1. ホーム > 
  2. Blog > 
  3. PawPawClub > 
  4. PawPawお勉強室 > 
  5. わんことミネラル(基礎編)
 8月 15, 2001  PawPawClub, PawPawお勉強室  手作り食と食材・栄養のこと,  * 栄養素のこと

chuchu-from-kakomie.jpg わんことミネラル(基礎編)

 

ここではわんこに必要なミネラルのこと、
最低限必要なベーシックなことを知っておきましょう。

 

pop-line-middle.gif

 

 わんこの身体への影響は?

 不足すると?

わんこに与えていい食品で何に含まれるの?

カルシウム

  • 骨と歯の発育に無くてはならないミネラルです。
  • また細胞や神経系の情報伝達に重要な働きをします。
  • ビタミンDの助けにより腸におけるカルシウムの吸収が調節されます。
骨や歯の疾患 かさぎ、まいわし、煮干し、鮎、はも、チェダーチーズ

リン

  • カルシウムの吸収作用を助け、骨の形成、エネルギーの発生、腎臓の働きに必須です。
  • ビタミンDの助けにより腸におけるリンの吸収が調節されます。
骨や歯の疾患  

ポタシウム

  • カリウムの事です。内蔵器官、筋肉の発育に重要なミネラルです。
  • 体液平衡を持続し、心周期を統制し、筋肉の収縮に関与します。
成長阻止、糖尿病など。 サツマイモ、ジャガイモ、干しひじき、玄米、さわら、しいら、キハダマグロ、里芋、くわい、鮪トロ

マグネシウム

  • 新陳代謝を促す上で非常に重要な媒体となります。
  • 多くの酵素の活性化に働き、特にエネルギー生産には重要、神経と筋肉の機能を助けます。
  • マグネシウムはストルバイトの構成成分ですが、それにより尿の酸性化がより重要な意味を持っているということが、研究によって明らかにされています。ストルバイトは、酸性尿中において溶解する傾向があり、アルカリ性尿中では析出してしまいます。(ストルバイトはph6.4未満で溶解します)
腎臓結石、膀胱結石、痙攣、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症  玄米、きな粉、豆腐、蕎麦粉、納豆、干しひじき、アーモンド粉、ホタテ貝、牡蠣、かつお、鮪刺身

マンガン

  • 主な役割としては多くの控訴の補助因子として働き、新陳代謝、物質交代を促進します。
消化不良、筋力低下、神経筋の障害、成長障害
玄米、小麦胚芽、オートミール、白米、サヤインゲン、豆腐、納豆、干しひじき、海苔

ジンク

  • 亜鉛の事です。消化や代謝、生殖、治癒に関連する多くの酵素に必須です。
  • 血糖の調整に大切なインシュリンを構成する要素でもあります。
  • 皮膚や被毛の状態にとって大切であり、亜鉛の欠乏は皮膚の障害を引き起こします。
  • ある種の犬、例えばハスキーは、より多量の亜鉛を必要とすることが明らかにされていますが、これは遺伝的な特徴であると考えられています。
  • カルシウムの補足やフィチン酸塩(穀類に見られます)は亜鉛の有効性を抑えてしまう可能性があります。
味や臭いや聴力の感覚が低下し、免疫力が落ち、前立腺疾患、白内障、脱毛症、皮膚疾患、肝臓疾患などを引き起こします。
牛サーロイン、豚もも肉(脂身を除く)、豚レバー、パルメザンチーズ、牛レバー、きな粉、鶏レバー、鶏ささみ

  • ヘモグロビン、赤血球の形成に重要。SODなど多くの酵素を構成し、神経系、コラーゲンの構造的な完全性を維持します。
  • 貧血を予防し健康な毛を保ちます。
貧血、毛づやの悪化、関節炎、骨粗鬆症、食欲不振、心筋梗塞、脱毛、糖尿病、白血病
玄米、豆腐、納豆、豚レバー、きな粉、牛レバー

  • 血液中の酸素の運搬を司り貧血や組織の無酸素症を防ぎます。
貧血、食欲不振、倦怠感
豚レバー、干しひじき、鶏レバー、わかさぎ、煮干し、きな粉、すずき、ほうれん草、食パン、かつお、納豆、インゲン豆、ニジマス、凍り豆腐

 

pop-line.gif 

 

chuchu-from-kakomie.jpg

 

毎日の手作りフードにちょっとだけでも参考になってもらえたら嬉しいです。
 
アレルギーの子はアレルゲンをちゃんと知って食品を選んでね。
     しっかり栄養つけて残暑を乗り切ろう~~!! 

 

Aug.2001

 

pop-line.gif 

© Paw Paw Club Inc. All rights reserved.