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ドッグフードにおける食品添加物とその害
- カリカリフードってどうして長持ちするの?値段の違いはどうして?
そんな素朴な疑問からドッグフードに入っている添加物を調べた範囲で書き出してみました。
以下に挙げる物質は含んでいながらも表示されていない部分が多いのです。
これはドッグフードの表記規制が特にないこと、そして多くのドッグフード会社が
逆にこれらの資料を元に「うちのものは安全」をうたっています。
本当に何をどこまで信じるか、それは飼い主さん自身です。
ドッグフード添加物
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その危険性の有無
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毒性
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- BHA
- (ブチルヒドロキシアニソール)
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- BHAは食品添加物のひとつで、ガソリンの酸化防止剤として合成された化学物質です。昔は煮干しなど一部の食品や化粧品などに使われていました。現在では一般食品に使用することは禁止されています。
- 1983年ラットの固形飼料にBHAを0.5%と2%混ぜて、2年間にわたり飼育した結果では、雄雌のラットに2%の濃度の場合、ラットの前胃に、乳頭腫と扁平上皮癌が有意に多く発生したといった報告があります。
- 動物実験で発がん性が指摘されて以来、あまり使われなくなりましたが、試験管内の結果とはいえ、エストロゲン(女性ホルモン)作用をもつことが分かってからは環境ホルモン問題をきっかけに再び注目を浴びています。
- 胎児がホルモン作用のある化学物質にさらされると、生殖障害が生じることは動物実験で確かめられています。
- また、BHAはアレルギーの誘発も報告されています。
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- 変異原性
- 染色体異常
- 発ガン性
- 歩行失調
- 呼吸促迫
- 消化器出血
- 潰瘍形成
- 肝臓うっ血
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BHT (ジブチルヒドロキシトルエン) |
- 石油の抗酸化剤として用いられたのが始まりで、その後酸化防止剤として、昔は人間用の食物や化粧品にも使用されました。
- 1956年食品添加物として許可され、現在では一部の食品に限定使用されていますが、米国の動物実験報告では、膀胱ガンや甲状腺ガン等を誘発する可能性があるとして問題視され、現在では発ガン性の疑いなどで人間の食品に添加されることはほとんどなくなりました。
- BHAと同様、発ガン性とアレルギーの誘発が報告されてます。
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- 血清コレステロール上昇
- 肝・副腎の肥大
- 異常行動
- ホルモン併用で発ガン性
- 遺伝子損傷
- 変異原性
- 染色体異常
- 体重低下
- 脱毛
- 遺伝子損傷性
- 胎児の奇形
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エトキシキン |
- もともとは天然ゴムの安定剤として開発されましたが、その酸化防止作用から多目的に使われてきましたが、現在ではその毒性から農薬としての使用も禁止されています。
- しかしながら現在でも脂肪類の酸化防止剤としてペットフードに添加されているのが現実です。
- 米国の動物実験報告では、胎児毒性、発ガン性、流産等の弊害が報告されており、非常に危険な薬品として認識されています。
- エトキシキンを180ppm含むペットフードを授乳期の雌犬が摂取すると、肝臓の色素沈着が進むことが分かりました。
- アニマル・プロテクション・インスティテュート(API)によれば、FDA(米国連邦医薬品局)の獣医薬剤センターは、1997年7月にはドッグフード製造業者が自発的にエトキシキンの最大値を100万につき半分から、75%の割合に減らすことを要請し、 米国食品医薬品局(FDA)は、エトキシキンの最大許容量を150ppmから75ppmに引き下げました。
- EQなどもこの物質の俗称で表示に使われる場合があります。
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- 膀胱ガン
- 腎臓ガン
- 大腸ガン
- アレルギー
- 胎児の奇形
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アフラキトシン |
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- By-Product Meal
- (家畜の副産物)
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- 家畜の臓器(内臓・心臓など)、頭、血、骨、皮、足、その他、人間の食べられないところを集めたものの総称です。
- 血液、毛、ひづめ、角、くず皮、糞、胃、などの部分を精製したものを「ミートミール」と呼びます。
- 血液、毛、ひづめ、角、くず皮、糞、胃、骨、などの部分を精製したものが「ミートボーンミール」です。
- 羽、頭、足、内臓を除いた汚染されていない骨付き、または骨なしの肉と皮を乾燥精製したものが「家畜肉ミール」です。
- ミート部分を除いた、汚染されていない、かつ精製されていない動物の組織のことで、肺、脾臓、腎臓、脳、肝臓、血液、骨、胃腸(含有物は除く)など(毛、角、歯やひづめは含まれない)を「ミート副産物」と呼びます。
- 精製していない頭、足、内臓が「家畜肉副産物」です。
- 羽を除いた首、足、未発達の卵、腸などから精製して粉にしたものが「家畜肉副産物ミール」です。
- 「肉類(牛・鶏・羊)」と表示されているものは肉と解釈しがちですが、実際は尿、糞、羽根、くちばし、足、腫瘍の部分などを含んでいる場合があります。
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- 4D-Meat
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- 「食品不適格品」の肉の事です。4Dとは「死亡したものの肉・死にかけているものの肉・病気で死んだものの肉・負傷したものの肉」の4つに分類されており、すべて人間の食材にはなりません。そのかわりペットフードや肥料などに使用されます。
- これらの肉(家畜)は不自然な条件下で飼育されていて、成長促進や肥満のためのホルモン剤、
病気を防ぐための抗生物質害虫を防ぐための殺虫剤など数々の薬品を与えられています。 これらの薬品は食肉として出荷する直前の一定期間、投与禁止のものが多く、検査時に薬品が数値 以上残っているものは不合格となります。
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- 亜硝酸ナトリウム
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- 発色剤として使用されています。
- 中枢神経麻痺、遺伝子損傷性、変異原生を示します。
- 強い発癌物質ニトロソアミンの原因となります。
- アメリカではベビーフードで既に禁止されています。
- 他の添加物(ソルビン酸)や食品と反応して発がん物質を生成します。
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- 硝酸カリウム
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- 発色剤として使用されますが、保存料との相乗毒性で発ガン性物質ができます。
- また、この物質自体も発ガン誘発の指摘がされています。
- 他の添加物(ソルビン酸)や食品と反応して発がん物質を生成します。
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- プロピレングリコール
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- 品質改良剤、保存料として使用されています。
- 天然のものはビタミンEを含み、ビタミンCとあわせると酸化防止剤効果があります。
- 合成のものは発ガン性、下痢、消化不良をおこします。
- 変異原性を指摘されています。
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- ホルマリン
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- 保存料として使用されています。
- 天然のものはビタミンEを含み、ビタミンCとあわせると酸化防止剤効果があります。
- 合成のものは発ガン性、下痢、消化不良をおこします。
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- トコフェロール
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- 保存料として使用されています。
- 天然のものはビタミンEを含み、ビタミンCとあわせると酸化防止剤効果があります。
- 合成のものは発ガン性、下痢、消化不良をおこします。
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- 赤色2,3,40,
- 102,104~106号
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- 着色料として使用されていますが、変異原性の指摘があります。
- 保存料との相乗毒性で発ガン性物質ができます。
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- 黄色4,5号
- 青色1,2号
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- 着色料として使用されていますが、変異原性の指摘があります。
- 保存料との相乗毒性で発ガン性物質ができます。
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- ショ糖
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- 過剰摂取となると肥満や糖尿病の原因となります。
- 過剰に添加されたものが多いようです。
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- 全てのドッグフードが悪い訳ではないと思うのですが、どうして保存が効くの?
作ってからどれくらい経っているの?は、知っていますか?
空輸されてからすぐに売っているのでしょうか?
空輸でどれくらいまとめて仕入れたらそのようなお値段になるのでしょうか?
まとめて仕入れたものはどれくらいの期間保存されているのでしょうか?
いろんな「?」がある中で、きちんとした目で判断して安全なものをあげたいですね。 -
Jan.2002
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