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 7月 15, 2017  PawPawClub, PawPawお勉強室  手作り食と食材・栄養のこと,  * 食材について・選び方

chuchu-from-kakomie.jpg わんこにシーフード?!

 

わんこにもシーフードをあげられます。
お魚だけでしょ?って思いがちですが、
いえいえ、意外なものもオッケーなんですよ。
それにお魚でもNGなものがあります。
 
シーフードも種類によってはとっても有益な食材になりますが、
種類によっては有毒な毒素や重金属を含むものもありますので要注意です。

なので、今回は「あげていいものと悪いもの・シーフード版」
しっかり理由も把握して有益な食材を選んであげましょう。

 

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book01.gif  わんこに推奨されるシーフードとその理由

 

以下の食品は「定期的にあげることを推奨される安全な食材」です。

  

推奨されるシーフードとその有益性

 

脂の乗った小魚
  • サーディン(イワシ)・ニシン・サバ・アンチョビなど脂の乗った小魚はタンパク質・カルシウム・セレン。ナイアシン・オメガ3必須脂肪酸の素晴らしい供給源です。酸化しやすく不安定なフィッシュオイルを加えるよりもはるかに有益と言えます。
  • 大きな魚は水銀やPCBs(ポリ塩化ビフェニルと呼ばれる発癌性化学物質)などの毒素で汚染されている可能性がありますが、これらの小魚はそれらを身体に取り込むだけの期間ほど生きないので安全なのです。
  • ただ、これらの小魚を生であげる場合、魚によっては寄生虫がいる場合がありますので、あげる前に2週間ほど冷凍してからあげることをお勧めします。あげる量は週に2-3回と言われますが、我が家では基本の生食にサーディンを混ぜて1食分ずつに分けて冷凍しています。

 

ケルプ(昆布)
  • ケルプは海藻類の中でも、特に昆布などの大きな海藻類を指します。カルシウム・マグネシウム・カリウム・リンのようなミネラルだけでなく、17種のアミノ酸、ビタミンB12・ビタミンCも含む栄養豊かな供給源です。ケルプには豊富な微量鉱物も含まれています。
  • ケルプは肌とコートの健康維持に役立つとともに、循環を促進し、健康な歯と歯茎の維持、免疫システムのサポート、関節痛や関節の炎症を和らげる効果などが期待できます。
  • またヨウ素を多量に含むので、甲状腺の機能をサポートします。但し、甲状腺機能に問題があってホルモン剤を使っている子は獣医さんに相談する必要があります)
  • ケルプに含まれるアルギン酸ナトリウムには重金属や放射線元素を身体から排除する働きがあると言われています。
  • ケルプを食事に取り入れるにはパウダー状のサプリメントや昆布の粉末が使用できます。あげる量は体重5.5キロあたり1日1/8ティスプーンです。うちのチュ~ちゃんご飯にも入れていましたし、CoCoっちご飯にも成長期は入れていました。

 

シーウィード(海藻類)
  • シーウィードは海藻類の中でもノリ・わかめ・アオサ・もずくなどを指します。これらの海藻は、ミネラルだけでなく、タンパク質・繊維・ビタミン・アミノ酸なども非常に多く含まれていますので、ケルプ同様、毎日のご飯の有益なトッピングとなります。我が家でもアオサやわかめを時々ご飯に混ぜてあげています。

 

植物プランクトン
  • 植物プランクトンは全ての海洋生物の命の源です。必須脂肪酸(DHA・EPA)・微量ミネラル・葉緑素・抗酸化物質・必須アミノ酸・タンパク質・カルチノイド・ビタミンなど豊富な栄養素を含みます。
  • 植物プランクトンが推奨される最大の理由はその大きさです。ナノ粒子であるため、粘膜から容易に吸収できるため、消化器系に問題のある子でも消化組織に負担をかけないで、栄養が摂れ、細胞に直接エネルギーが与えられるということです。消化器官ではなく粘膜から直接吸収されるので、特に漏出性腸炎やEPI、消化不良の子にはお役立ち食材です。
  • また植物プランクトンには癌、心臓病、眼病、免疫系の病気の予防に役立つ強力な抗酸化物資であるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が含まれます。SODは細胞を酸化から保護し、重金属や毒素を体内から除去するのに役立ちます。
  • 植物プランクトンを食事に加える場合は陽のよく当たる場所で育ったものであること、放射能や重金属を含まない場所で育ったものであること、GMO(遺伝子組み換え)でないこと、完全な植物性であること、混ぜものがないこと、濾過された海水で育ったものを選んでください。
  • 純正な植物プランクトン(Phytoplankton)であれば(混ぜものがされていないという意味)どんなサイズの子に対しても1日1/16ティスプーンが必要量で、それ以上は必要ありません。

 

緑イ貝
 
  • 緑イ貝(緑のムール貝)はニュージーランド産でオメガ脂肪酸・ミネラル・ビタミン・アミノ酸・抗酸化物質・酵素を豊富に含んでいます。
  • 緑イ貝は関節の軟骨や髄液の生成成分であるグリコサミノグリカン(GAGS)を豊富に含んでいますので、関節炎の症状緩和に役立ちます。(Paw'sホップステップジャンプにも入っている成分です)GAGSは関節の動きをスムーズにし、軟骨の強化、心臓血管のサポート、健康な皮膚の維持にも役立ちます。
  • 緑イ貝のパウダー状のサプリメントを購入する際はコールドエクストラくト(冷たい状態での抽出)であることを確認してください。(熱を加えることで栄養素が破壊されます)

 

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book01.gif   注意して選ぶ必要のあるシーフード

 

以下の食品は「あげても良いけどちゃんと選ぶ事がお約束な食材」です。

 

注意が必要なシーフードとその有益性と注意点

 

スピルリナ
  • スピルリナはその50%がタンパク質であることと強力なクロロフィルを含むことから非常に優れたスーパーフードとして注目されていますね。かつ、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・オメガ3脂肪酸・酵素や微量ミネラルの豊富な供給源でもあります。
  • スピルリナは、炎症の緩和、癌の予防、免疫システムのサポート、胃腸の健康の改善、細菌やイーストの繁殖予防、放射線被ばくの治療などに役立ちます。
  • これほど優れたスーパーフードでありながら品質の悪いスピルリナには重金属などの汚染物質が含まれている可能性があることがわかっており、研究では、25種類以上のスピルリナ製品で、鉛・水銀・カドミウム・砒素が検出されています。
  • 我が家も一時CoCoっちの食事に取り入れようかな?って思ってWebで探した時がありましたが、オーガニックとうたっていてもMade in Chinaだったのでう~~んと考えちゃってそれっきりになってました。スピルリナは太陽光の当たる屋外で育てる必要があるのですが、それが清潔な濾過された水のプールなのか、それとも天然の湖沼、海水、天然水路などなのか?それらは安全なのか?また、スピルリナの類似品(青緑藻の一種)である場合もあります。そんな事を考えたら頭の中がグルグルしちゃいました。その理由が以下です。
  • 汚染された水で育ったスピルリナにはマイクロシスチン、神経毒、ヘモトキシン、重金属などが含まれます。
  • マイクロシスチンは肝臓にダメージを与えるアミノ酸群で、皮膚や目、喉に炎症を起こす場合もあります。この汚染物質を避けるためには水質をpH10-11に保つ必要があります。
  • また、BMAA(β-N-メチルアミノ-L-アラニン)は青緑藻で見られる神経毒で、これは細胞内に欠陥のあるタンパク質を作り、ガンのようにそれら細胞を破壊してゆく非タンパク質アミノ酸です。
  • 重金属は汚染された水質で育ったスピルリナに含まれます。2013年にthe Saudi Journal of Biological Sciencesで発表された研究結果では、鉛・水銀・カドミウム・ヒ素が、サンプリングされたスピルリナ製品の25種類以上に発見されたと指摘しています。
  • 質の良いスピルリナを探す目安としてNSF(National Sanitation Foundation)またはUSP(US Pharmacopeial Convention)の認証シールが貼ってあるものや添加剤、防腐剤、混ぜものがなく着色料も使用していない100%オーガニック認証のものを選んでください。
  • COA(Certificate of Analysis)は製品の品質と原産地を示すものです。この部分を注意して調べた上で、水質のpHも確認してください。
  • こちらの記事で「日本はスピルリナをブローカーから(またはプロデューサーから)輸入して様々な商品に加工して輸出している」と記載がありました。原料の一つ一つまでそのブランドのものかというのは疑わしいので注意が必要です。
  • 現在、多くの健康食品にスピルリナは含まれています。メーカーに直接どこのスピルリナであるかを確認してください。

 

  • 意外かもしれませんが、わんこにハマグリ・ムール貝・牡蠣をあげられます。これらの素材は栄養豊かな水域に生息しているので栄養価がとても高いのです。
  • 二枚貝の中でも特に牡蠣は、ビタミンB12・たんぱく質・鉄・亜鉛・銅・カルシウム・リン・セレン・そしてオメガ3脂肪が豊富です。
  • 二枚貝は食物連鎖では低位置にあるので、重金属汚染のリスクも低いのですが、貝はその身体で濾過を行うため渦鞭毛藻類のような有毒な微細藻類から毒素を取り込む可能性があります。これら渦鞭毛藻類の中でも夏に咲く生物は、筋肉機能に影響を与える神経毒を産生し、麻痺性貝毒(PSP)を引き起こします。これが「r」の付かない月(May,June,July,August)に牡蠣を食べるなという理由でもあります。この期間に牡蠣を食べる場合はそれが夏でも寒い地方から来ているものであることをかならず確認してください。
  • 貝類は喉に詰まらない大きさにしてあげてくださいね。

 

海老
  • 意外かもしれませんが、わんこに海老もあげられます。エビも栄養豊かな水域に生息しているので栄養価がとても高いのです。(ただし、甲殻アレルギーのある子にはあげられません)
  • 海老は低カロリーのタンパク源です。もしも野生の海老が採れる地域であればわんこに与えて大丈夫です。
  • ただ、現在販売されている海老のほとんどが様々な国から輸入されたものであるのが現実です。海老の飼育場所では病気を予防する為の抗生物質、消毒剤、農薬を使用しています。スーパーのショーウィンドウに並べられているものも解凍された輸入品で漂白剤の匂いがします。近海で新鮮なものが採れる場合のみ食事に加えてあげてくださいね。
  • あげるときの注意点としては、「加熱したものであること」生のエビにはわんこの身体の中でビタミンB1を欠乏させるチアミナーゼという物資が含まれていますので「あげる時は必ず加熱して」がお約束です。もちろん消化に悪い殻は取ってあげて下さいね。

 

イカオイル
 
  • これは最近登場してきたものですが、イカから採取したスクイドオイル(カラマリオイルとも呼ばれます)というものがあります。フィッシュオイルの代替品として登場してきたもので、豊富なEPA(皮膚やコートを健康に保ち、神経系、認知機能にも役立つ必須脂肪酸です)やDHA(優れた抗炎症剤です)を含みます。スクイドオイルはフィッシュオイルやクリル(オキアミ)オイルよりもDHAの含有量が高いことで注目されているものです。
  • イカにはストロンチウムのような放射性元素を吸収する骨がないことと食物連鎖も低位置なので(スカンジナビアン産のイカで)検査したところ、汚染物質を検出しないことがわかっています。
  • ただ、全てのオイルは非常に不安定で酸化しやすいので、開封後は早く食べきることが必須となります。あげる場合は体重9.0キロ(約20パウンド)に対して5/4(1と1/4)ティスプーンを目安とします。
  • ここで取り上げているのは、あくまで「オイル」です。イカやタコなどの軟体動物は喉に詰まりやすく、消化しにくいのであげないでくださいね。またイカに含まれる酵素チアミナーゼはビタミンB1を破壊しますので長期摂取はNGと言われます。長期摂取以前に、わんこには喉に詰まりやすい、消化に負担がかかるという意味ではあげないのが無難です。

 

サーモン
  • サーモンはオメガ3必須脂肪酸とビタミンDの宝庫です。優れたタンパク源でもありますし、サーモン大好き!な子も多いと思います。チュ~ちゃんご飯にも使っていましたし、PawPawお勉強室のクッキングページでも登場している食材です。サーモンは皮膚、コート、免疫系、認知機能に有益な食材で、抗炎症効果もあります。
  • サーモンは大型魚なので食物連鎖の上位に位置するため、水銀汚染された魚を食べた魚、その魚を食べた魚・・・と、水銀が生物濃縮するため、その身体には多くの水銀が含まれます。有益性も多いので「食べてはいけないシーフード」と「注意して選ぶ」のどちらにも当てはまります。
  • サーモンを選ぶときには非常に重要ないくつか注意する点があります。「養殖サーモンは別物」!!ママもわんこも絶対に食べないでくださいね。サーモンの養殖場では大量の抗生物質を使って病気を予防しています。彼らはまた、癌を引き起こす化学物質として知られているPCB(ポリ塩化ビフェニル)のような高レベルの汚染物質を含むことが示されています。
  • また養殖業者は、サケの肉をピンクや赤みがかった色にするためにカンタキサンチン(canthaxanthin)やそれより高価なアスタキサンチン(astaxanthin)を使用していますが、これらの化学薬品は石油由来の合成物質なのです。アラスカでは、野生のサケの色はサケが海で食べる食物によります。なのでキングサーモンのピンク色や紅鮭の濃い赤い色は自然が作り出した発色なのですが、添加物を加えない養殖サケの色は灰色、薄茶色、あるいは薄い黄色なので、化学薬品を使って発色させているのです。
  • 多くの魚が長い期間一緒に入れられている不衛生な養殖場もあり、このため養殖サケは、他の有毒汚染物質についてもより高濃度なものを体内に蓄積しています。
  • また近年はGMO(遺伝子組み換え)によるフランケンフィッシュのサーモンが出回っています。そしてラベルには未だGMOフィッシュの表示はされていません。FDAはその安全性について主張していますが、未知の危険性のあるものを可愛い我が子に与えたいとは思いません。なので「サーモンは必ず野生もの」がお約束です。
  • 最近はサーモンもお寿司で食べられるようになりましたが、サーモンにはNeorickettsia helminthoecaという寄生虫(リケッチア)がいる場合があることを忘れないでください。この寄生虫は太平洋産のサーモンにいる寄生虫なのですが、それを食べたクマやアライグマは病気にはなりませんがわんこには吸虫が腸の内面に付着し、吸虫の卵に生息しているリケッチアが犬に感染し、パルポウィスルにも似た症状を起こし、治療しないと高い確率(90%)で死に至ります。(サーモン中毒とも呼ばれます)この寄生虫の危険を回避するには「2週間冷凍する」ことで、これらの寄生虫を排除することができます。

 

フィッシュオイル
  • たぶん多くの方が「え?!注意が必要なの?!」って思われると思います。・・・というのもフィッシュオイルの効能は今まで多く取り上げられてきましたし、昔からサプリメントとして人気がありましたし、今も推奨する獣医さんが多いのも事実です。このお勉強室を書いたときは「あげてはいけないシーフード」に分類していたのですが、未だ推奨する獣医さんも多いことと、心臓専門医もフィッシュオイルを推奨しているので「注意が必要」の分類に訂正しました。
  • フィッシュオイルは健康な免疫システムをサポートし、炎症を軽減し、皮膚やコート、認知機能にも役立つ必須脂肪酸であるEPAやDHAを多く含みますし、心臓病にも効果があることが実証されています。
  • フィッシュオイルは非常に有効なオイルにも関わらず「非常に酸化しやすく、酸化によるダメージが大きいオイル」であることが問題となります。オメガ3脂肪粒子が空気にさらされると、MDA(マロンジアルデヒド)のような小さな化合物に分解され、フリーラジカルと呼ばれる酸素含有分子が生成されます。MDAおよびフリーラジカルの両方は、タンパク質、DNAおよび他の細胞構造を損傷します。これは酸化的ストレスと呼ばれ、体内の炎症を引き起こし、遺伝子突然変異や癌などの慢性的な健康上の問題を引き起こす可能性があると同時に老化を促進させます。
  • フィッシュオイルは大きな魚から採ったものなので、ヒ素、水銀、カドミウム、鉛などの重金属も含まれているため、神経系に損傷を与えたり、特定の癌や肝臓や腎臓の損傷を引き起こす可能性があります。PCBやダイオキシンのような他の汚染物質も発見されていますので、神経系や免疫系の問題、内分泌や繁殖障害、皮膚の問題、さらにはいくつかの種類の癌を含む一連の障害を引き起こす可能性があります。これはフィッシュオイルでもサーモンオイルでも同じです。養殖のGMOの大型の魚から採取したものだと更に状況は深刻です。
  • それでも獣医さんの勧めなどで購入される場合はできる限り酸化しにくいカプセルになっているものか(カプセルに香料のついているものもあるので注意)、蓋がきっちり閉まるダークなガラス瓶に入っているもの(こちらも飲みやすくするために香料付きのものがあるので注意)を選び冷蔵保存してできるだけ早く使い切ってください。

 

クリルオイル
  • フィッシュオイルの代替オイルとしてクリル(オキアミ)オイルを使われている方もいらっしゃるかもしれません。オキアミは多くの海洋生物(鯨、ペンギン、アザラシ、イカ、魚)の餌となるものです。
  • オキアミオイルは確かにフィッシュオイルよりは安定していますが、それでもボトルを開けた瞬間から酸化は始まります。
  • オキアミオイルには貯蔵寿命を延ばすために天然の抗酸化物質であるアスタキサンチンが含まれていますが、アスタキサンチン自体は非常に迅速に分解するのでその有効性は時間とともに減少することを覚えておいてください。
  • フィッシュオイルの代用品として購入される場合は、カプセルに入ったもので、香料を含まないものを選んであげてください。(すごく生臭いオイルなのでethyl vanillin=バニラの香りのする物質をカプセルに付けてあるものも多いです)

 

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以下の食品は「あげてはいけない食材・注意が非常に必要な食材」です。

 

あげてはいけないシーフードとその理由

 

ティラピア
  • 日本では鯛の代用品として使われるスズメダイのことです。こちらでは人気の高い魚でほとんどのレストランで食べることが可能な魚です。(私は幸い、レストランで出されたティラピアがなんか泥臭くてマズイと思いもう20年以上も食べてない魚なのです)
  • ティラピアの養殖の歴史は長く、このことはGMOのコーンや大豆ベースの餌をあげて作り続けられたものということで、(栄養価の高い植物プランクトンで育った訳ではないので)その栄養価は非常に低いものであるだけでなく、オメガ3が低くオメガ6が高いというバランスで、これはベーコンよりも身体に悪いとさえ言われています。
  • ほとんどのティラピアは中国での養殖です。昔、泥臭いと感じてから、周りの人は美味しいと言って食べているので、調理法かなと思い、実際にこちらのスーパーでいろいろと探してみたのですが全て中国の養殖物でした。(20年以上も前の話なので今もチェックしてみましたがやはり全て中国の養殖ものでした)このことはつまり、品質の悪い飼料で育てられ、過密な泥池で育つために、そこでの病気を予防するために高レベルの農薬や抗生物質が使われていることを意味します。
  • 最近、マイアミの南のエリアでも養殖をしているのを見る機会があったのですが濁ったプールにギュウギュウに押し込められて魚が跳ねていました。天然の植物プランクトンではなくドッグフードのような飼料が与えられていました。中国の沼地よりはマシかもしれませんし、海での水銀汚染の危険性はないと言われてもあの肥料で作られた魚と思うとやっぱり食べる気はしません。

 

大型魚
(ツナ缶を含む)
 
  • マグロ、真カジキ、メカジキ、ウォールアイ(スズキの一種)、ブルーフィッシュ(オキスズメ)、ムツなどの大型の魚を避けてください。これらの大型魚は食物連鎖の上位に位置するため、水銀汚染された魚を食べた魚、その魚を食べた魚・・・と、水銀が生物濃縮するため、その身体には多くの水銀が含まれます。(妊婦さんがマグロを食べてはいけないのも同じ理由です)
  • 水銀は時間の経過とともに体内に蓄積し、神経系の障害から内分泌系の問題、繁殖系へのダメージ、老化の加速など、様々な健康上の問題を引き起こします。
  • このことは生のマグロだけではなく、缶詰のマグロにも同じことが言えます。そして皮肉にも高級なツナ缶であるWhite albacore tunaの方が、安いskipjack tunaの約3倍の水銀を含むというのが事実です。トッピングが寂しくても高級ツナ缶をあげるのは直ちにやめましょう。

 

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  うわ~!!そうなの~?!ショック~!!
・・・な事実も多かった今回のお勉強室。
 
お勉強室を始めたのが2001年ですからあれから16年、
情報過多な現代ではありますが、
情報もきちんと分析して危険回避ができれば良いですよね。
 
いい面だけを取り上げてブームが起こり、
そしていつの間にか消えていく健康食品ブームの中で
みんなの元気につながるご飯の情報として
少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 

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さて夏本番!!
これからは体力をしっかり付けて暑い季節を元気に乗り切りましょう!

シニア組さんたちはくれぐれも無理は禁物!
空調の効いたお部屋でまったりのんびりハッピーに過ごしていてね!

若い子達は暑くない時間のお散歩で体力が落ちないように
筋肉維持を頑張ってね!
CoCoっちもこの蒸し暑いマイアミで
毎日2マイルはパワーウォークなお散歩をしています。
みんなも頑張れ!頑張れ!
 
美味しいご飯を食べてしっかり体力つけて
暑い夏をみんな一緒に元気に乗り切りましょうね!!

 

Jul.2017

 

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