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 10月 15, 2013  PawPawClub, PawPawお勉強室  手作り食と食材・栄養のこと,  * 栄養素のこと

chuchu-from-kakomie.jpgパパッとわかるビタミン

 

今回はビタミンについて、含まれる食材と特徴を一覧表にまとめてみることにしました。
もっともっと詳しくは今までにも各ビタミンのページで取り上げてきましたが
今回は「ぱっと見てわかる食品と栄養素の特徴」です。
(「ぱっと見て」なので簡単にまとめています)
みんなの元気にお役に立てますように・・・。

 

 

 ビタミンの特徴と含まれる食品一覧

 

 栄養素

 含まれる食材

 主な働き

 共に働く栄養

 不足した時の症状

 

ビタミンA

レバー・卵・ヨーグルト・ケフィア・ニンジン・黄色のフルーツ・緑色の葉野菜、ニンジン・ほうれん草・小松菜・春菊・マンゴ

 

  • 眼・粘膜・歯茎・皮膚・歯・骨・コートの成長に必要
  • 感染予防
  • 抗酸化作用
  • 免疫力強化
  • 神経細胞の活性化
  • コレステロールを低下させ、心臓疾患の予防

ビタミンB群・コリン・ビタミンC,D,E,F・カルシウム・リン・亜鉛

 

  • 眼病(夜盲症やドライアイ)
  • ドライスキンと毛のばさつき
  • 神経系へのダメージ
  • 感染症・
  • アレルギー
  • 疲労

 注意点またはポイント

 
  • 動物性食品としてのビタミンAの過剰摂取は毒性があるので、βカロチンの形で摂取するのが望ましいと言われています。
  • メガビタミン療法などの指示以外で、単体でサプリメントとして与えるべきではありません。

ビタミンB群
B1,2,3,5,6,9,12,
15,17
葉酸・ビオチン・
コリン・
イノシトール・
PABA
レバー・牛乳・卵・ビール酵母・小麦ふすまと胚芽・ケルプ(海藻類)・モラッセス(無精製糖蜜)・腎臓・心臓・豚ヒレ肉・ウナギ・玄米・胚芽精米・かれい、まなかつお・いさき・ぶり・鮭・白米・ヨーグルト・アボカド
 
  • 成長を助ける
  • 神経系・筋肉・心臓の機能を正常に保つ
  • 術後の回復と再生を促進
  • 車酔い予防
  • ストレス改善
  • 口角のひび割れ予防
  • 皮膚コンディションの改善
  • 炭水化物の物質交換
  • タンパク質の正常な活用と消化器系の働きに必要
  • 多動性、ヘルペス、食糞、剥離皮膚の乾燥、よだれ、先天性欠損症の予防
  • 副腎腺に必要
  • 正常なな色素沈着 & 抗体反応を促進
  • 老化、コレステロールの蓄積、出血、アレルギーの予防
  • 造血に欠かせないビタミン。血液細胞の再生を促し酵素の働きを助け健康な身体を保持。
  • ベジタリアンの食事療法によって引き起こされる不足を補う
その他全てのビタミン&ミネラル
 
  • 色素不足
  • 便秘
  • 皮膚症状
  • 神経炎
  • 脱毛・若白髪
  • 後ろ足の虚弱
  • 食欲減退
  • 食糞
  • 免疫力の低下
  • ノミやダニ、寄生虫が付きやすくなる
  • ストレスに弱くなる
  • ワクチンへの過剰反応を起こしやすくなる
  • 消化不良・タンパク質の消化と利用がうまくいかなくなる

 注意点またはポイント

 
  • ビタミン群はBコンプレックス(複合体)で供給されなくてはいけません。もしも単体で使用する場合は必ず複合体と一緒に使用すべきであり、その必要性をチェックすることなく30日以上続けるべきではありません。

 

ビタミンC

フルーツと野菜
パセリ・ウォータークレス(クレソン)・メロン・柑橘類・ベリー類・トマト・カリフラワー・ポテト・ピーマン
  • アレルギーの予防
  • ウィルス感染予防
  • 抗酸化作用
  • 血中コレステロールを低下させる
  • ニトロソアミン(発癌物質)の形成を妨げる
  • コート・皮膚・血管・骨・コラーゲンの産生、歯と歯茎の健康維持に必要
  • 牝のヒートの時期・シニア犬・パピーに特に必要
  • 薬の副作用を打ち消す効果もあり
その他全てのビタミン&ミネラル

 

  • 尿路感染
  • 皮膚感染
  • 膀胱結石
  • 免疫力の低下
  • 筋骨格系の衰弱

 注意点またはポイント

 
  • 犬や猫は自分の身体の中でビタミンCを産生できますが、ストレス下では減少してしまう栄養素なので、サプリメントとして毎日の食事に加えることを勧める文献が多いです。

 

ビタミンD

ヨーグルト・ケフィア・魚類(いわし・にしん・鮭・まぐろ)・緑の濃い葉野菜にも少量含まれます
  • カルシウムとリンが体に吸収されやすくする働き
  • 骨の成長を助ける
  • 副甲状腺へのホルモン様の働きをしてカルシウムの調整を行う
  • ビタミンAの吸収を助ける
  • 正常な血液凝固や神経系の維持に必要なビタミン
カルシウム・リン・ビタミンA,C,F・コリン

 

  • くる病
  • 骨軟化症
  • 心臓病
  • 脳卒中
  • 血管疾患

 注意点またはポイント

 
  • 特別に獣医さんからの指示がない限りビタミンD単体のサプリメントを犬や猫に与えるべきではありません。

 

ビタミンE

全麦粉・小麦胚芽・大豆・ナッツ類・芽キャベツ・ほうれん草・濃い緑色の葉野菜・アルファルファ・無生成の穀類・卵
  • 特に心臓の働きを助け、筋肉、肝臓、神経細胞の働きを強化
  • 抗酸化作用
  • 皮膚とコートの健康を保つ
  • 精子の数を保ち健康な生殖機能を維持する
  • 赤血球の働きを正常に保つ
  • 赤血球と筋肉細胞、関節を保護
  • 循環を改善し、発作の原因となる血栓を防ぎ、免疫系を強化
セレニウム・マンガン・ビタミンB群・ビタミンA,C

 

  • 生殖機能障害
  • 赤血球の破壊
  • 心臓の問題と循環障害
  • クレアチニン値の上昇
  • 網膜退化

 注意点またはポイント

 
  • ビタミンEの過剰摂取は血液の凝固を促進するビタミンKの吸収を妨げるため、手術の前後2週間は摂取してはいけないビタミンです。
  • 天然のビタミンEと合成のビタミンEの見分け方:ラベルにd-alpha-tocopherolと書かれていたら天然のビタミンE、頭に[dl]が付いていたら合成のビタミンEです。

 

ビタミンF

コールドプレスのサフラワーオイル・ナッツオイル・フラックスシードオイル・イブニングプリムローズオイル(月見草オイル)・ブラックカラントオイル・フィッシュオイル・ピーナッツ・アボカド
  • 動脈へのコレステロールの沈着を予防
  • 健康な皮膚とコートの維持
  • 腺の働きに関与、細胞のカルシウム有効活用を助ける
  • 心臓病に有効
  • 飽和脂肪酸を燃焼させることでダイエットに効果がある
リン・ビタミンA,C,D,E

 

  • 骨や歯の疾患
  • 高脂血症
  • 皮膚やコートの艶が悪くなる
  • フケ
  • T細胞が関与するすべての関節や胃腸病、自己免疫疾患

 注意点またはポイント

 
  • ビタミンFは不飽和脂肪酸・リノール酸・リノレン酸・アラキドン酸などのことです。
  • 炭水化物を多く摂取するとビタミンFをより多く必要とします。

 

ビタミンK
 
緑黄色野菜・納豆・ヨーグルト・チーズ・アルファルファ・卵黄・紅花油・大豆油・コッドリバーオイル・海藻
  • 血液を凝固させる作用があるので内出血や破損した血管からの出血を予防してくれる
  • 適切な血液凝固作用
  • ヒート時の多量出血の予防
  • 骨代謝にも関与するビタミン(カルシウムの骨沈着を促す)
ビタミンD

 

  • 大腸炎
  • 脂肪性の下痢

 注意点またはポイント

 
  • 自然の食品に十分に含まれているのでサプリメントで摂取する必要はありません。緑黄色野菜を摂取することが最も良い摂取方法です。
  • 広範囲の抗生物質の長期使用はビタミンKの欠乏を促します。

 

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さぁ、季節は秋!!
食欲の秋、行楽の秋、お散歩の秋!
みんな美味しいものをニコニコ食べて、楽しくお出かけして、
    毎日のお散歩でしっかり体力を充実させて、気持ちの良い季節をうんと楽しみましょうね。
 
天高く、犬肥る秋!
みんな、しっかり運動しておデブちゃんにならないようにね~!!
 

 Oct.2013

 

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