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「日常の健康管理」について
健康チェックは病院で、と思ってる方はいらっしゃいませんか?
ママの愛情がその子の病気の早期発見に繋がります。
今回はお家で出来る病気の早期発見ポイントを考えましょう。
元気な時の体温、脈拍、呼吸数は知っていますか?
いつも行く病院が緊急体制でない場合は特に、
いざという時の為に自分ちの子のデータをちゃんと知っておきましょう。
体温は体温計にワセリンを付けて肛門に3-5センチ
(わんこの大きさによる)入れて計ります。
正常値は37.5度から39度。
大きなわんこの方が低め、パピーは高めです。
肛門で計れない場合は脇の下でも計れます。
(この場合は直腸より0.5-1.0度低めです)
脈拍は後ろ足のものの付け根で計りましょう。
わんこがリラックスしてる時に計って下さいね。
小さなわんこは80-120/分、大きなわんこは60-80/分です。
呼吸数は寝てる時に計ってみましょう。これは胸の動く回数を計ります。
うちのようにヘソ天で寝てると計りやすいのですが、、、。
10-30回/分ですが、これも個体差がありますので
自分ちデータを知っておいて下さいね。
朝起きた時になんとなく元気がなかったり、なかなか起きてこなかったり
(パパやママにつき合ってる場合はオッケーですぅ~)、
お散歩を嫌がったり、歩き方がいつもと違ってたり、途中で座り込んだり、
耳をかく頻度が増したり、肛門をこする行動をしたり、
身体をやたらと舐めるようになったり、
そんなちょっとした変化に気がついてあげて下さいね。
「ちょっとした変化」が病気の兆候だったりする事もあります。
これは「歳をとった」サインにいち早く気づく事にも役立ちますよ。
ブラッシングの時は意外に身体全体には触れない事が多いのです。
毎日1回は身体をくまなく触って下さいね。
その時に痛がったりする場所はないか、腫れはないか、
関節の異常はないかなどに注意して触ってみましょう。
ももの内側、喉の周辺、下顎、わき、などの
リンパ腺のあたりは特に注意して触って下さい。
女の子の場合はおっぱいの周辺のチェックもして下さいね。
(乳腺のチェックです)
同時に太りすぎ痩せ過ぎも触ればわかります。
背骨が触れられなければ太りすぎ、
そして首のうしろが段になっていたらかなり太りすぎですよ。
目や口の周り、肛門の周囲、お耳の匂いも毎日チェックして下さいね。
目やにの色や量、肛門腺の周りのただれ、
お耳の中に毛が生えている子はきちんと抜くのがお約束です。
この耳の中の毛は感染やダニの原因になりますので、
最低1ヶ月に1回は抜きましょう。
(ほとんどのトリマーさんはやってくれるはずですが)
ウンチはその子の健康状態を知るバロメーターです。
色や臭い、固さをじっくり観察して下さいね。
下痢が長く続く、色が黒っぽい、血液や粘液が混じる等は要注意です。
またおしっこの色や臭い、量も重要なポイントです。
いつもの量をきちんと知っておいて下さいね。
悪臭がしたり、赤や茶色のおしっこは要注意。
女の子の場合は年をとってくると子宮蓄膿症にも注意です。
おしっこ観察の時に一緒におりものがないかも観察して下さいね。
絶交状態でもないのにしっぽを振らない時はよっぽど体調の具合が悪い時。
少々体調が悪くても「おつきあいしっぽ振り」はするので
ちょっとわかりにくいかもです。
ご馳走を目の前にしてヨダレだらだら以外にヨダレが多いのは
歯肉炎や歯槽膿漏の場合があります。
普段から歯磨きの習慣をつけましょう。わんこは歯が命です。
どうしても歯磨きできない子はせめてガーゼなどで歯肉を刺激してあげて下さい。
歳をとってくると「わんこにとって歯の健康」がいかに大事か痛感します。
噛むという事は脳への刺激になります。歳をとってボケを防ぐ意味でも
しっかり噛める歯をいつまでも持っていられるように大切にしてあげたいものです。
こちらでは年に1回の歯石取りを習慣にしているわんこが多いんですよ。PawPawお勉強室駆け出しの頃の記事です。 最初の頃はとっても簡単にまとめていますので、 さらに詳しい記事も読んでくださいね。 -
Jun.2001
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