1. ホーム > 
  2. Blog > 
  3. PawPawClub > 
  4. PawPawお勉強室 > 
  5. PawPawハーブデータ・A-C
 4月 15, 2004  PawPawClub, PawPawお勉強室  ハーブデータ,  * ハーブデータ一覧

 
  スマホでは横にして見て頂くと読みやすいです 
 
 PawPawアロマセラピーデータベース A-C 
 
PPCハーブデータはママにも役立って欲しいので一般のハーブを対象にしています。
わんこへの効用が記載されていないものにはわんこには厳禁のものもありますので
「僕たちへの効用」が特記されていないものはわんこには使用しないで下さいね。
 
以下は [Medical Herbal] , [Herbal Medicines] , [The Green Pharmacy] , [Botanical Safety Handbook] ,
[Dr.Kidd's Guide to Herbal Dog Care] , [Natural Health Bible for Dog & Cat] , [Herbs for Pets] ,
[Veterinarians' Guide to Natural Remedies for Dogs] , [The Encyclopedia of Natural Pet Care] ,
[The Nature of Animal Healing] , [Herbal Remedies] , [Tha Holistic Dog Book] などの文献を参考としています。

 

 

ハーブの種類

一般的な効用

わんこたちへの効用

アガアガ
Agar-Agar
Gelidium amansii
  • アガアガなんてちょっと聞きなれない名前ですが、これは言わば「寒天」のことです。文献によってはハーブとして扱っています。
  • 寒天は海藻の種類なので、こちらの文献では、ハーブとしても栄養食品としても両方の扱いになっているよ。お勉強室のミネラルのページにも他の海藻類と一緒に載せているので参考にしてね。
  • 寒天=海草なので、海草としてはハーブデータの[Kelp ケルプ]の項を見てね。
アグリモニー
Agrimony
Agrimonia spp.
  • 優れた止血効果があるので、ヨーロッパでは古くから傷の手当てに使われていました。
  • 葉っぱと茎は、ドライハーブとしてハーブティにされ、下痢や尿路感染に効果があります。
  • お花と葉っぱの浸出液は、抗炎症作用があるので薄めたものを目の洗浄やうがい液としても用いられます。
  • 僕たちへの使用方法はお花の部分のフラワーエッセンスを使うよ。このフラワーエッセンスは、落ち込んじゃったりハイパーになったりと周りの状況にセンシティブすぎる子に有効なんだ。

 わんこたちへの注意点

  • 収斂作用があるので便秘の時は使っちゃいけないとも言われているよ。
アガリクス
Agaricus Blazei Murill
  • アガリクスがにわかに脚光を浴びたのは、その成分に免疫力を高め、癌の進行を遅らせたり転移を防ぐ多糖類βグルカンが含まれることが発見されてからです。
  • アガリクスは栄養組成にも優れ、注目すべきことは制癌作用の他にもコレステロール低下作用、抗血栓作用のある不飽和脂肪酸が豊富なことが特徴です。
  • 子宮頚癌細胞の増殖をストップするステロイド様物質を含んでいます。(こちらでは子宮頸癌はとても多い疾患です)
  • 抗腫瘍、制癌、発ガン物質の吸着排泄以外には、糖尿病の血糖下降作用、血圧降下、コレステロール低下作用、動脈硬化改善作用、ビタミンD様作用による骨粗しょう症改善作用、免疫力サポート効果によるアレルギーへの効用が明らかとなっています。
  • アガリクス茸は、ビタミン類や核酸、アミノ酸、ミネラル、β-グルカンや多くの多糖類等などを豊富に含んでいるんだ。
  • ガンに効くことで脚光を浴びてて病気のわんこにも民間療法としてたくさん使われているね。
  • ベータ・グルカンって免疫機構を賦活化して免疫力を高める役目があるんだよ。抵抗力増強サプリメントにも利用されているんだ。PPCのサプリに含まれるマイタケβグルカンと同じ効果だね。
アプリコットカーネル
Apricot Kernel oil
Prunus armeniaca
  • アプリコットカーネルオイルとはアプリコットの種子から採取したオイルのことです。ビタミンA・B1・B2・B6・B17・Eやミネラルを豊富に含みます。
  • オレイン酸を豊富に含んでいることと肌への浸透性に優れているので、すべての肌タイプに向いています。乾燥肌、敏感肌、老化肌にも良く、かゆみ、炎症などを抑える働きがあります。
  • 不乾性のオイル(多価不飽和脂肪酸を20%以下しか含まないオイルのこと)なので、酸化しにくいオイルでもあります。
  • オレイン酸、リノール酸、ビタミン類、ミネラル類が炎症を起こした肌に効果なんだ。 特に抗ガン作用のあるビタミンB17(レートリル)が含まれているんだよ。 ビタミンB17ってアプリコットの種から発見されたんだよ。
アーモンド
(スイートアーモンド)
Almond
(Sweet Almond oil)
Prunus dulcis
  • スイートアーモンドオイルにはカルシウム・カリウム・マンガン・鉄・リン・マグネシウム等多くのミネラルとビタミンEやビタミンB群が豊富に含まれます。抗ガン成分のビタミンB17とビタミンA・B1・B2・B6も豊富に含まれます。
  • アーモンドには抗酸化力のあるポリフェノールも含まれます。オレイン酸が80%も含まれているので、皮膚を柔軟にし、潤いを与える効果があり、かゆみ刺激を起こしやすい皮膚にも適しています。
  • スイートアーモンドオイルは敏感肌にもなじみがよいのでベビーオイルとしても有用です。すべての肌タイプに向き、乾燥肌、かゆみ、炎症をやわらげます。(マッサージオイルなどには一般にはスイートアーモンドオイルが使われます)
  • アーモンドに含まれるビタミンE はね、体細胞の老化促進を抑えてくれるんだ。
  • またビタミンB群には粘膜や皮膚を保護する作用があるんだよ。
  • オレイン酸が80%も含まれるので乾燥肌にはとびきりお役立ちだね。
アルファルファ
Alfalfa
Medicago sativa
  • アルファルファはハーブとしては、乾燥させた葉っぱ、茎、開花していない蕾を使用します。
  • 神経系疾患、循環器系酸素運搬、尿路系循環に作用するとともに、肝臓の強化作用があります。
  • アルファルファは、蛋白質の基となる8つの必須アミノ酸と、基本となる8つの消化酵素を含んでいます。
  • 食欲増進に役立ち、肌や髪、爪にも栄養を与えます。また病気の回復期にはとても有効です。
  • 血液をサラサラにし、腎臓の浄化にも役立ちます。(Blood thinning剤=血液をさらさらにする効果のお薬を摂取している人の使用はお勧めできません。)
  • 自然なフッ化物を含んでいますので虫歯を防ぎます。
  • 血中のコレステロールを下げる働きもあります。
  • アルファルファの葉に含まれるサポニンは、コレステロールの吸収を抑制し、動脈硬化のもととなるプラークの形成を抑制します。その他にも、イソフラボンやクマリン誘導体なども含んでいます。
  • アルファルファはビタミンA・B1・B6・C・E・K、またカルシウム・カリウム・鉄・亜鉛といったミネラルも豊富に含んでいます。
  • アルファルファは、発芽してすぐの状態のスプラウトはサラダなどに使われるお野菜だけど、そのまま大きくなってもハーブとして使われるものなんだよ。
  • アルファルファにはビタミンA,B1,B12,C,D,E,Kと血中の酸素の運搬をスムーズにさせるクロロフィルがたくさん含まれているんだ。
  • また関節炎、リウマチ、痛風に対してはベストハーブって言われているよ。シニアなわんこの食事に加えるといいのはこういう理由もあるんだ。関節炎に対しては、わんこやにゃんこ、ウサギ、リス、馬に対してディりーフードサプリメントとして使われているし、シニアなわんこへの摂取が推奨されているハーブでもあるんだ。ダンデライオン、ユッカ、リコリスと一緒に摂取する事によって効果が最大に発揮させるという報告もあるよ。
  • また肝臓に直接働いて、その解毒作用によってガン細胞の成長を阻止する働きもあるよ。
  • 長期の抗生物質、アスピリン、抗凝血薬、抗けいれん薬などの長期服用による副作用としての血液凝固阻止作用(血液が固まらずに出血傾向に傾くこと)を自然な状態に戻すビタミンKを含むんだ。ただし、過剰に摂取するとハインツ小体性貧血症を起こすから注意してね。過ぎたるは及ばざるが如しだよ。
  • 生食を勧める本にもミネラルはアルファルファやケルプを摂ることが推奨されているよ。
  • 尿路系に対する効果としては尿が酸性に傾くことによって起こる膀胱感染や結石に対し、そのアルカリ作用によって阻止する役目があるんだ。
  • 特に慢性疾患に対して効果を発揮しやすいとの報告だよ。

 わんこたちへの注意点

  • アルファルファはFDA( theU.S. Food and Drug Administration) によってその安全性が証明されているよ。ただ、種子はL-canavanineを含むため避けてね。(種に含まれるL-canavanine血液破壊作用があります)
  • また花粉に敏感な子は新鮮なアルファルファに敏感に反応する場合があるので注意してね。
  • 牧草としてもいっぱい使われるものだけど、ただあまりにいっぱいの新鮮なアルファルファを食べすぎたお馬さんに疼痛が起こることもあるんだ。これは牧草として新鮮なアルファルファに限ることなので僕たちには関係ないけどね。これは含まれるサポニンの大量摂取に起因するものなんだ。
  • アルファルファの解毒作用は強力なので、フレッシュなアルファルファでは、時として刺激になりやすいんだ。なので、僕たちには乾燥させた葉を推奨されているよ。乾燥させた葉っぱの場合は、効きすぎるという副作用はほとんどなくなるんだ。
  • うちでは滋養強壮の為にアルファルファスプラウトをチュ~ちゃんの食事に混ぜたりするよ。スポーツ選手にも推奨されている食材だしね。(アルファルファは豆科の植物でその発芽したてのものがアルファルファスプラウトだよ)
アロエ
Aloe
Aloe vera
Aloe arborescens.
  • アロエはもう言わずと知れた「医者いらず」ですね。肌の抗炎症作用、保湿作用、傷の改善、その効果はマルチドクターです。
  • 日焼け後の肌や荒れたお肌のお手入れに欠かせない植物成分でもあります。
  • アロエは保湿効果も高く、乾燥を防ぎます。
  • 細胞の再生を促す働きもあるため、傷跡のケアにもお役立ちです。
  • アロエベラは洗浄、緩和、治療薬であり、天然の抗生物質を含んでいます。
  • 皮膚の代謝を促進しますから、死んでいる皮膚を除去し、新しい細胞の成長を助けるのです。内部組織においても同じことがいえるでしょう。痛みを止め、感染症や傷を小さくしていきます。
  • 葉からとるエクストラクトは、X線などの放射線を浴びた時の内部組織をも治すといわれています。
  • アロエはカルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄分、レシチン、亜鉛を含有します。
  • 貧血、火傷、乾せん、白せん、放射線やけど、便秘、消化、胸焼け、痔、虫さされ、痛み、潰瘍、特に胃腸の潰瘍、ポリープに効果があります。
  • またアロエの抽出物のエースマンナンには免疫活性成分が発見され、AIDS治療へ の有効性が認められました。
  • 成分にアントラキノン配糖対を含み、峻下作用があるので妊娠中は使用しないで下さい。
  • 傷の改善、荒れた肌の改善、バクテリア感染からの保護、酸化防止、免疫力の強化、抗ガン作用、抗腫瘍作用、肌を冷やして鎮静させる作用、もう言わずと知れた効果は僕たちにも充分に役立つものなんだ。
  • 傷の手当てといえばカレンデュラがあるけど、カレンデュラが皮膚の浅い部分から深部までをケアするのに対して、アロエは皮膚の表面に働きかけてくれるんだ。
  • アロエに含まれるエースマンナン(ポリサッカライド免疫活性物質で、糖タンパク質の一種)は、アレルギーを持った子、皮膚症状のある子、に有効とも言われているよ。また、猫白血病や猫免疫不全ウィルス感染症にも効果があるんだって。
  • エースマンナンは繊維肉腫の治療にも用いられている物質なんだ。

 わんこたちへの注意点

  • 原液を大量に直接舐めたりした場合は、消化不良やひどい下痢を起こすよ。(昔は胃を守りながら効果がある下剤としても用いられたんだよ)これはアロエに含まれるアントラキノンという成分の中のジアントロン配糖体・セノサイド・アロエエモジン・キソファノールというものによるものだよ。この成分は肝臓や腎臓を傷めることもあるから「フレッシュなアロエはとにかく外用」家庭で使うときはこのお約束を守って使おうね。
  • 中の実のジェル部分(苦い部分は全て僕たちにも毒なんだ)だけを少しだけ使うという使い方を間違わないで安全に使ってね。使う前に必ずジェルに周りの苦味成分が入っていないことを確認してから使ってね。自信がないママはアロエジュースを代用してね。
  • アロエは一般のわんこへの使用の場合は「外用」と覚えておいてね。特に授乳中のママわんこの場合はおっぱいに直接出ちゃうから使わないでね。妊娠中のママわんこにも禁忌だよ。
  • アロエを内服とする場合は、癌の治療のサポートとしてだけだよ。この場合はアロエベラジェルまたはアロエベラジュースを体重10パウンドごとに1ティスプーンを1日2回使うよ。但し獣医さんに相談してからね。(以前にお勉強室でチュ~ちゃんのご飯に短期間入れたアロエジュースはパパイヤジュースと混ぜたもので濃度の薄い薄いものなので、これとはまったく別物だよ。)
アンジェリカ
Angelica
Angelica archangelica.
  • 根には、子宮を刺激する作用がありますので、女性ホルモンの分泌調整とそれに伴う強壮に役立ちます。(妊娠中は使用してはいけません)
  • 更年期の諸症状(冷え、のぼせ、体力低下)月経前症候群、冷え症、虚弱、免疫力の低下、腹痛、消化不良や血液循環を良し貧血を改善します。
  • 利尿作用もあります。
  • 血液をサラサラにする血液凝固阻止剤を用いている場合は使用してはいけません。
  • 糖分を含みますので、糖尿病の方への使用も禁忌です。
  • 根は僕たちにとってレトロウイルスの中和作用と免疫向上作用があるよ。
  • アンジェリカって、何かに名前が似てない?・・・そう、Angelだよね。たくさんの効用があることから天使のハーブという意味もあるんだよ。茎の部分はお砂糖漬でお菓子にも乗っているよね。そういえば茎も真ん中が空洞で輪切りにすると天使の輪みたいだね。

 わんこたちへの注意点

  • 糖分を含むので、糖尿病のわんこはへの使用しないでね。
  • 心臓病でエルカナドなどの血液をさらさらにするお薬を飲んでいる子も使用しないでね。
  • 子宮収縮促進作用があるので、妊娠中のママわんこには使わないでね。
アニス
Anise
Aniseed
Pimpinella anisum
  • 食欲不振、消化不良、肝臓病、月経痛、喘息や気管支炎などに効果があります。
  • 消化を助けて、腸内ガスを減らす働きがあるので、飲みすぎで胃腸の調子がよくない時に、種子をティーにして、飲むといいでしょう。葉や茎や花はサラダなどにも使われます。
  • またアニスシードのティーには去痰作用があり、気管支炎、風邪による咳にも効果があります。
  • アニスはインドのカレーやチャイナの五香粉にも入っているスパイスです。インドでは、食後にアニスシードを噛む習慣があります。これは殺菌、消毒、消化促進、口臭消しの目的だとか。
  • 妊娠中は使用してはいけません。
  • 外用としては精油をシラミやカイセンなどの寄生虫的な虫に使用するよ。
  • 内服用としては、種は僕たちにとって理想的な駆風剤で消化器官の問題なんでもに効くといっても過言じゃないくらいなんだ。

 わんこたちへの注意点

  • 妊娠中のママわんこには使わないでね。
アルニカ
Arnica
Arnica spp.
  • 血管拡張作用があり、傷の回復を促進する働きがあるのでハーバルスポーツメディシンとして知られています。
  • 即効性があるので短時間の使用が適しています。
  • アルニカってね、傷口が開いていない捻挫や打撲や骨折に直接塗布し、その周りをガーゼ等で包んで使うんだ。こうすると1日2回の塗布で炎症がが3日で治っちゃうんだよ。すごいでしょ?
  • ただ開放性の傷には使えないから(末梢血管拡張作用による出血を起こすよ)注意してね。

 わんこたちへの注意点

  • 傷にすごく即効性もあるけど、その分血管拡張作用も速攻だからけっして舐めちゃダメなんだよ。
アーティチョーク
Artichoke
Cynara scolymus
  • 別名チョウセンアザミともいい、地中海原産のキク科の植物です。同じくキク科のマリアアザミ(ミルクシッスル)と同じく、体内の解毒作用を持ち、弱った肝臓機能を助ける働きをします。
  • アーティチョークのティは肝臓、胆のうの修復および機能亢進とそれに伴う強壮作用があります。アーティーチョークは、フランス料理食材でよく使われていますね。ワインの国フランスでは、アルコールをたくさん飲まれますが、アンティチョークはワイン好きのフランス人の肝臓を守っています。ストレスやアルコール過剰摂取による肝臓へのダメージや血中コレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)などの上昇、動脈硬化など成人病の諸症状を改善します。
  • 肝臓と腎臓,すい臓と腎臓の間の血液循環障害に役立ち、血液の浄化を助け、コレステロールの上昇を抑えます。
  • 消化、便秘、強壮作用、胆汁分泌促進作用、利尿等に効果がある健康食品と言えます。
  • 分娩促進作用があるので妊娠後期には使用しないで下さい。
  • アーティチョークってこっちではポピュラーなお野菜だね。茹でて葉っぱ(蕾)の付け根をしがむようにして食べるよ。ハーブティにはドライにした葉っぱを使うよ。
  • ポリフェノールやフラボノイド、タンニン、カロチン、ビタミンA、消化酵素も含まれるお野菜だよ。
  • 葉っぱは新鮮なものでも乾燥させたものでも、両方とも僕たちの肝臓のお薬になるよ。働きとしては同じアザミの仲間で肝臓強化に役立つミルクシッスルと同じなんだって。身体を毒素から守り、肝臓の細胞を正常に保ってくれる働きがあるよ。
  • 同時に胆汁の分泌を促し、消化を促進すると共に、コレステロールを下げる働きもあるんだ。
  • 上記のことからミルクシッスルやターメリックの味が嫌いなわんこへの代用ハーブとして用いられることが多いんだよ。

 わんこたちへの注意点

  • 妊娠中のママわんこは分娩促進作用があるから食べちゃダメ。授乳中のママわんこはおっぱいの出が悪くなるから食べちゃいけないとも言われているよ。
  • ただ、妊娠中以外はきわめて安全なハーブだと証明されているよ。(お野菜だもんね)
アシュワガンダ
Ashwagandha
Withania somnifera
  • 何千年もの間、インドの伝統的な医療であるアーユルベーダの専門医によって使われてきました。男女共に、強力な活力剤としての効用があります。環境ホルモンの汚染によりダメージを受けた生殖器官の回復を助ける食品素材として期待されています。
  • 抵抗力増加作用 、抗ストレス(鎮静)作用 、老化防止作用 、脳機能改善作用 、抗炎症作用があります。
  • 妊娠中は使用してはいけません。
  • ストレスに対する免疫力を高め、病気への順応力を付け、元気を出させるアダプトゲンとしての役割があるよ。これはシベリアンジンセンやリコリスと同じ効用だよ。アダプトゲンは少量を長期に渡って摂取することで効果が現れるんだ。
  • エネルギーを与えてくれるからアスレチックわんこや病弱なわんこ、疲れてるわんこ、そんなわんこたちにお役立ちのハーブなんだ。
  • 一般的な効用としては、咳、虚弱体質の改善、吐き気、発熱、抗腫瘍、傷の回復促進作用、老衰予防があげられているよ。全てわんこに共通する効果だね。
  • シニアなわんこには脳機能改善作用や老化防止作用が嬉しいね。
  • リウマチ治療の場合ははボスウェリアとアシュワガンダの併用が効果があるといわれているんだ。(用法:ボスウェリア:20パウンドまでのわんこの場合ボスウェリアリキッドを体重10パウンドごとに10滴を1日2回、30パウンドであれば500mgのカプセル1日1カプセル、60パウンドまでは1日3カプセル、それ以上の大型犬には1000㎎を1日2回食後に与えます。用法:アシュワガンダ:20パウンドまでのわんこの場合アシュワガンダリキッドを体重10パウンドごとに10滴を1日2回、30パウンドであれば500mgのカプセル1日1カプセル、60パウンドまでは1日3カプセル、それ以上の大型犬には1000㎎を1日2回食後に与えます。)
  • アシュワガンダって、かいせんにも効果があるんだよ。この場合も単独だけど用法・量は、上記の量と同じだよ。
アストラガルス
Astragalus
Astragalus-membranaceous
  • アストラガルス(キバナオウギ)は何世紀も前から東洋医学の分野で重宝され、糖尿、心臓病、高血圧症などの治療に使われてきました。
  • アストラガルスには糖鎖(糖でできた鎖状の長い分子)が含まれ、それが免疫系を高める作用があります。(多糖類)
  • アストラガルスは免疫システムの深層部に深<作用させるために使用されます。悪性腫瘍の免疫療法補間剤としても使用されるハーブで す。
  • 老化や癌、成人病の一因とも言われる活性酸素を中和 するSOD(活性酸素消去酵素)様物質のタンニンやケルセチンをはじめ銅、亜鉛、 セレンなど抗酸化酵素の体内製造に必要なミネラルも豊富です。
  • 抗ウイルス性と免疫強化性があるんだ。エチネシアみたいだね。
  • アストラガルスは甲状腺機能亢進症を穏やかに改善する作用や、血液を浄化する作用もあるんだよ。
  • 骨髄液を増加させ、インターフェロン(T細胞などの免疫反応細胞、ウィルスの成長を抑制する物質)の分泌を促し、それらが病原菌と闘う手助けをするんだよ。だから免疫系の病気に効くんだね。
  • 癌に対するトニックとしては以下の処方も推奨されるよ。どれも低アルコールまたはグリセリンチンキの配合だけど、できればノンアルコールのグリセリンチンキの方がお勧めだよ。レッドクローバー2:アストラガルス1:ダンディリオン1:ガーリック1、この処方を体重20パウンド(約10kg)に対して0.5mlを1日3回。効果が出ない場合はこれに更にイエロードッグを1加えて、それでも効果が出ない場合は、イエロードッグをターキールバーブ1に代えるという方法だよ。肝機能に障害がある場合はこれにミルクシッスルを1日2回加えることで肝臓機能回復や肝機能保護になるよ。

 わんこたちへの注意点

  • メディカルハーブとして、Astragalus membranaceusは安全だけど、その他の多くの同種のものは毒性があるので注意してね。
  • 免疫系の病気に対しての効用があるけど、例外もあるんだ。白血球の低下が見られる病気(ネコ白血病や免疫不全症)、自己免疫疾患、糖尿病に対しては、骨髄に直接作用するので、使わないでね。免疫系を刺激するためには病気のごく初期に使われるハーブなんだ。なので、免疫系でもこれらの慢性的な病気には使用を禁止されているハーブでもあるんだよ。
  • 甲状腺機能低下症を治療するためには使用しないでね。(効果のあるのは亢進症で、全く逆だから注意してね)
アボガド
Avocado
(Avocado oil)
Persea americana
  • 「世界一栄養価の高い果実」アボガド。その効用は老化を防ぐオイルやクリームとして定着しています。
  • すべての肌タイプに使えますが、オレイン酸を多量に含み、特に乾燥肌、荒れた肌へのエモリエント効果が高いことで知られています。
  • アボガドから抽出したオイルはビタミンA・B1・B2・D・カロチノイド・レシチンを含んでいます。アボカドから採取したオイルはビタミン類が豊富なため、お肌の手入れに使用されます。
  • アボカドってね「世界一栄養価の高い果実」って言われているんだって。高エネルギーなのに低脂肪なのって意外でしょ?
  • ビタミン、ミネラルをいっぱい含んでいて(14種類のビタミンと17種類のミネラル)特にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、リノール酸、オレイン酸をたっぷり含んでいて老化防止の果実なんだって。しかも、アボガドの脂肪分は、その8割が不飽和脂肪酸。悪玉コレステロールを分解し、皮下脂肪を軽減するのに効果があるんだよ。
  • 僕たちのコートにもたっぷりの栄養を与えてくれるんだ。「森のバター」って呼ばれているよ。
  • アボガドのタンパク質に含まれる「特殊亜鉛」は、「乾燥肌」「かゆみ」などのスキントラブルの改善に大きな効果を発揮してくれるんだ。
バジル
Basil (Sweet Basil)
Ocimum basilicum
  • 神経の鎮静作用、消化器系の不調、乗り物酔い、めまい、催乳作用などがあります。
  • 頭をすっきりさせ、神経の疲れをとる作用があるので疲れていて気分がすぐれないときにティとして飲むとすっきりとした気分になれます。
  • ヒステリーや抗うつ作用があり、頭痛、偏頭痛、解熱作用があります。
  • 解毒作用があるため、虫に刺されたときなどに効果があります。
  • 妊娠中や肌の弱い人はバジルのエッセンシャルオイルを使わないで下さい。
  • バジルってね、オレガノやタイムと同様に僕たちの食事に加えられる抗酸化ハーブの代表でもあるんだ。その他の代表的な抗酸化ハーブは、ジンジャー、パセリ、セロリシードなどだよ。
ビーバーム
Bee Balm
ベルガモット
Wild Bergamot
Monarda didyma
  • 殺菌・消毒作用、鎮静・鎮痛作用、抗炎症作用、消化促進作用、健胃作用、デオドラント作用、強壮作用などがあります。また去痰、抗炎症作用があり、呼吸器感染症などに有効で、お茶は風邪にも効果があります。
  • 心身の疲労およびそれに伴う食欲不振、精神疲労や不安等による抑うつ症状およびそれに伴う不眠、尿道炎、膀胱炎等の泌尿器系感染症にも効果が認められています。
  • 強心作用、子宮強壮作用があります。
  • 健胃・消化促進作用があるので、消化不良、膨満感にも有効です。
  • 心を鎮静させリフレッシュさせます。抗うつ、不安感などに有効。神経の鎮静と高揚と、相反する効果があります。また、抗うつ作用もあります。精神の緊張をほぐし、心地よい眠りにいざないます。
  • 成分に、防腐剤のチモールを含んでいるので防腐作用があります。
  • 膀胱炎、寄生虫の駆除にも用いられます。
  • 妊娠中は使用しないで下さい。
  • 柑橘類のエッセンシャルオイル(特に未精製のベルガモットオイル)は光過敏症を起こすので、注意して使用する必要があります。
  • このお花にはね、ミツバチが集まる事からBee Balmって呼ばれているよ。長い筒状のお花なんだ。
  • 僕たちの皮膚病や口内炎、歯肉炎、腎臓病に効果があるんだ。
  • アメリカンインディアンは傷を治すのに使っていたんだって。
  • ビーバームのお茶でリンスすると皮膚病が治ったり痒みが取れるんだよ。
  • 精神の緊張をほぐして楽にしてくれるよ。神経の鎮静と高揚と、相反する効果があるから抗うつ作用としてはいいね。
  • よく膀胱炎、寄生虫の駆除に用いられるんだよ。
  • キャットニップ、カモミールまたはフェンネルと混ぜて使うと胸焼けやガスを防ぐよ。
  • エチナシア、コーシュグラス、ラズベリーリーフまたはゴールデンロッドと混ぜて使うと尿路系や腎臓の障害に効果があるよ。
  • 僕たちの肌にフィーバーフィゥフラワーと混ぜて使用するう事によって虫除け効果も期待できるんだ。
ビルベリー
Bilberry
Vaccinium myrtillus
  • 瞳の果実といわれアントシアニン(フラボノイド配糖体)を多量に含み、視覚機能向上 毛細血管保護作用があり、眼の弱くなった末梢血管を強め、血行を良くすることで視力を回復します。眼精疲労 糖尿病性網膜症 老人性白内障に効果を示します。
  • この毛細血管強化作用は心臓の毛細血管の強化にも役立ちます。
  • 風邪、インフルエンザ、熱および消化不良にも使用されます。
  • また、防腐性、収斂作用もあり、下痢、糖尿病、歯肉炎にも効きます。
  • 生の実をいっぱい食べるとお腹がゆるくなる場合があります。
  • 妊娠中は使用しないで下さい。
  • 瞳の果実っていわれるくらいお目目に効果のハーブなんだ。当然、僕たちの白内障にも効果があるんだよ。
  • 有効成分のアントシアニンが、網膜の感光物質ロドプシンの再生を促進することで、視力を改善するんだ。また、アントシアニンは、その強い抗酸化作用で、網膜の毛細血管を守るので、網膜症の予防にも役立つって訳だね。
  • 血液の循環をよくし、高血圧を抑制し、さらに潰瘍の予防にも役立つ事が証明されているよ。
  • ビルベリーって、加齢による白内障だけではなく、黄斑変性、緑内障、糖尿病による白内障からもお目目を守る役割があるんだよ。チュ~ちゃんのご飯に毎日入ってるのもこんな理由なんだ。
  • 実をハーブとして使用することが多いけど、葉っぱには血糖を下げる働きがあるので糖尿病の治療補助として使われるよ。

 わんこたちへの注意点

  • ビルベリーの実はフルーツだから安全なんだけど、葉っぱには血糖を低下させる働きがあるのでインシュリン依存型の糖尿病のある子は獣医さんに相談してから使ってね。
  • 時々ママたちには、胸焼けや湿疹、眠気の出る人もいるんだって。また、肝臓機能や腎臓機能が低下している場合の安全性は確認できていないらしい。僕たちの文献ではそんなことは書かれていないんだけどちょっと気になったのでここに書いておくね。
  • 数種のハーブの本によると既知の薬物相互作用はないし、血液を凝固させるような弊害もないという報告があるよ。フルーツもハーブとして取り上げられるといろいろあるんだね。
  • 生の実をいっぱい食べるとお腹が緩くなるという報告があるよ。と、言っても、普通のスーパーでは売っていないのでチュ~ちゃんはパウダーで摂取しているよ。
ブラックベリー
Black Berry
Rubus idaeus
  • フルーツとして一般的に食べられているものでビタミンCを多く含みます。
  • 瞳の果実といわれアントシアニン(フラボノイド配糖体)を多量に含み、視覚機能向上 毛細血管保護作用があり、眼の弱くなった末梢血管を強め、血行を良くすることで視力を回復します。眼精疲労 糖尿病性網膜症 老人性白内障に効果を示します。
  • この毛細血管強化作用は心臓の毛細血管の強化にも役立ちます。
  • 葉は煎じて皮膚や血液の強壮剤として使われます。
  • ブラックベリーはラズベリーの仲間なんだ。実にはビタミンCがいっぱい含まれているよ。ハーブとしてパウダー状になったブラックベリーは僕たちの下痢の緩和にも使われるんだよ。緊急の下痢止めにはブラックベリーのジャムだって使われちゃうよ。意外でしょ?
  • もちろんブルーベリーやビルベリーみたいに有効成分のアントシアニンが、網膜の感光物質ロドプシンの再生を促進することで、視力を改善するんだ。また、アントシアニンは、その強い抗酸化作用で、網膜の毛細血管を守るので、網膜症の予防にも役立つって訳だね。
  • 葉っぱはティにして血液や皮膚の強壮剤として用いるんだ。葉っぱは湿布にも役立つよ。
ブラックカラント
Black Currant
Ribes nigrum cv.
  • ガンマ・リノレン酸に代表されるオメガ3、オメガ6の抗酸化物質を含有し、頭髪の乾燥や老化、弱った爪のケアー等に使われると言われています。(黒カシスとも呼ばれ、ベリー系の中でも特に酸味が強いため、主にジャムやソースに使われます。)
  • ベリー類(ストロベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、ラズベリーなど)に含まれる光合成によって出来た植物の色素や苦味成分であるポリフェノールには、体を酸化させむしばむ活性酸素を除去する働きがあります。ブラックカラントには100g中282mgのポリフェノールが含まれています。
  • アントシアニンによる疲れ眼予防効果があります。眼が物を見るときに重要な役割をするのが神経伝達物質ロドプシンで、これは光を脳に伝える極めて重要な物質です。しかし、このロドプシンは物を見ることによって減少する物質であり、これが減ってくると疲れ目や目のかすみといった症状が起きてきます。このロドプシンの減少を抑える効果のある物質がポリフェノールの一種であるアントシアニンです。(アントシアニンはベリー類に含まれる色素成分のひとつです)
  • ブラックカラントやブラックベリーもビルベリーやブルーベリーと同じポリフェノールがいっぱいで抗酸化作用に優れているよ。
  • アントシアニンもいっぱいで白内障予防には摂りたいフルーツだよね。ただ、やっぱり「果糖」はおデブの元、毎日少しずつがいいみたい。
ブラックコホッシュ
Black Cohosh
Cimicifuga racemosa
  • 根の部分を焼くように用います。女性ホルモンであるエストロゲンによく似た成分を含み、シミに効果があります。
  • 黄体ホルモン分泌過多によるニキビ・黄体ホルモンの抑制作用・更年期障害の緩和・改善 抗炎症作用・鎮静作用・筋肉の収斂や緊張緩和・血管拡張・鎮痛作用があります。
  • PMSを始めとする婦人疾患や乳ガン、子宮ガンの予防に使用されるハーブです。
  • 鎮静作用もあり、血液循環もよくします。
  • 妊娠中、授乳中は使用しないで下さい。
  • ブラックコホッシュとブルーコホッシュはその相乗効果により一緒に使われることの多いハーブなんだ。
  • ブラックコホッシュはエストロゲンに似た働きをして女性ホルモンの分泌過剰を抑えてバランスを保ってくれるよ。
  • 女性ホルモンのバランスの崩れからくる神経過敏などにも効果があるって書いてあるけど(もちろん僕たちの本)わんこにも更年期障害ってあるのかな?チュ~ちゃんを見てる限りわかんないよ~。

 わんこたちへの注意点

  • 子宮収縮促進作用があるので、妊娠中のママわんこには使わないでね。
ブラックホウ
Black haw
Viburnum purnifolium
  • 強力な筋弛緩作用があり、特に子宮に作用しますので、生理痛や出産後の痛みや出血に効果のあるハーブです。
  • 抗痙攣作用もあります。
  • 妊娠中のママわんこには子宮の緊張を和らげ流産を防ぐハーブとしてCrampbarkと共に推奨されているよ。
ブラックマスタード
Black Mustard
Brassica nigra
  • リグニン、けし油配糖体及び酵素を含み、興奮、血行促進、抗菌、利尿作用があります。
  • 冷え性、血行促進には足浴剤として、風邪にはティーとして、また関節痛には湿布剤として利用されます。(敏感肌の方はシップが食説肌に触れないように注意しながら、長時間の湿布は避けてください)
 
  • 漢方では種を風邪や胃炎やリウマチや腰痛の治療に使われるよ。僕たちには筋肉の血行促進剤として外用に湿布などで使われるものなんだ。

 わんこたちへの注意点

  • 僕たちにはあくまで外用オンリーの使い方だよ。
ブラックペッパー
Black Pepper
Piper nigrum
  • 神経と心の強壮作用があります。ペッパーに含まれるアルカロイドであるペパリンは、唾液や胃液の分泌を促進させるので食欲増進効果があります。
  • このオイルは血管拡張作用によって血液の循環を良くしてくれながら浸透作用によって痛みの緩和を促してくれるんだよ。
  • 僕たちの関節のマッサージオイルとしても使われているよ。

 わんこたちへの注意点

  • 僕たちにはあくまで外用オンリーの使い方だよ。
ブラックウォルナッツ
Black Walnut
Junglans nigra
  • 寄生虫駆除、肌を引き締めるアストリンゼント効果、嘔吐剤、緩下剤として用います。
  • 腸内のガス、肝臓および胆嚢の病気に優れた効果を発揮します。
  • 長期の使用は避けてください。
  • お腹以外の血液や臓器に移ってしまった寄生虫や、招かざる寄生虫に居心地の悪い環境を作るんだ。
  • 僕たちには安全な寄生虫駆除剤なんだよ。但しちゃんと適量を使ってね。
  • 安全な緩下剤で習慣性がないことでも知られているよ。

 わんこたちへの注意点

  • ブラックウォルナッツは、毒性もあるので必ず獣医さんの指示のもとで使うのが原則だよ。
  • 含まれるタンニンとアルカロイドは、時に嘔吐や下痢などの症状を引き起こすので、注意が必要なハーブなんだ。
ブラダーラック
Bladderwrack
Fucus vesiculosus
  • 甲状腺の働きを正しく保つ為に必要なヨウ素が甲状腺の不活性に作用し、正常な働きに治します。
  • 甲状腺の異常による肥満にも効果があります。
  • 妊娠中、母乳時、また甲状腺機能亢進症のある方は使用しないで下さい。
  • ブラダーラックって聞きなれない名前のハーブだけどね、実は海藻の種類なんだよ。なので、昆布、ひじき、アラメ、海苔などの海藻類が、このブラダーラックの代わりとして使用されるんだ。そう聞くと親近感が湧くでしょ?他の海藻類と同じようにヨウ素の宝庫だし、ポリフェノールも豊富だし、ミネラル特にカルシウムを多く含んでいるよ。
  • 健全な甲状腺を促進するための天然ヨウ素をたくさん含んでいるんだ。だから血液循環を良くして肥満を防ぐ働きもあるよ。
  • リュウマチと慢性関節炎にも効果があり、炎症を起こしているジョイントの部分に働きかけるよ。内服でも外部的に湿布としても使用されるんだ。
  • 代謝機能低下による肥満、動脈硬化症および消化の障害を治してくれるよ。
  • また内分泌腺のインバランスを修復する役割もあるから内分泌腺に直接働きかける働きから女の子の生殖システムにもとても有益なハーブなんだ。
  • 治療だけでなく代謝促進栄養ハーブとして、弱った身体の調子を整えてくれる新陳代謝促進ハーブでもあるんだ。
  • 最近の研究では、免疫システムを強化し、癌の予防や治療にも役立つことがわかってきたんだ。

 わんこたちへの注意点

  • ブラダーラックは、アレルギー反応が出る場合があることが知られているので、アレルギーを持ってる子は注意してね。
  • 食事中の過剰なヨードレベルは、甲状腺機能亢進症を引き起こすか悪化させると言われているけど、有毒のレベルに達するためには33ポンドの海草を毎日与える必要があるとも言われているんだ。いくら大きなわんこでもそんなに過剰な量は食べられる訳ないよね。
ブレスドシッスル
Blessed Thistle
  • 胃液の分泌、胆汁の分泌を促進します。
  • 種子に含まれるシリマリンは、飲み過ぎ、慢性肝炎、肝硬変に効果的です。
  • 消化吸収に働きかけ、血液循環をよくし心臓を強化します。
  • 肝臓、肺および腎臓疾患に役立ちます。 血液循環をスムーズにします。
  • 妊娠中は使用しないで下さい。
  • 僕たちの文献では、逆に妊娠後期3週間は母乳分泌を促進するハーブとされているよ。
ブルーベリー
Blue Berry
Vaccinium spp.
  • ベリー類(ストロベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、ラズベリーなど)に含まれる光合成によって出来た植物の色素や苦味成分であるポリフェノールには、体を酸化させむしばむ活性酸素を除去する働きがあります。ブルーベリーには100g中250mgのポリフェノールが含まれています。
  • アントシアニンによる疲れ眼予防効果があります。眼が物を見るときに重要な役割をするのが神経伝達物質ロドプシンで、これは光を脳に伝える極めて重要な物質です。しかし、このロドプシンは物を見ることによって減少する物質であり、これが減ってくると疲れ目や目のかすみといった症状が起きてきます。このロドプシンの減少を抑える効果のある物質がポリフェノールの一種であるアントシアニンです。(アントシアニンはベリー類に含まれる色素成分のひとつです)
  • ブラックカラントやブラックベリーもビルベリーやブルーベリーと同じポリフェノールがいっぱいで抗酸化作用に優れているよ。
  • アントシアニンもいっぱいで白内障予防には摂りたいフルーツだよね。ただ、やっぱり「果糖」はおデブの元、毎日少しずつがいいみたい。
ブルーコホッシュ
Blue Cohosh
Caulophyllum thalictroides
  • 子宮系統への強壮剤として使用します。生理不順にも効果があります。
  • 妊娠中は使用しないで下さい。
  • リュウマチや関節炎の痛みを和らげてくれる働きもあるんだよ。

 わんこたちへの注意点

  • 子宮収縮促進作用があるので、妊娠中のママわんこには使わないでね。このハーブは専門知識にそって使わなくちゃいけないハーブだよ。
ブルーマロウ
Blue Mallow
Malva sylvestris
  • きれいなブルーパープルのお花で、風邪、気管支炎、喘息、便秘、リウマチ、通風などに薬効があり、ハーブティとして飲まれます。
  • 美肌効果があることでも知られています。
 
ボレジ
Borage
Borago offinalis
  • 古代ギリシャ、ローマ時代から解熱、鎮痛に利用されてきたハーブです。また、悲しみを追い払い、元気づけるハーブとされてきたそうです。
  • この種子は多価飽和脂肪であるガンマ・リノレン酸を最も豊富に含む植物(月見草油の5倍)と言われています。
  • コレステロールを下げるとともに、皮膚や髪の健康を守ります。
  • 核酸と合わせて摂取すると、アトピー性皮膚炎の改善・治療に、また、亜鉛とともに摂取すると、ニキビや吹き出物の治療に効果があります。
  • 月経前症候群や生理痛の緩和、血圧、コレステロール値の低下、精神安定、更年期障害、便秘にいいとされています。血流もよくなります。
  • タンニン,ビタミンC,カルシウム等の薬効ミネラルやカリウム等が含まれ副腎を刺激し、解熱、肺疾患に効果があります。
  • すぐれた強壮作用により、せき,気管支炎にも効果があります。
  • ボリジから採ったオイルは局所ホルモンと呼ばれるγ-リノレン酸を20~25%と多く含み、皮膚の細胞の防御機能を増大させて保護膜のように皮膚を守ります。やわらかで滑りの良いオイルで、乾燥やおとろえを感じはじめたお肌に適したオイルです。 他のオイルに10%程ブレンドして使用します。
  • オイルは酸化が早いので保存に注意が必要ですが、すべての肌タイプに向き、湿疹、老化した肌などのフェイスケアによく用いられます。ボリジの精油は皮膚の水分保持に役立ち、肌細胞を刺激し活発にする(皮膚再生)作用と皮膚炎の緩和も期待できます。
  • 長期間の使用は避けてください。妊娠中、検査を受けている時の使用はさけてください。
  • ボレジはその種から取れる油にたくさんのガンマ・リノレン酸(GLA)が含まれているんだ。GLAは僕たちのコートや皮膚をしっかり守ってくれるんだ。
  • ガンマ・リノレン酸は血中のコレステロールを下げ、血圧も下げてくれるよ。適量を獣医さんに指示を受けてね。
  • あとね、授乳中のママわんこにはおっぱいの出をよくする効果もあるんだよ。これは人間にも僕たちにも同じ効果が報告されているよ。
  • 種ばっかりが注目されるボリジだけど、葉っぱも僕たちの皮膚の痒みを和らげるというりっぱな役目があるんだ。
  • ただ葉っぱには少量だけどアルカロイドの一種が含まれててこれが肝臓に対して毒性を持つよ。なので肝機能障害のある子や妊娠中のママわんこには使っちゃいけないんだよ。
  • それと、僕たちには大量には使わないハーブだと言うことを覚えておいてね。
  • 僕たちの咳や気管支炎にもしっかり効果があるよ。
  • そうそうボレジの花言葉ってね「勇気」なんだ。素敵でしょ?憂うつを吹き飛ばし、陽気にしてくれるハーブといわれているよ。

 わんこたちへの注意点

  • ボリジの葉には少量のアルカロイドが含まれていて、このアルカロイドは、肝臓にダメージを引き起こすことがあるので注意してね。
  • 妊娠中のママわんこや肝臓病のわんこには使用しないでね。
  • 大量に使うこと、長期に渡って使うことは禁止されているハーブでもあるよ。
  • 体質によってはアレルギーを起こすハーブでもあるんだよ。
  • お花は陽気な気分にしてくれるので、サラダにされたり、昔はワインにも入れられたりしてたけど、オーストラリアやニュージーランドではハーブとしての使用を禁止されているよ。
ボスウェリア
(フランキンセンス)
Boswellia
Boswellia serrata
  • 鎮静、呼吸器系機能調整、収れん、緩和作用があります。
  • 気管支炎、喘息などの呼吸器系疾患や花粉症、インフルエンザなどのカタル症状に使用されます。
  • 収斂作用や防腐作用があり皮膚の老化を抑える働き、皮膚の張りと弾力を保つ働きがあります。
  • 収斂作用、防腐作用、抗炎症作用があり、傷の治癒を促す働きがあるんだ。だからこちらの獣医さんではわんこやにゃんこはもちろん、お馬さんにまで切り傷や炎症を伴う怪我の治療薬として使われているよ。
  • 緩和作用が筋肉や関節へ働きかけて筋肉組織に直接働いて組織液を増やし、その流れをスムーズにし、痛みを和らげてくれるので、僕たちには、主にリウマチ系の疾患に使われるよ。この場合はボスウェリアとアシュワガンダの併用が効果があるといわれているんだ。(用法:ボスウェリア:20パウンドまでのわんこの場合ボスウェリアリキッドを体重10パウンドごとに10滴を1日2回、30パウンドであれば500mgのカプセル1日1カプセル、60パウンドまでは1日3カプセル、それ以上の大型犬には1000㎎を1日2回食後に与えます。用法:アシュワガンダ:20パウンドまでのわんこの場合アシュワガンダリキッドを体重10パウンドごとに10滴を1日2回、30パウンドであれば500mgのカプセル1日1カプセル、60パウンドまでは1日3カプセル、それ以上の大型犬には1000㎎を1日2回食後に与えます。)
  • 肝臓病、喘息、下痢の治療にも使われるハーブなんだ。

 わんこたちへの注意点

  • ボスウェリアは、ママたちにとって時に下痢やスキントラブル、吐き気などの症状が出ることがあるよ。これは僕たちにも当てはまることらしいよ。
  • シビアな肝臓病や腎臓病のわんこで、非ステロイド系の薬剤を使っている子や、肝臓病や腎臓病のわんこで妊娠中のママわんこへの使用は禁止されているよ。
バグルウィード
Bugleweed
Lycopus virginicus
  • 甲状腺機能障害の緩和、心臓病の鎮静効果、神経緩和作用、毛細血管の収縮作用、アストリンゼン効果、咳止めなどに利用されます。
  • 特に甲状腺機能障害、心臓病、神経系障害に効果があります。
  • バグルウィードってミントの仲間なんだ。僕たちの甲状腺機能亢進症の治療には(即効性はないけれど)緩やかな効果を示すよ。
  • 甲状腺機能亢進によって引き起こされる過呼吸状態や心臓のドキドキや咳にも効果があるんだ。甲状腺機能亢進症にはレモンバームと一緒に使われたりするよ。
  • 僕たちの咳にも効果があるよ。
  • 鎮静作用が僕たちの神経に直接作用して痛みを緩和してくれるんだ。

 わんこたちへの注意点

  • バグルウィードは安全なハーブだけど、妊娠中のママわんこや授乳中のママわんこには血管への作用とホルモン様作用からあげてはいけないハーブなんだよ。
  • このハーブは甲状腺機能亢進症の改善に役立つハーブなので、くれぐれも低下症のわんこには使用しないでね。
バックソーン
Buckthorn Bark
Rhamnus Frangula
  • 消化器官の浄化作用がありますので、便秘に効きます。
  • 下痢、軟便、腹痛の時、あるいはそのような状況になった時は使用しないでください。
  • 肝臓の機能を亢進してくれる作用もあるよ。ハーバルセラピーとしてHoxsey Therapyの中で、使われるハーブだよ。
バードック
Burdock Root
Arctium Lappa,
Arctim minor
  • バードックとはゴボウの事で、ゴボウの根は血液浄化のハーブとして有名です。
  • 特に、身体中の関節の腫れを取り除き、肝臓の働きを増進させ、血中の有害な酸を浄化し、石灰化した血管推積物を排泄する働きがあります。
  • バードックはイヌリンを約28%-45%も含み、治癒力となるスターチを形成し、これが炭水化物の代謝に重要な役割を果たします。
  • バードックは約12%の蛋白質を含み、これがホルモンバランスの調節の助けになっています。
  • ビタミンCや鉄分が多く、その他ビタミンA・P、ビタミンB群・ビタミンE・PABA、そして多くの抗酸化ミネラル類を含んでいます。
  • アレルギー、関節炎、ぜんそく、血液浄化、はれもの、痛風、花粉症、気管支炎、潰瘍、ガン、吹き出物、肺、神経痛、腎臓障害、肝臓、腰痛、リュウマチ、皮膚病、子宮脱に有効です。
  • 抗菌作用によりニキビ、湿疹、乾癬などの皮膚トラブルにも 効果があります。
  • 発汗を促すとともに、 浄血作用にすぐれ血糖値の抑制作用の働きもあります。
  • ゴボウの根は血液浄化のハーブとして古くから利用されてきたんだ。
  • 僕たちには特に肝臓や腎臓の機能低下や皮膚への効果が大なんだ。ドライスキンにはリコリスやレッドクローバー、ダンデライオン、イエロードッグを併用するのがいいんだって。
  • 最近はね、インディアンのガンの秘薬の主成分とも云われているんだよ。
  • ゴボウには細胞の突然変異を抑制する成分であるイヌリンとアルクトースという多糖類が含まれていて、イヌリンはNK細胞の働きを活性化させ、低下した免疫力を増強させるんだ。
  • NK細胞は、ガンに対して特に強く作用する免疫細胞で、ガンを促進するプロモーターが働いたら、すぐに攻撃をして破壊してくれるんだって。ガン細胞が少ない段階では、NK細胞をはじめとする免疫システムは素早く働いて、これらを破壊することができるんだ。NK細胞の働きを高めることはガンの予防、改善に大きな威力を発揮することになるんだね。
  • また、イヌリンはインシュリンのリセプター(細胞にある受容体)に作用して、少量のインスリンでも十分に働くように感受性を増強するんだよ。インシュリンはガン細胞の成長ホルモンにもなってしまうので、インシュリンが少量で済むということは、ガン細胞の増殖を抑えることに役立っているって訳だね。
  • ゴボウの根2.5オンスには、なんと、61.0mgのカルシウム、77.0mgのポタシウム、1.4mgの鉄分、0.03mgのチアミンと0.05mgのリボフラビンが含まれているよ。
  • 特に肝臓への長期投与による効果は眼を見張る報告がされているよ。薬物療法や予防接種などで肝臓にダメージがある場合は、ミルクシスルまたはリコリスを併用すると効果があるよ。慢性の便秘もある場合はダンデライオン、チコリ、ターキールバーブ、イエロードック、オレゴングレープを使用するよ。
  • こちらでは、古くからのガン治療にケモセラピーと併用されるEssiac Teaというものがあるんだけど、その中にもバードックルートは腎臓の浄化をする目的で主要ハーブとされているんだ。Essiac Teaには、併用して肝臓機能改善するターキールバーブも入っているよ。
  • 根はハップ剤として僕たちの傷の癒しを速めるのに使われてきたんだ。
  • 免疫力を高めたい場合は、エチネシアやアストラガルスと併用するといいんだよ。チュ~ちゃんはご飯にバードックを入れてエチネシアとアストラガルスの入ったドッグEディフェンスを一緒に摂っているんだよ。元気なわけだ。

 わんこたちへの注意点

  • こっちの文献では「日本では当たり前の安全な食品としてのゴボウ、しばしスキヤキにも入ってます」って表現されてたよ。笑っちゃった。
  • そんな安全な食品であるゴボウだけど1978年に、アメリカンメディカルアソシエーションはゴボウ中毒に関する報告書の公表によってちょっとした恐怖を引き起こしたんだ。後の調査では、現実に未知の出所からの有毒な化学物質であるアトロピンが検出されたという事件まであったんだって。
  • だけど、現在は安全性が確認されてわんこのハーブとして推奨されているものなんだ。ご飯に混ぜてロングタームで使えるハーブと言われているよ。もちろんチュ~ちゃんのご飯にも入っているんだ。妊娠中のママわんこにもパピーにも安心してあげられるものだよ。
  • ただ、インシュリンを使ってるわんこの場合は、インシュリンの効果を増強させるので注意してね。
ブプレイルム
Bupleurum
Bei Chau Hu
Hare's Ear Root
Bupleurum Spp.
  • 免疫力を高める作用がありチベットでは抗炎症薬として用いられています。
  • セリ科の薬草でサイコサポニンと呼ばれる生物活性物質を含み、漢方では慢性肝炎や慢性腎炎等に用いる重要生薬の一つです。
  • 血中コレステロールを正常化する働きがあるといわれています。
  • 咳、皮膚化膿症、腹痛、筋肉痛などに使用されます。
  • その他、体温解熱作用、鎮痛作用、うっ血をとる、血圧降下作用、肉芽増殖色素透過性抑制作用があります。
  • 生理活性に富むサイコサポニンが多量に含まれていて、多発性硬化症などの自己免疫疾患の免疫機能に影響を及ぼし、その病態を改善させる効果が報告されているよ。
  • 僕たちの関節炎や、肝臓病、皮膚やコートの改善、ストレスに効果があるんだ。
  • 免疫システムに働きかけるとともに抗菌作用、抗バクテリア作用も報告されているよ。
  • 漢方薬には、Hare's Ear Root (Bupleurum Chinese)という名前でジンセンやリコリスなどと一緒に使われるよ。
カユプテ
Cajuput
Melaleuca Cajuputi
  • 強い抗菌作用・抗ウィルス作用があります。
  • 解熱作用、神経痛、発汗作用があり、リウマチの治療に用いることもあります。
 
  • カユプテってね、ティツリーを含むフトモモ科の仲間なんだよ。学名が同じMelaleucaから始まっているでしょ?ティツリーと同じ効果が葉と小枝から採れるオイルにあるんだよ。ティツリーはこの仲間のうちで最も価値の高いオイルなんだ。
カレンデュラ
(キンセンカ)
(マリーゴールド)
Calendula
Calendura officinalis
  • 英語名はマリーゴールド、聖母マリアに由来する名の如く、さまざまな薬効があるのです。
  • 抗菌、抗バクテリア作用があり、炎症を抑えリンパ活動を促進させ、傷を癒す働きがあります。
  • 日本名ではキンセンカですね。花びらをフェィシャルスチームに用います。
  • 薬理学的には口内炎や、胃潰瘍の薬として利用されてきたハーブで、胆汁の分泌を盛んにさせ胆のうの症状に利用されます。 他にも、リンパ節系に利用されます。
  • 胃腸障害、漬瘍、消化器官から来る悪性のニキピなどにも効果があります。
  • 抗菌、収斂、吐血作用があり、乾燥させた花の浸出液は十二指腸潰瘍や胃潰瘍、月経促進などに使われますが、特に切り傷や、やけど、化膿などの皮膚の治療によく効きます。
  • アトピー性皮膚炎の炎症を抑える治療薬として使用されます。
  • お花を植物油に浸して、成分を抽出させて作ったオイル(マセレーションオイル)は、ビタミンAを多く含み、皮膚、血管、粘膜の傷の治りを良くします。鎮痛作用、保湿作用があります。すべての肌タイプに合いますが、特に乾燥肌や荒れた肌に使用します。しもやけ、あかぎれ、炎症、腫れ、やけど、切り傷、にきびなどに使用されます。
  • 抗菌、抗バクテリア作用があり、炎症を抑えリンパ活動を促進させ、毛細血管を保護し、傷を癒す働きがあるよ。
  • 傷の手当てといえば、カレンデュラって云われるくらい赤ちゃんや僕たちが舐めてもいい傷薬なんだ。ポイズンアイビーや、ノミやティックなどの虫刺され、切り傷、日焼けなどにしっかり効果があるよ。これはカレンデュラに含まれるフラボノイド、サポニン、トリチルペンアルコール、カロチンなどの、細胞をすばやく修復させてばい菌が傷口から入らないようにする作用によるものなんだ。僕らのファーストエイドだね。やさしいお花のエキスで癒されるね。
  • 胃炎や胃潰瘍、腸炎や消化不良など消化器系にも有効だよ。
  • また胆汁の分泌を促進する作用があり胆のう障害に利用されてるし、リウマチや関節炎にも効果があるんだ。
  • 抗炎症作用、抗バクテリア作用、抗菌作用、抗腫瘍作用、肝臓強化作用、そのどれもが僕たちにもちゃんと作用してくれるんだ。
  • マリーゴールドは聖母マリア様に由来する名前、まさに癒しのお花だよね。
  • クリバー、ネトルとのコンビネーションは僕たちの皮膚のコンディションと膀胱炎のような感染症の炎症によく効くと報告されているよ。
  • 僕たちのファーストエイド軟膏を作るときは、コンフリーやセントジョンズワートを混ぜることが薦められているけど、コンフリーは注意の必要なハーブなので、軟膏とか舐めちゃう子にはPPCとしては推奨しないよ。
  • 抗菌作用を高めるためには(飲用でも外用でも)ビーバーム、オレゴングレープまたはリコリスのうちのどれかを加えるといいんだって。
  • 尿路系や消化系の炎症に対しては、コーンシルク、マーシュマロウまたはプランテインのうちのどれかとカップルで使われるんだって。

 わんこたちへの注意点

  • カレンデュラの葉っぱと茎には少量のサリチル酸塩を含んでいるんだ。エッセンシャルオイルやカレンデュラエキスはお花から採取したものだから問題ないけど、葉っぱや茎は妊娠中のママわんこにはあげないでね。
  • 少量のサリチル酸塩は全く問題ないけれど、飲用などに使う場合はにゃんこの場合に限り獣医さんの指示に従ってに使用する必要があるんだ。
キャラウェイ
Caraway
Carum carvi
  • 侵出液は、消化不良、腹痛、下痢などの家庭薬として使われます。
  • また喉頭炎のときのうがい薬としても利用されます。
  • キャラウェイの種(実)は、なんと石器時代からいろんなお料理に使われてきたんですよ。ザワークラフトにも入っています。こちらではパンにも練りこんで焼いたりします。ティーは消化を助けてくれるので、食後に飲むのがお勧めです。
  • 僕たちの消化不良や胃腸内にガスが過剰に発生する鼓腸などに効果があるよ。
  • キャラウェイ、ナツメグやコリアンダー、クミン、ミント、カモミールなどのエッセンシャルオイルは、消化不良や鼓腸に最も推奨されるエッセンシャルオイルたちなんだって。
カルダモン
Cardamon
Elettaria cardamomum
  • 精神の緊張を和らげるとともに、筋肉、関節の緊張を緩和する作用があります。
  • カレーの香辛料としても有名なカルダモン。ジンジャーの仲間で、スパイスとして幅広く使われます。種はガラムマサラにも使われるスパイスで、消化を助けます。
  • すりつぶした種は僕たちの消化を助けるハーブとして使われるよ。同じ働きをするものにはアンジェリカルート、キャラウェイシード、キャットニップ、カイエンペッパー、セロリシード、カモミール、シナモン、クローブ、フェンネルシード、ジンジャー、レモンバーム、リコリスルート、ペパーミントなどがあるよ。
  • カルダモンはハーブの分類で「発展」という区分けがされているんだ。元気ハーブなんだね。
  • カルダモンって最も高価なお口の中のバクテリア拮抗剤なんだ。ただ単にお口の中をリフレッシュさせるのではなく、しっかりとバクテリアを退治してくれる保証付きハーブなんだよ。甘い息になるからロマンチックなデートの時はカルダモンを食べなさいって言われるくらいなんだ。
キャロット
Carrot
D.carota subspsativus
  • キャロット(にんじん)を植物油に浸して、成分を抽出させて作ったオイル(マセレーションオイル)は、キャリアオイルとして使用されます。ビタミンAとDを含んでいますので皮膚と粘膜を保護する作用、皮膚の修復作用があります。唇や手が荒れた時のスキンケアに利用されます。
  • 健康のための毎日のキャロットジュースが推奨されています。(ハーブというよりビタミンが豊富なお野菜ですね)
  • ニンジンは古代では素晴らしい医薬的な価値を持ったもので、駆風特性と強肝特性が認められてからは16世紀以来広く栽培されるようになりました。
  • 現在ではガン患者に対して使用されたりしています。(特に胃と喉の場合)また、皮膚ガンにも効果があると言われています。
  • ニンジンは視力を高めることと、病気の期間を短縮するということに長く結びつけられていました。
  • 精神的にはストレス・疲労困憊を取り除いてくれ心を浄化する効果があります。
  • 黄疸・肝炎・さまざまな肝臓障害にも役立ちます。
  • 肝臓の優れた浄化剤となります。膀胱炎を好転させ、痛風にも効果があります。
  • 腎臓結石を排出する効果があります。
  • 赤血球を増加させ、貧血及びそれによる体の衰弱、疲憊に効果があります。
  • 体の各器官の働きを全体的に向上させます。
  • 鼻・喉・肺の粘膜を強化し、喘息・気管支炎などの呼吸器系の障害に効果があります。
  • 月経周期の乱れ・不妊症に効果があります。
  • 顔色を良くし、肌の張りと弾力を高めます。
    (しみ・しわ・乾燥して固くなった肌に効果)
  • たこ・うおのめ・炎症をおこした創傷を治癒させる効果があります。(侵出性のただれ・潰瘍・白斑(色素の欠如)・できもの・よう・湿疹・乾癬などに効果)
  • 高麗人参やシベリアンジンセン(Panax ginseng)は別項になりますので、それぞれの項目を参照してください。お野菜のニンジンはセリ科、ハーブとしての高麗人参やシベリアンジンセンはウコギ科で全く別のものです。
  • 僕たちにはビタミンとして摂取するのがいいよね。ビタミンAとC、カルシウム、ポタシウムが豊富なニンジンちゃんって、僕たちにもママたちにも最も有効な緑黄色野菜だよ。毎日または1日おきの食事に少量加えることで健康になれるんだ。ママたちも毎日ジュースで飲むことが推奨されているよ。
  • キャロットオイルは、僕たちの腫瘍に対しては、2Tbsのオリーブオイルと小麦胚芽オイル(またはフラックスシードオイル)、キャロットオイルとイブニングプリムローズ(またはボレジシードオイル)各10滴をミックスしたものを体重15パウンドごとに1Tbs、それに少量のシーソルトと消化酵素を食事に加えてあげる方法が推奨されているよ。
キャロットシード
Carrot Seed
 Daucus carota
  • この精油は極めて優れた浄化剤になります。カロテンというビタミンAに変わる物質が含まれているのですが、この成分は、皮膚・毛髪・歯・歯茎をそれぞれ健康に保ってくれますので、より若々しいお肌になります。
  • この精油を使ってローション、フェイスパック、フェイスマッサージをするともう、お肌すべすべして、子供の肌みたいにモチモチしてくるとも言われます。
  • 僕たちのマッサージに関しては特に記載なしだったんだ。
キャスカラサグレダ
Cascara Sagrada
Rhammus purshiana
  • 習慣性のないと緩下剤して使われます。
  • 胆汁分泌促進作用もあります。
  • 便秘のときに腸の蠕動を促進させてくれる働きがあるよ。下剤や緩下剤ほど強力ではなく優しく働くんだ。同じ働きをするハーブではセンナやルバーブルート、フラックスシードがあるよ。

 わんこたちへの注意点

  • 緩下剤として使われるハーブは、下痢や腸への過度な刺激を避けるために、ごく少量を短期間だけ使うのがお約束だよ。
  • おっぱいを通してパピーに成分が伝わっちゃうので妊娠中や授乳中のママわんこには使わないでね。
カスターオイル
Caster Oil
Ricinus communis
  • このオイルは肌を優しく保護し、皺を防ぎます。ハーブではないのですが、ハーブを溶かし込むことで使われるので載せました。
  • オイルは緩下剤として使われたりもします。
  • オイルはイエローで粘着力の強いこのオイルで肌を覆う事は、あんぽう剤としての役目があるんだ。
  • とっても比重の重いオイルなので他のオイルとブレンドするときは良く混ぜないと混ざりにくいよ。
  • スルファターゼ処理されたカスターオイルはよくターキーレッドオイルと呼ばれるけど(カースターはヒマのことだから、日本で言うヒマシ油だよ)これは加工処理されてるオイルだから水に溶けるオイルなんだ。なのでこのオイルにラベンダーやローズマリーを溶かし込んだものお水に溶かして消臭スプレーや虫除けやバスオイルに使われたりするよ。

 わんこたちへの注意点

  • カスターの実や種は一粒で小さな子供やわんこを殺すくらいの毒性があるんだよ。なので、薬事処理されて毒性を消したものを使うのが原則だよ。(木の名前はCastor Oil PlantやPalma Christiと呼ばれているよ)この毒に対する解毒剤はないと言われているので、おんもで実や種を触ったり舐めたりしないでね。
  • 間違って飲んじゃうと下痢を引き起こすから、外用がお約束のオイルだよ。
  • スルファターゼ処理されたカスターオイルも内服したり薬用目的では使わないオイルだよ。
  • 内臓疾患への湿布としてママたちには肝臓部分への湿布が推奨されているけど、僕たちには推奨されていないので注意してね。
キャットニップ
Catnip
Nipeta cataria
  • ミントのような香りでネコが大好きなハーブです。ハッカのような香りの中に猫科の動物を興奮させる成分が入っているそうです。(ネコのフェロモンのような香りらしい)こちらではこの乾燥させた葉を、布の中に入れたネコ用のおもちゃが主体です。ねこじゃらし・・・
  • 温浸出液には発汗作用があり、風邪、インフルエンザ、はしかなどの子供の感染症に効果があります。
  • また、神経系を鎮静させる働きがあり、胃の調子を整え、疝痛、鼓腸、下痢等にも利用されます。
  • 自然な浣腸液としても使用されます。
  • その他、頭痛,不眠,胃腸障害,安眠などにも効果があります。
  • 虫除け効果もあり、野菜のまわりに植えると、甲虫類の被害を減らすそうです。
  • 僕たちわんこはキャットニップのおもちゃは必要ないけど、アメリカではキャットニップはペット用で最も売れてるハーブなんだよ。にゃんこを飼ってるお家の庭によく植えられているよ。
  • 神経系を鎮静させる働きやげっぷの出るような胃のむかつきを押さえてくれたり、ガスで張ったお腹の調子を整えてくれたりするハーブなんだ。

 わんこたちへの注意点

  • ハーブ自体は安全性が確認されているものだけど、ほとんどのミント類と同様に、含まれる揮発性のオイルは胎児にまで伝わってしまうので、妊娠中のママわんこには控えめに使用する事が大事だよ。
  • あと、種は毒性があるので絶対に食べないでね。
キャッツクロウ
Cat's Claw
Uncaria tomentosa
  • 胃潰瘍、癌、関節炎やリュウマチの治療薬として使用されます。
  • キャッツクローは、葉の付け根に特徴的な太いトゲの生えた、蔦のあるアカネ科の灌木です。南米が原産で、熱帯原始林に成育しています。蔦の部分に猫の爪に似たカギ状のトゲがあることから「Cat's Claw(キャッツクロー=猫の爪)」と呼ばれるようになりました。1ヘクタールにわずか2、3本しか成育しないといわれるほど、土地の滋養を必要とする樹木です。イソテロポデインを始め、6種類のアルカロイド、ポリフェノール、トリテルペン、キノビック酸などが有用成分として確認されています。
  • 抗ウイルス作用、抗炎症作用があり免疫機能に直接作用して組織の機能改善に役立つんだ。キャッツクローって南米のアマゾンの植物なんだよ。だから地球に優しいオーガニックで自然なエチネシアとも言われているんだ。
  • 免疫機構のマクロファージ(大食細胞)の働きを高め,消化器系を掃除し毒素を排出する作用があるよ。特に腸の炎症をやわらげ,腸の健康と定期的な便通を促進させると報告されているんだ。
  • 抗酸性化物質を含んでて炎症、潰瘍になりにくい体質にしてくれるとともにバクテリアや寄生物に対する抑制力を高めてくれるよ。
  • 癌への使用に関してはThe Veterinarian's Guide to Natural Remedies for Dogs の中で「キャッツクロウは南米のハーブで、リキッドタイプ、錠剤、カプセルまたはパウダーで市販されています。キャッツクロウは抗酸化ハーブであると共に身体へのストレスを緩和させる効果があります。事実私はこのハーブを使用した症例で腫瘍が消えたのを見たことがあります。また、このハーブは化学療法の副作用を抑えるに非常に有効です。小型犬:リキッドタイプのサプリメントとして10滴を1日2回、中型犬-大型犬:500mgカプセルを1日2回、超大型犬:2カプセルを1日2回、空腹時に与えます。」と述べられているよ。 イソテロポデインを始め、6種類のアルカロイド、ポリフェノール、トリテルペン、キノビック酸などが有効成分として確認されているよ。
トロピカルカイエン
(カイエンペッパー)
Cayenne
Capsicim spp.
  • 筋肉の痛みをブロックし、自己回復を促します。
  • 関節炎の治療にも使用されます。
  • 循環を刺激し、鼻炎や呼吸器の病気に役立ちます。
  • 消化酵素を助ける働きもあります。
  • 辛さの素であるカプサイシンに殺菌力があります。
  • 筋肉の痛みをブロックし、自己回復を促すんだって。関節炎の治療によく使われるんだ。僕たちのあんよにも湿布として使うよ。
  • 血液の循環を良くしてくれる作用や神経に刺激を与えて活性化する作用があるよ。
  • カイエンペッパーは、血液を「薄く」し血圧を下げる心臓の健康増進ハーブと評判を博していて、このペッパーを与えられたわんこの血液は粘つきにくくなっていることが報告されているよ。American Institute of Nutritionの研究では、カイエンがトリグリセリド(心臓病の危険性を左右する血中の脂質)を減らし肝臓でのコレステロール蓄積も少なくすると報告されているんだよ。多くのハーブ専門家は、心臓病減少のためカイエンをガーリックと一緒に摂るよう薦めていまよ。
  • ヤローと一緒に使うと止血作用を最大に発揮するし、ホーソンやギンコ、ジンジャー、ヤローと一緒に使うと血液循環の改善に効果を発揮するよ。
  • 心筋のカルニチン欠乏および拡大した心筋症を持ったわんに推薦される量は、50mg/kgを1日3回使用するよ。または2000mgを1日3回という方法も取られたりするんだ。
  • 心臓機能サポートや運動量の増加という結果は、使ってから2か月以内に現れるんだって。
  • え?ペッパーをわんこに?って思うでしょ?驚くなかれ、多くのわんこは好んで食べるんだよ。こちらではカイエンペッパーの心臓細胞修復機能に着目して(毎日与えることで約45000以上の心臓細胞の修復をします)わんこの食事や水に加えて与えることを勧めていまんだ。 
    ミディアムサイズのわんこには1個をそのまま食事に丸ごと加えるよ。ちょっとびっくりだけど、喜んで噛み噛みしながら食べるよ。小さなわんこには半分の量を食事に加えるらしいけどボクは試さなかったな~。
  • ホットペッパー類はビタミンCの濃縮源でもあるんだよ。また、それらはお腹の中の寄生動物を除去することを支援してくれるんだ。トウガラシは長生きわんこに必要なハーブでもあるんだね。
  • カイエンには循環を良くする効果があるから、他のハーブなどと一緒に食事に混ぜると、循環が良くなることで他のハーブ類の有効成分も全身に運ばれやすくなるんだ。チュ~ちゃんは心臓の為に毎日食事に混ぜ混ぜしてもらって食べているけど元気をキープさせるハーブとも言えるんだね。胃を荒らさないようにチーズやヨーグルトも混ぜてるし、ぜんぜん平気で食べているよ。

 わんこたちへの注意点

  • 健康な子であれば、ほとんど副作用はないけど、まれな副作用としては下痢や鼓腸(腸のガス)があるよ。
  • カイエンペパーは唐辛子の一種なので、胃潰瘍や消化器官に炎症のある場合はあげないでね。これはママたちが胃の調子が悪いときに刺激物を避けるのと同じ常識だね。
シダーウッド
Cedarwood
Cedrus atlantica
  • 強壮作用、利尿作用、殺菌作用があります。
  • 去痰、抗カタル作用があるので、気管支炎などに有効です。
  • 収斂作用、皮膚軟化作用、殺菌消毒作用があるので、脂性肌や脂漏性の皮膚に有効です。男性のヘアトニックにもよく使われています。
  • 神経系強壮作用、鎮静作用(関節炎、リウマチなど)、去痰作用、循環器系刺激作用、消毒・殺菌作用、抗真菌作用、利尿作用、腎臓強壮作用、収斂作用、皮膚軟化作用などが主な薬効として認められています。
  • ぬくもりを感じて心が落ち着きます。ストレスや緊張に有効。神経系、内分泌系双方に強壮作用があり、生体恒常性(ホメオスタシス)を整え、体のバランスをとってくれます。緊張や不安を鎮静させ、落ち着いた気分になります。
  • 瞑想作用がありますので御香としても使用されます。
  • 脂性肌に最適です。(マイルドな収斂剤)
    ニキビも治してくれます。皮膚炎・疥癬のような慢性症状にも効果的です。
  • 殺菌効果とその香りで虫を寄せ付けないんだ。僕たちには優しい虫除け効果だね。
  • シダーーウッドの香りにはは鎮静作用や緩和の作用があるんだ。だから神経が緊張していると時や不安状態のときに効果のある香りなんだ。
  • この香りは、また内分泌系と神経系への強壮作用もあるよ。病気で長く患っているときに身体のバランスをとってくれる効果も期待できるんだ。
セロリシード
Celery seed
Apium graveolens
  • セロリシードには、関節から尿酸を取り除いて排出する効果があるので通風の痛みや症状緩和に効果があります。
  • 消化を促進し、食欲を増進するので、スパイスの一種(パウダー状になっています)として使われます。
  • 最近はハーブティにも入れられていますが、月経を誘発するので、妊娠中は避けたいハーブです。
  • 僕たちへの使用目的は、オレガノやタイム、ジンジャー、ベイジル、パセリなどと同じ扱いで「抗酸化ハーブ」として食事に加える方法が推奨されているよ。

 わんこたちへの注意点

  • ママたちへの注意と同じだけど、妊娠しているママわんこには使わないでね。
  • お野菜としてのセロリは大丈夫でもはー日としてのシード(種)は腎臓の病気の既往がある子には最低量を注意して使用する必要があることも覚えておいてね。
カモミール
Chamomile
ジャーマンカモミール
German Chamomile
Matricaria recutita
 
ローマンカモミール
Roman Chamomile
Chamaemelum nobil
  • ハーブティーとして使用されるのが一般的で、鎮静効果があり眠気を誘うので就寝前に多く使用されます。 神経の緊張による胃の不調、頭痛、神経痛、不眠などに効果があります。このお茶は、ぬくもりを感じ、気分が落ち着きます。
  • 神経や筋肉をほぐすカルシウム、マグネシウム、カリウムを始め緊張をほぐすビタミンB群が豊富に含まれています。
  • 筋肉痛、頭痛、神経痛などの鎮静作用があります。 生理痛にも効果的です。
  • 消炎、鎮痛作用、鎮静、鎮痙、保湿作用があります。鎮痛・鎮静作用(神経痛、頭痛、痙攣、不安、緊張、筋肉痛など)
  • ストレスによる神経性の障害(消化器等)を緩和します。古くから、胃腸薬としても利用されています、特に神経性胃炎などには効果があります。
  • ホルモンバランスを調整する作用もあるので、特に生理痛、PMSなどの女性のホルモンバランス不調に有効です。
  • 皮膚への保湿作用、癒傷作用もあります。
  • アトピー性皮膚炎の炎症を抑える治療薬としても使用されます。
  • 胆汁分泌作用、駆風作用、消化器系の不調改善(胃炎、下痢、嘔吐、腸内ガス、腸の炎症など)、抗アレルギー作用があります。
  • 皮膚軟化作用、保湿作用もあります。
  • その他発汗、駆虫、頭痛、神経痛、胃腸病。
    効炎効果、花粉症、喘息、結石などにも効果があります。
  • 元気のない草花の側に植えると回復させる効果もあるそうです。ヨーロッパではこの花でいれたハーブティーを、ひき始めのかぜや食べ過ぎ、情緒不安定などの家庭の常備薬として古くから用いてきました。
  • 風邪薬でカミツレ配合というものをよくみかけますが、カミツレというのも実はこのカモミールのことなのです。(ジャーマンカモミールのこと)また、体を暖めたり、皮膚をしっとりさせるなどの働きから、入浴剤や美顔術などにも利用されています。
  • 用途も多彩でハーブティーの他、料理、入浴剤、石鹸、シャンプー、リンス、ヘアートニック、ボディーオイルなどに利用されます。
  • カモミールはすごくマイルドで安全なので僕たちにも安心して使えるハーブなんだ。
  • 消炎、鎮痛、鎮静、鎮痙、保湿作用とともにその香りにはすぐれたリラックス効果があるんだよ。
  • 抽出液を皮膚炎や眼の炎症の湿布に用いたりするよ。(抗炎症作用)
  • ママたちへの効果と僕たちへの効果は同じなんだけど、僕たちには駆虫剤としても使ったりするよ。(ブラックウォルナッツやガーリック、ウォームウッドと同じ効果なんだ)
  • カモミールをね、カレンデュラやジュニパーリーブス、ウバウルシと合わせてリンス剤として使うと僕たちの炎症のある肌にとっても効果があるんだよ。
  • スリップリーエルムやプランテイン、マーシュマロウと一緒に使って胃腸の調子を整えたりもするよ。
  • 尿路疾患にはコーンシルク、プランテイン、ウバウルシ、ホワイトオークバーク、コーシュグラス、マシュマロウと一緒に使うんだ。
  • 寄生虫の駆除にはカモミール4に対して、ガーリック、オレゴングレープ、ゴールデンシール(オーガニックなものがいいよ)、ウォームウッド、ブラックウォルナッツなどを1の割合で使われるんだ。

 わんこたちへの注意点

  • カモミールはもっとも安全なハーブの一つだけど、ママわんこの妊娠初期に大量に摂取すると流産を起こしたりする報告もあるよ。また、妊娠初期に限らず妊娠中に大量に摂取するとお腹の中のパピーの成長を妨げたりするので、充分に注意してね。
  • カモミールは一般的にお茶にもなっているけど、チンキなどで飲用するときはアレルギー反応が出ないことを確認する必要があるハーブでもある事を忘れないでね。
チャンカ・ピエドラ
Chanca piedra
Phyllanthus niruri
  • ペルーのアンデス山脈のアマゾンに生息するハーブで、スパニッシュでチャンカは砕く、ピエドラは石という意味で、まさに結石を砕くハーブそのものです。
  • 尿中のシュウ酸カルシウムや尿酸カルシウムを溶かすタンニン、ルチン、ニルリンなどのフラボノイドが活性酸素を抑制し、リノール酸などの必須脂肪酸、心機能増強に役立つセクリニン・アルカロイド、天然のステロイド成分や、テルペノイドなどを含み、尿管や胆管に関わる筋肉をスムースに弛緩させ結石を砕きます。これらの有効成分は胆石のもとになるコレステロールや胆汁色素をも溶かして胆石が出来にくくします。
  • チャンカ・ピエドラなんて、ちょっとびっくりする名前だけど英語では「Stone Breaker」って呼ばれているくらい腎臓結石、尿路系結石だけでなく、胆石など腎臓に関係する病気に使われるアマゾンのナチュラルハーブなんだよ。 
    南米ではね、胆石や腎臓結石の最も有効な治療ハーブなんだ。
  • ブラジルが原産国でその研究では鎮痙効果のある活性成分のアルカロイドが発見され、その有効性も証明されているよ。研究では尿管や胆管に関わる筋肉をスムースに弛緩させて、腎臓結石や胆石を打ち砕く作用ではないかと言われているよ。尿酸を下げて泌尿器感染を起こしにくい環境にもしてくれるんだ。ブラジルの研究発表では更に血圧降下作用、血糖降下作用、抗ウィルス作用、肝臓への細菌感染の予防効果もあることが報告されてもいるよ。
  • ロザリオおばちゃんのふるさとのペルーでは、泌尿器感染や肝炎の治療薬として、利尿剤として使われているんだって。 
    南米だけでなくインドもチャンカ・ピエドラの原産国なんだけど、インドの研究ではB型肝炎への有効性が報告されているんだよ。
  • 全ての研究で一貫しているのは、「副作用や毒性が一切ない」ということなんだ。聞きなれないハーブだけどすごいでしょ?
チャパラル
Chaparral
Larrea tridentata
  • 含まれる有効成分の抗酸化物質NDGA(ノルジヒドログアヤレット酸)は抗ガン成分です。ガン細胞は無気反応における糖の発酵によって生きていますが、NDGAは無気有気双方の糖分解を強力に阻止します)を含み、血液浄化作用があります。(排毒ハ-ブの王様)
  • 血液、肝臓、腎臓、リンパ腺、胸腺などから毒素を排除し、抗ウイルス作用もあります。
  • 抗酸化力と排毒作用により、皮膚病、アレルギ-免疫疾患、ガン、関節炎、リュ-マチ、結核、前立腺肥大、慢性背痛、胃腸・肝臓・膀胱・肺等の疾患、便秘、痔、月経痛、肥満の解消、毛髪の育成、視力改善などへの効果が報告されています。
  • 体内の脂肪組織に働きかけて余計な脂肪分の排泄機能を促進します。体内の有害物質は主として脂肪組織に蓄積されているので、余計な脂肪分が排除されると、それに伴って化学物質や重金属の毒素も体外に排泄されます。排毒機能は余剰脂肪の排泄にも効果があるものです。
  • チャパラルってね、今は飲んじゃいけないハーブになってるけど、多様な蓄積毒素を排除するマスタ-ハ-ブなんだ。アメリカンインディアンたちはチャパラルの葉と枝をお茶にして飲み、ガン、性病、関節炎、リューマチ、結核、風邪、胃病、皮膚病などを治してきたんだって。日焼け止めにまで使っていたというからびっくりだね。
  • アトピー性皮膚炎の治療薬(塗布剤としてチャパラルの煎じ液を塗ったり、お風呂に煎じ液を入れて湯治したりするよ)として使われるくらいなので、僕たちの皮膚病にも効果大だよ。
  • 抗菌作用を期待できるリンスとしては、ビーバームやカモミール、セージ、タイム、ローズマリーなどと同じ効果があるよ。乾癬にはカレンヂュラまたはアロエと一緒に使うことで相乗効果があるんだよ。

 わんこたちへの注意点

  • 昔は肝臓にも効果があってインディアンたちはお茶を飲んでいたし、ずっと安全で効果のあるハーブとして扱われてきたのに今は肝臓障害を起こすという説もあるんだ。僕たちには舐めないように注意が必要な外用オンリーのハーブだと覚えておいてね。
チェストツリー
Chaste tree
チェストベリー
Chestberry
Vitex agnus-castus
  • 種の部分は女性ホルモン、プロゲステロンの分泌を活性化させエストロゲンの分泌を抑制するといわれています。
  • 果実のチェスとベリーはフラボノイドであるアルカロイドを含み、中枢神経系刺激による女性ホルモンの分泌調節、月経異常、月経前症候群、更年期障害に効果があるとされ、子宮筋腫を始め生理痛など婦人科疾患や月経不順や閉経時に用られます。
  • また、母乳の出を増加あるいは刺激する作用もあります。
  • 抗炎症作用、抗菌作用、抗真菌作用等も報告されています。
  • 過剰な皮脂をコントロールする働きがあります。
  • 漢方では類似種のチャイニーズビテックスをマラリアの予防や呼吸困難、風邪、咳、細菌性の下痢にも使われます。
  • 僕たちの使用に関してはママの効用と同じように女性ホルモンの分泌を促す効果が挙げられているよ。
  • 副作用がないので、ヒートが長引く場合などにも安心して使えるハーブなんだ。
チャービル
Chervil
Anthriscus cereifolium
  • お料理の薬味に使われるハーブです。発汗作用があるのでバーブティーにしてカゼや解熱剤にしたり、消化作用,高血圧,肝臓障害にも効果的です。
  • 葉はビタミンC、カロチン、鉄、マグネシウムを含むとともに排毒作用がありティーにして飲むと体内の浄化になります。
  • 消化促進作用と血行促進作用があります。
  • 美肌効果のある化粧水としても利用されています。
  • 僕たちの使用に関しては特に記載なしだよ。
チェストベリー
Chestberry
Vitex aguns castus
  • 果実はフラボノイド アルカロイドを含み、中枢神経系刺激による女性ホルモンの分泌調節、月経異常、月経前症候群、更年期障害に効果があるとされています。
  • 僕たちの使用に関しては特に記載なしだよ。
チコリ
Chicory
Cichorium intybus
  • 根は消化をよくするといわれ、フランスではコーヒーに加えると、カフェインを中和し(うすめることになるので)、消化のよいコーヒーになるといわれています。アメリカでもニューオリンズのチコリ入りコーヒーは名物なんですよ。
  • 葉は鉄分、カルシウム、銅を豊富に含み、打ち身などのシップに用います。
  • 薄いブルーのチコリの花はサラダなどにも使われます。つぼみはピクルスにされます。サラダに使われるエンダイブなども同じ仲間です。
  • 僕たちにはフラワーレメディとして使用されるよ。甘ったれ子、うんと甘やかされている子、おねだりの多い子、ママにべったりの子や分離不安症の子に使用されるよ。
  • また、わがままで攻撃性のある子の気持ちを穏やかにして回りに気を配れる子にするらしいよ。
チックウィード
Chickweed
Stellaria media
  • ビタミンBやミネラルを多く含み、造血作用があります。
  • 血液の浄化作用がありますので、免疫疾患(特にアトピー性皮膚炎など)に効果を表します。
  • 気管支や喉の炎症に効果があります。
  • 日本では春の七草の中のハコベのことです。古くから薬用とされ、民間で産後の浄血薬や催乳薬として茎と葉を煮たり、乾燥した全草を煎じたりして用いられていました。
  • 湿疹や慢性の悪瘡に効果があります。
  • 日本名ははこべ。「はこべ塩」で歯を磨くと、歯茎からの出血や歯茎が腫れて痛むときに効くとされ、歯槽膿漏の予防に歯茎を磨くと効果があると言われています。
  • ミネラルがいっぱい含まれていて、特に皮膚病の痒みに効果が あるんだよ。痒みを伴うドライスキンにはチックウィードの湿布によって皮膚を滑らかに保てるよ。ウィッチヘーゼルも同じ効果があるんだ。
  • 抗炎症作用もある から、プランテインやカレンデュラ、カモミール、セントジョンズワートとともに皮膚炎のお薬にもなるんだ。
  • 僕たちが何か尖ったものとか飲み込んでしまった場合は生のチックウィードをもらうと消化管の炎症を沈め、消化管を保護しながら消化を促進してくれるんだ。
  • カルシウム、プロテイン、鉄分、ビタミンに富み、炎症を抑え、腫れ痛みを和らげる薬効を持ち、虫刺されや小さな切り傷、おでき、皮 膚炎、歯槽膿漏などへの外用ができるよ。
  • 内服すれば、胃粘膜のただれや潰瘍、 腸炎などの消化器の炎症などを和らげると言われているんだ。
  • 胃腸の炎症に、チックウィードじゃマイルドすぎるっていう場合は、スリップリーエルムやプランテイン、マーシュマロウが使われるよ。
  • チックウィードって小鳥たちが大好きな草なんだ。栄養価に優れていて、小鳥たちにとって強壮剤のような役目になるんだって。

 わんこたちへの注意点

  • 僕たちの食事に混ぜて好きなだけ食べても安全なハーブではあるのだけど、あまり大量に食べるとお腹を壊すので注意してね。
  • チックウィードに対してまれにアレルギー反応を起こす子もいるので注意してね。
シナモン
Cinnnamon
Cinnamomum verum
  • 解熱作用や咳を静める作用、消炎作用があります。(鼻水を止める成分として葛根湯にも入っています)
  • 催淫作用があり、ヒステリーの鎮静にも用いられます。
  • お腹を温めるのでカゼのひきはじめや下痢、月経痛などの症状を緩和してくれます。
  • 膵臓からインスリンの分泌を促す作用があり予防及び血糖値を下げる効果もあります。
  • 解熱,鎮咳,消炎、血圧降下作用があります。
  • パセリと一緒に使うと僕たちのお口の匂いを消してくれる作用もあるんだ。不思議でしょ?チュ~ちゃんがシナモンバ~ンの焼ける匂いにシッポフリフリなのは別の理由だけど・・・
  • 胃の不快感を取ってくれるのでジンジャーと一緒に消化サプリメントに使われたりもするよ。
シトロネラ
Citronella
Cymbopogon Nardus
  • レモンの香りのする稲科の植物です。タイ料理の代表的なスパイスであるレモングラスの仲間です。アロマセラピーとしては精油が使われます。
  • 抗うつ作用があり、気分転換をしたい場合に用いられます。病後の体力回復にも用いられます。
  • 病気の末期の身体の活力、精神力、バランスを回復させるのに有効です。
    (病人のいる部屋で焚くと微生物を寄せ付けません)抑うつ的な気分を明るくします。
  • 優れた昆虫忌避剤になります。
    お部屋にスプレーや芳香拡散器で香らせておくと、害虫が近づくのを防ぎます。
  • 頭痛、偏頭痛、神経痛に有効です。
  • リウマチ痛を和らげるのに役立つといわれています。
  • 一般的な虫避けに使われるハーブだよ。夏のお庭で焚く蚊避けキャンドルに使われる代表的なものなんだ。
  • とっても匂いが強烈なのでPPCのインセクトシールドには使用してないよ。だってママたちが「強烈」って感じる香りって僕たちの嗅覚にしたら「超強烈」でしょ?

 わんこたちへの注意点

  • 妊娠中のママわんこ・高血圧のわんこには禁忌ハーブだよ。
クリーバーズ
Cleavers
Galium aparine
  • 利尿作用があり、膀胱炎のような泌尿器系の感染症に効果を示します。
  • 前立腺炎の排尿時の焼けるような激痛を緩和します。冷却利尿剤とも言われ、排尿を促します。
  • クリバーズはリンパ系をサポートし元気づけてくれるんだ。リンパの流れをスムーズにするってことは身体の中を浄化してくれるってことなんだよ。
  • 僕たちやお馬さんのコートを丈夫にしてくれるよ。
  • 軟らかい分泌物が溜まった腫れ物に、も効くからお馬さんの球節軟腫や僕たちの脚の腫れにも効果があるよ。
  • お馬さんには生のハーブをあげるんだけど、僕たちには体重50パウンドに対して0.5-1.0mlのグリセリンチンキから使用開始するのが一般的な目安だよ。
  • リンパ系の病気にはカレンデュラやエチネシアやアストラガルスと併用するよ。
  • 皮膚の病気や肝臓のダメージにはダンディライオンやバードック、オレゴングレープ、ミルクシスル、イエロードックなどの免疫を上げながら体質改善をしながら利尿作用と肝臓強化作用のあるハーブと一緒に使うのがもっとも効果的なんだ。
  • 腫瘍にはレッドクローバー、リコリス、ヴァイオレットやアロエと併用させる方法が昔から伝えられているよ。
  • 泌尿器系にはコーンシルク、マーシュマロウ、コーチグラスの代用として使われるハーブでもあるよ。

 わんこたちへの注意点

  • とっても安全なハーブで特に禁忌事項は挙げられていないけど、まれにアレルギー反応を起こす子もいるので注意してね。
クローブ
CloveTree
Eugenia caryophyllata
(Syzygium aromaticum)
  • 記憶力の強化、気分の高揚効果があります。
  • 下痢や嘔吐、消化不良に用います。また、強壮作用もあります。
  • 消毒、抗菌、鎮痛作用があり、歯痛や歯肉炎、食あたり、吐き気、食欲不振にも効果があります。
  • 吐き気などを伴う胃腸の緊張を緩和してくれるよ。
  • 僕たちには駆虫剤として使用するよ。お腹以外の血液や臓器に移ってしまった寄生虫や、招かざる寄生虫に居心地の悪い環境を作るんだ。もちろん外用での虫除け効果もあるよ。
ココナッツ
Coconut Palm
Cocos nucifera
  • ココナッツに含まれている脂質成分は、肌の潤いを守り、ひび割れや亀裂を速やかに改善します。
  • ラウリン酸を多く含むため、ヘアケアに使用されることの多いオイルです。乾燥肌、かゆみのある肌、敏感肌に用いられます。
  • また、サンオイルとしても使用されます。
  • 南国のココナッツって強い日差しや乾燥から肌を守ってくれると共に、ココナツバターはペットの為にハーブを軟膏化する時にも使われるんだって。
  • 僕たちのコートに栄養を与えてくれる効果のあるラウリン酸がいっぱい含まれているよ。
  • 僕たちの便秘には新鮮な実を削ったものをセサミタヒニと一緒に与えるとも書いてあるんだけど、ゴマタヒニって何だろう?って思ったらゴマの実の練ったもので、ピーナッツバターのゴマ版みたいなものだったよ。
コルツフット
Coltsfoot
Tussilago farfara
  • お花には抗炎症作用、抗痙攣作用があります。
  • ビタミンCと亜鉛を多く含む葉は、乾燥させ煎じて、せき止めに使用します。咳を静めるのでハーブキャンディーにも使われます。
  • 去痰、抗カタル、抗けいれん作用があり、気管支炎、ぜんそく、頑固な刺激性の咳など幅広い呼吸器疾患に最適です。
  • 去痰作用があると共にイライラを抑える働きもあります。
  • ピロリジディン系アルカロイドが少量含まれるので肝臓の疾患の病歴を持っている場合やアルコールを多用しているときはこのハーブを使ってはいけません。
  • 治癒作用の強い亜鉛を多く含んでて、皮膚の腫れものや慢性化した傷に生の葉を外用で使うよ。
  • ケンネルコフの原因になる百日咳菌や、黄色ブドウ球菌、変性菌、緑膿菌、などの呼吸器系に感染するグラム陰性菌に対して上部気管支で有効に働くんだよ。体重20パウンドに対して0.5-1.0mg(または1/3ティスプーン)のグリセリンチンキを1日2-3回服用するのがいいらしいよ。
  • 慢性の咳、頑固な咳に、マレイン、ホアハウンド、リコリスやエレカンペーンと併用したりするんだ。細菌や真菌が原因となってる呼吸器系の感染症にはエチネシア、オレゴングレープ、ビーバーム、タイムと併用すると効果の相乗作用があるよ。呼吸器系のウィルス感染にはリコリストエチネシアを併用するといいんだって。
  • サルチル酸とシステイン、有機の硫黄を多く含むアミノ酸は僕たちのコートを丈夫にしてくれる作用もあるよ。
  • コルツフットのお花って昔はフランスの薬局のシンボルマークだったんだって。

 わんこたちへの注意点

  • このハーブは、現在はFDAから「経口投与は危険」とラベルにかかれるようになったんだ。なので生では禁止されているけどチンキやドライハーブはハーブ屋さんで入手できるよ。だけど使用時はホメオパシーのドクターによぉく相談して量などの指示をもらってね。
  • コルツフットのお花の部分はコンフリーと同じようにアルカロイドを含んでいるよ。(コンフリーの約1/3)ハーブとして使用するのは発破や茎の部分だから仮に含んでいたとしても少量らしいけど、多用すると害になるので注意してね。
コンフリー
Comfrey
Symphytum officinale
  • 葉は青汁にして胃潰瘍や十二支腸潰瘍、リウマチの傷みや関節炎に利用されます。
  • 打ち身や捻挫の湿布剤としても使われます。
  • 根はせんじて大腸炎に。緩和剤、消炎、傷薬、肺に関するもの、去痰剤の役目もあります。
  • アトピー性皮膚炎の皮膚軟化や症状緩和の働きをする治療薬としても使用されます。
  • 妊婦の方は使用しないで下さい。
  • コンフリーには葉緑素に含まれるゲルマニウムが特に多く、他にビタミン・カルシウムが多量に含まれています。
  • コンフリーは癒しの植物として最も広く知られているよ。
  • コンフリーってね、骨、軟骨、柔らかい結合組織を癒してくれるんだ。これは含まれる成分であるアラントインの効果によるもので、新しい細胞を作ることを元気づけ、内服薬としても外用薬としても傷の治りを促進するんだよ。オレゴングレープ、タイム、アスニア、セントジョンズワートなどの強い抗菌作用のあるハーブを併用すると更に傷の回復を早めてくれるよ。
  • ビタミンB12の最高の供給源であり、また豊富なビタミンAやたんぱく質を含んでいるよ。
  • コンフリーは抗炎症作用や鎮痛作用、収斂作用のあるロズマリン産を含むから傷や炎症だけでなく、打ち身にもいいんだよ。この場合は湿布として使ってね。お湯で煮出して冷ましたコンフリーの葉を直接患部に貼って煮出したティで絞ったタオルを当てて固定してね。ティを時々かけながら様子をみてね。ティにするにはドライハーブよりもフレッシュな葉っぱの方がより効果があるよ。
  • イギリスでは伝統的にリューマチと関節炎の療法として使われてて、多くの古い農家では、家やコテージの周りに栽培してるんだって。
  • 抗炎症作用があるから虫さされや切り傷にもいいんだよ。
  • ただこのハーブも獣医さんの注意をよく守らなきゃいけないハーブなんだ。

 わんこたちへの注意点

  • このハーブは獣医さんの注意をよく守らなきゃいけないハーブなんだ。FDAでは経口的な使用は禁止されているハーブなんだよ。なので傷とか舐めちゃう僕たちには厳重に注意しなきゃなんだ。ピロリジディン系アルカロイドが肝臓ガンを引き起こすという報告もあるよ。なので、くれぐれもコンフリー入りの軟膏などは舐めないようにしてね。含まれるアルカロイドの量は全体の0.3%と少ないけれど、最近また「コンフリーで肝障害」ってニュースが載ってたので、注意するにこしたことはないよね。
  • 腎臓疾患のある子には禁忌ハーブということも覚えておいてね。
  • オーストラリアやニュージーランドでは規制されているハーブでもあるんだよ。なので、PPCのサプリやバターやシャンプーには使われていないハーブだよ。
  • チンキを内服する方法やその効果も本には載っているけど、肝障害を起こすなんていわれててリスクがあるので、あえてここではご紹介しないでおくね。効用だけご紹介すると・・・臨床リサーチ結果によると、コンフリーは胃の内部の炎症を減少させ、それにより、胃の不調、胃潰瘍や疝痛、大腸炎に用いられるんだって。また、呼吸器系のコンディションつくりにもすばらしく、肺にも去痰剤として、刺激をなだめて元気づける働きがあるんだ。今でも広く、馬や家畜の飼料として東ヨーロッパやロシアで使われているんだ。お馬さんの大好物なんだよ。
  • コンフリーは粘液性があるので、傷に対してもよく消毒してから付けないと逆にばい菌を傷の中に封じ込めてしまう場合もあるよ。
コリアンダー
Coriander
Coriandrum sativum
  • 無気力で何もしたくない場合、ノイローゼ、精神疲労を回復させます。
  • 健胃作用、血液の浄化作用、鎮痛作用、体液の毒素排出にも効果があります。
  • 薬用としては、発汗薬及び蕁麻疹に、又、消化器系に作用し食欲を刺激します。
  • 身体を温める作用もあるので、風邪時の症状に有益です。
  • 月経不順の改善にも役立ちます。
  • コリアンダーは、その葉っぱも茎もすごい強烈な匂いがするけれど、これが僕たちの口臭に非常に効果的なんだ。それに消化液の分泌を促進してくれるので食欲増進作用もあるんだよ。グリーンファーマシーって本によると葉っぱを煎じて飲んでも同じ効果なんだって。
コーンシルク
Corn Silk
Zea mays
  • 泌尿器活動の促進補助作用があり利尿作用に優れていますので、膀胱炎に効果があります。
  • コーンシルクってね、トウモロコシの毛のことなんだよ。茶色くなっちゃったものには薬効はないんだ。フレッシュでグリーンのものがもっとも薬効に優れているんだよ。ドライのものはこの状態をすぐにドライにしたものでなきゃいけないんだ。
  • 僕たちの尿路疾患にはまず一番に名前が挙がるお役立ちハーブなんだよ。
  • にゃんこの尿路疾患(FLUTD)にも有効で、腎臓を刺激しないで炎症を抑える働きがあるよ。
  • 炎症を起こしている腎臓を守りながら炎症を悪化させないでその機能を高め、腎臓結石や胆石からくる痛みを緩和させてくれるよ。マーシュマロウと一緒に使うと更に効果的なんだ。どっちもPPCのピーピーサポートに含まれているよ。
  • 収斂作用もあって膀胱や尿管の筋肉の内側の膜を強化し硬くすることで慢性的な尿失禁などを予防してくれるよ。穏やかにじっくり効果が出るハーブなので急性出血や炎症などには対応しないけど、予防的に長く使えるハーブだよ。
  • その他、コーンシルクの働きは、利尿作用と血圧降下作用、血糖降下作用、胆汁分泌促進作用などがあるよ。
  • 慢性の尿路系の感染を起こしている場合は、コーチグラス、カレンデュラ、クリーバーズと併用すると効果的だよ。
  • 尿路感染を起こしている場合は、エチネシア、オレゴングレープ、ヤロー、タイムと併用するよ。
  • おしっこを漏らしちゃう子にはセントジョンズワート、ギンコ、ウバウルシと併用するよ。
  • 腎臓結石の場合は、同量のコーンシルクと一緒に使うと効果的なんだ。
  • 腎臓系の強化の為には、マーシュマロウ、ホーソン、ギンコ、ゴールデンロッドと併用するよ。
  • にゃんこの尿路系疾患FLUTDには、コーチグラス、エチネシア、マーシュマロウ、ホーステイルと併用すると効果があると言われているよ。

 わんこたちへの注意点

  • このハーブは、とうもろこしの毛の部分だから、フレッシュなものを使う場合、花粉アレルギーの子は花粉に注意してね。
  • 子宮収縮作用も若干あるので、妊娠中のママわんこには使わないでね。
コーチグラス
Couch grass
Agropyron repens
  • 抗菌作用・抗炎症作用・収斂作用・利尿作用があります。
  • 含まれるサポニンには利尿作用があるので最近は水肥りのダイエット商品にも入っているようです。
  • 昔から僕たちが春の新芽を好んで食べるので「ドッググラス」とも呼ばれる草なんだけど、普段はほとんど雑草と見分けがつかない草でもあるんだよ。でも僕たちはちゃんとわかって選んで食べるんだ。僕たちってよく吐くために道端の草などを食べたりしてるでしょ?あれは、コーチグラスを食べて胃の中を洗浄しながら吐き出して、再度食べようとしているんだよ。僕たちはちゃんと身体が何を必要としているかわかってやっているんだ。
  • コーチグラスで最も注目なのは、尿路系を強化してくれる作用なんだよ。広範囲で働く抗菌作用もあるから尿路感染には強い味方なんだ。
  • 治療するハーブではないのであくまで「予防」ということを覚えておいてね。すでに細菌感染による炎症を起こしている場合は、抗菌作用がもっと強いエチネシアやタイム、オレゴングレープ、ゴールデンシール(オーガニックのもの)を併用するよ。
  • 含まれるサポニンには利尿作用があり、ナトリウムを排出しながらおしっこの量を増やし、体内浄化に役立つんだ。だから体内浄化を司る肝臓を強化するハーブであるダンディライオンやバードックのお助けハーブとしても併用されるんだよ。
  • にゃんこの尿路疾患(FLUTD)にも有効で、腎臓や膀胱を刺激しないで炎症を抑える働きがあるよ。
  • 僕たちの尿路疾患のうち、結石を伴う炎症の場合は、マーシュマロウ、コーンシルク、プランテインを併用するんだ。ただ血尿が出ている場合はコーチグラスだけでは効果がないので、ちゃんと獣医さんにかかってね。

 わんこたちへの注意点

  • コーチグラスは毒性はないハーブだけど、過剰に摂取すると吐いたり下痢を起こしたりするよ。
  • 最近は道端の雑草なんかにも除草剤が使われたりしてるから、コーチグラスを見つけてもめったやたらに食べたりしないでね。雑草と見分けがつかない分、除草剤をいっぱい浴びてる危険性もあるから注意してね。
クランベリー
Cranberry
Vaccinium macrocarpon
  • 尿道炎 膀胱炎など泌尿器系感染症の防止効果の高い抗薗作用があります。
  • クランベリーは食物繊維とビタミンの含有量が高く、脂肪分が低いほか、研究の結果、北米産クランベリーは、尿路感染症の補助的療法として効果があることが明らかになっています。(尿路感染症とは尿道・膀胱・腎臓など尿の通り道(尿路)のどこかに細菌(主に大腸菌)が感染して炎症を起こす病気です。炎症を起こす場所によって、尿道炎・膀胱炎・腎盂腎炎などに分かれますが、まとめて尿路感染症と呼びます。)
  • クランベリーには、キナ酸という成分が多く含まれています。このキナ酸は体内で代謝されて馬尿酸に変化します。この馬尿酸が尿路感染を予防すると言われています。馬尿酸は酸性物質で、感染菌の増殖を防ぐことにより、尿の混濁が改善されます。また、菌が増殖することによる尿のpHの上昇を防ぎ、菌が生産するアンモニアの発生を防ぎます。アンモニアの発生を予防することで異常な尿臭を予防できるのです。
  • クランベリーには赤ワインで有名なプロアントシアニジンが多量に含まれています。感染菌の凝集や尿路上皮に菌が付着することを予防するクランベリーに含まれる固有の化学物質キニン酸は、感染症の原因となる細菌を寄せ付けない驚くべき効果を持っています。 また、結石は酸性結石、アルカリ性結石がありますが、結石を作る結晶は健常な人でも尿の中に浮遊しています。しかし、結石ができる人はその結晶が凝集することで結石を形成してしまいます。クランベリーには結晶の凝集を防ぐ作用があるといわれています。
  • 美白効果の天然ビタミンCやミネラルを多く含み、しみや色素沈着の予防と回復を促します。またクランベリーはビタミンCの吸収を助ける活性酵素を含んでいます。
  • アントシアニン系色素を多く含み、黄斑変性を予防しながら眼精疲労の予防と視力の回復を促します。特にドライアイや視力の衰えに効果を発揮します。( アントシアニンなどのポリフェノールは、ブルーベリーやストロベリーより多く含まれています。 )
  • 含まれるフラボノイドには、血小板が血管の内壁に付着するのを防ぐ働きがあり、心臓動脈血管系の病気の予防になります。
  • クランベリーに含まれるプロアントシアニジンの抗菌作用には、バイオフィルム破壊作用があり、お口の中でバクテリアの付着を抑制して歯垢の形成を防ぐと言われています。
  • クランベリーには、リンゴの約6倍、ブルーベリーの約2倍の量のビタミンCが含まれています。
  • クランベリーに含まれる成分の濃縮タンニンやプロアントシアジニンには、胃潰瘍の原因となるヘリコバクターピロリ(H.ピロリ菌)から守る働きがあります。
  • クランベリーに含まれるフラボノイド・ケルセチンという黄色を司る色素には、抗癌作用があります。
  • クランベリーっておしっこのpHコントロールだけじゃなくって、尿路系のありとあらゆるものに効果があるんだね。結石まで防いでくれるなんてびっくりだよ。僕もひどい尿路感染の時にジェルカプセルの中身を飲めばよかったね。
  • サンクスギビングのターキーにはクランベリーソースが必ずついてくるけれど、そろそろ北の方は寒い季節、冷えると繰り返す膀胱炎予防の意味もあるのかな?
  • うちのママは膀胱炎予防とビタミンCをよりよく吸収させる為に飲んでるよ。ママの1番の目的はシミ対策だと思うけど、、、。
  • チュ~ちゃんのご飯に入れている目的は、「フラボノイドの心臓血管系への効果」「アントシアニンの黄斑変性予防効果」「フラボノイド・ケルセチンの抗癌作用」「プロアントシアニジンの抗菌作用による歯石形成予防効果」「プロアントシアニジンとキナ酸の結石形成予防効果」などなどだよ。

 わんこたちへの注意点

  • あくまで「予防」という意味でのハーブ扱いで「治療」という部分ではないので、腎臓に炎症などがある場合は、獣医さんの指示をもらってね。
サイプレス
Cypress
Cupressus spp.
  • 強い収斂作用があり、循環器系への強壮作用が強いため、あらゆる過剰、特に体液(水分、血液、リンパ液など)の過剰なところに作用します。むくみ・出血・歯茎の出血・出血過多・浮腫・失禁・熱が高すぎる場所にも有効です。
  • 森林浴効果(殺菌、喘息症状の改善など)が期待出来ます。
  • 呼吸器に対して鎮静させる働きがあります。(流感・気管支炎・百日咳・喘息などによる咳)吸入やバーナーなどで。喘息は夜に香らせておくと発作をおさえる効果が期待できます。また、キャリアオイルに混ぜて胸や背中に塗布するのも効果があります。
  • 肝臓の強壮作用があるとともに血管を収縮させる働きがあるため、静脈瘤・痔疾に効果的です。
  • リュウマチ、筋肉の痙攣を和らげます。
  • 体液の過剰なところに作用するため、衰えはじめた肌・多水肌・脂性肌に対し、水分のバランスを取り皮脂の分泌過多をおさえます。
  • 発汗の量をおさえて不快な匂いを取り除くデオドラント作用があります。足の発汗には足浴が効果的です。
  • サイプレスってヒノキの仲間なんだよ。僕たちに使うときには殺虫作用とデオドラント作用からノミ退治やお部屋やベッドの匂い消しに使うよ。

 

© Paw Paw Club Inc. All rights reserved.