1. ホーム > 
  2. Blog > 
  3. PawPawClub > 
  4. PawPawお勉強室 > 
  5. チュ~ちゃんの手作り食・栄養分析
 12月 15, 2001  PawPawClub, PawPawお勉強室  手作り食と食材・栄養のこと,  * 食材について・選び方

 
  スマホでは横にして見て頂くと読みやすいです 
 

chuchu-from-kakomie.jpg チュ~ちゃんの手作りごはん・その栄養分析

 

以前から手作り食を食べているチュチュ社長のメニューをご紹介します。

忙しいので毎食ごとに作れないので、うちでは一気に大きなボールにいっぱい作って
3食分ごとに小分けにして冷凍しています。
解凍した3食分ごとにお豆腐(お豆腐は、こちらでも栄養食品として人気なんですよ)
1丁を蒸して水切りして砕いたものと混ぜ合わせて4食分にします。
最近はちょっと体重が増えたので、4食分を5食分にして1回の量を減らしてますが、、、。

材料は、鳥のささみ、オーガニックのニンジン、オーガニックのブロッコリー、キャベツ、
ゴマ、煮干、小麦胚芽を基本に鰹節や根昆布、わかめ、オートミール等を加えます。

あげる時にヴァージンオリーブオイルを少量、シニア用サプリメント、免疫強化サプリメント、
総合自然ビタミンミネラルサプリメントと関節強化のサプリメントを混ぜます。

ささみと野菜類は全て蒸して、煮干はそのままフードプロセッサーにかけます。
(野菜はビタミン崩壊を防ぐために蒸しすぎないのがコツです)
そこにゴマをすって加えます。オートミールは水で煮るとドロドロになるので、
我が家ではお皿にペーパータオルを敷いてそこに粉のままのものを置いて
電子レンジで加熱したものを加えます。
蒸すのも全て電子レンジ用の蒸し器を使って、全ての材料を1回の水だけで蒸します。
こうすると流れ出た栄養分が蒸気になるので、栄養分が凝縮してゆきます。

うちのチュ~ちゃんは、こんな感じのダイエットをしています。
時々「あたいはベジタリアン?」と、文句を言いますが、
そのくせご飯を見せると美味しそうにがっついております。
必要な良質のたんぱく質をしっかり摂っているせいか体重はなかなか落ちませんが、、、。

キャベツやブロッコリーには有害物質を別の物質と結合させて排泄させる力があるんですよ。
ビタミンC、Eやフラボノイドを摂取することで活性酸素を抑えることも解毒に役立ちます。
また抗酸化に役立つ亜鉛やセレンには体内毒素を解毒させる作用があります。
うちでは、サプリメントもそんな理由からあげているんです。

 

pop-line-middle.gif

 


チュ~ちゃんの手作りご飯  ** その栄養分析 **

 

 

材料

身体への効果は?

 

鳥ささみ
 
  • カルシウムの吸収作用を助け、骨の形成、エネルギーの発生、腎臓の働きに必須のリンを多く含みます。
  • しかしこれだけを多量にあげると逆にカルシウムを吸収しすぎてしまうので、煮干やおじゃこを一緒に与えます。
  • 余分な脂肪分のない良質のタンパク質です。わんこの皮膚やコート、内臓、爪、筋肉、血液を作ったり維持していくのに欠かせない栄養素です。病気に対する免疫力やホルモンを作り生命維持に欠かせない栄養素です。
  • 肥満予防・ガン予防・風邪予防・視力低下や目のトラブルの予防・消化器系機能促進・体力増強・虚弱体質改善作用もあります。
  • ビタミンB3が豊富です。ビタミンB3は、消化を助けフードからエネルギーへの代謝に関与し、健康な皮膚を保つとともに神経細胞の活性化を促し体力増強に役立ちます。 化学物質の解毒に必要なビタミンであり、健康な皮膚、循環、神経系、精神機能を維持します。 胃酸、ホルモンの生産にも必要なビタミンです。
 

 

ニンジン
 
  • ビタミンA(カロチン)がたっぷり含まれています。ビタミンAは味覚、嗅覚、聴覚、視覚に働きかけるとともに健康な歯と骨の形成に役立ちます。 コレステロールを低下させ、心臓疾患の予防、免疫力のアップ、健康な肌とコートの形成にも役立ちます。 健康な皮膚と毛のつやを保ち、目に不可欠なビタミンであり、視力の低下を防ぎます。 また神経細胞の活性化を促します。 ニンジンに多く含まれるβカロチンは抗酸化栄養素です。
  • ガン抑制に効果のあるβカロチンを多く含み、特にすい臓ガンや肺ガンの危険を下げます。さらに脂質の酸化を抑える効果もあります。
  • ビタミンB1を含みます。ビタミンB1は、炭水化物の物質交換に携わり、フードをエネルギーに代えて食欲を正常に保つとともに神経細胞の正常な働きに関与します。 筋肉系と神経系に欠かせないビタミンです。 また、心の働き、特に記憶に必要。消化、循環、筋肉の働きを助けます。
 
ブロッコリー
  • ビタミンAがたっぷり含まれています。ビタミンAは味覚、嗅覚、聴覚、視覚に働きかけるとともに健康な歯と骨の形成に役立ちます。 コレステロールを低下させ、心臓疾患の予防、免疫力のアップ、健康な肌とコートの形成にも役立ちます。 健康な皮膚と毛のつやを保ち、目に不可欠なビタミンであり、視力の低下を防ぎます。 また神経細胞の活性化を促します。ブロッコリーに多く含まれるβカロチンは抗酸化栄養素です。
  • ビタミンCを多量に含みます。ビタミンCは、毛細血管の健康を保ち、体の老化を防いで、若々しい体を保つために必要な成分です。ストレスに対する抵抗力があるとともに、消化器内で発ガン物質を防ぐ効果もあります。コラーゲンの形成によって強い骨格と歯を作り、傷の自己回復を助けます。 抗酸化物質の働きによって細胞の酸化を防ぐ働きもあります。 臓器の酸化、老化を防ぎ、消化を助け、治癒を促進、ショックや感染を防ぎ、鉄の吸収や赤血球の生産を促します。
  • ビタミンB2を多く含みます。ビタミンB2は、脂肪をエネルギーに変えるのに必要なビタミンです。不足すると皮膚や粘膜に炎症がおきやすくなり、皮膚炎や口角炎の原因になります。成長に欠かせないビタミンであり筋肉増強作用があり、健康な毛ツヤを保つ効果があります。 細胞が空気を取り入れてエネルギーを生む課程に関与し、筋肉の再生を促し健康な皮膚を保ち赤血球の形成を促します。 組織の快復を促し、健康な皮膚を保ち、赤血球細胞の活性化を図ります。
  • ビタミンKが多く含まれます。ビタミンKは、血液の凝固に必要な成分をつくる働きがあり、このビタミンが不足すると、ケガの時など、出血しやすくなります。カルシウムの骨沈着を促す働きもあります。
  • 葉緑素にコレステロールを下げる働きもあり、疲労回復・ストレス解消・ガン予防・高血圧予防・動脈硬化予防にも効果が報告されています。
  • ブロッコリーはキャベツ科の野菜なんですよ。
  • ブロッコリーに含まれるクロミュームという物質は体脂肪を燃焼させて筋肉を強化させてくれます。まさにチュ~ちゃんには必須物質です。このクロミュームは、またインシュリンの働きを活発にさせる働きやフリーラジカル除去作用もあります。
 

 

 

 

「Journal of Agricultural and Food Chemistry :2001」からの抜粋

 

 ブロッコリー・セレニウム・ガンとの関係ですが、ブロッコリー自体セレニウムを含む野菜ということ、またキャベツ・レタスなどアブラナ科の植物には、ガンを防ぐ抗酸化酵素が多く含まれている、などの理由から、アメリカン・キャンサー・ソサエティー(ACS)がより多くこれらの野菜を摂る事を推奨しているのです。
 
 そんな中で、つい最近アメリカ農務省、グランド・フォーク・ヒューマンニュートリションリサーチセンターの、ジョンW・フィンリ-(JohnW Finley)博士が、ブロッコリーとセレニウムについての研究を発表しています。

 概略はセレニウムの摂取が、ガンの予防に効果があるということですが、
どのような形でセレニウムを摂取すればよいのか?ということを、アブラナ科の植物であるブロッコリーに絡めて研究したものです。

 セレニウムというミネラルは毒性が高く、100mcg程度でも、吐き気を感じたりする人もいるようです。(200~300mcgを限度に摂取することが好ましい)ところが、ブロッコリーに含まれているセレニウムは、その毒性が弱められ、また体内に吸収しやすい形で存在しているということです。

 例えば、大腸がんの治療などに用いるセレニウムの量は500mcgですが、これはかなりの摂取量になり、人によっては中毒症状を起こす可能性もあります。ところが、ブロッコリーに含まれている量はそれよりもはるかに少ないのですが、とても高い効果があがることが、研究室のマウスを使った実験で証明されたのです。
 博士言うには、「大腸がんの予防などにセレニウムを摂取する人がいるが、その人たちはセレニウムの摂取量のみを問題視し過ぎている、食物で摂ろうがサプリメントで摂ろうが、その形状(質)にこだわる必要がある。それには、ブロッコリーで摂っていくのが最も効果がある。」ということを述べています。
 

 

キャベツ
 
  • キャベツは栄養素がバランスよく含まれている健康野菜です。緑の濃い外側の葉にはビタミンA、芯に近い白い葉にはビタミンCがたっぷり。ビタミンCは大きめの葉1枚(80g)に約35mgも含まれています。
  • ビタミンUやβカロチンなど特殊なビタミン類を含みます。ビタミンUは解毒・利尿作用があり、「抗潰瘍ビタミン」とも呼ばれ、胃や十二指腸潰瘍の傷ついた粘膜を修復し、潰瘍を治す効果があります。ビタミンUってキャベツから発見されたビタミンなんですよ。
  • ビタミンKが多く含まれます。ビタミンKは、血液の凝固に必要な成分をつくる働きがあり、このビタミンが不足すると、ケガの時など、出血しやすくなります。カルシウムの骨沈着を促す働きもあります。
  • キャベツに含まれる葉酸は、細胞分裂の盛んな組織を活性化する栄養素で、細胞の老化を防ぎ、記憶力を増強するといわれています。
  • 最近の研究によると、キャベツを筆頭とするアブラナ科の野菜には抗ガン物質(イソチオシアネード)が含まれることがわかってきました。中でもキャベツには免疫力を高める作用や、ガン細胞そのものの発生を抑制する働き、放射線に対する抵抗力を増す作用などがあることが明らかになっています。
 
根昆布、わかめ
 
  • 根昆布やわかめは「若返りの妙薬」といわれるほど有効な栄養素がたっぷりと含まれています。海草の成分といえば、まず筆頭にくるのがヨウ素です。
    わかめにも、もちろんヨウ素が多く含まれています。
    ヨウ素はチロキシンという成分(甲状腺ホルモン)の材料となるもので、全身の新陳代謝を活発にする働きがあります。コートもツヤツヤになりますよ。
  • 根昆布やわかめの表面の独特なぬめりの成分は、食物繊維の一種、アルギン酸です。アルギン酸は高血圧の原因になるナトリウムを排除したり、血液中のコレステロールを減らして血管の老化を防ぐ働きをしてくれるそうです。
  • 「根昆布」とは、昆布の茎から葉にかけての部分で、昆布の栄養成分が最も安定しているところです。根昆布にはアルギン酸とフコステロールという食物繊維が多く含まれています。うちではそのままでは強すぎるので、根昆布をお水に付けてダシを取ったあと、チュ~ちゃんのご飯に刻んで混ぜます。
  • カリウムもたっぷり含んでいるので余分な水分の代謝を促し、血液やリンパ液の流れをスムーズにしてくれます。
  • ガン抑制に効果のあるβカロチンを多く含みます。
  • 根昆布のねばねばはコンドロイチンをたっぷり含み、関節の軟骨の主成分となり、関節炎の予防効果があります。
  • カルシウムもたっぷりなので、言うことなしの食材です。
 
エキストラヴァージン
オリーブオイル
 
  • オリーブオイルの大きな特長といえば、70%以上もの豊富に含まれるオレイン酸。このオレイン酸が、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは増やすというバランス調整の役目を果たしています。
  • さらに、植物油に多く含まれる不飽和脂肪酸には酸化しやすいという欠点がありますが、オレイン酸は不飽和脂肪酸の一種であるにもかかわらず、きわめて酸化されにくいのが特長です。
  • 食前にオリーブ油を摂取すると胃潰瘍の予防になると言われています。
  • オリーブオイル特有のポリフェノールにも、酸化を防いで血行をうながす働きがあります。したがって、悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈にこびりつきにくくするので、動脈硬化のリスクが減るといわれています。(血中の過剰のコレステロール量を減少させ、これにより脂質と結合し、さらに胆汁分泌を刺激し、脂肪をサポニン化した網細血管を閉塞させる脂肪沈殿物を溶解することで、脂肪を分解する役割を果たすと言われています。 )
  • 血中のコレステロール値を下げる作用のほか、腸の働きを助け便秘を解消したり、血管を強くすることから、血液の供給も活発になり、心臓病、脳卒中などの成人病の予防、肌の炎症を抑え老化を防ぐ等の効能があることも昔から知られています。
  • オリーブオイルはその段階によって4つに分かれますが、オレイン酸の含有率が極めて高い良質な1番絞りがエキストラヴァージンオイルと呼ばれています。うちでは1食につき小匙1杯をかけます。
  • その他、ビタミンA(カロチノイド)と葉緑素、 スクワレン、ステロール類、フェノール類なども微量成分として含んでいます。
  • 含まれるビタミン活性の高いビタミンE(トコフェロール)は、発ガン予防の働きがあると言われています。また、神経や脳細胞にも作用し老化防止に効果的です。さらにカルシウム喪失を抑制し、骨粗しょう症にも効果があると言われています。
  • アトピーなどアレルギー性疾患を予防する働きもあると言われています。
  • 分子構造が簡単であ るため、体内で脂肪分解されやすく、体脂肪として残りにくい健康食品です。ダイエットには効果的な食品と言えますね。
 
煮干、おじゃこ
 
  • 蛋白、カルシウム源であるとともに、エイコサペンタエン酸(魚の油に含まれている不飽和脂防酸)を含むことで大切です。
  • 青魚にはエイコサペンタエン酸(血液をさらさらにしてくれ、動脈硬化などを防ぐとともに炎症を減弱させる物質を産生する役目があります)が含まれている貴重な食物です。
  • 成長と視力、皮膚、筋肉の細胞の機能と構成に必要なビタミンAを含みます。
  • 成長とカルシウム、リン代謝の調整、骨と歯の構成要素であるビタミンDを含みます。
  • 塩分を含みますので、必ず煮こぼしてからあげて下さいね。(うちでは2度煮こぼしてから水洗いします)
 

 

ゴマ
 
  • ゴマには必須アミノ酸、不飽和脂肪酸、ビタミンB1、B2、E、カルシウム、リン、鉄、食物繊維などの栄養素が実にバランスよく含まれています。
  • ゴマが健康食品として注目されているもう1つの理由は、セサミンというゴマに含まれる微量成分が、ほかの栄養素と協力しながら老化を防いだり、血管についた悪玉コレステロールを除去して生活習慣病の危険因子となる動脈硬化を防止する働きがあることです。
  • ゴマのタンパク質には何種類もの必須アミノ酸が含まれていて、「畑の肉」といわれる大豆に匹敵する栄養価があります。これらの必須アミノ酸はセサミンやビタミンEなどと協力して、肝機能を高めたり、抜け毛や白髪を防いだり、健康な肌を保つ働きをしています。また、カルシウムはストレスによるイライラを鎮め、鉄は貧血を予防してくれます。そのほかにも、疲れ目の解消、強壮、強精にも効力を発揮します。
  • ゴマは外皮が硬いので、そのまま食べても消化吸収されずに体の外に排出されてしまいます。ですから、炒ってからすりつぶすか、切りゴマにして食べるのが、ゴマのさまざまなパワーを引き出すポイントです。うちでは炒りゴマをすってたっぷりと加えています。
  • ゴマには、セサミンやビタミンEのほかにも老化を防ぐ成分が含まれています。ゴマ全体の半分以上を占める脂質に含まれている脂肪酸の8割以上がリノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸です。脂肪には肉や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸と、イワシのような背の青い魚や植物油、そしてゴマに多く含まれる不飽和脂肪酸の2種類があります。飽和脂肪酸は、動脈硬化を引き起こす悪玉コレステロールの素になります。一方、不飽和脂肪酸は、この悪玉コレステロールの発生を抑制する働きがあります。つまり、悪玉コレステロールを除去して血管の若さを保ち、生活習慣病を予防してくれるのです。ところが、不飽和脂肪酸には酸化して効力を失いやすいという致命的な欠点があります。この欠点をフォローしてくれるのが、セサミンの抗酸化作用なのです。
  • 活性酸素の悪行を抑え込む抗酸化作用があるのが、ゴマに含まれるセサミンです。ゴマに多く含まれるビタミンEも抗酸化作用があることでよく知られていますが、その力を発揮する前に肝臓で活性酸素によって破壊されてしまうことがしばしばあります。セサミンは活性酸素からビタミンEを守る役割も果たしていて、お互いに協力し合いながら体内の活性酸素を除去しているのです。
  • ごまの栄養分は精白米、小麦粉、そば粉、大豆と比べとても優れています。カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富に含まれ、骨を丈夫にしたり、貧血の予防によいといわれています。また、ビタミンB群やビタミンEも多く肌や髪を美しくするのに役立つといわれています。
 
お豆腐
 
  • 食物繊維は発ガン物質を吸着して排泄するといわれます。大豆には食物繊維が多く含まれ、また粘膜を守るのに効果的なビタミンAとして働くカロチンの吸収率を上げる働きもあります。
  • 良質の植物性たんぱく質ですね。"畑の肉"と言われる大豆は、タンパク質を30%以上も含んでいます。牛肉でさえ約20%ですから、大豆がいかに高タンパクの食品かわかります。しかも大豆に含まれるタンパク質は、肉に代表される動物性タンパク質と違い、コレステロールの心配がありません。それどころか、血中のコレステロールを低下させ、さらにその成分のひとつであるペプチドは血圧の上昇を抑える作用があります。お豆腐は胃に負担をかけず、大豆のタンパク質を効率良く消化吸収します。木綿豆腐1丁(300g)に含まれるタンパク質は20.4gです。
  • 植物性脂肪を含みます。動物性脂肪がコレステロールを増加させる飽和脂肪酸を含むのに対して、植物性脂肪は血中コレステロールを下げる働きのある不飽和脂肪酸を多く含んでいます。大豆の脂質には不飽和脂肪酸が代表である、リノール酸とリレイン酸が多く、動脈硬化や高血圧の予防に効果が有ります。"お豆腐が機能食品"として注目される理由の一つは、脂質の中にこの不飽和脂肪酸を多く含んでいるからです。
  • お豆腐にはカルシウムもあるんです。木綿豆腐なら1+2/3丁(500g)に600mg含まれます。骨や歯を作る重要な成分であり、不足すると骨密度が低下して背中や腰が曲がったり、骨折しやすくなるなどの骨粗鬆症に。特に更年期を迎えた女性は女性ホルモンの分泌が低下し、カルシウムが溶け出して骨の量が急激に減少します。また、カルシウムは神経の興奮を調整する働きがあり、血中のカルシウム不足はイライラを引き起こすとも言われます。
  • イソフラビンを含みます。女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きがある事が分かって最近脚光を浴びているイソフラボンは、大豆の胚芽に多く含まれます。卵巣の働きが衰えてエストロゲンの分泌が少なくなると、新しい骨を作る細胞の働きが悪くなり、骨からカルシウムが溶け出します。イソフラボンにはエストロゲン同様、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ作用があります。
  • レシチンとコリンを含みます。レシチンは大豆に含まれる特徴のある成分で、機能のひとつに強い乳化作用があります。乳化作用によって血管に付着したコレステロールを溶かし、固まるのを防いで血液の流れをスムーズにし、動脈硬化や脳出血等の予防をします。またコリンは、レシチンを多く含む食品を摂取する事により補充出来る成分で、レシチンが腸内で分解されてコリンとして独立します。コリンは記憶力や集中力を高める等、脳の活性化に役立ち、脳の老化や痴呆予防に効果が有るといわれます。
  • オリゴ糖を含んでいます。大腸菌の中の有用菌であるビフィズス菌が多い腸は健康です。ビフィズス菌は腸内を活性化し、免疫力を高め、悪玉菌の増殖を抑える働きが有ります。お豆腐に含まれるオリゴ糖は大腸菌によって分解され、ビフィズス菌はそのオリゴ糖を栄養源にして増殖します。病気の時や疲れがたまっているとき、また老齢になるほどビフィズス菌は減少します。お豆腐を食べればオリゴ糖を摂取出来、ビフィズス菌を増やす事になります。
  • サポニンを含みます。大豆に含まれるサポニンは、老化の元になる脂肪酸の酸化を防ぎ、細胞を老化させる活性酸素を抑え、血中コレステロールを低下させる等、成人病や老化防止に関係する機能がさまざまいわれます。また発ガン抑制効果があるとも報告されており、今注目の成分です。お豆腐を食べた時にわずかに感じる渋み、苦味、えぐみがその物質で、サポニンの強い界面活性作用が、これらの機能を効果的にしているといわれます。
  • 糖質、脂質の代謝を助けるモリブデンと糖質、脂質、タンパク質の代謝に役立つマグネシウムが豊富に含まれています。
  • インスリンと似た作用があるといわれる微量元素バナジウムが含まれています。
  • こんなにすぐれた健康食品ですので、我が家ではチュ~ちゃんのご飯には必ず4日で1丁は欠かしません。
 
小麦胚芽
(Cream of Wheats)
 
  • カルシウムが豊富に含まれています。こちらでは朝食のメニューですが、そのとおりに作ると非常にまずいものです。なので、うちでは粉のまま電子レンジで加熱して加えています。
  • 鉄分が豊富に含まれています。(1日に必要な鉄分の50%が1食で摂取できます)
  • 含まれるマグネシウムはカルシウムとともに骨を構成し、脳、神経、体液に存在している物質です。骨や神経、脳、体液に関与する大事な栄養素です。
 
オートミール
 
  • ビタミンB1、Eを豊富に含みます。
  • 水溶性食物繊維(コレステロールやその他の物質を吸着する働きをするのが水溶性の食物繊維です)を多く含み、胃と腸での栄養素の吸収に影響を与えます。胆汁に結びついて脂肪の吸収を減らしコレステロール値を下げる、胃の内膜に膜を作って胃が空になる時間を遅らせ、食後の血糖上昇を緩やかにする、などの働きがありますので、こちらでは病院の朝ご飯として必ず出るものです。
  • 最近は上記のような理由と、こちらの獣医さんの多くが推奨しているため、シニアなわんこや病弱なわんこ、太りすぎのわんこ、アレルギーのわんこ用の多くのドッグフードに使われるようになりました。もちろんチュ~ちゃんも「太りすぎ改善」で時々混ぜて量をごまかされて食べてます。
 
きなこ
 
  • きなこは大豆をいって粉にした物です。大豆と同じように栄養のバランスがとれ、体によい食品です。タンパク質、歯を丈夫にするカルシュウム、脳の働きをよくするレシチン、必須アミノ酸、各種ミネラル、E・P・A、食物繊維等が豊富に含まれ、老化防止効果があります。
  • 大豆の栄養がそのまま生かされていて、粉末なのでとっても消化が良いです。
  • 大豆には30~40%もの蛋白質が含まれており、良質な蛋白源です。大豆はリノール酸やオイレン酸という不飽和脂肪酸を多く含みます。これらの脂肪酸は、血液中の老廃物を取り除き、血管を常に新しい状態に保ってくれる働きがあるので、動脈硬化を防ぐ効果が期待されます。
  • ビタミン類も豊富で、ビタミンB1、B2、B6、E、Kなどがエネルギーの代謝を盛んにしてくれるので、疲労回復やスタミナ増強になります。中でもビタミンB6には血中コレステロールを下げる働きがあるので、糖尿病予防にもつながると言われます。
  • 大豆にはサポニンという物質が含まれますが、これは体内の脂質が酸化するのを抑え、過酸化脂質を分解してくれる働きがあるので、肝機能を高め、肝臓障害から守ってくれる働きがあると言われます。
  • 鉄分も多いため、貧血にも効果をあらわします。レシチンという、アセチルコリンという脳神経細胞の伝達をする物質と関係があり、脳の老化を防ぎ、活性化すると言われる物質も多く含みます。大豆レシチンは脳の老化を防ぐだけでなく、積極的に摂る事で記憶力を高め、脳の働きを良くするとも言われます。またレシチンの中のコリンと言う物質は肝臓の働きを高める効果があり、肝脂肪を防ぐと言われます。
  • 他の効用はお豆腐と同じ「大豆が原料」なのでお豆腐のすぐれた効用と同じです。
 

 

pop-line.gif 

 

chuchu-from-kakomie.jpg

 

なぜ手作り食なの?、、、の理由は
うちは「医食同源、自分の子の命は自分で守る」主義なんです。

食べながら体内の悪いものを解毒できれば嬉しいですね。
解毒には、肝臓での酸化による分解、別の物質との結合による排泄の促進、
腸での毒物吸収をブロックする、これら3点が大事だと言われています。
それらがうまくいかないとガン、関節炎などの難病の原因になるそうです。

日常生活を送っているうちに知らぬ間に体内に取り込まれた有毒物質
(ダイオキシンや環境ホルモンなど)を、
食事やサプリメントによって分解・排泄させたいですね。

 

Dec.2001

 

 

 

pop-line.gif 

 

© Paw Paw Club Inc. All rights reserved.