です!の準備

 
  • 手作り食セット全てをジップロックに入れて保冷バッグに詰め込みます。
  • リンゴやブロッコリーなども使えるものは全て保冷バッグに。
  • 心臓のお薬・ドライアイのお薬を準備
  • サプリメントは1週間分をバラでジップロックに入れて持ち出します。
  • お水はボトルでチュ~ちゃんの1週間分を持ちました。
  • 焼いておいたパワーバー全て・ポークレバー2袋を用意。
  • お手入れの為のブラシとコーム・スプラッシュ・イアウォッシュ・アイウォッシュは小さな容器に入れたものを準備。
  • 大きなスーツケースにチュ~ちゃんのベッド・タオル・いつも一緒にいるぬいぐるみを詰めました。

自分のものは大慌てでとりあえずの準備

 
  • スーツケースにバックアップのCD・写真・保険や家の権利書などをまとめたもの・とりあえずの下着や洋服・洗面具などなど身の回りのものを詰めます。
  • 手荷物としてノートパソコン・電源類・父の写真・チャチャくんのUrn・現金・ID・パスポートなどなどを用意。
  • とにかく泥棒が入ったとしての想定で準備を!ですが、エレベーターが動くうちに!そして街灯も信号もないために何時以降は表に出てはいけませんという夜間外出禁止令(curfew)のタイムリミットがあるので大慌てです。

 

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 避難して3日目!ジェネレーターが動いた~!

 

避難してから連日コンドに電話を入れていました。
「ノーパワー・ノージェネレーター」の返事にがっくりと肩を落とす毎日・・・。
 
避難翌日は友人が空になった冷凍庫で2ガロンボトルやタッパーに
氷を作ってくれたので、それを持ってチュ~ちゃんの作り置きの食料を守りに行きました。
母は強し!懐中電灯を持って真っ暗な階段を17階まで上がりました。
17階に到着して自分の部屋の前に立った時、なぜか涙がいっぱい出ました。
 
部屋に戻り、チュ~ちゃんの食台・よだれかけ・食器を持ち、
冷凍庫の溶けかけている全ての食材を保冷バッグに詰めました。
スーパーにはまだ食材がありませんからみんなの貴重な食料です。
まだ冷気の残る冷蔵庫に心のこもった氷を入れて友人宅に戻ります。
 
さすがに翌日はダウン。
電話の返事も「ノーパワー・ノージェネレーター」いつになるのやら・・・
電気が徐々に回復している周りを見ながら悲しい気持ちになってきました。
 
そしてその翌日!ジェネレーターが動いた!の返事に急いで戻り、
更に重い食材で食べられるものを運び出し、友人宅に運びました。
電気はまだ来ていませんがエレベーターが動いているので助かります。

冷蔵庫は友人の作ってくれた氷でまだほんのり冷たいです。
作り置きのチュ~ちゃんの食事も全て運び出し、友人宅の冷凍庫で生き延びました。
冷凍庫や冷蔵庫内で氷が溶けて水になったタッパーを全て出して、
友人宅からもらった氷を入れて運びきれないものを守ります。

 

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 電気が来た!やった!チュ~ちゃんお家に帰れるよ!!

 

ジェネレーターが動き始めて2日目、
毎日の日課になっているコンドへの確認電話を・・・
今日も「ノーパワー」の返事だよね・・・と、あきらめモードです。
 
なので Yes. We got a power! の返事を聞いた時は
「本当に本当?ジェネレーターのパワーではなく、ちゃんと正真正銘のパワー?」と
何度も確認してしまいました。
「やっと電気が来た・・・本当だよね?」とまだ実感がありません。
「チュ~ちゃん!電気が来た!・・・らしい」と半信半疑。
それでも「よし!お家に帰るぞ!」です。

お世話になった友人に何度もお礼を言い、我が家に向かいます。
部屋を開けて電気のスイッチを入れ、部屋が明るくなったとたんに
思わず大声で I Love You! と叫びました。
何が起こってもハッピー、そんな気分です。
チュ~ちゃんは、お出かけバッグから出たとたんに走る!走る!
お家を駆け回って・・・飛びました!びっくり!自分のお家だ~!やったね!だね。

今回、私にとってもチュ~ちゃんにとっても
電気のない生活がこんな続いたのは、生まれて初めてでした。
そんな中、「うちにおいで」と言ってくれる友人がいることに心から感謝しました。
そのおかげでチュ~ちゃんは今日も元気で笑顔で過ごしています。
本当に本当に心からありがとう!
 
冷蔵庫と冷凍庫内の食料は全滅・・・大掃除です。
ピカピカになった冷凍庫と冷蔵庫内には友人宅で生き延びたチュ~ちゃんの食材や
チュ~ちゃんの作り置きのご飯たちだけが入っている状態。
でもいいんです。電気がある、熱いシャワーが浴びられる、物が冷やせる、
お洗濯もお掃除もできる、それだけでとってもハッピーです。
 
ビルの住民も停電後、1週間過ぎくらいから徐々に戻ってきました。
あちらこちらのビルやコンドの窓がトルネードで吹き飛ばされた中、
幸いにもうちのビルは被害がなかったから良かったと思っていたら
3つのユニットがこっぱだったとか・・・し、知らなかったです。
そのユニットから漏れた水で下の階にも被害があったとの事。
うちはハリケーンシャッターがあって良かった・・・
コンドでは自分だけではなく他の人にも迷惑がかかるので
ハリケーンシャッターは義務付けて欲しいとつくづく感じました。
お隣の人は1週間後に帰ってきてエレベーターで会ったのですが
開口一番「窓が内側にびゅーんと曲がって本当に怖かった!
絶対にシャッターを付けようと思ったわ」としみじみ言っていました。

 

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 ハリケーン一過・街の様相・・・

 

 

我が家のバルコニーから見た景色・中央分離帯の木がありません。ヤシの木の先っぽもありません。お隣の家が丸見えです。 お散歩道のヤシの木が真っ二つに折れていました。 うちの入り口のセキュリティボックスはドアも窓も飛ばされてしまいました。

 

コンドの一番下のコンクリートの壁がコッパです。破片が地下の駐車場に飛んでいました。 コンドの前の道・標識があっちこっち向いていますが、残っただけマシ。道路脇に散在した木が積み上げられています。 工事の為の簡易トイレも吹き飛ばされてこの状態です。

 

中央分離帯の木はほとんど折れてしまいました。 中央分離帯は瓦礫の山です。 ビルの揺れで壁の写真がこんなに傾いていました。

路肩は折れたり倒れた木が積み上げられ瓦礫の山で通れません。 なんとか大丈夫だったのは背の低いパームツリーだけ ダウンタウンのバンクビル・真っ黒いガラスのビルの窓がほとんど飛ばされ、今はこんな板張りです。

高層ホテルの窓もあちらこちらありません。(虫食いのようにところどころ茶色の部分が板張りです)フォーシーズンズ ビルの角がほとんどコッパで板で応急処置。ビルは角部屋が危ないですね。飛んだガラスが危ないので道路はまだ閉鎖中。JWマリオット 手前のビルも奥のビルもトルネードで窓があちらこちら吹き飛ばされています。こちらも角の部分がやられています。

 

北のガスステーション・閉鎖しています。 チャチャくんが通い続けたクック先生やチュ~ちゃんの心臓のドクターの病院の看板も飛ばされていました。 被害から3週間、セキュリティボックスはまだ板張りのままです。

 

 

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今回はバタバタとしたことを振り返り、思ったこと、考えたこと、
やっておけば良かったと思うことなどを書いてみました。
ハリケーンは毎年来ますので、自分のメモとしても残しておこうと思います。
 
毎年、地球規模の自然災害が大きくなっています。
こちらのハリケーンも日本の台風や地震も年々規模が大きくなっているように感じます。
 
備えあっても憂いあり・・・の現実の中、できるかぎり憂いを少なくするために
普段からいろいろな準備をしておきましょう。
 
日本とマイアミでは状況が違うかもしれませんが
お役に立てる部分があれば幸いです。
 
とにかく「愛する我が子と一緒に安全に逃げられること」が第一です。
そして「どこに逃げるか」「受け入れ先の条件は?」
そういったことを普段からチェックしておいて下さいね。
いつでもどんな状況でも「大丈夫!ママに任せなさい」です。
 
みなさんもどうか愛する我が子と安全にお過ごしくださいね。
可愛い子たちがどうかどうか大きな災害に見舞われませんように・・・

 

Nov.2005

 

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