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てんかんについての考察
これから梅雨の時期や台風の時期に入りますが、
季節の変わり目や梅雨時などは気圧の関係からか
てんかんの既往を持つ子には発作が起こりやすい要注意の時期のようです。
(低気圧が強く影響するという見方もあります)
梅雨が過ぎると夏!夕立ち、雷のシーズン、
その後は台風シーズンに突入しますので
てんかんの既往のある子のママさんたちにとってはご心配で不安な季節となりますね。
そんなことから先月のお勉強室は「てんかん」を取り上げてみました。
以下のデータは、[Canine Epilepsy: An Owner's Guide to Living With and Without Seizures]
[The Encyclopedia of Natural Pet Care], [Natural Health Bible for Dogs and Cats],
[Herbs for Pets], [Herbal Dog Care] などを参考にしています。
てんかんとは、脳の突然の電撃興奮によるニューロン(伝達を担う神経細胞)がショック状態となり 脳からの伝達が一時的に停止することで起こる発作障害のことを言います。 なんらかの原因で脳神経に火花のような電気が走ることで起こる症状と言うとわかりやすいかもしれません。 犬は動物の中でも最もてんかんの発生率が高い生き物で発生率は約1%です。 てんかんの原因
- てんかんの原因は脳に異常が起こっているものと脳に異常はないものの大きく2つに分かれます。
- 発作のトリガーになるものはストレスなどの精神的なことに加え、天候の変化などによっても引き起こされます。
- Shawn Messonnier, DVM, は彼の著書 [Natural Health Bible for Dogs & Cats] (2001)の中で次のように述べています。一般に、私は全ての私の患者に対し「環境有害物質の存在」を減少させようとします。 てんかんなどの様々な異常があるペットに対して、私は、このことが非常に重要であると信じています。 てんかん発作が免疫反応に起因して起こっている場合も多いことから、ワクチン接種(ワクチン抗体titersの使用により)を最小限に抑えることを推薦します。 また、様々な薬物療法と化学物質が必要な場合も最小限の使用に抑え、ナチュラルでホリスティックな食事に切り替えることも発作を抑えるための幅広いアプローチとして重要です。
てんかんの分類と病気
症候性てんかん - 症候性のてんかんとは遺伝的素因以外のてんかんのことを指し、脳のニューロン(神経細胞)の異常によるもので脳自体の異常によるものとその他の病気から二次的に起こるものに分けられます。
- 症候性てんかんは、1歳以下のパピーまたは5歳以上の子に多いと言われます。
- パピーの場合はジステンパーなどのウィルス感染によって起こる脳炎でてんかんを起こす場合が多いと言われます。
- 5歳以上の子では脳腫瘍や脳挫傷による脳神経細胞へのダメージや低血糖症状・腎臓病・心臓病などによる低酸素症・低カルシウム血症・低マグネシウム血症・高カルシウム血症などの代謝異常により脳への酸素供給が不十分になったり、脳神経細胞の機能低下を起こすことで発作が起こります。
脳の異常によって起こるもの
他の病気から脳に影響を及ぼすもの
- 脳の炎症・脳腫瘍・脳挫傷・脳の奇形・壊死性髄膜脳炎(NME、パグ脳炎) など。CTや脳脊髄液 検査が必要です。パグやヨーキー・マルチーズなどに多い壊死性髄膜脳炎は最初は単にてんかんと診断されがちですが、その後症状がどんどんひどくなる場合が多いのでMRI検査や脳脊髄液検査が必要です。
- 脳の先天性奇形による発作はパピーの頃から起こります。ミニチュアダックスフンド、マルチーズ、トイプードル、ボストンテリア、シーズー、ヨークシャテリア、ポメラニアンなどの小型犬に多い水頭症では、生まれつき泉門が開いている場合も多く、そのため脳脊髄を守る脳脊髄液の代謝がうまく働かず、脳内部に髄液が過剰に溜まってしまうことで脳神経細胞が圧迫を受けて機能障害を引き起こし、てんかん発作を起こします。診断にはエコー・レントゲン・CTやMRI検査が必要です。
- 低血糖症状・肝臓病・腎臓病・心臓病・低酸素症・低カルシウム血症・低マグネシウム血症・高カルシウム血症などにより脳への酸素供給が不十分になったり、アンモニアなどの毒素が血中を回ることで脳に毒素が入り込んだり、脳への栄養補給が充分に行われなかったりなど代謝性の病気が原因となり、ニューロンに異常を来たします。
- 門脈シャントの場合も門脈と大静脈血管(心臓にもどる静脈)との間に本来あるべきでないシャントが生じることで、本来肝臓で解毒されるはずのアンモニアなどの毒素が心臓から体中を循環し、脳に運ばれ、脳神経細胞にダメージを与えて発作を引き起こします。
原発性(突発性)てんかん - 原発性(突発性)てんかんは脳には異常が認められないもので原因は不明ですが、遺伝的素因が関係しているとも言われています。
- 遺伝的な素因によるてんかんは、6か月から5歳くらいまでに発作を起こし始めることが多いと言われます。
てんかん発作の症状
- 突然、四肢を硬直させてつっぱり倒れたり、けいれんを起こしたり、口から泡を吐いたり、意識がなくなり、ウンチやおしっこを無意識に失禁したりといった症状が出ます。
- 全身でけいれんを起こす以外にも顔の神経だけピクピクしたり、手足だけ小刻みに振動したりという部分発作の場合もあります。
治療の目安
- 症候性のてんかんの場合は、てんかん治療ではなく、まず原因となる病気の治療を行います。
- てんかんの治療は最低でも1カ月に1回以上の頻度で発作を起こさない限り、抗てんかん薬の使用は勧められません。その理由は発作頻度・発作の激しさ・発作の持続時間などからでは、次の発作がいつ起こるかということは予測ができないからです。
いつも以上に甘える・注意をひきたがる
または逆に隠れるような行動を取るのは 全て不安からくる前駆症状を感じているからです。 いつも以上にお水を飲む・食欲がいつも以上にある・物が見えにくそうにする・ いつも以上に深く眠っている・・・こういった症状は発作の前、 そして発作が治まってからも出る場合があります。
無理に抑えつけたりしないで、周りの危険なものは片付けます。 意識をなくす場合がほとんどですが、 そうでない場合も普通の見識が働かない状態ですので 苦し紛れに噛みつかれる場合もありますので、 口元に手を持っていかないでください。 眼は見開いていても意識を失っている状態が多いです。 泣き叫ぶような声をあげる場合もあります。 四肢をつっぱり震えと硬直が交互に来ます。 発作中は生体機能のコントロールを失いますので よだれをたれたり嘔吐したり、おしっこやウンチを失禁する場合もあります。 てんかん発作中は、恐怖でその時間が永遠に続くような長い時間に感じますが 発作の時間は30秒以内だったりします。 そして発作が治まるといつもと変わらない状態に戻ります。 ママもパニックになりがちですが、 「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と優しい言葉をかけてあげて下さい。 (ママがパニックになっていると、発作を増長させるという意見もあります) ただ、獣医さんによっては「声掛けはせずに見守って下さいというご意見もあります。 発作が長引くことや発作が収まる前にまた発作を起こすこともある為という理由です。 声をかけるのが良いのか、それとも声をかけない方が良いのか悩まれるママさんも多いかもしれません。 しかし、声に出さずに心の中で「大丈夫だよ。大丈夫だからね。ママはここにいるから安心してね。 大丈夫だよ。」と何度も何度も繰り返しながら見守って寄り添う気持ちはきっと伝わると信じます。 ただ、何度も連続して繰り返す場合(重責発作と言います)の場合や 発作が2分以上も続く場合は 命にかかわる場合もありますので、緊急でも獣医さんに走ってください。 初めての発作でない場合は、いつでも使えるように ビデオをいつも近くに置いておくと、発作の様子をビデオに納められます。 受診の際にどんな発作だったか、どれくらいの長さの発作だったか 的確に獣医さんに伝えるのに役立ちます。 最近はデジカメでも携帯電話でも動画が簡単に撮れますので 記録を残しておけば、以前と比べて軽減しているのかどうかもはっきりわかりますし、 診察の時にもとても重要な資料となります。 いざ発作が起こるとどうしてもママもパニックになってしまいますので、 実際には冷静にビデオを撮るのはとても難しいことではありますが、 これは最もわかりやすく伝えやすい方法です。
従来の治療法は、フェノバルビタール、臭化カリウムまたはジアゼパム(バリウム)など抗痙攣薬物によるものです。
抗てんかん薬と使われ方・副作用など |
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てんかんで苦しむ子に対する自然な療法を紹介します。
てんかんを持つ多くのペットにおいて、食事療法で改善された報告があります。 これは食事療法は発作の誘因となる食物過敏症を改善することに依る方法と言えるかも知れません。 高濃度での栄養学的な治療はOrthomolecular Therapy(体化学成分正常化療法)とも呼ばれ、 以下の抗酸化ビタミンやセレニウムが該当します。 てんかんの子に推奨される食事内容のポイント
- 赤身肉を避けた食事・物アレルギーとなり得る食材(牛肉・チキン・コーンなど)食を避けた食事・防腐剤を含まない手作り食・加工食品を最小限に抑えた食事・・・などが推奨されます。
- 最低限のプロセスの食事、もっとも推奨されるのは生食です。タンパク質、アミノ酸、酵素、ビタミンとミネラルの好ましいバランスが犬のてんかんをうまくコントロールする上で不可欠です。生食はこれらのポイントを網羅していますが、獣医師とその子その子に最も適した食事内容を話し合ってください。てんかんは医学上の問題すなわち病気」ですので、ペットオーナーは獣医の適切な診断と指導なしでは食事療法を試みるべきではないということを忘れないでください。
- 食事からできる限り穀物を除いてください。犬の最も一般的な食物アレルギーは、コーン・小麦・大豆です。穀物は肝臓と胆嚢の問題を引き起こすことと、穀物が犬にとって充分な栄養価がない食品であるとして、一部の専門家たちは、穀物を「反栄養分」と呼んでいます。そして、それは「発作の促進剤」となると言われています。
- また、毎月の「ハートワームの予防薬」(フィラリア予防薬)のフレーバー(味付け)に過敏に反応する子もいますので、できればノンフレーバーのものを選んであげて下さい。
- 抗酸化ビタミンやミネラルは発作を減らす助けになるかもしれません。
てんかんの子に有効とされる栄養素
抗酸化ビタミン - ビタミンA : 小型犬や猫には10000IU、大型犬には30000IUまで使用可。
- アスコルビン酸(ビタミンC) : 小型犬や猫には750mg、大型犬には3000mgまで使用可。
- ビタミンE : 小型犬や猫には800IU、大型犬には2400IUまで使用可。
セレニウム - 抗酸化ミネラルとして : 小型犬や猫には20mcg、大型犬には60mcgまで使用可。
コリンとレシチン - レシチンは薬効成分としてホズファチジルコリン(PC)と呼ばれる物質を含んでいます。 ホズファチジルコリンは、私たちの細胞膜の大部分を構成する成分であるとともに、それは主要な神経伝達物質、記憶などをつかさどるアセチルコリンへの重要な先駆物質です。また脳の構成成分でもあります。
- ホスファチジルコリンが消費されるとき、それは直接細胞膜へ運ばれるよりも、コリンに文解される量の方が多いのです。
- コリンは神経伝達物質であるアセチルコリンの材料となるものです。コリンは、メチル化を促進するために葉酸、TMG(trimethylglycine)、およびSAMe(S-アデノシルメチオニン)のような働きをし、アセチルコリン(適当な脳機能に神経化学必要なもの)を作るのに用いられます。
- コリンとホスファチジルコリンは、ヒトの神経障害を遅行性顔面麻痺、ハンチントン舞踏病とフリートライヒの運動失調などで認められるコリン欠乏に対して有効です。
- レシチンはサプリメントとしては主に大豆から抽出されます。
- コリン、ホスファチジルコリン、DL-メチオニンとビタミンとミネラルを含むサプリメントがペットにおいて有効です。コリンは、体内で使用されるメチル基を多くの生体反応に提供して、アセチルコリンの先駆として作用します。 一部哺乳類細胞の原形質膜のホズファチジルコリン(レシチン)、そして、また、アセチルコリン合成のためにコリンの補給は必要です。 メチオニンとイノシトールも神経伝達物質代謝にかかわります。
- レシチンは、通常、安全であるとされています。しかし、高濃度での投薬(毎日数グラム)を受けている人の場合は、腹部の不快、下痢と吐き気などを経験する場合もあります。重篤な肝臓または腎臓病にかかっている人、幼児、妊娠中や授乳中の女性に対する安全な量は定義付けられていません。このことはペットにも同様に当てはまります。
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DMG (リキッドサラダ)
- 神経伝達物質の不足かインバランスは全体の一連の脳と神経の機能障害を引き起こします。DMGは、グリシンとDimethylethanolamineを含む脳機能を援助する、多くのアミノのアルコールおよび酸への先駆者の役割をすることができるので、身体の神経学上のシステムに対するその値は見落とされてはなりません。
- ワシントンのD.C.の聖エリザベス病院のDr. William FreedはDMGがてんかんの発作を防ぐまたは軽度にとどめるという能力に数人の症例で確信を持ちました。また同時に獣医グループからは、DMGを使用する犬および猫の中のてんかん発作を防ぐ研究に好結果を報告しました。
- Bowman Gray School of MedicineのDrs. Roach and Carlinは、1982年10月の「New England Journal of Medicine」の中で以下の報告を述べています。治療の前に、フェノバルビタールとcarbamazepineの治療のレベル上にいる場合さえ、患者は1週当たり16~18のてんかん発作を経験していました。そこで、DMG 90mgを1週間2度毎日与えたところてんかん発作の数は1週当たり3まで減少しました。グリシンは脳の中の重要な神経伝達物質ですが、脳血液関門を横切ってあまり効率的に輸送されません。それは、DMGがグリシンよりよい脳血液関門と交差することができることを証明し、脳の中のグリシン神経伝達物質の源の役割をします。
- 他のてんかんの患者のモニターされた改良は、上記に引用された場合ほど劇的ではありませんでした。しかし、神経学上と、てんかん患者を援助するDMGの他のいくつかの実例は、Gasionとパッターソンによる報告書でした。パニック発作および不安状態の患者は、脳化学に影響することができる乳酸レベルを増加させる傾向があります。
- DMGは、血液中の乳酸レベルの強化を防ぐことによって、パニック発作を減少させ、これらのストレス・レスポンスを標準化するのに有効なのです。
- てんかんを持つペットへのナチュラルセラピーとしては、50-500mg/dayの使用が推奨されています。
タウリン - 発作抑制をコントロールするすることが難しいてんかんがある場合はアミノ酸タウリンを試すことはとても有効です。
- タウリンは全てのてんかんに効果があるとは言い切れませんが非常に安全なサプリメントとして与えることができます。
- てんかん発作を起こすネコの脳内にタウリン不足が確認されていて、これは犬にも同様のことが言われています。
- タウリンは、脳の電気的活動に関与していると言われるアミノ酸で、お母さんの身体の中でタウリンは赤ちゃんの脳や目など神経の発達に重要な物質です。
- タウリンは神経の高ぶりを抑える働きを持ち、ストレスや運動時に高まる興奮状態を抑え、脳や脊髄で精神を安定させる抑制性の神経伝達物質であるGABAと同様の働きをします。
- またてんかん発作の原因となる低ナトリウム血症、けいれん発作によって引き起こされる高ナトリウム血症に対して、タウリンは神経細胞やシナプスの膜を通るカルシウムイオンを調節し、過剰時に引き起こされる神経興奮状態を鎮める働きをします。
- Caroline Levinはその著書 [Canine Epilepsy: An Owner's Guide to Living With and Without Seizures] (2002) の中でこう述べています:タウリンは抗けいれん薬ではありませんが、ストレス時に尿を排泄させることで神経細胞膜を安定させる働きがあります。
- Dr. Roger Kendall(代替獣医学博士)はマグネシウムタウリンの1日の使用量を200-1000mgとしています。発作の域値を上げる作用があることからマグネシウムとタウリンの併用を推奨しています。
- Shawn Messonnier, DVM, は彼の著書 [Natural Health Bible for Dogs & Cats] (2001),の中でタウリンが「脳で神経伝達物質の放出に影響し」て、それが「また、肝炎の患者を治療することの役に立つかもしれない」と述べています。タウリンの犬への使用は非常に安全であり、彼の推奨量は500mgを1日に2-3回です。
- 一部のドクターたちからはチロシンをタウリンとのコンビネーション(体重1パウンド=約453gに対してそれぞれ5-10mg)で与えることで発作を抑えることに成功しているといった報告があります。これは発作が起きる域値を上げることで発作を抑える方法です。(チロシンとは、脳を活性化させる神経物質を作り出すタンパク質に含まれるアミノ酸の一種で神経伝達物質の原料となるものです。脳や神経の働きを活発にする作用があり、うつ病などにも使われます。)
ビタミンB群 - ビタミンB群が不足すると神経に障害が起こります。
- B1は筋肉系と神経系に欠かせないビタミンですし、B5は神経伝達物質のアセチルコリンの生成に必要です。B6はアミノ酸を処理して、体の正常な働きに必要な5000以上のタンパク質を作り、神経伝達物質の生成に必要です。 B12には神経を保護する鞘を作る働きもあります。
マグネシウム - 体内のマグネシウムの29%は筋肉にあり、刺激に対して神経の興奮を抑えて、精神を安定させたり筋肉の収縮をつかさどっています。
- 筋肉の収縮は細胞にカルシウムが入ることで起こりますが、この筋肉細胞内のカルシウムの働きを調整するのがマグネシウムなんです。カルシウム摂取量に対してマグネシウムが不足すると筋肉の収縮に問題が起こり、ふるえやけいれん、しびれなどが起こるとともに、神経も興奮状態になります。顕著な例は心臓発作などで、これはカルシウムの過剰に対してマグネシウムが不足した状態の時に起こります。
- マグネシウムが治療として摂取されるべきわんこの症例としては、心臓病、糖尿病、てんかんなどが代表的なものです。ストレスなどはマグネシウムの必要量を増やす要因となりますので、ストレスのない、のどかなわんこ生活を心がけましょう。
メンバー様からのご質問に対しての食事のアドバイス等 (06/15/2015追記) |
■ メンバー様からのご相談:
癲癇の症状が出始めました。月に2-3回ですが2日しか空かなかったこともあります。
1ヶ月前からステロイドに癲癇の薬も加わったのですが
改善されないので薬の量を増やしたところです。
血液検査では異常というほどのこともなく、おそらく脳に問題があるようです。
腫瘍かもしれないし、免疫介在性の眼炎なので
もしかしたら免疫に関係した脳炎かもしれないです。
辛い治療はしたくないのですがせめて癲癇だけでも抑えてやりたいです。
おすすめのサプリは有りますか?PawPawClubの回答 てんかんの症状が出てきているのですね。
てんかんのお薬が増えたとのことですが、軽減しないとのこと・・・
それが脳からくるものであっても神経からくるものであっても
サプリとしては、細胞の酸素効率を高めるリキッドサラダが最も適しています。体重3.5キロだと病気の子の場合は1日0.5ml(10滴)となります。
この量を朝昼晩寝る前の4回、3滴ずつあげてみてください。
1日2滴多くなりますが、摂ったあと20分くらいですべて代謝されてしまう物質で
身体にたまりませんので安心してあげてくださいね。
ヒトの難治性のてんかんに対してケトン療法というのがあるのですが、
これはお食事の糖や炭水化物を減らし良質なタンパク質に食用油をプラスした食事で
食事内容と食用油の割合を3-4:1とします。
てんかんの発作の時に脳はエネルギー源として
まず糖を代謝しますのが、それがない場合は脂肪を使います。
脂肪はケトン体としてブドウ糖の代わりのエネルギー源になります。
糖類から構成される炭水化物を食事から除き、
非常に高脂肪の食事に変えることで身体にはブドウ糖の直接的な供給源がなくなります。
その結果、利用可能な供給源である脂質からケトン体が作られ、
これらがエネルギーとして用いられます。
この場合、身体はケトン体よりもブドウ糖の利用を優先するので、
僅かな身体の中の糖でもエネルギー源に変えようとしますので
低血糖を起こしやすくなりますので炭水化物の制限には細心の注意が必要とされます。
上記はヒトの場合ですが、よく考えてみたら、うちのCoCoっちの食事、
炭水化物を一切あげていませんし脂肪はチキンバックスに付いている脂肪と
サーディンの脂肪でけっこうな量を摂っています。
そう考えると自然なケトン療法にちょっと似た食事を摂っているかも。
それにわんこの場合はエネルギー源は動物性脂肪です。
ここの部分がヒトと違う部分なので、炭水化物なしで低血糖にはなりません。
CoCoっちはてんかんの既往もありませんが、炭水化物は普通の子の場合
(療法食で必要な場合を除いては)一切必要なしというのが
ホリスティックの考え方ですのでそれに準じた食事をあげています。
もしもお食事に炭水化物が入っていたらそれを除いてあげて
良質なタンパク質と身体に良い脂肪(EPAやDHAは脳が喜ぶ脂肪です)を
あげてみてはいかがでしょうか?
もちろん(脂肪過多になりますので)ケトン療法にする必要はないです。
それでも糖は脳が最も容易にエネルギー源にしやすい物質。
その部分を考えると糖をあげたくなりますが、
炭水化物ではなく糖分を含むお野菜で補充してみてはいかがでしょうか?
辛い発作がどうか少しでも早く起こらなくなりますように・・・フラワーエッセンス&ハーバルセラピー フラワーエッセンス
レスキューレメディ(Bach flower essence)は、様々な不安障害の多くのペットを助ける目的で一般的に使用されるものです。
てんかんを伴うペットに関して、[Natural Health Bible for Dogs & Cats] では以下の2つの方法で使用することが勧められています。
前駆症状がある時、発作を予防するために指示された投与量をまず与えます。発作が起こった場合は、発作後正常な状態に戻った時に すばやく別の投与量を与えることで、その後の発作を予防することができます。
ハーバルセラピー
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ギンコ Ginkgo Biloba Ginkgo biloba
- ギンコは、豊富なフラボノイドとギンコライドと言う成分を含みます。フラボノイドは、脳細胞の活性化と血管を拡張し血流を良くする働きがあり、脳に作用して末梢血管の拡張をさせて血液の粘度を下げてくれます。
- 脳組織内のブドウ糖濃度を高めて有害な乳酸の濃度を下げることによっててんかん発作の域値を下げてくれます。
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ゴツコーラ Gotu Kola Centella asiatica
- ゴツコーラはインドやスリランカなど亜熱帯地方原産で、アーユルヴェーダ療法で薬草として用いられています。
- 精神力を高め、記憶力を良くする働きの他、ストレスや疲労を回復する作用、リラックス作用が報告されています。
- 穏やかな鎮静剤および鎮経剤の役割をして精神を明瞭にしながら精神状態を改善し、てんかん治療にも有効という報告があります。ギンコと一緒に痴呆の治療にも使われるハーブです。
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カバカバ
KavaKava Piper methysticum
- ドイツでは、神経性不安症や過度のストレス、心理的不安症などに処方箋を必要としない薬として承認されています。不安感、脅迫感を取り去り気分を明るくさせてくれるハーブです。
- 有効成分はカバラクトンと呼ばれ、抗不安作用、痛みを和らげる作用、筋肉弛緩作用、抗けいれん作用があります。現在では、不安症や不眠症の改善に用いられています。
- 癲癇の子や神経緊張状態の子に対して抗痙攣剤や鎮静剤として有効と言われています。
- 適量を使用するには安全といわれるハーブですが、たくさん摂取すると肝臓障害を起こす場合があります。
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スカルキャップ Skull's Cap Scutellariaaaa Laterifolia
- スカルキャップは昔からてんかんに使われてきた事で、苦痛に対してとても効果的で神経質な緊張を鎮めてくれながらドラッグを使った時のような無気力な反応にはならないのが特徴です。
- 神経過敏で興奮しやすい子や末梢神経過敏症の子、痛みや辛い経験などがトラウマとして残っている子の神経を穏やかにしてくれます。恐怖体験をした子で神経が張り詰めている子の神経をなだめてくれる作用もあります。
- てんかんの子の治療に対して、発作を軽くして発作の頻度を減らせたという報告があります。またバレリアンと半分ずつで使用すると相乗効果が期待できます。科学的な証明はされてい、あせんが、含まれるスクテラリン(Scutellarin)に鎮静作用があり、それに加えて抗けいれん作用のあるフラボノイドが含まれていることがわかっています。でも、これも種類によって変わってくるので証明としてはまだ解明されてはいません。しかしながらハーバリストの間では精神的、神経的なダメージを和らげて癲癇発作を起こす大脳中心部の活動を抑えると考えられています。
- てんかんのある子にはスカルキャップのチンキ(低アルコール性のもの)を 0.5-1.0ml を1日2-3回与えます。但し、まずかかりつけの獣医さんと必ず相談してからにしてくださいね。
- 神経過敏なや、痛みで神経が過敏になっている子には体重20パウンド(約9.0キロ)あたり0.5mlを必要に応じて1日3回までを1週間だけ使います。ただ、スカルキャップは症状の緩和にはなっても根本的なものを治すハーブではありません。
- スカルキャップは一般には安全なハーブと言われていますが、過剰摂取は肝臓にダメージを与えるので肝臓に問題のある子は使用しないで下さいね。
- もしも長期間で使用する場合は、栄養面や肝臓保護について必ず獣医さんと充分に相談してからにします。
- スカルキャップには月経促進作用や出産後の排出作用があるといわれているので妊娠中のママわんこには使用できません。
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バレリアン
Valerian Root Valeriana officinalis
- ペットに安心して使えるハーブで、精神を落ち着かせたり安定させて不安による神経の高揚を抑えてくれるだけでなく、筋肉痛やストレス、胃のむかつき、腸痙攣、筋肉の痙攣発作、気管支発作、神経過敏症にも使われます。
- 睡眠薬として最も知られているハーブで、ボーディングケンネル(ペットホテル)や獣医さんやブリーダーさんでも初めての環境に緊張している子や術後の安静の為に使われるハーブでもあります。
- 長期の旅行の時や長期のお預けの時、ドッグショーに出る子で精神的にストレスがかかりやすい場合などの安定剤としても使われます。この場合はショーや旅行などのイベントの3日前からチンキ5滴を1日3-4回使われます。
- 日常的にはゴロゴロ雷さんが怖い子にも効果があたtり、てんかんのある子の発作頻度を抑えるためにも使用されるハーブです。鎮静剤としては毎日ごくごく少量を1日何回かに分けて1週間以上続けることが最も効果的といわれています。
- てんかんの子や消化器不調(神経的な緊張によるもの)には、体重30パウンド(約13.5キロ)に対してチンキ0.25-0.5mlというごく少量を1日2-3回使用します。
- てんかんの子にはスカルキャップと併用すると相乗効果がります。ただごく一部の子に反対の作用が出る場合があるので、その点に注意が必要です。(バレリアンルートはごく一部(最大でも5%以下という記載と約7%という記載があります)の人に対して、その効果と全く逆の効果(神経鎮静作用ではなく神経刺激による興奮作用)が現れることが文献で取り上げられています。これはわんこたちにも同じことが言えます。なので、初めて使う場合は少ない量で20-30分様子をみて効果がみられないと判断したら使用を中止して下さいね。
- 不安の強い子や神経過敏の子にはスカルキャップ、パッションフラワー、カモミール、ホップ、オーツ、キャットニップと併用します。併用できるハーブたちは、バレリアンに逆効果を示す子にも安心して使えます。
結論として 通常、てんかんは一生の問題ですが、 ほとんどのペットでは、適切な食事、栄養剤の添加、および環境有害物質の減少、 これらの組み合わせは処方箋薬の必要性を減少させるでしょう。 ・・・と、述べられています。 みんな食事や環境に気をつけてナチュラルな方法で上手に病気と付き合って、 できるだけお薬を使わないで、身体を守りましょうね。 いろいろな検証が病気と闘っている子たち てんかんを抱えた子に手作り食を頑張っているママさんたちに 少しでもお役に立てますように・・・
さて、マイアミはぐったりサウナな日が続いていますが この蒸し暑さが年々辛くなるのは年のせい?う~~ん・・・ それでも若干涼しくなってから毎日のCoCoちゃんお散歩は欠かしません。 なにしろ「筋肉犬」目指していますから!
我が家のCoCoちゃん、インターメディエートエデュケーションクラスを卒業しました。途中、なんとなく登校拒否?反抗期?といった状態にも陥りましたが それでもなんとか無事に卒業しました。 2週間ほどお休みしてから、7月からはいよいよアドヴァンスコースです。
毎週土曜日はCoCoちゃんのスクールの日。ちょっと難しくなってゆくけど頑張ろう~!
日本も梅雨が明けたらサマ~!太陽が元気な明るい季節です。わんこにはちょっと苦手な季節だけど、 夏の朝や夕暮れのお散歩はハッピーの素がいっぱい!! 夏バテしないように今からしっかり体力付けて、 みんな元気いっぱいに夏を迎えましょうね~~!
Jun.2010
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