あげていいナッツやシード類 栄養成分と効能・注意点
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ヘーゼルナッツ |
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- フラバノール、ミリセチン、ケルセチンなどポリフェノールの含有率が高い(抗酸化力が高い)抗酸化食品です。
- ビタミンEの含有率が高く、コレステロールを下げる効果もあります。
- ルテイン、ゼアキサンチンなどのカルチノイドやβシトステロールなども含んでいます。
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あげる時のポイントと注意点
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- そのままではなくグラインドしたりピューレにしたりして、チビ犬には喉に詰まらせないよう注意してあげてね。
- カロリーが高いので、ダイエット中の子にはNGです。
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カシューナッツ |
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- 悪玉コレステロールを減らしてくれるオレイン酸を豊富に含みます。
- 貧血改善に効果のある鉄分・疲労回復に効果のあるビタミンB1・骨の強化に役立つビタミンK・性ホルモンの合成に必要な亜鉛が含まれています。
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あげる時のポイントと注意点
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- 生であげてはいけません。生のものをあげた場合、高熱を生じる毒素を含んでいますので、必ずローストまたは調理されたものを!
- あげ過ぎると胃痛を起こしますので、たまぁにでないとNGです。
- カロリーが高いので、ダイエット中の子にはNGです。
- カシューナッツの「殻」はウルシオールという非常に強い毒素を含みますので、絶対にあげてはいけません。
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ピーナッツ |
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- 市販のわんこ用クッキーやわんこ用レシピにピーナツバタークッキーがあるように、ピーナツはわんこにあげられるナッツです。
- ビタミンEの含有率が高く、コレステロールを下げる効果もあります。また、モリブデン、ビオチン、ナイアシンも豊富に含まれます。
- 神経伝達物質アセチルコリンを作り、脳の神経細胞の働きを活性化してくれるレシチンを含みます。
- 脂肪が多く、ダイエットにはNGと思われがちなピーナツですが、実はGI値は15と非常に低く、低GI食品です。(GI値とは食後の血糖値の上昇の速度を表す数値です。血糖値が急激に上がると体内のインシュリンが余った糖質を脂肪に変換するので、GI値の高い食品ほど太りやすいのです)低GI食品は糖尿病のリスクを減らす食品とも言えます。
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あげる時のポイントと注意点
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- 生であげてはいけません。必ずローストまたは調理されたものを!また、からは必ず取ってあげましょう。市販のものは塩分がまぶしてあるものが多いのですが、必ず塩分なしのものを。
- ヒトでもアレルギーのあるピーナツがOKって意外ですよね。でもわんこのピーナツアレルギーは極めて希だと言われています。ただ、もともと食物アレルギーのひどい子にわざわざ試しにあげる理由はどこにもありません。
- マグネシウムの含有量が多いので、結石のある子にはNGです。
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チアシード |
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- FDAが栄養補助食品として認めている小さな南米発祥の種で、ミラクルシードと呼ばれるほど栄養豊か。食物繊維、オメガ3系多価不飽和脂肪酸のαリノレン酸(ALA)、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄をバランスよく含んでいます。
- ミラクルシードと呼ばれる訳は、オメガ3脂肪酸がサーモンの約8倍、カルシウムは牛乳の6倍、カリウムはバナナの2倍、セレニウムはフラックスシードの4倍、鉄分はほうれん草の3倍も含んでいることに加え、必須アミノ酸を8種類も含むこと、水を含むと膨らんでプルプルになるのでそのままでも栄養素が吸収されやすいことなどが特記すべき点です。
- αリノレン酸にはコレステロールを下げる作用、アレルギー症状を抑える作用、脳の活性化作用などがあります。
- チアは、植物ベースのオメガ3不飽和脂肪酸が非常に多く含まれ、更に酸化防止剤の源でもあります。
- グルタミン酸、アルギニン、アスパラギン酸・バリン・ロイシンなどの必須アミノ酸も含みます。ダイエット中でなくてもスーパーフードとしてご飯に混ぜてあげるといいかも。
- チアシードにココナツオイルを混ぜ合わせるとスーパーな栄養バランススナックになります。CoCoっちご飯にはココナツオイルとチアシードを混ぜ混ぜしてあげてます。
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あげる時のポイントと注意点
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- 南米原産なのでオイルではなくシードをあげる場合はカビ毒のアフラトキシンなどが含まれない良質なものを選んでください。
- αリノレン酸は熱に弱いので加熱はNGです。
- あげる量の目安は体重4.5キロの子で1日小さじ1/4です。
- 水分を含むと膨らんでジェル状になります
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かぼちゃの種
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- ペピータ(生のカボチャの種)は、ペクチン・リグナン・カロチン・ビタミンB1とB2・ビタミンE・リノレン酸・リノール酸・マンガン・銅・亜鉛・カリウム・セレン・L-トリプトファンなど豊富な栄養素を含み、貧血、低血圧、コレステロール値や中性脂肪の低下、強壮作用、疲労回復、老化防止、視力の維持、更年期障害、前立腺の肥大予防にも効果があります。
- 研究では、カボチャの種には、シュウ酸カルシウム腎結石を防止する作用、関節炎に起因する炎症を減らす作用、前立腺の健康を維持する作用があることがわかっています。利尿作用、消炎作用などがあり、古くからアメリカ先住民族の間で使用されてきました。女性ホルモンや男性ホルモンと似た働きを持つスチグマステロール(植物ステロールの一種・フィトステロール)を豊富に含み、主に失禁、夜尿症、過敏膀胱、良性前立腺肥大症の改善に使用されます。(女性ホルモンは、尿道粘膜を厚くして過敏性膀胱や尿失禁の予防に役立ちます)
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あげる時のポイントと注意点
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- きれいに洗ってそのまま乾かしてあげてもいいですし、乾燥させて殻を割ってあげてもいいです。種に付いている「わた」も栄養満点なので捨てずに細かく刻んでご飯に混ぜてあげましょう。
- うちのCoCoっちにはこんな感じであげています。(我が家では自然乾燥させて種の中身を出してすりつぶしています)
- かぼちゃの種のすりつぶし入りご飯
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- 2週間くらい室内放置でこんな感じにパリパリになります。
- かぼちゃの種の乾燥
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ひまわりの種
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- ひまわりの種には免疫機能を強化してくれる葉酸が多く含まれています。
- 高血圧や心臓病に効果のあるカリウム、抗酸化ビタミンであるビタミンEナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル類も多く含んでいる栄養食品です。
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あげる時のポイントと注意点
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- きれいに洗ってそのまま乾かしてあげてもいいですし、乾燥させて殻を割ってあげてもいいです。
- ハムスターや小鳥用のペット用ではなく、ヒト用の安心なものを選んであげてくださいね。
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