わんこの身体への影響は? |
不足すると? |
わんこに与えていい食品で何に含まれるの? |
ビタミンA |
- 味覚、嗅覚、聴覚、視覚に働きかけるとともに健康な歯と骨の形成に役立ちます。
- コレステロールを低下させ、心臓疾患の予防、免疫力のアップ、健康な肌とコートの形成にも役立ちます。
- 健康な皮膚と毛のつやを保ち、目に不可欠なビタミンであり、視力の低下を防ぎます。
- また神経細胞の活性化を促します。 (βカロチンは抗酸化栄養素。体内でビタミンAに転換できます。)
- βカロチンが緑黄色野菜に多いのに対し、レチノールはレバーなどに多く含まれます。
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関節炎、免疫力の低下、食欲不振、アレルギー、皮膚炎、毛づや低下などが起こります。 |
鶏レバー、豚レバー、牛レバー、ニンジン、ほうれん草、ウズラ卵、小松菜、マンゴ、春菊 |
ビタミンB1 |
- 炭水化物の物質交換に携わり、フードをエネルギーに代えて食欲を正常に保つとともに神経細胞の正常な働きに関与します。
- 筋肉系と神経系に欠かせないビタミンです。
- また、心の働き、特に記憶に必要。消化、循環、筋肉の働きを助けます。
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心臓血管系や神経系の傷害、脚気、食欲不振など |
豚ヒレ肉、ウナギ、玄米、胚芽精米、かれい、まなかつお、いさき、ぶり、白米 |
ビタミンB2(リボフラビン) |
- ビタミンB2の事です。成長に欠かせないビタミンであり筋肉増強作用があり、健康な毛ツヤを保つ効果があります。
- 細胞が空気を取り入れてエネルギーを生む課程に関与し、筋肉の再生を促し健康な皮膚を保ち赤血球の形成を促します。
- 組織の快復を促し、健康な皮膚を保ち、赤血球細胞の活性化を図ります。
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成長阻止、脱毛、白内障、皮膚の衰え、体重減少など。 |
豚レバー、牛レバー、鶏レバー、子持ちかれい、さば、かれい、うずら卵、納豆、さわら、さんま、いわし、舌びらめ、どじょう、ぶ り、納豆、牛乳 |
ビタミンB3(ナイアシン) |
- ビタミンB3の事です。消化を助けフードからエネルギーへの代謝に関与し、健康な皮膚を保つとともに神経細胞の活性化を促し体力増強に役立ちます。
- 化学物質の解毒に必要なビタミンであり、健康な皮膚、循環、神経系、精神機能を維持します。
- 胃酸、ホルモンの生産にも必要なビタミンです。
- ナイアシン(ニコチン酸)は、成長、炭水化物代謝と胃腸管と神経系の機能に必要です。わんこはナイアシンをアミノ酸であるトリプトファンから生産できます。
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成長阻止、抵抗力の低下、神経系の疾患や麻痺、消化器系の疾患、筋肉の低下や衰弱、息に悪臭など。 |
かつお、チキンささみ、マグロ刺身、まいわし、さば、さんま、蕎麦、豚肉もも、牛レバー、ひらめ刺身、鮎、まだい、ウナギ |
ビタミンB5(パントテン酸) |
- ビタミンB複合体の一種でビタミンB5の事です。副腎腺の働きを助け、副腎機能に重要な働きをします。
- タンパク質、脂肪、炭水化物を血液の形成、抗体形成に役立つ物質に変換します。
- エネルギー生産に働くとともに神経伝達物質のアセチルコリンやステロイドホルモン、ビタミンD合成、抗体産生、赤血球生成に必要です。
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食欲不振、低ブドウ糖血症など |
玄米、アボガド、蕎麦粉、納豆、サツマイモ、小麦 胚芽、白米、ヨーグルト、豚レバー、牛レバー、鶏レバー、鮭 |
ビタミンB6 |
- 造血に欠かせないビタミンです。酵素の働きを活発にさせ新陳代謝を促し丈夫な歯の生成を促します。
- 健康な皮膚、歯と歯茎、血管の形成を促すとともに、炭水化物や脂肪、タンパク質の物質代謝を助け健康な細胞の新陳代謝を活発にします。
- アミノ酸を処理して、体の正常な働きに必要な5000以上のタンパク質を作り、脂質の代謝、神経伝達物質、血色素の合成、抗体、胃酸の生成に必要です。
- 健康な皮膚や粘膜を維持。妊娠中に大切なビタミン。
- ビタミンB12とともに白内障の進行を抑える働きもあります。
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- 新陳代謝の低下、貧血、動脈硬化、アレルギー、筋ジストロフィー、血友病など。
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牛レバー、豚レバー、チキン胸肉、かつお、さんま、マグロのトロ、黒鯛、かじき、さば、鮭 |
ビタミンB12 |
- 血液細胞の再生を促し酵素の働きを助け健康な身体を保ちます。
- 赤血球の形成を促すとともに神経細胞を正常な状態に保つ上でなくてはならないビタミンです。
- 赤血球の健康を保ち、核酸合成に必要なビタミンでもあります。
- エネルギー生産に働くとともに悪性貧血を予防します。神経を保護する鞘を作る働きもあります。
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- 悪性貧血、敗血症、
- 精神障害、神経炎など。
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豚レバー、鶏レバー、牛レバー、さんま、いわし、あんこう肝、ウナギ、鮭、かつお |
ビタミンC |
- コラーゲンの形成によって強い骨格と歯を作り、傷の自己回復を助けます。
- 抗酸化物質の働きによって細胞の酸化を防ぐ働きもあります。
- 臓器の酸化、老化を防ぎ、消化を助け、治癒を促進、ショックや感染を防ぎ、鉄の吸収や赤血球の生産を促します。
- わんこはビタミンCをグルコースから合成できるため、食餌中に十分なグルコースが含まれる場合には、食餌成分としてのビタミンCはあまり重要ではありませんが、ストレス下では、ビタミンCの投与が有益な場合があります。
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わんこの場合、普通は体内生成できていますが、薬などで破壊されると摂取が必要になります。 |
芽キャベツ、小松菜、ほうれん草、サツマイモ、ブロッコリー、グアバ、いちご |
ビタミンD3 |
- 動物の身体にとってカルシウムの吸収を助ける働きをします。
- カルシウムとリン酸の働きを助け活性化させ、骨粗鬆症のリスクを下げる働きも あります。
- 正常な血液凝固や神経系の維持に必要なビタミンでもあります。
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骨軟化症、くる病など |
さんま、まいわし、さば、たちうお、ぼら、鰯丸干し、いさき、かれい、むつ、鮭、ぶり、豚レバー |
ビタミンE |
- ビタミンAやCとともに細胞の活性を促し、酸化を防ぎます。
- また赤血球の働きを正常に保つ役割もあります。
- 抗酸化栄養素として、細胞膜、リポタンパク質、不飽和脂肪酸、ビタミンAを酸化から守ります。
- 赤血球と筋肉細胞、関節を保護。循環を改善し、発作の原因となる血栓を防ぎ、免疫系を強くします。
- 特に心臓の働きを助け、筋肉、肝臓、神経細胞の働きを強化、免疫改善効果もあり筋肉系の病気を防ぎます。
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皮膚の乾燥によるフケ症、毛艶の悪化 |
ひまわり油、あじ、玄米、アボガド、ウナギ、あんこう肝、コーン油、米ぬか油、あこう鯛、小麦胚芽、大豆、アーモンド粉 |
ビタミンK |
- 血液の凝固作用を正常に保ちます。カルシウムの骨沈着を促す働きもあります。
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血症、肝臓障害、大腸炎など。 |
- K1- ほうれん草、ブロッコリー、海藻類
- K2- 納豆などの豆類、チーズ
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