1. ホーム > 
  2. Blog > 
  3. PawPawClub > 
  4. PawPawお勉強室 > 
  5. Paw's パワーバー!
 8月 15, 2003  PawPawClub, PawPawお勉強室  ハッピークッキング(クリスマスクッキング・バースディ・バレンタイン)と手作りおもちゃ,  * 症状別パワーバー

 
  スマホでは横にして見て頂くと読みやすいです 
 
 「美味しい~!」が基本のチュ~ちゃんの[Paw-er Breakfast Bar]

 

これは「どうせなら朝ごはんを美味しいクッキーにしちゃおぉ~!」というアイデアです。
こちらでは今、ゆっくり朝食を食べる機会が減っている中、簡単に摂取できるパワーバーが大流行。
本格的な流行っぽく、シリアルまでミルクやカルシウムを強化してバータイプになってきています。
わんこたちは「最近さぁ~忙しくてゆっくり朝ごはんを食べる時間ないのよね~~」という子は少なくても
パパやママは、とかく朝はあわただしくて忙しい~~~と、いう方も多いと思います。
また、「暑さで食欲ない~~」の子も目先が変われば「あれ?ちょっと興味!!」という場合もありますね。

わんこパワーバーは、普通のハードタイプのクッキーと良く噛まない子用やシニア向けに
ソフトタイプとハードタイプが焼き時間で調節できるクッキーの2種類です。
夏場は胃腸も弱りがちなので、ご飯の回数を増やして胃に負担がかからないようにしてあげながら
お水もいっぱい飲めるように、手作りでありながらドライなご飯という視点で考えてみました。
材料の栄養素もご参考に、うちの子の大好物も足して、ハッピーに作ってあげてくださいね!

 

 
  こちらは「ハードタイプ」のカリッとしたクッキーです。

 

あまりにいろんなものを入れちゃうので、クッキーが焼けるぅ~というのに
なぜかキッチンは精進料理のような香りが立ち込めます。
それにほのかな酸っぱい酢の物のような香りもハーブの香りもゴマの香りも・・・
一言で言うと「わけわからん香り」ですね。
だけど意外にもチュ~ちゃんの大好物なんですよ~!ビックリです。
 

材料

全麦粉2カップ・押し麦1/2カップ・昆布パウダー1/2カップ・ニンジン1本・ショウガ1片・蕎麦茶1/2カップ・すりゴマ大匙1杯・オリーブオイル1/4カップ・リンゴ酢1/4カップ・蜂蜜大匙1杯・ブルベリー1/2カップ・ローズマリー&パセリ適当

 

 まずは簡単な基本のクッキーから・・・

 

1

2

 3

ボールに全麦粉カップ2と押し麦カップ1を入れます。うちは量は適当なんです~!なので、大体目分量で結構です。 そこに昆布パウダーと炒ってすったゴマを入れます。(だいたい昆布パウダー大匙5すりゴマ大匙2くらいです) ルチンたっぷりのソバ茶を足します。(大匙2くらい) * ソバアレルギーのある子は入れないでね。

 

 

全麦粉
  • 食物繊維は小麦粉の約5-6倍、鉄分と銅は約3倍、マグネシウムは約7倍、亜鉛は約4倍、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6は3-5倍も含まれます。
    また胚芽部分にはカルシウムが豊富に含まれ、その他鉄分も豊富に含まれています。含まれるマグネシウムはカルシウムとともに骨を構成し、脳、神経、体液に存在している物質です。骨や神経、脳、体液に関与する大事な栄養素です。
  • こちらでは「Whole Wheat」(全麦粉)は、心臓病のリスクを減らし、癌の予防にもなると言われており、白いパンよりも黒いパンが健康に良いというのが常識です。繊維質を多く含む炭水化物を選ぶという意味ではダイエットにもいいんですね。

 

押し麦
  • 麦ご飯などに入っているのが押し麦ですね。こちらでもPressed Barleyとして売っているんです。良質のたんぱく質とミネラルが豊富で植物繊維はお米の何十倍も含まれるので、腸のお掃除や、ダイエットに効果的です。パワークッキーバーでウンチが増えたのは「押し麦」の働きも大きいんですね~!ビタミンB1もたっぷり含まれているので夏バテにも効果です。
  • 押し麦=食物繊維の塊って感じですが、食物繊維はこちらでは「ダイエッタリーファイバー」とも言われます。食物繊維は体内の有害物質の毒性を取り込んだり、有害物質の発生を抑えたり、有害物質の排泄を促します。これが腸の健康にもつながるんですね。やっぱり元気な身体は元気なウンチから!ですね~。「食物繊維はウンチを増やす=健康なウンチが増えることが健康につながる」ですね。

 

昆布
  • たっぷり含まれるヨウ素はチロキシンという成分(甲状腺ホルモン)の材料となるもので、甲状腺ホルモンの分泌を促すことで全身の新陳代謝を活発にする働きがあります。コートもツヤツヤになりますよ。
  • カルシウムは、牛乳の10-20倍も含み、余分な水分の代謝を促し、血液やリンパ液の流れをスムーズにしてくれます。 またガン抑制に効果のあるβカロチンも多く含みます。
  • 昆布表面の独特なぬめりの成分は、食物繊維の一種であるアルギン酸です。アルギン酸は高血圧の原因になるナトリウムを排除したり、血液中のコレステロールを減らして血管の老化を防ぐ働きをしてくれます。 成人病予防にもいいですね。
  • また、昆布のねばねばは、関節の軟骨の主成分であるコンドロイチンをたっぷり含み、関節炎の予防効果があります。

 

ゴマ
  • ゴマは皮が硬いので、そのまま食べても消化吸収されずに体外に排出されてしまうので、炒ってからすりつぶして消化しやすい形で加えます。(時々ちゃんとすれていないのがウンチに混じってそのままの形で出来ています)
  • 必須アミノ酸、不飽和脂肪酸(含まれる脂肪酸の8割以上がリノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸)、ビタミンB1、B2、E、カルシウム、リン、鉄、食物繊維などの栄養素がバランスよく含まれています。
  • ゴマに含まれるセサミンは、活性酸素の悪行を抑え込む働きをしてくれます。セサミンは、ほかの栄養素と協力しながら老化を防いだり、血管についた悪玉コレステロールを除去する働きがあるんです。

 

蕎麦茶
  • 蕎麦の実の殻には、ポリフェノールの一種であるルチン(ビタミンP)が多く含まれます。蕎麦に含まれるポリフェノールは脳の記憶細胞に働きかけて(脳の細胞脂質の酸化を防ぐ働きがあります)、細胞の保護・活性化を促してくれます。この蕎麦ポリフェノールの毛細血管の強化作用は、老人性痴呆症の予防に効果があるとされています。
  • その他、ビタミンB1、B2、ナイアシンも多く、カルシウム、鉄、マグネシウム、ナトリウム、マンガン、アルミニウムなどのミネラル、リジン、 トリプトファン、メチオニンなどのアミノ酸も多く含まれています。
  • 蕎麦に含まれる食物繊維は、ヘミセルロースと呼ばれます。非常に消化されにくいので便秘の解消にもいいと言われています。 (これがウンチの量が増える一つの理由でもありますね)
  • 膵臓の働きを活性化させて、血糖値の調整を行うインシュリンの分泌を促しますので、糖尿病の予防や進行を防ぎます。
  • 含まれるルチンは、毛細血管を強化し血圧降下作用がありますので、心臓病の予防にも役立ちます。含まれているルチンは、リノール酸、ビタミンEなどと一緒に働き、毛細血管を強くし、動脈硬化を防ぎ、血圧降下作用があります。
  • 含まれるルチンは、ビタミンPのことですが、このビタミンPはビタミンCを熱と酸化から守ってくれます。
  • 蕎麦アレルギーのある子には使えません。注意してね!

 4

 5

 6

よく洗って皮ごとすりおろしたニンジン(皮ごと使用するのでオーガニックのものがいいですね)1本分と、親指くらいの大きさのショウガ一片(これは皮を剥いてすりおろします)お汁も全部入れてね。スタミナクッキーにする時はガーリックも2片くらい一緒にすりおろして入れますがこの時は入れないでおきました。 ハーブを足します。うちでは、基本のローズマリーとイタリアンパセリ。どちらもカップ2/3くらい、たっぷり加えます。(みじん切りにしてもざっくり切ってからでも、混ざりやすければオッケーです) フレッシュブルーベリーをざくざくっと切って加えます。他のフルーツでもオッケー。身体にいいものでわんこに大丈夫なものならどんどんアレンジしちゃいましょう。

 

 

ニンジン
  • ビタミンA(カロチン)がたっぷり含まれています。ビタミンAは味覚、嗅覚、聴覚、視覚に働きかけるとともに健康な歯と骨の形成に役立ちます。 コレステロールを低下させ、心臓疾患の予防、免疫力のアップ、健康な肌とコートの形成にも役立ちます。 健康な皮膚と毛のつやを保ち、目に不可欠なビタミンであり、視力の低下を防ぎます。 また神経細胞の活性化を促します。 ニンジンに多く含まれるβカロチンは抗酸化栄養素で特にすい臓ガンや肺ガンの危険を下げます。さらに脂質の酸化を抑える効果もあります。
  • 炭水化物の物質交換に携わり、フードをエネルギーに代えて食欲を正常に保つとともに神経細胞の正常な働きに関与するビタミンB1を含みます。ビタミンB1は筋肉系と神経系に欠かせないビタミンです。 また、心の働き、特に記憶に必要であるとともに消化、循環、筋肉の働きを助けます。

 

ショウガ
  • ショウガは全身の倦怠感や脱力感、夏バテなどに効果的です。辛み成分であるジンゲロンやショウガオールは、すぐれた殺菌力をもつとともに、食欲を増進させるはたらきがあります。そのため吐きけ、食欲不振、風邪、頭痛、下痢などの症状にも効果があるとともに、精神疲労や、記憶力の強化にも役立ちます。
  • 抗菌作用もあるので、クッキーなどに加えると風味が増すうえに油の酸化防止にも役立ちます。
  • 筋肉と関節のこわばりを緩和し鎮痛作用があります。関節炎、消化性潰瘍、さらには心筋梗塞、脳卒中の引き金となる血小板の凝集等の原因であるエイコサノイドの体内バランスの崩れを正常に保ち、異常な炎症などを緩和する作用があります。
  • お米を消化促進するので少量用いただけで動物性たんぱく質の毒を消す効果があります。動物性タンパク質の体内での消化吸収がうまくいっていないことがアレルギー性皮膚炎などの原因となるので、ショウガを少量加えることでアレルギーの発生を抑えられるんですよ。

 

ローズマリー
  • 心筋やその他の平滑筋の痙攣止め効果があります。 
    不整脈の改善に働くだけでなく、ショック状態やシリアスコンディションの場合に、危篤状態から救うほどの心臓強化作用が報告されています。 
    中枢神経系(脳)機能亢進、消化器系機能調整、血液循環促進、抗酸化、老化防止に有効です 。 
    うちでは心臓強化、血液循環促進のためと、チュ~ちゃんの身体の中で真菌やグラム陽性菌、グラム陰性菌、バクテリアと闘ってくれる事が最近の研究で証明されたので加えています。ブドウ球菌アルバス、ブドウ球菌アウレウス、ビブリオ菌cholerae、E.coliやコリネバクテリア属に効果抜群と報告されています。

 

イタリアンパセリ
  • 普通のパセリと効用は同じなのに匂いが柔らかいので、選んでいます。 
    ビタンミCが、とても豊富に含まれていて、利尿効果もあり、肝臓の働きを高める働きもしてくれます。 パセリは「腎臓病」「結石」の両方の部分で取り上げられているハーブなんですよ。 
    リウマチを予防したり、殺菌作用もあると言われています。
  • パセリに含まれるビタミンAは脂肪が酸化するのを防いでくれます。意外ですが、βカロテンの含有量は、ニンジンよりもはるかに高いんですよ。カルシウム、鉄分の含有量も高いので、うちでは健康野菜の一つとして考えています。
  • 僕たちのサプリメントではお口の匂い消しとして使用されているんだよ。 これはテーブルフードのおねだりでもオッケーだね。 (チャチャ会長より)

 

ブルーベリー
  • 瞳の果実といわれアントシアニン フラボノイド配糖体を多量に含み(ブルーベリーには全部で15種類のアントシアニン色素を含み目の網膜にあるロドプシンという色素体の再合成を助けることが確認されています。アントシアニンは、また強力な抗酸化作用もあります)視覚機能向上、毛細血管保護作用があり、眼の弱くなった末梢血管を強め、血行を良くすることで視力を回復します。眼精疲労 糖尿病性網膜症 老人性白内障に効果を示します。
  • 最近の研究では、その強力な抗酸化作用により、尿路感染予防、悪玉コレステロールの生成阻害作用、脳の活性作用による老化防止作用なども注目されています。白内障予防の目的で毎日あげてて良かったといった感じです。

 7

 8

 9

ここにオリーブオイルをざっと回しかけ(だいたいカップ1/2くらい)、蜂蜜も大匙2杯加えます。更にリンゴ酢をオリーブオイルと同じ量(カップ1/2くらい)加えます。「え?!クッキーにリンゴ酢!?」と思われますが、これは「パワーバー」なので身体にいいものは何でも入れちゃいます。 スプーンで大まかに混ぜます。まだボソボソ・・・って感じの時は、ぬるま湯か、リンゴ酢で伸ばします。 大体混ざったらこんな感じ。ここからは愛情込めて手で混ぜます。この時点でかなりバサバサっぽい方が手で混ぜ始めたからちょうど良かったって感じになります。

 

 

オリーブオイル
  • 血中のコレステロール値を下げる作用のほか、腸の働きを助け便秘を解消したり、血管を強くすることから、血液の供給も活発になり、心臓病、脳卒中などの成人病の予防、肌の炎症を抑え老化を防ぐ等の効能があることも昔から知られています。
  • オリーブオイルの大きな特長といえば、70%以上もの豊富に含まれるオレイン酸。このオレイン酸が、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは増やすというバランス調整の役目を果たしています。
  • 含まれるビタミン活性の高いビタミンE(トコフェロール)は、発ガン予防の働きがあると言われています。また、神経や脳細胞にも作用し老化防止に効果的です。さらにカルシウム喪失を抑制し、骨粗しょう症にも効果があると言われています。
  • アトピーなどアレルギー性疾患を予防する働きもあると言われています。
  • 分子構造が簡単であ るため、体内で脂肪分解されやすく、体脂肪として残りにくい健康食品です。

 

蜂蜜
  • 主成分のブドウ糖と果糖は、これ以上は分解しない単糖類なので消化吸収がよく、すぐにエネルギーに変わるので疲労回復にすぐれた効果を発揮します。
  • お砂糖とちがってカルシウムを奪わず、しかも吸収が早いので、骨・歯の発育にもよい食べものです。
  • 腸内でビフィズス菌を増やす働きがあり整腸作用もあるため、下痢と便秘のどちらにも効きます。
  • ハチミツの80%は果糖とブドウ糖なので、とりすぎは肥満の原因になりますので、おデブな子には入れなくてもいいですね。。
  • たんぱく質、乳糖、りんご酸、ビタミン類やカリウム、カルシウムなどのミネラル、ビタミンB1・B2・B6・C・K、葉酸、パントテン酸など多種類を含み、血液をアルカリ性に保つので、内臓や血管を丈夫にし、特に若さに必要なパントテン酸が多く、老化防止に役立ちます。

 

リンゴ酢
  • こちらではアップルサイダービネガー(りんご酢)をお水に入れてわんこに飲ませる事を勧める文献も多くあります。これはすべての腎臓疾患(結石を含む)に効果があるそうです。 
    与える目安は体重10パウンド(約4.5kg)に対して1ティスプーンを1日1回で腎臓病や結石に効果があります。
  • アップルサイダービネガーは体内のアルカリと酸のバランスを正常な状態に改善する働きがあります。食物繊維のペクチンも含まれているのでお腹をこわしやすい子にはお勧めしませんが、わんこの膀胱炎の改善にはかなり効果があることが報告されています。
  • アップルサイダービネガーはアルコールと同じように成分を溶かしだす作用がありますので、植物成分を溶かしだし、医療部門でも多く活用されています。尿路感染、尿路結石に効果のあるハーブ成分をこのアップルサイダービネガーに数週間漬け込み、成分を溶かしだして一緒にあげると相乗効果が生まれます。

 10

 11

 12

こんな感じになるまで混ぜます。ボソボソ感は少しずつ感じを見ながらぬるま湯か、リンゴ酢か、または牛乳で伸ばします。持ち上げてみて一つにまとまるくらいの固さになったらオッケー。 薄さ3-8ミリ(その子のお口の大きさと食べやすさに合わせてね)に伸ばして好きな形に型抜きしてプレートにぎっしり並べます。(膨らまないのでぎっしりつめて焼いてオッケー) うちではこんなにぎっしり並べちゃいます。

 13

 14

 15

オーブンの中段に入れて焼き上げます。温度は350F、約180℃です。型抜きしている間にあらかじめ暖めておきます。 約20分から30分(クッキーの厚さによります)焼きます。うちでは約5ミリで約20分焼きます。 まだかな?まだかな?オーブンに入ったからそろそろだよね~~!

 16

 17

 18

「吉報は寝て待て」って言うもんね~~。 ハッ!!できたかな?!ん?ついつい本気で寝てしまった。寝ぼけマナコ。 まずはチャチャくんがお味見です。どう?美味しい?酸っぱい香りだけどね~。

 

 

 

 それでもって、エスカレート!どうせなら身体にいいもの全部入れちゃおぉ~!!

 

 こちらは玄米ご飯やおからベースのクッキーです。
焼き時間によってソフトタイプにもハードタイプにもできます。
 
 
上のクッキーを全部食べ終わった頃に
「もっとパワーバーっぽく!」とエスカレート。
人間用のパワーバーを参考にライスなんかも入れちゃおう~~!
と、いうわけで、玄米、押し麦、全麦、おから、
そして夏バテに効く夏野菜のオクラまで入れてみました。
 
アレルギーに効果のショウガやリンゴ、
そしてコレステロールを下げる働きのガーリック、
毛ヅヤのためのヒジキ、とにかくいろいろ入れまくって、
これぞ「パワーバー」
もちろんちょっと多めに作って、半分は型抜き準備前で冷凍し、
いつでも「フレッシュベイクドクッキー」が焼けるようにしました。
(いあ、倍量なのは、予定とは違ったのですが・・・その理由は最後で)
 

材料

玄米1カップ・押し麦1/2カップ・全麦粉3-4カップ・おから1カップ・ニンジン2本・ガーリック1片・ショウガ1片・ヒジキ(戻して)1カップ・リンゴ2個・すりゴマ大匙3杯・オリーブオイル1/2カップ・リンゴ酢1/2カップ・蜂蜜大匙2杯・ブルベリー1カップ・オクラ4-5本・ローズマリー&パセリ適当

 

これに動物性タンパクを足せばりっぱなバランス食になりますね。
なので、うちでは、ビタミンB群をいっぱい含んでいて代謝率を高めるポークレバーと一緒にあげるんです。
チュ~ちゃんの栄養バランスばっちりなお手軽ブレックファーストです。

 

 1

 2

 3

玄米はフライパンで良く炒ります。 こんな感じでパチッと音がする感じで1粒2粒が跳ねたらオッケー。 炊飯器に入れて玄米の水加減のところまでお水を入れ、押し麦と一緒に焚きます。うちでは備長炭を一緒に入れて焚きます。

 

 

玄米
  • 血液をきれいにし血液の循環をよくし、内臓も強くしてくれますので、アレルギー体質の改善に役立てることができます。白米に精米する際にとり除かれてしまう胚芽や外皮には、ビタミンB群、E、K、カルシウム、リン、鉄、ニコチン酸、パントテン酸、食物繊維などが含まれています。こうした豊富な栄養素が、アレルギーに強い身体を作ってくれます。(お米がアレルゲンでない場合に限ります。)胚芽部分にはカルシウム、鉄分などを豊富に含んでいます。含まれるマグネシウムはカルシウムとともに骨を構成し、脳、神経、体液に存在している物質です。骨や神経、脳、体液に関与する大事な栄養素です。
  • 白米よりもビタミン、ミネラルを豊富に含むので、下痢をしたり、体力が落ちているときに最適です。(ライスはもともと下痢を止めてくれる役目もあります。こちらの下痢ピーわんこの治療食にはライスが入っているんですよ。)脂質、タンパク質、食物繊維(セルロース)、ビタミンB1などに富み、また胚芽にはビタミンB1,B6,E,ナイアシン、葉酸なども多く含まれています。
  • 玄米は100gの中に、ビタミンB1を0.36mg含んでいるのに対して、白米では0.09mgです。お米をといだり炊いたりの過程でも失われていきますから、白米を炊いたご飯は玄米ご飯のビタミンB1の含有量とくらべると、85%も少なくなっているんですよ。(白米と比較すると、食物繊維とビタミンB1は4倍強、B2は2倍、脂質とリン、鉄は2倍強となっています。) ビタミンB1は、炭水化物の分解に必要不可欠です。この分解がちゃんと行われていれば余分な炭水化物が脂肪として身体に溜まることを防げます。(ビタミンB1は豚肉、ウナギ、レバー、カツオ、ブリ、枝豆、ソラマメ、玄米ご飯、胚芽ご飯、ライ麦パン、蕎麦に特に豊富に含まれます)
  • ぬか層と胚芽部には植物油が多く、リノール酸とビタミンをたっぷり含んでいます。これらは動脈硬化症と老化防止に大きな役割を果たします。また玄米に含まれる油には、自律神経機能の安定をはかるオリザノールという物質があるため、自律神経失調症やノイローゼの予防にも有効とされています。

 

押し麦
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 

備長炭
  • うちではご飯をふっくら炊くためにご飯を炊くときは必ず入れていますが、玄米のヌカ臭さを取ってくれるのとマイナスイオン効果もあるんですよね。

 4

 5

 6

30分後にタイマーをセットして炊き上げは「玄米モード」で~! おからはラップをしないでレンジに1分ほどかけて水分を飛ばします。 こんな感じにぱらぱらになればオッケー。

 

 

おから
  • おからも押し麦と同じように食物繊維がいっぱい!これもチュ~ちゃんのウンチが増えた理由のひとつです。
  • おからには、神経細胞に働きかけ記憶力を高めるレシチンがたっぷり入っています。シニアのボケ防止にもいいですね。また、レシチンには体脂肪の代謝に働きコレステロールを下げる働きもあります。この結果、肥満防止、動脈硬化の予防、肝臓の活性化(脂肪肝の予防)に役立つとともに、レシチンの細胞活性作用は、皮膚細胞の新陳代謝にも働きかけてくれますので肌やコートの健康にも役立ちます。
  • 高タンパクで低カロリー、コレステロールも含まず、その上、安い!なのでうちではお豆腐と一緒に普段ご飯にも加えています。食物繊維は発ガン物質を吸着して排泄するといわれます。大豆には食物繊維が多く含まれ、また粘膜を守るのに効果的なビタミンAとして働くカロチンの吸収率を上げる働きもあります。
  • もちろんお豆腐と同じ大豆から出来ていますので、大豆サポニンもたっぷり含まれます。大豆に含まれるサポニンは、老化の元になる脂肪酸の酸化を防ぎ、細胞を老化させる活性酸素を抑え、血中コレステロールを低下させる等、成人病や老化防止に関係する機能がさまざまいわれます。また発ガン抑制効果があるとも報告されており、今注目の成分です。
  • ソイイソフラビンを含みます。女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きがある事が分かって最近脚光を浴びているイソフラボンは、大豆の胚芽に多く含まれます。卵巣の働きが衰えてエストロゲンの分泌が少なくなると、新しい骨を作る細胞の働きが悪くなり、骨からカルシウムが溶け出します。イソフラボンにはエストロゲン同様、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ作用があります。

 7

 8

 9

玄米、押し麦、全麦粉以外の材料たちです。 芽ヒジキは水で戻して手で水気を絞っておきます。 ニンジン(オーガニックのもの)はよく洗って皮ごとおろし金で摩りおろします。ニンニクとショウガもおろして一緒にしておきます。

 

 

芽ヒジキ
  • ひじきは海藻中でもカルシウムはトップの含有量で、昆布の2倍も含まれています。
  • 鉄は、牛乳の550倍も含まれています。鉄は吸収が悪いので必要量の何倍も摂なければなりませんが、ひじきは少量で効率のよい鉄分供給源となります。
  • 海草なのでヨード、カルシウムやリンはもちろん、ビタミンA・B2も豊富です。 ヨードは甲状腺ホルモンの材料ですので、甲状腺の働きを高めます。(甲状腺は代謝にかかわる大事な臓器です)
  • 食物繊維を多く含みますので、腸の働きを助けます。
  • 血液を固まりにくくする作用があり、動脈硬化症や血栓を防ぎます。血圧や、血中のコレステロール値も下げる働きがあります。

 

ニンジン
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 

ショウガ
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 

ガーリック
  • 血中のコレステロール値を下げ、さらに血圧を下げるという可能性が研究で報告されています。 
    ガーリックは食事で摂っても薬として摂っても心臓にとって最も有効なハーブです。
  • ファイブロゲン(Fibrogen=繊維素)の抑制効果により、脳卒中やアテローム性動脈硬化症を予防します。
  • 代謝の安定を回復し、免疫システムを損なうフリーラジカルを抑えるという朝鮮人参と同じような働きもします。 防腐、抗生、抗菌、駆虫剤、去痰剤、発汗促進、低血圧、抗糖尿、抗血栓作用が報告されています。
  • コレステロール低下作用については、含有成分中のスピロスタノールサポニンなどステロイドサポニンがLDLコレステロールを有意に低下させることが新たに報告されています。
  • 癌の抑制作用が強く、代謝の安定を回復し、免疫システムを損なうフリーラジカルを抑えるという朝鮮人参と同じような働きもします。呼吸器官の不調にも、また消化器に有害なバクテリアの増殖を防ぐのにも効果的です。

 10

 11

 12

マイアミの太陽をいっぱいに浴びた我が家のローズマリーとイタリアンパセリくん。ローズマリーは新芽の柔らかい部分を使います。使っても使ってもどんどん伸びます。 だいたいこれくらい。両方で、片手に乗るくらいの量です。どちらも調理ハサミでバシバシと適当に切っておきます。 押し麦入りの玄米が炊き上がりました。半分の量を使います。(1合で炊くのは1/2合だと柔らかいところと硬いところが出来るからなんです。今の炊飯器はそんなことないのかな?1/2合でもうまく焚ける炊飯器の方は最初から半分の量で炊いてくださいね。うちでは残りの半分は夕ご飯数回分に分けて入れて使います)

 

 

ローズマリー
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 

パセリ
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 13

 14

 15

押し麦入り玄米ご飯に全麦粉1カップを加えます。 スプーンでご飯がパラパラになるように混ぜます。 パラパラにしたおからも混ぜてパラパラにします。

 16

 17

 18

今回は半分の量を冷凍する目的なので、オクラとブルーベリーはレンジで1分加熱します。(ラップなしでオッケー)オクラはヌベヌベしちゃうかな~~。冷凍しないで一気に焼く場合は生のままを使います。 用意した芽ひじき、にんじん、ショウガ、ガーリック、オクラ、ブルーベリー、すりゴマ、ローズマリー、イタリアンパセリを加えます。 スプーンや木べらでぐちゅぐちゅっと混ぜます。

 

 

オクラ
  • 熱帯のアフリカが原産のオクラ、暑い季節の体力回復にいいお野菜ですね。マイアミでも「Garden Fresh」と書かれたオクラが出回っています。(今が旬)私自身、オクラって料理屋さんでしか食べたことがなかったのですが、この「Garden Fresh」に惹かれて「栄養素を調べてみよう」って気になりました。
  • オクラは、栄養価の高いお野菜で蛋白質、糖質、植物繊維、カルシウム、リン、カリウム、カロチン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンB1・B2などの栄養素がたっぷり含まれています。あの気になる「ネバネバ」はペクチン、ムチンなどの食物繊維でビタミンB1がたっぷりなんだそうです。ネバネバ成分のムチンは整腸作用やコレステロールを減らす働きがあり、ペクチンは消化酵素の一つでもありますね。加えて血糖値の急上昇を抑え、糖尿病予防、大腸ガン予防にも効果があります。
  • 今が旬のお野菜って、今が一番元気で栄養たっぷりなお野菜っていう意味で、取り入れることもいいかな~と入れてみました。もちろんチュ~ちゃんの毎日の夕ご飯にもぐちゅぐちゅっと混ぜちゃっています。

 

ブルーベリー
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 19

 20

 21

更にオリーブオイル、蜂蜜、リンゴ酢を加えます。 リンゴは色が変わってしまうので、ここまで準備できてからすりおろして加えます。 材料の水分でおじや状態になります。生の全麦粉が入ってなければこのままでも充分なご飯ですね。(小麦粉は生ではあげないでね)

 

 

リンゴ
  • 豊富に含まれるカリウムは、体内の余分な塩分であるナトリウムと結合して体外に排出するので、一緒に身体の中の毒素を掃除してくれます。
  • 血液中のコレステロール値を下げる作用により、高血圧症の解消や動脈硬化症の予防にも役立ちます。
  • ペクチンという食物繊維が豊富です。ペクチンは水溶性で、水分を含むと寒天状に固まり、消化吸収されないまま体外に排出されます。腸内で乳酸菌などの善玉の細菌の繁殖を助け、大腸菌などの繁殖をおさえるはたらきがあるので腸内環境を健康に整えてくれます。りんごが便秘や下痢によいといわれるのはこのためなんです。ペクチンは果肉よりも皮に多く含まれるため、皮ごと食べたほうが効果的だと言われます。なので、オーガニックのものを選んで皮ごと使うのがベストです。(今回はオーガニックのものがなかったので表面のワックスが気になり、皮を剥いて使っています)風邪でおなかを壊したときなどにリンゴを皮ごとすった物を食べさせてもらったことはありませんか?昔からのこんな習慣にもちゃんと理由があるんですね。食べ物を受け付けないほどのひどい下痢にもこの皮付きリンゴは効果があるといわれます。こちらでもアップルペーストはベビーフードの代表です。
  • りんごには、熱によるのどの渇きをいやす効果があります。また、糖尿病による喉の渇きにも効果的です。
  • アメリカのバーモント州はリンゴの産地ですが、アメリカ一の長寿の多い州でもあるんですよ。腸内環境を整えてくれるリンゴ、いっぱい摂りましょうね~!

 

オリーブオイル
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 

蜂蜜
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 

リンゴ酢
 
  • 上のクッキーの説明を参考にしてね。

 22

 23

 24

おじや状態ではクッキーにできないので、更に全麦粉を1カップ加えます。(この状態では「も、もしや、し、失敗?!!」と青くなります。) まだまだベタベタの状態・・・更に全麦粉を1カップ加えます。(やっぱり失敗?まだ不安は抜けず・・・) ここからは愛情込めながら手で混ぜ込んでゆきます。まだ手にベトベトと付いてまとまらないので、更に全麦粉を1カップ加えます。(この時点でもかなり焦ります)

 25

 26

 27

こんな状態で粉が吸えない状態になればオッケーです。(なんとか大丈夫そう) シートにドウがくっつかないように全麦粉を適当に敷きます。 ドウの半分の量をシートに広げ、ドウの表面にも全麦粉を振り、綿棒で5ミリくらいに伸ばし、クッキー型で抜いてゆきます。

 28

 29

 30

抜き終わりくらいになってくると材料の水分が出てベタベタしてくるかも知れません。そんな場合はその場で全麦粉を適当に足してまとめます。(応急処置) こんな感じに扱いやすい固さにします。 綿棒で伸ばし型抜きの繰り返し・・・。オクラのヌベヌベもあまり気にならない感じ。いい感じなので次回は納豆も入れてみるかな~。(どんな香りになるのか不安)

 31

 32

 33

こんなにいっぱいできました。大きな型の方が楽チンですね~~。小さな型でちまちま抜いてると最後の方は疲れてきます。中腰だと腰に来ます。(歳のせいではありません!たぶん) よぉく見ると厚さは微妙に違っています。が!!気にしません。大丈夫です。(きっと・・・) オーブンの中段に入れて350F(180度)で約30分、裏返して更に10-15分焼きます。この焼き時間だと「ソフトタイプ」に仕上がります。「ハードタイプ」にするには、約40分、裏返して20分といった感じで焼きます。時々チェックしてこげないように焼いてくださいね。ソフトタイプに作ってハードタイプにしたい分だけオーブントースターの網に乗せて15分焼いてもオッケーです。

 34

 35

 36

残りの半分はジップロックにこんな感じで入れます。 袋の上から綿棒で5ミリ程度に伸ばします。こうして冷凍しておくと次回は自然解凍して袋を切って広げ、(半解凍の状態であれば)そのまま型抜きして焼けるので楽なんです。(完全解凍だと粉を敷かないとベタつきます。) チュ~ちゃんが寝ぼけたお顔で「そろそろ焼けたんんじゃないですか~~?クンクン・・・」とチェックに来ました。「大丈夫、ちゃんと無事にクッキーバーになりました」ホッ・・・。

 37

 38

 39

こんな感じに美味しそうに焼けました。やったぁ~!(本当に安心しました) チャチャくん、お味はいかが?玄米とおから入りのわんこパワーバーだよ。 視線の先にはパワーバーです。

 40

 41

 42

目が真剣!見つめる、見つめる・・・。 一口でパクリ!ちゃんと噛んでくださいね。 結局、うちではソフトタイプだとあっという間に食べ終わるので、やっぱりハードタイプにするためにクッキーくんたちはそそくさとオーブンに戻ってゆきました。チュ~ちゃん、ちょっとがっかり。でも歯をきれいにするためには硬いものをガジガジ噛んだ方がいいんだよ。

 

 

pop-line.gif 

 

 

今回は「基本がわかってれば簡単!」と、深く考えずにパワーバー作りにトライしてみましたが、
最初は「全ての材料を1:1:1」にして「ワン!ワン!ワン!パワーバーね~」と
甘く考えておりました。が!!材料の水分に対して全麦粉の量がどんどん増えて
「ワン!ワン!ワン!ま、適当ね~~バー」になってしまいました。
 
最初の見込みではこんな量を作るつもりではなかったのに・・・。仕方ないから冷凍。
失敗するかも・・・の先を見越して材料を加熱しておいて良かったです。
 
ソフトなバーになってしまったのも、これも「結果論」であって予想外でした。
チュ~ちゃんの食べる速さが異常に早い!!
ナゼ???と、チェックしたら焼きたては固かったはずなのに、ぐんにゃり曲がるではありませんか!!
ま、これも変わってて歯の弱い子とかにはいいよね~~とは思いましたが、
「水分が多い=腐りやすい」ことと「早食い大王には向かない」という理由で
うちでは全て焼き直し。全部をハードタイプにしました。
 
玄米ご飯をフードプロセッサーにかけてから全麦粉とあわせるとか、
合わせる前に水分を飛ばすとか、いろいろみなさんで工夫してみてくださいね~。
たまにこうしてわんこパワーバーなんて作ってみちゃうのは
「夏休みの宿題」ぽくて楽しめますよね。
「こんな素材入れてみちゃいました」などのご報告も教えてくださいね。
 
ではでは、みなさま、わんこと一緒に楽しい夏休みを~~!

 

Aug.2003

 

pop-line.gif 

© Paw Paw Club Inc. All rights reserved.